メートル・ド・テル徒然草

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エルネスト1969

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Jul 20, 2006
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 先日、パソコンが壊れてから、ブログも更新出来ておりませんでした。

 データとかどおしようかなぁ、、、修理に出したら高いかなぁ、、、

と、いう経緯で、今日の日記は父からノートパソコンを借りて書き綴っております。
 何分、LANケーブルのソケットが付随していないタイプですので、インターネットとの接続は旧式の電話回線です。
 しかし…遅いっ!遅すぎる、、、(**)

以前はこの速度でネットに接続していたのは確かですが、一旦、ISDNなどの高速回線に慣れてしまうと後戻りは出来ないものです。

 ささやかな快感でも、それが当たり前になると「不便」は強いストレスになります。
食事やワインなんかも同じことですよねぇ?



当日は一時間目からです。もちろん、授業内容の不安もあるのですが、普段より早い時間からのお出かけなので、寝坊しないかどうか、、、

私も元を正せば調理師になろうと思ってこの業界に入ってきたわけですから、18年前は目の前の生徒たちと同じ立場だったのです。
 まさかその当時は、自分が講師として教壇に立つとは思ってもみませんでした。しかも、「食文化概論」とは。

 そのあたりも踏まえての、生徒たちへのアプローチから始めました。私自らが実際に現場に立つ先輩であって、尚、彼らの中から同じような道程を歩む者もいるかもしれません。

 さて、「食文化」と一言で言っても、その範囲は広くまた限りはありません。
私の持論ではありますが、「食文化」とは「食の文化」だけでは無く、「文化=世界」を広く見据えるために、自分の立ち居地である「食」を通して「文化」を俯瞰することだと考えます。

 「世界への視野を広げる」そういった意味でも「レストラン」は知識・教養を深めるためにこれほど最適な場所は他にはありません。

 とは言え、社会に出れば先ず、料理人であり、サービスマンであることより、一流の社会人としての素養が必要でもあります。
 言葉が正しく使えること、礼儀を知ること、、、「社会学」です。
 料理とは、そもそも食物を理解することにもあります。食物はすべからく生き物ですから、「生物学」の知識が必要であり、パティシエとしてお菓子を作るなら、ソムリエとしてワインを扱うなら、「化学」の知識も必要でしょう。
 「心理学」お客さまと接するのに、知っていて損はありません。もちろん、外国人のお客さま、また職場でそういう人々と接する機会があれば、そのための外国語の知識。


 、、、果たしてこういった多岐に渡る「知識」が必要なのでしょうか?

 必要ではないかも知れません。しかし、それが「文化」であると思います。必要かどうか現時点では分からないけれど、歴史に残ったときにそれは「文化」と呼ばれるものになります。

 「食文化」学とは確かに、食の経緯を振り返る事かも知れません。しかし、「歴史」と異なるのは我々もまた「文化」の流れの途中に住い、今後の食文化を繋いでいくのは、私かも知れないし、また、当の調理師学校の生徒たちかも知れないということです。


(一時間目終了!、、、次回へ続く、、、)







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Last updated  Jul 21, 2006 01:01:19 AM
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背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

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