わたしのこだわりブログ(仮)

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2012年05月13日
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星 ​最新の「アントニ・ガウディ(Antonio Gaudí) 」シリーズのリンク先をラストに載せました。​​​​


今日は母に感謝する日でしたね スマイル
すでに母のいない方もいるのであまりふれたくはありませんでしたが、調べて見ると母の日の起源は、生きている母ではなく、 亡くなった母親を偲ぶ会が始まり だったそうです。

母の名はアン・ジャービス。娘の名前はアンナ・ジャービス。アメリカ人です。

さて、母の日のお花ですが、日本ではいつ赤いカーネーションが主流になったのかは解りませんが、子供の頃に「亡くなったお母さんには白いカーネーションを・・」と聞いた覚えがあります。
実は本家では、亡き母親(アン・ジャービス)を偲び開かれた追悼会で、娘アンナが参加者達に贈った花が 母親の好きだった白いカーネーション だったそうです。

その後娘アンナの提案で「母の日」はアメリカの記念日(1914年)となり、アメリカでは白いカーネーションが母の日のシンボルになったと言います。
(今ではアメリカでも白いカーネーションを贈ったりもらったりする事は無いそうです。今は実用的にレストランの券など・・。)

それにしてもいつ? どこで? 日本では赤いカーネーションが主流に?
逆に白いカーネーションは亡き母のイメージから死者の花・・と印象づいてしまい、縁起の悪い花に思われてしまったようです。(もともとはこちらが本家だったのに・・・しょんぼり)

因みに 日本の母の日は終戦後、アメリカ(連合軍)の占領下にあった頃にアメリカと同じ日に定められた ようです


アントニ・ガウディ カサ・ミラ 4 (屋上2)

カサ・ミラ(Casa Milà)屋上 2
トレンカディス(Trencadis)
ガウディとタイル
ガウディのトレンカディス(Trencadis)

再び屋上庭園? から
pict-カサ・ミラ 22.jpg

pict-カサ・ミラ 21.jpg

一見、中世欧州の甲冑(かっちゅう)のヘルメットような形をした煙突ですが、よくよく見ると穴は4つ。その穴を2つ同時に見ようとする時に兜(カブト)ぽく見えるわけです。

pict-カサ・ミラ 33.jpg

わざと甲冑ぽくデザインしたと言うよりは結果的にそう見えるデザインになったのかもしれません。煙突として合理的な形をしているのは確かです。

pict-カサ・ミラ 31.jpg

pict-カサ・ミラ 24.jpg

大きいオブジェの内部は排気筒と螺旋の階段になっています。

展示室の模型
pict-ミラ邸模型 4.jpg

この形、貴婦人のドレスに見えなくもないですが、チェスのキングのコマに見えなくもない。

pict-カサ・ミラ 25.jpg
トレンカディスと呼ばれる手法で化粧された排気筒

トレンカディス(Trencadis)
カタルーニャ語で破砕タイルの事をトレンカディス(Trencadis)と呼ぶ そうです。
グエル公園のベンチやトカゲのオブジェなど彼の作品には多く使 われるこの破砕タイルによるデコレーションはガウディの十八番(おはこ)とも言える手法 です。


ガウディとタイル
タイルを使う事自体はスペインではめずらしい事ではありません。
前にもふれましたが、 これもイスラム文化からもたらされスペインに受け継がれた文化 です。 タイルによる幾何学モザイクなどはまさにムデハル様式の継承

が、ここまでガウディがタイルを使うようになった要因はおそらくカサ・ヴィセンスを建築した時からかもしれません。
カサ・ヴィセンス(Casa Vicens)のオーナーであるマヌエル・ヴイセンスはタイル商人 でした。建築期は1878年~1885年。

この邸宅は ガウディが初めて受けた個人住宅 でもありますが、依頼主の希望だったのでしょうか? ほとんどタイル貼りの家 となっています。

カサ・ヴィセンスは、とても エキセントリック(奇人的な)な風変わりな家 です。
建物の形も折衷様式で、かつタイルの使い方もイスラム的な並べ方をしているし、ミフラーブのようなデザインがそこここに見られ、思わず目を見張るけれどもいわゆる私達の知るガウディらしさはない物件です。

因みにこの頃のガウディはカサ・ミラとは対象的に従来の歴史的様式を考慮してある時はイスラム式建築、ある時はゴシック建築の様式・・と設計に取り入れ、時に折衷的な
作品になっていたようです。

pict-カサ・ミラ 26.jpg

pict-カサ・ミラ 27.jpg

ガウディのトレンカディス(Trencadis)
ガウディは既存のタイルだけでなく、石、ガラス・ビン、陶器、絵柄のある皿までも破砕してトレンカディスの素材として用いて装飾 しています。

ガウディのトレンカディス(Trencadis)は、 カサ・ヴィセンスの頃からの発展したタイル装飾の進化形 であり、古代ローマ時代のモザイク画が起源ではない・・と言えます

カサ・ミラ つづく
リンク リンク ​ アントニ・ガウディ カサ・ミラ 5 (屋根裏の梁)

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リンク  アントニ・ガウディ(Antonio Gaudí) 1 高級住宅
リンク ​ アントニ・ガウディ(Antonio Gaudí) 2 コロニア・グエル教会とカテナリー曲線


​リンク ​​ アントニ・ガウディ カサ・ミラ 1 (外観) ​​
リンク ​​ アントニ・ガウディ カサ・ミラ 2 (パティオ) ​​
リンク ​​ アントニ・ガウディ カサ・ミラ 3 (屋上1)
    アントニ・ガウディ カサ・ミラ 4 (屋上2)
​リンク ​ アントニ・ガウディ カサ・ミラ 5 (屋根裏の梁)

リンク ​ ガウディ博物館 1 (グエル公園)
リンク ​ ガウディ博物館 2 (ラ・トーレ・ローザ・la Torre Rosa)
リンク ​ ガウディ博物館 3 (ガウディ家の人々)
リンク ​ ガウディ博物館  4 (ガウディの病気)

リンク ​ グエル公園(Parc Guell) 1 (2つのパビリオン)
リンク ​ グエル公園(Parc Guell) 2 (ファサードのサラマンダー)
リンク ​​ グエル公園(Parc Guell) 3 (大階段のタイル) ​​
リンク ​ グエル公園(Parc Guell) 4 (列柱ホール)
リンク ​ グエル公園(Parc Guell) 5 (ギリシャ劇場)
リンク ​ グエル公園(Parc Guell) 6 (擁壁と柱廊)
リンク ​ グエル公園(Parc Guell) 7 (テクスチャーにこだわった柱廊と陸橋)

関連
リンク ​ コミーリャス(Comillas)エル・カプリーチョ(El Capricho)
リンク ​ ガウディの椅子
リンク ​ モンセラート(Montserrat)







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Last updated  2024年05月25日 17時17分43秒
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