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(…その1から続く)一般開園時刻の8:45を5分ほど過ぎると ミラコスタ通りからピアッツァトポリーノへと入ってくるゲストは急激に増えてきて、人が少なく平和だった眼下の広場はあっという間に賑やかになっていきました。(以前は多かった危険を感じるほどの「早足」のゲストが殆どいらっしゃらないのには感心しました。これも、エントリー制度やDPAやモバイルオーダーなどの導入の成果なのかもしれません。)パークがすっかりいつもの「開園時間中」の姿になったのを見届けて、私達は部屋を出て朝食のためにベッラヴィスタラウンジへと向かいました。ベッラヴィスタラウンジがあるのはホテルの2階 私達の今回のお部屋も2階 ということで、部屋のドアを出てからお店の前までは3分ほどで到着できてしまいました。(2階のお部屋というのは、レストランやショップやレセプションなどの集まっているロビーエリアまでエレベーターに乗らずともすぐに行ける というのが一番の利点かもしれませんね。)店頭について名前を告げると ほんの少しだけ待った後にテーブルに案内してくださり、簡単な説明をいただいて私達はさっそくブッフェカウンターを見に行きました。ベッラヴィスタラウンジの朝食は一昨年の6月にメニューが一新されて、今はサラダ中心の洋食ブッフェとなっています。朝食タイムにのみお店の中央に設置されるカウンターにはサラダ用の生野菜や加熱した野菜やフルーツ、トッピングになるようなポテトやツナや卵や魚介のマリネ、コールドミート、オイルやドレッシングやソース、それにヨーグルトなどがところ狭しと並べられ、バーカウンターの方にはミルクやジュースなどのドリンクに始まり ブレッド各種、温かいお料理(卵、ミート類の他にグリル料理や煮込み料理など、小さなご飯ものもありました)、スープ、デザートなどが並んでいます。私は中央のカウンターからまずはたっぷりの野菜や魚介類をいただいてきて、朝食を始めることにしました。案内してくださった席は今日は窓際だったので、プロメテウス火山とハーバーという王道の素晴らしく美しい景色を眺めながらの楽しい朝食になりましたよ~お食事を始めてしばらくすると、二名のキャストさんが押すお料理ワゴンがテーブルのそばまでやってきました。なんでも今月くらいから始めた「朝食限定のローストポークのカッティングサービス」とのことで、ワゴンにはオーブンから出てきたばかりのようなこんがり焼けた豚肉のブロックがのせられていました。きれいな薄桃色の断面がとっても美味しそう…キャストさんが「召し上がりますか?」とおっしゃるので、もちろん「お願いします!」と夫も私も即答しましたよ~そして、キャストさんがその場で切り分けて盛り付けてくださったのがこちらのお皿。下にいんげん、上にルッコラ? セルバチコ かな?グリーンも盛り付けてくださって、お塩も添えてくださいました。アツアツでしっとり柔らかくて美味しかったですよ~朝からこんなに美味しいお肉をいただいてたいへん幸せでした。お食事の後には甘い物もぜひ召し上がってください とキャストさんがおっしゃっていたので、最後にデザートのコーナーも見にいってみました。キャストさんがその場でリコッタチーズのホイップをのせて仕上げてくださるのはミッキーフェイスが印象的な小さなシフォンケーキ。ソースはベリーのコンフィチュールとメープルシロップの二種類が用意されていました。かなりおなかがいっぱいだったので、正直「朝からデザートなんて食べられるかなあ?」と思っていたのですが、ふわふわで軽い口当たりだったのでコーヒーと一緒にペロッといけちゃいました。(夫はこれを三つも食べたんですよ~)その後は景色を眺めながらコーヒーをいただいて、10:00を過ぎる頃にテーブルを離れお店を出ました。おいしくて幸せな朝ご飯でした。ありがとうございました。部屋に戻り着いたのは10:25過ぎ頃でした。バルコニーに出てみると、ディズニーシーの上空は見渡す限りの青い空。なんていいお天気なんでしょうか。この時間は他のバルコニーでもパークの景色を眺めていらっしゃる方が多くいらっしゃいましたよ。目の前のパーク内、ハーバー水際の手すり沿いにはまんべんなくゲストが立っていて、間もなく始まるダッフィー&フレンズのグリーティングを待っている様子でした。やがて、10:35。ハーバーの向こうの水道橋をくぐって、ダッフィー達の乗るスチーマーラインが音楽と共にハーバーに出てきました。「ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー」のスタートです。