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今日の和菓子は「干錦玉」。ざらめを加えて煮詰めた寒天液を固めて切ったものを乾燥させてあります。淡い色をつけてありますが乾くと表面がすりガラスのようになって見た目に涼しげです。型抜きをすることが多いのですがこれは不揃いに切り出してあります。こんな風にガラスの器に入れて気軽に楽しんでいただきたいです。見て、そして味わって楽しむ・・和菓子の基本かもしれませんね。 販売期間 6月~9月(地方発送可)
2010.06.29
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暑い日が続いていますね。雨の合間に陽射しが強くなったりすると蒸し暑くてたまりません。(´;ェ;`)ウゥ・・・7月、8月になるとお店に並ぶお菓子も寒天を使った冷菓が多くなります。甘さも控えめで口あたりの良いものが好まれる季節です。今日の和菓子は「水ようかん」。うちの店では竹筒に入れた「竹流し」とプラスチックのケースに入れた棹の2種類を販売しています。材料はこし餡、水、砂糖、糸寒天、塩。材料もシンプル、作り方もシンプル。材料の良し悪しがそのまま味に繋がるお菓子です。あっさりした甘味と柔らかな口あたりで人気のお菓子なのですがこれは生菓子・・極力火を入れず糖度も抑えてつくっていますから日持ちしません。棹のほうは衝撃にも弱いので地方発送もできません。でも皆さんにおいしい水ようかんを食べていただきたい!そこでうちで使っている材料に簡単に作れるレシピを添えて「手作り水ようかんセット」をご用意しました。店頭、ホームページからも販売いたしますので作ってみたい!と思われる方はお問い合わせください。もちろん製品を買いに来ていただくのも大歓迎です。 URL:http://www.maruiyarouho.com/
2010.06.28
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今日の和菓子は「鉄線」。外郎製です。紫と白の外郎生地を重ねて円形にのばし丸型で抜いて縁を落とし綺麗な円にします。粒餡を白餡で包んだ餡玉を中央にのせて花びらの形を整えます。真ん中にとおしで抜いた黄色のきんとん生地をのせて出来上がりです。重ねた外郎生地で色の濃淡を出すのですが1枚ずつ手でのばすので微妙に色目が変わってきます。正直に言えば「いいなぁ」と思う色合いになるのは偶然の出来事ですね。 販売期間 6月末~7月上旬(地方発送不可)
2010.06.27
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今日の和菓子は夏にお干菓子。餡平の青楓と干錦玉の鮎です。干錦玉は寒天液に白双(ざらめ)、飴を加えて煮詰めて固めたものを切って型抜きしたものを乾かします。私は低温のオーブンで数時間、その後2日ほど乾かしておきます。表面がすりガラスのように乾いて涼しげなお菓子です。 販売期間6月下旬~8月上旬(地方発送可)お菓子の話ではありませんが・・・先日8ヶ月ぶりに奈良に行ってきました。前回は興福寺仮金堂で見た阿修羅像をリニューアルした国宝館で見てきました。阿修羅像を含む八部衆はオープン展示で照明もよく工夫されていてとても綺麗でした。高校のときに初めて見て以来大好きな仏像です。何度見ても見飽きることのない魅力があります。
2010.06.23
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今年も近所の軒先から可愛いツバメの雛が育ち、巣立っていきました。巣いっぱいになって餌を待っている姿はとても可愛らしいものです。今日の和菓子は「ぬれつばめ」。芯に粒餡をいれた黒糖の錦玉羹です。八重山産の黒糖は風味豊で甘さもくどくなく夏の冷菓にも良くあいます。 販売期間6月下旬~7月下旬(地方発送可)
2010.06.17
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今日の和菓子は「葦と撫子」。あん平の葦と打ち物の撫子です。葦は細い円錐状に伸ばしたあん平生地に薄くのばして三角に切った生地を貼り付けます。撫子は和三盆糖、粉糖、葛粉、片栗粉を合わせた生地を木型に詰めます。主菓子のような華やかさはありませんが小さなお干菓子はとても日本的で奥が深く一つの世界を持っています。作り始めると途中で手を止められないので店を閉めた夜や休みの日に作ります。淡々とした作業ですが楽しい時間です。お干菓子は作る人、見る人、味わう人の心を和ませる小宇宙だと思います。
2010.06.14
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6月になり日中は暑い日が続いています。青梅がスーパーの野菜売り場に並び始めました。私もお菓子に使う梅蜜を作るために先週買ってきました。洗ってへたを取ってビンに入れ、いっぱいまでてんさい糖を入れておいておくだけ。1ヶ月ほどでおいしい梅蜜ができます。今日の和菓子は「青梅」。外郎製です。朝、生地から作るのは時間がかかるので前日に外郎生地を作っておいて翌朝生地を蒸して、粒餡を白餡で包んだ餡玉を包み、竹べらで筋を入れます。初夏らしい緑が鮮やかなお菓子です。よく「梅の味がするのですか?」と聞かれますが・・・しません。
2010.06.06
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今日の和菓子は「唐衣」・紫の外郎生地を薄くのばして正方形に切ったものの上に餡玉を乗せて折り紙のようにたたみます。伊勢物語の中で在原業平が「かきつばた」の5文字を入れて詠んだ歌「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思う」にちなんだ和菓子です。光が透ける感じがとても綺麗なお菓子です。
2010.06.04
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6月になってようやく季節らしい陽射しがやってきました。5月は五月晴れと呼べる日も少なく季節はずれの寒さもあり、後半は雨が続いたりと不安定な気候で体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。私もすっきりしない日が多かったです。(これは気候のせいではなく年齢のせいかなぁ・・・)今日の和菓子は「落とし文」。若緑に染めた練りきり生地を木の葉の形にのばし葉脈の木型で押します。これで俵型にした粒餡を巻いて竹べらで葉の縁の切れ込みを入れます。仕上げに白の練りきり生地を小さく丸めた露をのせます。ファーブル昆虫記で「虫のゆりかご」で昆虫オトシブミが卵を産み付けるために木の葉を丸める話を読んだことのある方も多いと思います。昔の人はこの丸まった木の葉を小鳥が落としていった手紙、落とし文と言ったそうです。時鳥の落とし文、鶯の落とし文などと言われていたようです。なんとも心豊な表現ですね。
2010.06.02
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