2004年03月03日
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マザーグースの日本語訳は、意味を優先させると「チンプンカンプン。何が面白くて500年も歌い継がれるの?」と思います。わらべうたが長い間人から人へ伝えられるその訳は、言語の持っている心地よいリズムにあります。だからマザーグースはぜひ英語で楽しんでほしいと思っています。

意味中心の翻訳が多い中、ことばの音にポイントをおいてマザーグースを伝えようと試みたのが和田誠さん『オフ・オフ・マザーグース』(1989)『またまたマザーグース』(1995 ともに筑摩書房)です。出版後、それぞれの訳詞に曲がつき、1977年2月、阪神大震災のチャリティ・コンサートとしてマザーグースコンサートが開かれ、テレビで放映されました。1曲に付きひとりずつ歌手がつくという紅白をしのぐ超豪華コンサートにビックリしましたが、「マザーグースの日本語替え歌遊びなんてつまらない。原語を知って欲しい」と、ビデオを撮ったものの、特に繰り返し見るほどの興味をおぼえませんでした。

これが東芝EMIよりCD版になって出ていることを最近フェロウメンバーに教えていただきました。改めて聴いてみて、7年の間に自分が変わったことを気づかされました。日本語のリズムの楽しさのほか、作曲者・歌手も日本人ですので、英語のマザーグースとはまったく別の日本のうたと感じました。ことばのリズムに加え、曲風と歌い方が演歌・ブルース・タンゴ・ロック・オペラありで、「面白い!」と素直に楽しんでいます。

この間にどんな変化が私の中にあったのでしょう。振り返ってみると、当時の私はただ英語を吸収したくてたまらなかった時期、英語をたっぷり聞いて反応したい一心で、ことばを「感じる」より「わかる」ことに重きをおいていました。7年の間に、詩に出会い、色々なおはなしに出会いました。そのなかで自分には乏しい日本語力しかないことを知りました。外国語ばかりを追いかけていたけれど、これでは自分の内面的なことは何もないと感じました。何語、ということにかかわらず「ことば」を受け入れていく姿勢と柔らかい感覚、これが「感性」というものではないかと思います。
そのせいでしょうか、近頃ではいろんなものが見えたり感じられ、若い時より敏感になっています。










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最終更新日  2004年03月03日 22時44分49秒
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