船はゆっくりとピアッツァトポリーノの水際に近づいた後、リドアイル前を通ってポンテヴェッキオの下をくぐり アメリカンウォーターフロントの方へと航行していきました。メディテレーニアンハーバー水域を囲むエリアにいたゲストが視界に船の姿を捉えられていたのは1分半くらいだったでしょうかね~昨日も思いましたが、この水上グリーティングは長い時間待ち受けてじっくり観る という種類のものではありませんね。「パーク内の水際を歩いていたらダッフィー達の乗った船が来た!ラッキー!」…ていうような感じで遭遇すると 大変満足度が高い水上通過型グリーティングだと思いますよ。10:35にメディテレーニアンハーバーを出発した船が アメリカンウォーターフロント→ポートディスカバリー→ロストリバーデルタ→アラビアンコースト&マーメイドラグーン→ミステリアスアイランド とパーク内水域を一周して 再びメディテレーニアンハーバーに帰ってきたのは約15分後。私は部屋の中にいて、遠くから音楽がきこえてきて船が戻ってくる気配がしたのでバルコニーに出てみましたけれど、ハーバーに戻って来た船は広場の方まではやってくることなくそのまますぐに曲がって水道橋の向こうへと消えて行きました。まあ、そういう航路だということは皆さんじゅうぶんご存じだとは思いますが、それでもキャラクター達に「おかえり!」を言いたいと考える熱心なファンの方々もいらっしゃったようで、ダッフィー達は水道橋の上を見上げて手を振ってゲストに応えていたようでしたよ~ダッフィー&フレンズのグリーティングの終了を見届けると 時刻は10:50過ぎ。それからチェックアウトまでの1時間は、荷造りの仕上げをしつつ バルコニールーム・ピアッツァビューという今回のお部屋を楽しむことに費やしました。ピアッツァビューなので部屋の中からはプロメテウス火山の姿は見えませんし、バルコニーに出ても水域はやや眺めにくく 眺められるのは文字通りピアッツァ(広場)ばかりですけれど、このお部屋の素晴らしい点はやはり「窓をいっぱいに開け放つことができて、外に出ずともパーク内の雰囲気を感じられる」ということなのでしょうね。ホテル開業当時はお部屋位置によっては10~15㎝ほど開けることができた普通の客室(スーペリアルーム)の窓ですが、今では全て数ミリ程度(換気できる程度)しか開けられなくなってしまいましたからね~ホテルミラコスタにおいてテラスやバルコニーやパティオがついていている客室は「窓を開放できる」というただそれだけで大変な価値があるというのはやはり確かなことだと思います。荷造りを終えてパークの音楽が流れ込んでくる窓辺でお茶を飲み、最後はこのお部屋で過ごしたことの記録と記憶のために室内とバルコニーでふたりして記念写真を撮りました。昨日チェックインした時の記念撮影では背景が曇り空だったけれど、きょうは抜けるような青空です。バルコニーに出て室内を振り返ると、窓にはホテルミラコスタの建物と青空が映っていました。室内のテレビ画面でエクスプレスチェックアウトの手続きをして精算を済ませ、今回は2階なので荷物は自分たちで運ぶと決めて、お部屋にお別れを言ったのは11:50頃。おそらく 今までホテルミラコスタに宿泊した中で一番ディズニーシーのパークを近くに感じられたお部屋だったと思います。まさに「ポルトパラディーゾの港町の住人」として過ごすことができた21時間でした。さて。荷物をベルデスクに預けようかどうしようか迷った末に結局そのまま自分たちで駐車場まで運んで車に積み込み、ホテルミラコスタ館内に舞い戻った私達。本日は帰宅する前に遅めの昼食&早目の夕食をとろうと考えてシルクロードガーデンに予約をいれてありましたので、その時間までは周辺をお散歩して過ごしました。もしも「ダッフィー&フレンズ20周年」のリゾートライナーが走っていればそれに乗ってみるというのも手だったのですが、残念ながら今日は終日運行なし。なので主にディズニーシーのエントランスあたりで過ごすこととなりました。ディズニーシーの周辺でこの時期に一番気持ちの良い場所 といえば、やはり パークエントランス・ノースのピクニックエリア。木洩れ日がきれい。大島桜の花咲く時期もいいですが、新緑の季節も清々しくてやっぱり良いですね。(毎年同じことを言ってるような気がします。)ここなら何時間でも過ごせるわ~ …とか言っていたら、ほんとうに一時間あまりがあっという間に経ってしまいましたよーその後、14:00前にシルクロードガーデンへ。こちらのお店のランチタイムは今はコースの提供がなくてダッフィー関連のセットメニューかアラカルトかの選択になるので、アラカルトでお願いしました。