メートル・ド・テル徒然草

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エルネスト1969

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Jan 11, 2007
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「サービス」とは古代において「奴隷」の営みでした。

「奴隷」というと、非常にネガティブな響きを伴う言葉です。近代の例でいえば、アメリカにおける黒人の奴隷がすぐ頭に浮かびますし、差別的に使用する感が強いのも確かです。

しかし、もっと古代に遡れば、あながちそうでもなさそうな意味がありました。
例えば、近年の古代史研究では、
「ピラミッドはエジプト王が何万人もの奴隷を酷使して建てさせた」
という説が、実は、古代におけるインフラ整備事業の一環として、つまり、多くの人口に何らかの仕事をわざわざ創設することによって、雇用を生み出していたのではないかという説があります。

また、古代ギリシャにおいて後世に名を残す語部、「イソップ」は奴隷の身分であったものといいます。また、古代ローマ帝国創設期、ユリウス・カエサルがポンペイウス劇場でブルータスの一味に暗殺された事件において、危険を顧みずカエサルの遺体を引き上げに向かったのは、他でもないカエサル家の使用人、奴隷であったといわれています。

古代ローマ帝国において、奴隷とは戦争に負けた側の人々でもありました。ヨーロッパの各地においてローマ帝国と一戦を交え、敗れた側の人々がローマ帝国領内で有力者の家に召抱えられました。
ローマ人が更なる軍役で家を留守にするあいだ、屋敷の主人に代わって家の切り盛りをする。それが「奴隷」の役割でもあったのです。


 メートル・ド・テルとは、「館の主人に成り代わって、来客をもてなす者」として意味が変化しました。

現代において「サービス」は
礼拝や、祭式において、、、人が神に仕える
公務や軍務において、、、人が国家に仕える
給仕・サービス業において、、、人が人に仕える

などの意味が本来はあります。
では、「仕える」「奉仕する」とは?
対価が等しいものを交換するにあたり、古代では物々交換が大前提であったはずです。
形ある「モノ」と「モノ」との交換であったのですが、交換できる「モノ」が無い場合、自らの知識なり技術なりを交換しました。

知識や技術、そして心や気持ち、センス。これらはすべて目に見えないものです。
目に見えないもの、これらに「価値」が存在するもの。それらが、名前を付けられて、「サービス」と呼ぶようになったのです。

(続く、、、)







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Last updated  Jan 15, 2007 10:53:23 AM
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背番号のないエースG @ チョコレート 「風の子サッちゃん」 ~ Tiny Poem ~…
坂東太郎G @ 「辛味調味料」そして考察(01/16) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
エルネスト1969@ Re[1]:ホスピタリティは「人」ありき(10/04) はな。さんへ コメントありがとうございま…

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