全2件 (2件中 1-2件目)
1
![]()
事業には、ツボみたいなものがあります。事業を行う人にとって、絶対外せないこと、もの。こだわりというかそれがないと価値がないというか。時には、ツボと儲かるネタのどちらを取るかというトレードオフに直面して、事業者は判断に大きく悩むことになります。スターバックスを世界的なコーヒーチェーンに育てたハワード・シュルツにとって、スターバックスというのは、いいコーヒーの香りのする、人と人が出会う魅力的なお店です。それこそが、スターバックスの価値であり、事業のツボなのです。一番のツボは、いいコーヒーの香りのすること。ところが、スターバックスを後任の経営者に任せると、売上に大きく貢献していたサンドイッチを作るときの焼けたチーズの匂いで、スターバックスはいいコーヒーの香りがしなくなっていました。それと同時に、スターバックスの業績に陰りが見えてきます。ハワード・シュルツは、スターバックスのあるべき姿を取り戻すべく、スターバックスの経営者に返り咲くことを決め、改革を始めます。『スターバックス再生物語 つながりを育む経営』は、ハワード・シュルツが、返り咲く前から、返り咲いたあと、さらに業績の悪化を経て後、回復するまでの物語です。この本で参考にしたいことは、事業者が、売上を取るか、事業価値を取るかということを迷ったときにどう決断するかでしょう。事業価値に重きをおいているハワード・シュルツでさえ、サンドイッチ(売上)を取るか、いいコーヒーの香り(事業価値)を取るか、迷うのです。結論はわかりきっていますが、結果として、事業価値を取ります。事業をやっていると、儲け話、儲かるネタというのは自分でも考えつくし、周りの人からいろいろと持ちかけられます。本当に儲かるかどうか、マユツバものが多いのですが、お金に弱い人になると、マユツバ儲け話にばかり飛びついて、いろいろなことに手を出し、結局、どれも実を結ばないということになったりします。実際、私も、いろいろな経営者から、この儲かりそうな事業はどうかなという相談や話を聞かされることも多いのです。しかし、たくさんのビジネスに関わっている私でも、実際に、儲かるか、うまくいくかなどわかりません。まず、事業者が事業のツボをきちんとおさえているかがわかりませんし、事業の将来性を見通すのも難しく、さらに、事業者のノウハウや能力、やる気、継続できる力などもありますから、儲かるかもしれませんし、そうでもないかもしれません。儲かるかどうかわかりませんが、事業をするのには、お金も時間もかかることは確かです。そして、失敗する可能性のほうが俄然高いものです。でも、チャレンジして失敗しても、自分が信じるものにかけてダメなら納得できるでしょう。単に儲かるからという理由で失敗したら・・・。事業に失敗しても、大丈夫なように算段しておく必要がありますが、家族でもいればダメージを与えることになります。もし、子供がいて迷惑がかかっても、自分の信じるものにかけるなら、子供に「お父さんはな・・・」といって説明すれば、子供は納得してくれるかもしれません。でも、儲かる話に飛びついた悪い結果では、そうはいかないでしょう。ポイントは、特に大切な周りの人にきちんと説明できるかどうか。そうはいっても、やはり売上と事業価値のトレードオフ問題は難しいものです。事業者ならずとも、会社員でも、突き当たる問題でしょう。そんなときに、どう対応、判断するか。その人の価値が試されるのです。『スターバックス再生物語 つながりを育む経営』は、そんなトレードオフ問題に突き当たったときのためにどうするか、ビジネスマンとしての姿勢や考え方を教えてくれる本になっています。【楽天ブックスならいつでも送料無料】スターバックス再生物語 [ ハワード・シュルツ ]価格:1,836円(税込、送料込)**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行企画書・提案書作成代行サービス入札企画書・入札提案書作成サービス羽切のtwitter
2014.08.22
コメント(0)
![]()
私はスタートアップ時の企業と関わることも多いのですが、始まったばかりで、人数も少ない組織なのに、すでに内部の人間関係が相当こじれていることも多々あります。将来成長見込みのある事業のスタートアップ時に参加しているにも関わらず、参加しているすべての人が、事業に強い意欲を持っているわけでもなく、価値観や考え方に全面的に賛同しているわけでもありません。その上で、個人間の相性や言動のちょっとした行き違いなどがあると、ますます溝が深まっていくわけです。外部からみていると、もっとまとまらないものだろうかと思うのですが、中心人物が強力なリーダーシップをうまく発揮しないと、なかなか一体化するものでもありません。ミニブログとして世界を今だ席巻しているツイッターも、そんなスタートアップ時のまとまりのなさがあったことが『ツイッター創業物語』を読むとわかります。ツイッターのようなシンプル(と思える)事業で、サイトコンセプトという事業の出発点においてさえ、創業者間でコンセンサスが取れないのです。その上で、運営方法となれば、意見の一致などを見ることなどないでしょう。その辺のいきさつが細かく書かれています。サイトコンセプトや運営方法だけでなく、CEOさえ、めまぐるしく変わっていったツイッター。突然の裏切り、CEO解任劇。社内の混乱は、サーバーの不備を招き、サイトが止まってしまうという事態に及びます。私は2007年6月にツイッターに登録しましたが、サイトが止まってしまったときに、ツイッターの運営会社では、内部でこんないざこざが起こっていたのかと本を読みながら思いました。内部の問題は外部に現れるんですよね。そんなまとまりのなさがあったにも関わらず、それらを乗り越えて、ツイッターは成功しました。サイト的には、簡単にできて、人々を惹きつけるインターフェイスがよかったのは確かですが、ビジネス的にみると、すでにブロガーの開発でネット業界で名をはせていた人物を引っ張ってきたということが大きいと思えます。それにより注目を集めることができました。アイデアだけでは、成功できなかったでしょう。スタートアップは難しいものですが、ツイッターのような成功事業であっても、それは例外ではなく、スムーズに事業を運営しているわけではないということがわかる本になっています。スタートアップ、新事業開発に興味のある人は読んでおきたい本になっています。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ツイッター創業物語 [ ニック・ビルトン ]価格:1,944円(税込、送料込)**********************************有限会社リレーションメイク 羽切 徳行企画書・提案書作成代行サービス入札企画書・入札提案書作成サービス羽切のtwitter
2014.08.18
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1