(それに私の方だけグラスワイン二杯セット「ミラコスタデュエット」もスパークリングと白でお願いしました。)注文したお料理は…前回いただいて好きになってしまった「鶏肉とモッツアレッラのライスペーパー包み揚げ」。(2500)季節限定メニューの「蟹肉とトマトの和えそば サンラーソース添え」。豆苗炒めで囲まれた中華そばの上にたっぷりの蟹肉とトマト、上にはバジル、という「中国料理とイタリアンのコラボレーション」(キャストさん談)。これにさらに、キャストさんがテーブルで上からチーズを「これでもか!」というくらい大量にすりおろして見せてくださるのですからね~もうね、ここはベッラヴィスタラウンジか? リストランテ・ディ・カナレットか? という感じです。添えられたサンラーソースをかけるとまた味がさっぱり酸っぱいア東南ジア風になるので、何種類もの味わい方ができて楽しい麺料理でした。(2025年4月1日~7月2日 4500)もう一品、野菜が食べたかったので「海鮮と野菜の炒め」を。2~3人分の大皿できましたけれど、こちら↓は取り分けた後の一人前です。以前のプリフィックスのランチコースやランチセットにあったような、シルクロードガーデンらしい塩味ベースの海鮮野菜炒めでした。具材はきょうは 海老、帆立貝柱、白身魚、グリーンアスパラガス、パプリカ、いんげん、エリンギ、小松菜、紅心大根など。馴染みのある味で、たいへん美味しくいただけました。(4900)お食事を終えた後は、チェックイン開始から30分以上が過ぎたロビーを抜け 美しい長い廊下を通り抜けて駐車場へ向かい、あっさりと帰路につきました。お部屋を出た後に もしも荷物をベルデスクに預けていたら、帰りに車寄せでいつものようにドアサービスキャストさんにお見送りしていただけたかもしれませんが、今回はそれも無し。今回のホテルミラコスタ宿泊では 到着時も出発時も爽やかなドアサービスキャストさんと笑みを交わすことなくホテルを去ることになりました。――こんなことは初めてだけど、宿泊を繰り返す中でこんなことが一度くらいあっても それはそれでいい思い出になって 今日の記憶の手掛かりになるからまあいいんじゃない?そんなことを話しながらホテル駐車場を出て左に曲がり車路ゲートを出ると。そこには到着した時見たのと同じ東京ディズニーリゾートらしい風景が広がっていて、背の高~い姿勢の良い椰子の木たちが背筋をぴんと伸ばして立っていて まるでドアサービスキャストさんの代わりのように 舞浜を去る私達を見送ってくれていたのでした。(おわり)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 27, 2025
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(…前日から続く)最初に目が覚めたのは 4:50頃でした。きょうの千葉県の日の出時刻が4:50過ぎだということを事前に知っていたので、それくらいの時刻のパーク内の様子を見てみたいな と思い 前夜のうちにアラームをセットしてあったのです。起き上がって窓辺に行き 外を覗いてみると、空には少し赤みが差してきているような気はしましたけれど 日の出の気配はまだ無し。…とは言っても、室内から顔を出しただけでは火山の山肌くらいしか見えませんからね~(ここはピアッツァビューですから。)起き抜けのパジャマ姿でひどい格好だったのですが、 ほんのちょっとだったら大丈夫だろう(こんな早朝なんだもの 誰の目にもとまらないだろう) と思って私はバルコニーに出てみました。と、まだプロメテウス火山の山頂にもパーク内の背の高い建物にも どこにも朝陽が直接当たっている場所はないようでしたので、私は納得して 夜明け前のディズニーシーの写真を数枚だけ撮ってすぐに室内に戻りました。それから15分ほどベッドでウトウトし、再び鳴り出したアラームで飛び起きたのは5:15頃。カーテンを開け放してあった窓の方を見てみると、先ほどよりも格段に外が明るくなってきているのがわかりました。窓辺まで行って外を眺めると、チャペルミラコスタの向こう、フライトミュージアム(ソアリン)の白い建物が建つ丘の上に朝陽が当たり始め、そこだけがオレンジ色に輝いているのが見えました。窓枠に足をかけ バルコニーの方に身をのり出してハーバーの方を見てみると、プロメテウス火山も同じようにオレンジ色に染まっています。太陽、地平線から完全に顔を出したのね~空を仰いでも目立った雲は無く、きょうはなんだかとてもお天気が良さそうです。私は安心してもう一度ベッドに戻りました。