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今日は、読書ノートより、『恐怖のヒッチハイカー』(R,L,スタイン)を紹介します。作者のスタインは、「グースバンプス」シリーズという、児童書怪奇物語が知られる人物です。グースバンプスシリーズは、怪奇ものですが、本作『恐怖のヒッチハイカー』はミステリというか、スリラーというか、サスペンスというか、といった作品です。物語は、ヒッチハイクをしているジェームズという男の場面から始まる。彼はカッとしやすい性格で、彼の心には「お願いだから、わたしを傷つけないで…」という声が聞こえている…。そして、二人で自動車に乗っているクリスティーナとテリーが登場する。彼女たちは、ジェームズを自動車に乗せていくのだが・・・。なぜかジェームズは、二人についていくらしい。ラジオでは、老人が高速道路で死んでいたというニュースが流れる。この作品は、読み始めるとノンストップで最後まで行けます。というより、いかないではいられません。最後の最後まで目を離せない展開が続きます。後になって読み返してみると、セリフ回しや人物のやり取りなど、計算されて書かれていることが伝わってきます。一回目は彼女らの「ドライブ」のように駆け抜けるごとく読むことになるでしょう。2回目は、ミスディレクションに注意して、セリフの本当の意味や作者の視点の置き方などを読んでいくと、ひざを打って2度面白いと思います。若干回収しきれていない伏線っぽいものもありますが、2回目で、「だからこういう書き方なのか」と思えるところがたくさん発見できると思います。恐怖のヒッチハイカー/ス6-1【中古】 恐怖のヒッチハイカー/ス6-1 (4087603202 / 9784087603200)
2015.01.12
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ミステリ、でしょうか?本日はポール・オースターの『ガラスの街』を紹介します。発端は間違い電話から。「あなたは、探偵のポール・オースターさんですか?」という深夜の電話。この電話に乗っかって「素人探偵」が乗り出すのだが・・・?どうも依頼は、身を守ってほしいというもののようだ。主人公は、疑いのかかっている人物を尾行、監視していく・・・。読み終わって、あまり読んだことのないような不思議な話という印象が第一に残り、読み終わってなお謎が「バベルの塔」のごとく高くつみあがっている。このバベルの塔は作品中に出てくる一つのモチーフです。そのほか、ドン・キホーテ(本作品自身と重ね合わせられる)や地図など、意味深そうなモチーフが大量に出てきます。しかし、抽象性だけでなく、読み終わってみると、歩き回っている「素人探偵の主人公」や、彼の張り込みの姿、街、図書館、など様々な具体的な場面さえ浮かび上がってくる。「これまでの生涯に自分が行ってきた歩みをすべて図にしたらどんな地図ができるか。その地図には何という言葉をつづるか」(234ページ)【楽天ブックスならいつでも送料無料】ガラスの街 [ ポール・オースター ]
2015.01.11
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今日は、モーリス・ルブランの『水晶の栓』をご紹介します。ルブランの作品は、これまであまり読んだことがなかったのですが、古本屋さんで何気なく手に取って買ってみました。読んでみたら、なかなか面白い。この作品は、ルパンが水晶の栓を探す話なのだが、初めはだれが敵なのかすらわからない状態で、ルパンが苦闘する話なのです。ルパンはカリスマ的怪盗のイメージが強かった自分にとっては、ルパンの苦闘は新鮮です。敵との虚々実々の駆け引きも面白い。ルパンもやられます。それでもあきらめないルパンはまたかっこいい。敵に出し抜かれても、こけにされても、正体がばれても、絶対にあきらめない男ルパン!ミステリであり、かつ、勇気の書でもある。ある面では泥臭い、ルパンのイメージが変わった、そんな作品です。もちろん、隠された水晶の栓がどこにあるのか、という謎も楽しめます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】水晶の栓 [ モーリス・ルブラン ]価格:561円(税込、送料込)
2015.01.10
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昨年ご愛読くださった皆様方、大変ありがとうございます。更新は少なかったですが、フレドリック・ブラウンなど、ミステリは読んでいました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2015.01.01
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