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ユニコーンガンダム7『黒いユニコーン』を読了。だいぶ、クライマックスに向けて加速してきた。内容はオードリー(ミネバ・ザビ)、洗脳されたマリーダ・クルスの救出が主な内容。前回までの機械系統への比重が、今回はキャラクターの心情への比重にシフトされた感じがある。主人公バナージの前回に引き続く成長、ミネバの運命を受け止める態度、財団のボス・マーサ、父親とバナージへの鬱屈した感情と強化人間に想いを寄せるアルベルト、家の負った責務とミネバへの恋心に苛まれるリディ、マリーダを父親として守ろうとするジンネマン。それぞれのキャラクターが感情の顔を見せ始め、物語が進んでゆく。でもまさかラストで『逆襲のシャア』でのアムロの台詞が出てくるのは、笑った。続きの文庫はまた数ヶ月後だろう。楽しみだ。【送料無料】黒いユニコーン
2010/12/23
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村上春樹著『風の歌を聴け』を読了。村上春樹のデビュー作。内容は『ノルウェイの森』のその後の僕、荒削りという感じがした。大学に通う主人公の僕は、長期休暇中?それとも授業に出ずに帰って来ているのか、その点は不明だが、(ただテストになるので帰るという設定になっているので、後者の可能性が強い)地元に帰って、鼠と呼ばれる同世代の人間と仲良くなり、ジェイズバーの常連になる。その時期の回想を交えながら語られる一連の物語。ある文学の講義を取っていて、その人が春樹を非常に推していて、その勧め方も心酔というものではなく、冷静によいと思える勧めかたをされていた。「『ノルウェイの森』を初読したとき、なんだこの作品はと思い、この人は合わないのだろうと思ってその後読まなくなった。」という切り出しかたも共感を覚えた。そこで、代表作として、前期3部作『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』そして、それに収まり切れなかった『ダンス・ダンス・ダンス』、その後のまとまりとして『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』と紹介されていた。 『ノルウェイの森』は「再生のない物語」だな~と感じ、あまり好きになれなかった。しかし、一冊で作家を毛嫌いするのもどうだろう、と思って、失敗しても時間を食われない。短篇『アフターダーク』に手を出してみた。 正直、この時始めてこの作家はおもしろいと感じた。暗くなった後の都市の闇、昼の世界にはない人間の闇について巧みに表現されている、そう感じた。 なので売れっ子であるし、一応日本人である上は読んでおこう、そう決めた。しかも作品はノルウェイの森のようなものばかりではないようだから。『風の歌を聴け』は文学を創造する側に立つという意思表明のように思えた。その面で宣言文的な小説に感じられた。今のところ『1973年のピンボール』を読み終わり、『羊をめぐる冒険』を読んでいる所だ。また時間のある時に感想を記してゆく。【中古本】 風の歌を聴け (講談社文庫)
2010/12/22
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松本清張著『神と野獣の日』を読んだ。 きっかけは同部屋の修士の方が清張にハマっており、清張の中では『鬼畜』と『神と野獣の日』がおすすめだと言っていたので、図書館で借りて読んでみる。 あらすじ:Z国の誤射により、東京目がけて五発の水爆が発射される。3発までは迎撃できるが、着弾は免れない。水爆が着弾するまで42分。それまでの政府首脳のエゴイズム、一般庶民の狂乱、人間の本性を描き出す。 感想:紹介にSF小説に挑んだ作品と書かれてあるが、今はこの話、まったくもってSFではない。朝鮮半島の北にある国は核爆弾を所有していることを公言し、その保有数が10発になろうとしていると言われている。 国民が飢えて死にそうになっているのにも関わらずだ。 あの国は最近、南の国の領土に何年ぶりかになる地上攻撃を行った。専門家の話によれば、軍部の暴走を止められない、もしくは代替わりの際の手柄作りに急いでいるとのことである。 あの国ならば、ボタンを押し間違えて、または軍部が暴走して、東京に向けて核ミサイルを発射しかねないだろう。 まあ、届かないかもしれないが。 自分がこのような状況に置かれたら、きっと理性をなくすんだろうな。 そんなことを思った。神と野獣の日改版
2010/12/10
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