しかし明け方から何度も浅い眠りと覚醒を繰り返したためか、もうあんまり眠くない というか気持ちが落ち着きません。今日はパークに行く予定もなく 朝食の予約も遅い時間に入れてあったので、最終的には6時くらいに起きて7時前には外に(バルコニーに)出られるくらいの身支度を整えられればじゅうぶん と思っていたのですが…… どうしよう もうちょっと寝ちゃう? それとももう起きちゃう?あーでもない こーでもない とベッドの中で逡巡していると、遠くの方で何か聞き覚えのあるような低い音が響いているのに私は気がつきました。…んん? パーク内で何かやってる?? 何か水上に出てきた?そう思ってまたまた窓辺に行き、外の様子をうかがっていると…数分後、窓辺に立つ私の視界にハーバー水上を行く大きな船が滑り込んできました。「聞き覚えのある低い音」は 水上を行く船のモーター音だったのですね~時刻は5:30を少し過ぎたところ。気がつくと、どこにとまって鳴いているのか たくさんの早起き鳥の声が私達のバルコニーにまで聞こえてきています。…いやあ、キミたちはあいかわらず元気だねえ。しょうがないなあ。大きなお船ももう起きて活動を始めていることだし、私も思い切って起きちゃおうかな~予定よりも30分くらい早いけど、私は観念して起床し お茶でも飲んで支度を始めることにしました。6:00頃には、それまで鳥の声しか聞こえていなかったパーク内に ごく小さい音でBGMが流れ始めました。(本当に小さな音量で、窓を全開にできる部屋でなければ宿泊ゲストには聞こえないくらいの音だと思います。)身支度をしている間にも外が気になってしまって私はちょこちょこバルコニーに出たりしていたのですが、ハーバーの水上にいる大きな船はその後何か目立った動きをするでもなく、同じ場所にじーっと何分も留まっていたり同じ場所でゆっくり旋回していることが多く、水上での位置を確認したり何かの記録をしたりしているようにも見えましたよ。6:15くらいになると、近くのお部屋のバルコニーでも扉を開け閉めするような物音がするようになってきて、宿泊ゲストの皆さんは次々とお目覚めなのだなあ ということが手に取るようにわかりました。ミラコスタ通りにはまぶしい朝陽が鋭く差し込み、キャストさんがパーク内を行く姿もちらほらと見えるようになってきました。ベッラヴィスタラウンジの大きな窓に目を遣ると、中ではキャストさんが朝食のテーブルの準備をしていらっしゃる様子も見えました。東京ディズニーシーのきょうの開園時刻は8:45、ハッピーエントリー開始は8:30と聞いていますので、その前に朝ごはんを と考えるゲストも多いでしょうから、まもなく朝食営業が始まる館内レストランではきっと大急ぎで準備中なのでしょうね~6:30頃になると、それまではホテルミラコスタの建物に遮られて完全に日陰になっていたピアッツァトポリーノの水際部分に陽が当たり始めてきました。水上の大きな船はあいかわらずのご様子です。もう一時間もこんな感じですけれど、いったい何をしているのかなあ…7:00ちょうどには、6時ごろから聞こえていたBGMの音量がぐぐんと大きくなり、パーク開園時間中と同じようなボリュームで流れ始めました。と同時に室内では夫も目を覚まし、窓からバルコニーの方へ顔を出して水上に船が浮かんでいるのを確認してから バスルームへと向かっていきました。その後のパーク内では、チャペルミラコスタで結婚式を挙げる新郎新婦のおふたりがホテルの婚礼担当キャストさんやカメラマンさんと一緒に広場に現れて 白いドレスの裾を持ち上げながら記念撮影のためにザンビーニ方向に向かっていったり、制服姿のキャストさんがその御一行様に拍手を送りつつ出勤していらしたり…という いつも通りの開園前の朝の光景が繰り広げられていきました。7:15を過ぎると、5:30頃からハーバー水上を長いこと(1時間45分以上も!)漂っていた大きな船がようやく水道橋の向こうへと帰っていきました。このあとバルコニー眼下のピアッツァトポリーノで何か面白いが起こるのは、おそらく時計の針が8:00を回ってからでしょう。(過去に宿泊経験がある方ならなんとなくおわかりですよね?)それまではしばらくバルコニーから離れようかな と考え、ガラス扉とカーテンは開けたままにして私は室内に戻りました。《参考》7:15頃撮影した今回の部屋のバルコニーから眺められる景色正面ミラコスタ通り側ハーバー側夫が入浴と身支度を済ませた後は部屋備え付けのコーヒーをいただいたり、スペチアーレ&スイートのお部屋にだけはいまだに届けてくださる新聞を広げたり、宿泊時恒例の「部屋での記念撮影」ができる程度に室内を片付けたりして過ごしました。