本の詳細報告その2です。
『斎藤一人無から有を生み出す成功法則』
(尾形幸弘、大和書房,2007,1400円)
後半は一気に読みました。
この人の店は一言で言うと ”「笑顔」を徹底している店” です。
著者がお店を軌道に乗せるまでの記述は、自分自身もいっしょに学んでいる気持ちで読めます。
以下、読書メモです。どうぞ~。(ちょっと引用しすぎたかなー。)
==========================
「 人間の想念は空気感染する 」
・「元気と明るさを出し切ってないんじゃないの?」
「仕事を心底楽しんでないんじゃないの?」
店の人間が楽しんでいないのに、
お客さまが楽しいと思うわけがありません。
私自身が仕事を楽しめなくなくなっていたから、
それが従業員にうつってしまった
・人は、評価してくれて、楽しくて、お祭り騒ぎができる会社で
働きたいのです。
・ 自分がすべての源泉になっている
( ↑ 最近読んだ 『鏡の法則』コミック版 にも通じます。)
(笑顔の徹底)
”笑顔一つで笑顔が変わり、 笑顔一つで人生が変わる ” (大嶋啓介)
・ 24時間、笑顔です!
目の前にいる人が誰であろうと笑顔です
就寝時も「にいっ」と笑顔で、目覚めるときも笑顔です。
いつでも、誰に対しても笑顔で接する。
商人は、そういうワンパターンがいいんだ
・顔の筋トレ
口の両端をグッとあげて頬の筋肉を持ち上げる
心で何を思っていても、筋肉が上がっている限り
「笑顔だ」と思われます。
意図的に顔の筋肉を動かして笑顔をつくると、
その筋肉の動きの情報が脳に伝わり、気分が楽しくなる
( ↑ DSの「顔トレ」も買ったことだし、自分の表情をつくることについて、
もっと意識するようにします。 ほら、ブログでも顔文字連発(^_^;)
これはうっとおしいだけか。)
・日替わりで「 笑顔隊長
」を1人決め、
この笑顔隊長がみんなの笑顔をチェックする
(「スマイルイエローカード」「スマイルレッドカード」)
笑ってカードを出し、出された人は「うわぁ~」といいながら、
楽しそうに笑っています。
ゲーム感覚で笑顔の訓練
( ↑ 笑顔隊長!! いいですね。すばらしい肩書きです。(^^;))
(終礼のやり方)
・その日の様子を報告
・終礼の進行役が
「それでは、今日のおほめの言葉を〇〇さんからお願いします!」
というと、従業員が仲間をほめ、仲間に感謝する。
・「今日の喜びの声」:お客様からのおほめの言葉を進行役が紹介
・最後に
「今日も1日、ありがとうございました。
では、お手を拝借。よぉー」
「パン!」(一同一拍)
これで、1日の仕事が終わります。
( ↑ 小学校の終わりの会でも取り入れられそうです。
1本締めで終わるのは、単純ですぐ終わるけど、
チームの一体感を高められますね。)
・従業員教育の一環としてはじめた「読書指定制度」
私が読んだ本を従業員も読むので
情報・価値観を共有することができ、
みんな、今まで以上に高い向上心を持って仕事をするようになりました。
・”桜マスターからのメッセージ”を書いて、
そのメッセージを毎月従業員に渡す給料袋のなかに入れる
・ノリのいいリズムと振りつきで「はい訓練」「あいさつ訓練」
「桜チョップススピリッツ」
(例) <チームワーク編>
悪口・陰口かっこ悪い
仲間をほめるのかっこいい!
できないことは助けあい
みんなで成長チョー楽しい♪
桜のチームは日本一!
( ↑ いいですね、コレ!(^0^)
チームのルールとか理念みたいなものも
こうやって ノリとリズムで歌みたいに言えると、
とっても楽しく共通確認できます
(^^))
・「ほとんどの人の心は、『ダメの壁』に覆われている」
=自分の頭のなかで作りあげてしまう”限界”のこと
→ 「ダメの壁」は肯定的な言葉を大きな声でいっていると崩れる
(経営者として大切なこと~一人さんの教え)
・一番大切なのは、 経理
をものすごく明確にしておくこと
絶対、お金をごまかせない体制を作っておかなきゃいけない。
お金をごまかせない体制を作るのは、社員を疑っているんじゃないよ。
社員に対する愛なんだ。
まじめな人間を犯罪者にしないこと。
逆にいうと、
昔、やんちゃをしていたオニイちゃんでも
更正するぐらいなものを作っておかないとダメ
・楽な仕事で給料もらえたら、
相手は寄生虫みたいな生きかたになっちゃうじゃん。
そんな生きかたをさせちゃいけない
・ 経営者がカッコいい っていうのは大切なことだよ。
やっぱり、社員はカッコいい経営者についていくものだからね。
・どうしたら自分の愛が従業員に伝わるかっていうと、
日頃から、ちゃんと説明すればいいだけなの。
この説明の手を抜いちゃダメなんだよ。
・仕事に対するプライドを、社員にもたしてあげる
・どの仕事にも絶対に意義があるの。
その意義を従業員にはっきり教えてあげて、
従業員がいえるようにしてあげないといけない。
・ハッピーリーダー塾の「夢三宣言」
「私の夢は・・・云々」というセリフを全員で大きな声でいう
自分たちの仕事の意義・使命感をいえるようになるために、
一人さんが考えたもの
参加者が自分の仕事に対して使命感を持ち、
人にその使命感を語れるようになるための”楽しい訓練”
「オレが作ったセリフでもって『これが夢です』って、
いっているうちに、段々、『自分の夢って、何だろう』って考えるんだよ。」
・「 人は脳で動くんじゃないよ。
感情で動く
の。
それから、 感覚で動く
。
ナンボ 口でいっても、口でいってるだけじゃ、
いわれた通りの角度でおじぎできない。
それを楽しくゲームみたいのにしたら、
何回かやってるうちに、その角度になっちゃうの。
・特に男の人を使う場合は、行動が先で理屈は後。
・肩書きをつけてあげれば、それ相応のことはするの。
男の人って、昔からそうなの。
昔っから、男の人って、そういう生き物なの。
・数字は勝手に上がっていくけれど、
売り上げはなかなか上がんないんだよ。
そうすると、段々、その 数字がプレッシャーになってくる 。
『お客さんのためにおいしい料理出そうよ』とか、
『明るくやろうよ』っていって、
それをやっていれば売り上げは上がってくるのに、
そういう努力をしないで金額だけを動かしていったら、人はつぶれるよ。
売り上げは後からついてくるもの
・『自分ができても、できない人の気持ちがわかる人間になろうよ』 ====================================
特に本の後半は一人さんの経営の核心をついた言葉がバンバン出てきて、一気に読んでしまいます。
よ~し、僕も「24時間笑顔」に挑戦するぞ!! (^0^)/
ところで2回にわたってこうやって「飲食店経営」に関する本を
詳細に紹介してきて、今自分の仕事に問題意識をもって取り組んでおられる方は、
きっと「うちの仕事にも通じる」と思われたと思います。
僕たちの仕事、「教育」や「教室経営」、「子どもへの接しかた」にも大いに通じます。
うん、これが「 異業種に学ぶ 」というやつですね。(^^)
これからも広範囲からバンバン学び続けますよ!(^0^)V
うっ。実行が伴うかな・・・。(>。<;)
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