そしてハッピーエントリー開始まであと30分となった8:00頃、私は再びバルコニーに出てみました。日の出から二時間以上が経ってピアッツァトポリーノにも陽が当たるようになり、ホテルミラコスタの建物が落とす影もずいぶん濃くなってきましたね。8:18くらいになると、眼下には特徴ある制服姿のキャストさん達がやってきました。普段はキャラクター達のグリーティングなどの際にそばに寄り添っているキャストさんです。ということは、いよいよ?と思っていると…8:28。ディズニーシープラザ方面から広場へと歩いてくるキャストさんのあとに続いてキャラクター達がミラコスタ通りに姿を見せました。入園ゲート前でハッピーエントリー開始を待つ宿泊ゲストの皆さんにご挨拶をした後、今度は広場(ピアッツァトポリーノ)で出迎えるためにこちらへやってきたのですね~彼らはピアッツァトポリーノを囲む客室から手を振る多くのゲストを見上げて一生懸命手を振り返し、その後、ちょうど私達のいたバルコニーの前あたりに集合して一列に並びました。8:30。いよいよハッピーエントリー開始。待ち受けるキャラクター達のもとへ一番最初のゲストがやってきたのは その1分ほど後でした。8:33にはバルコニーから眺める景色はこんな感じに。キャラクター達と戯れる方もあり、ソアリン方向へと向かっていく方もあり。平和で穏やかなハッピーエントリー開始後直後のピアッツァトポリーノです。ミッキーとミニーはその後、8:40頃には連れ立ってピアッツァトポリーノから去っていきました。ベビーセンター前でゲストにお別れをするご両人。この後8:45にパークは一般開園時刻を迎えるので、ゲストにご挨拶するためにエントランスへと向かうのでしょうね~キャラクター達が去った後のピアッツァトポリーノには、入れ替わるようにして東京ディズニーシー・マリタイムバンドがやってきました。時刻は8:43頃。ハッピーエントリーのゲストを前に演奏を始めたマリタイムバンドは8:45の一般開園後も同じ場所に留まって お馴染みのディズニー音楽の演奏を続けていました。一般開園時刻から数分が過ぎる頃にはピアッツァトポリーノには大量のゲストが流れ込んできて、マリタイムバンドの前にもみるみるうちに人垣ができていきましたよ~(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 27, 2025
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(…その3から続く)バルコニーから眺めるディズニーシー メディテレーニアンハーバーの景色が夕景から夜景に変わるころ。私はいったん部屋の中に戻って まもなく始まるビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~の鑑賞に備えてカメラの準備をしたり 部屋中の照明を全て消せるようにスイッチの場所や動作を確認して回ったりしました。なにせビリーブ!のショー開催中はホテルミラコスタの外壁や客室の窓は映像を投影するためのスクリーンになるのですからね~室内の灯りがパーク内に漏れてショーの演出に支障があってはいけません。そして すっかり準備を整えて 夫と二人で再びバルコニーに出たのは19:10頃、ショーが始まる5分前のことでした。バルコニーの手すりに身を寄せてパーク内の様子をうかがうと、ピアッツァトポリーノからアメリカンウォータフロントに続く坂のあたりの路面はゲストで埋め尽くされているように見えました。私達の部屋よりも奥側(ハーバーの反対側)のバルコニーにも、既に宿泊者の皆さんが出ていらしてショーの開始を待っていらっしゃいました。一番ハーバー寄りのバルコニーの皆さんはハーバー水域方向の手すり沿いに並んで立っていらしたようなので、私は「うーん… ここは鑑賞場所としては『立ち見二列目』って感じかしらね~」とふと思いましたが、パーク内のぎゅうぎゅうに混みあっている鑑賞場所での「二列目」と違って前列のゲストとの間には数メートルの余裕があるし、お部屋のバルコニー内では状況によって好きなように場所を移動することもできるのですからね。かなり良い環境であることは間違いないですよねーやがて19:15。バルコニーに設置されているライトの灯りも消えて、始まったビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~。ここは二階ですし バルコニーには二重の手すりもあるので 水上を転がっていく星の動きなどはあまりよく見ることはできませんでしたが、高さのある大きなフロートやバージはよく見ることができました。ホテルミラコスタの外壁への流れていくような映像の投影(プロジェクションマッピング)は バルコニーにいる自分まで飲み込まれてどこかへ連れ去られちゃうんじゃないかと錯覚するような大迫力でした。「アラジン」パートではミラコスタがそのままモスクになったり、「リメンバー・ミー」パートの導入部分では客室の細長い窓ひとつひとつがキャンドルに姿を変えてゆらゆら揺れる炎を灯したり と、ミラコスタの建物の造りを生かした綿密な演出がなされていることもよくわかりましたよ。エルサは遠かったですが、方向的には広場の向こうになるので障害物が無くよく見えました。ウェンディの願いが叶うシーンやミッキーとミニーの登場も見届けることができました。ホテルミラコスタに宿泊してビリーブ!を正面から観たい、鑑賞場所として完璧な全てが見える場所で堪能したい、という方にとってはやはりベッラヴィスタラウンジ上に位置するハーバービューのバルコニールーム(や 一部のスーペリアルーム)が一番良いのでしょうけれど、ハーバー水域との距離で言ったらこちらの方が(お部屋の位置によっては ですが)やや近いのかもしれません。窓ガラスで隔てられることもなく 全方向から降ってくるような光と色と音に包まれることができて、ビリーヴ!のショーの中に入り込んだような気分になれた30分間でした。(バルコニーにある街灯はショー終了後 静かに点灯しました)20:15からの花火「スカイ・フル・オブ・カラーズ」は、部屋のバルコニーからどれくらいみえるのか いや見えないのか、いまいち自信がなかったので、パークに再入園して観ることにしました。(以前こちら側のウイングの3階や4階に宿泊した際はお向かいの建物の上にあがってくれて観ることができたのですが、ここは2階だし… と散々迷った挙句です。)20:10になる少し前くらいに部屋を出て ホテル&パーク・ゲートウェイから再入園し、打ちあがり部分も含めて花火の全体像が確実に見えるザンビーニブラザーズ・リストランテ前の段々畑まで行って木柵の前に立ち止まると、すぐに音楽が始まって 無事に花火を楽しむことができました。「スカイ・フル・オブ・カラーズ」は音楽が楽しいですね。久しぶりに近くでちゃんと観られてよかったです。花火終了後はホテル館内に戻り、そのままエレベーターで5階まで上がり、サローネ・デッラミーコへ行きました。時刻は20:30頃で おそらく混雑のピーク寸前だったのではないかと思います。サローネ内はほぼ満席のように見えました。私達は二人なので待つこともなく 空いていた奥の小さなテーブルに通していただくことができましたけれど、大人数のグループの方々などは着席まで時間がかかったかもしれませんね。サローネは本日は22:00までの営業とのことでしたが、私達は少しだけアルコールをいただいて20分ほどでお暇しました。部屋に戻ると、窓の外のパーク内では まもなく閉園時刻になることを知らせる「…どうぞ気をつけてお帰りください…」という男声アナウンスが流れているところでした。時刻は20:55。バルコニーに出てみると眼下のピアッツアトポリーノにはものすごい数の人があふれていて、遠くのソアリンの方向からはあとからあとから多くのゲストがこちらにやってきているのが見えました。(こんなにたくさんの人がパーク内にいたなんて!と毎度のことながらびっくりしてしまいましたよ~)2階のバルコニーはパーク内の路面とほんとうに距離が近いので、広場をはしゃぎながら通り過ぎていくゲストの皆さんの楽しそうなおしゃべりまでが時折耳に入ってくるほどでした。――みんなディズニーシーで楽しい一日を過ごせたんだなあ… 良かったねえ…ついついポルトパラディーゾの港町の一角に暮らしている住人のような気分になってしまい 帰っていくゲストの皆さんをぼんやりと眺めていると…21:00ちょうど、パーク内には今度は いよいよ閉園時間を迎えたことを告げるアナウンスが流れました。しかし当然ながら この時間までめいっぱい遊んだゲストの皆さん全員がパークから退出するまでにはまだまだ相当な時間がかかることは容易に想像できるような状況で、広場からミラコスタ通り方面へと流れていく人波が絶える気配はまったくありません。なので私はバルコニーへの扉を開け放したまま、いったん室内に戻ることにしました。その後パーク内では、21:05、21:15、21:25、21:35…と10分おきに 21:00ちょうどに流れたのと同じ内容の閉園アナウンスが流れていたようでした。21:25にアナウンスが流れた時には、「閉園時刻から30分近くも経つのだから、そろそろゲストもいなくなったのではないか」と考えて、私はパーク内の様子を見ようとバルコニーに出てみました。が。広場を行くゲストはかなり少なくなってきたものの、ミラコスタ通りへと向かっていく人の流れはまだ続いていました。次に外に出てみたのは、それから15分くらいが経った21:40頃。さすがにこの時間になってくるとパーク内に残っているゲストはごく少なくなっていたようでした。ミラコスタ通り沿いのショップ「エンポーリオ~ヴァレンティーナズスウィート」の中にはまだ人影が見えましたが 入店は既に締め切っていて、広場や通りに面した扉はきっちりと閉じられていました。(この時間はおそらくディズニーシープラザ側の扉だけが出口として開けられているのだと思います。)ひと気のあまりなくなった広場を見渡すと、手にライトを持った警備キャストさんや私服のキャストさんが数人、何ヶ所かに分かれて佇んでいるのが見えました。これはいよいよ 最後のゲストの送り出しが終わったのかな?21:50頃になると パーク内の路面を行くのは各施設の制服姿のキャストさんばかりとなり…プロメテウス火山の麓からソアリンのあたりには細いサーチライトの光があちこちを照らしている様子がちらちらと見えるようになってきました。…そうして21:53。ついにホテルミラコスタ前の広場ピアッツァトポリーノにはその「光」の主(ぬし)=大勢の警備担当のキャストさん達 が姿を現しました。キャストさん達はそれぞれ水域の周囲や広場の路面を隅々までライトで照らしてまわり、最後はホテルの前に一列に並んで集結し、手に持ったライトを大きくくるくると回したかと思うと、ミラコスタ通りの中へと消えていきました。ライトを持った方達が去って行った後も、広場の真ん中にはキャストさんがひとり 何かの時を待つように立っていらっしゃいましたが、その方もやがて22:00を迎える頃には去って行かれました。ようやく パーク内にはたったひとりのゲストもいなくなった ということなのでしょうかね~ふと見上げると、向かい側の客室の窓には ゲストのいなくなったパーク内の様子を窓ガラスに張り付くようにして見つめ続けているたくさんの宿泊ゲストの姿がありました。右手上に見える部屋の窓にも、ベッラヴィスタラウンジ上の客室バルコニーにも、そして私達の隣にずーっと並んでいる部屋のバルコニーにもゲストの姿があり、皆さん閉園後のパーク内をただただ眺めていらっしゃるようでした。そうですよね。パークはとっくに閉園し、サローネ・デッラミーコも営業を終え、館内のレストランもラストオーダーの時間はもう過ぎていますもの。今夜ホテルミラコスタのポルトパラディーゾサイドに宿泊することになった方々に残されたただひとつの楽しみといえば、閉園後の誰もいなくなったパーク内を好きなだけ眺めることだけなのですから。かく言う私も、22:00を過ぎても営業時間中と同じBGMが流れ続けているひと気のなくなったパークの様子を、バルコニーに立ってただひたすら眺め続けていました。22:05くらいになるとメディテレーニアンハーバーには一台の軽車両がやってきて、何やら噴水のあたりで車を停め 灯りを点けて、探し物でもしているような様子でした。22:10頃にはおなじみの作業車両が何台も現れて、あちこちで夜間にしかできないメンテナンスなどの作業が始まったようでした。そして22:30にはパーク内に流れていたBGMが唐突にぱたっと止まり、目の前のピアッツァトポリーノには静寂が訪れました。パーク内の照明はまだ点いたままでしたけれど、ディズニーシーの長い一日もこれで完全に終わり。このあたりで私はようやく部屋の中に戻ることを決意しました。ベッドに入る前にもう一度だけ と思ってバルコニーに出たのは24:00を10分ほど過ぎた頃でした。いつの間に消えたのかプロメテウス火山を照らし出していた青い照明は既に落とされていて、夜空に黒く浮かび上がるその姿は本物の山なみのように見えました。(いえ 本物ですけれど。)チャペルミラコスタの鐘楼やソアリンなどのパーク内建造物の照明も殆どが消え、私達の部屋のバルコニーにある照明の灯りも気づけば消えていました。耳を澄ませば かすかに聞こえてくるのは水の流れる音。きょう一日たくさんのゲストを迎え続けたパーク内の路面を洗い流し、明日の朝やってくる新たなゲストのために準備する音です。そうかあ~ 私ももう寝ないとね。24時まわっちゃってるんだもの。明日はパークに行く予定は無いけれど 早朝の誰もいないパークの姿もいっぱい見たいじゃない?日の出のときが気になっちゃって、また夜中に何度も起きちゃうかもしれないけれど。夫もとっくにお風呂にも入らず眠っちゃってるんだし、とりあえず私も部屋の中に戻って ベッドに入ろうと思います。…それではきょうのディズニーシーよ おやすみなさい。またあした。(翌日に つづく)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 26, 2025
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(…その2から続く)サローネ・デッラミーコの窓から パーク内ハドソンリバーブリッジの向こうまで続いているかのような海をぼんやりと眺めながら10分ほど過ごしていると、 チェックイン手続きの準備が整いました とキャストさんがお迎えにきてくださり、夫は入り口近くのデスクの方へと席を離れていきました。数分で手続きは完了し、夫がテーブルに戻ると間もなく 私達はキャストさんの案内で本日宿泊する部屋に向かってサローネを出ることとなりました。本日 私達が宿泊するのはピアッツァビューのバルコニールーム。予約購入サイトの表記通りにいうと 「スペチアーレルーム&スイート ポルトパラディーゾサイド バルコニールーム ピアッツァビュー」 ということになりますかね~昨年同時期には初めてハーバービューのバルコニールームに宿泊しましたが、今回のピアッツァビューのバルコニールームというのもまた、私達にとっては初めてのお部屋です。実は私達、予約に臨んだ際には別のタイプの客室を希望していました。が、皆さんご存じのようにホテルミラコスタの宿泊予約は熾烈を極めるので、予約購入サイトとの格闘の末 今年は結果的にこのお部屋に宿泊することに落ち着いたというわけです。「バルコニールーム」という客室の特殊性は昨年同時期にハーバービューのバルコニールームに宿泊したことでじゅうぶんに理解していましたし、ピアッツァビューのバルコニールームが館内のどの場所に存在するかもだいたいわかっていたので、ホテルミラコスタ宿泊時はできればパークの喧騒から離れてひっそり過ごしたい派(?)の私は、予約完了後も一時はスペチアーレ&スイート・カテゴリーの別タイプの客室への変更を考えていました。が、 ――まだ泊まったことのない部屋なんて良いじゃん。面白そうじゃーん? 泊まってみたいじゃーん?などと(どういうキャラクターを気取っているんでしょうか?)、夫が妙に前向きだったので、今回は思い切ってこのお部屋タイプを経験してみることにしたのです。パークや隣室との距離の近さなど少々不安はありますが、さて 実際のところはどんなお部屋なのでしょうか。ピアッツァビューのバルコニールームが位置するのはアメリカンウォーターフロント側ウイングの2階なので、サローネを出た私達はキャストさんに導かれてまずは右手に進んで 混雑を避けるためヴェネツィアサイド5階のサウスエレベーターホールを目指しました。(キャストさんによれば、2階ロビーやサローネ前のエレベーターが混雑しそうな時間帯はサウスエレベーターの利用をおすすめします とのことでした。) 5階から2階に降り エレベーターホールを出て左へ折れて 突き当りをさらに左へ左へ…と進み、 あら 意外とハーバー方向に歩いていくのね~ …と思っていたところ、キャストさんがはたと立ち止まって 本日のお部屋はこちらです とドアを開けてくださいました。部屋に足を踏み入れても普通のスーペリアルームと大きな違いはありませんし。奥まで進んで窓のカーテンを開けても そこにバルコニーがある他はいわゆるピアッツァビューの部屋の窓から眺める景色と違いはありませんけれど。普通の部屋との大きな違いは、その窓を開け放って外のバルコニーに出ることができるという点です。昨年同時期に宿泊したハーバービューのバルコニールームはバルコニーに出ると正面にハーバーとプロメテウス火山がどどーんと見えましたけれど、こちらのお部屋の場合は正面にはお向かいの部屋の窓が見え、眼下にパーク内の広場「ピアッツア・トポリーノ」が見えます。そして、奥行きのあるバルコニーの真ん中くらいまで進んで左側に視線を向ければ、プロメテウス火山とハーバーも眺めることができました。お部屋まで案内してくださったキャストさんが ぜひ! と勧めてくださったので、私達はこの景色をバックに記念撮影をしていただきましたよ~気になる隣室ですが、右手(ハーバーと反対側)には4室分のバルコニーが並んでいて、こちらは一室一室のバルコニーの間にそれぞれ少しだけ間隔を設けてあるような造り。左手のハーバー側には1室だけお部屋があり、こちらとの間には間隔が設けてなくて手すりがあるだけでした。目隠しなどは何もないので 非常に近い感じがします。ちなみに、2階に並んでいるバルコニールームのうち、この一番ハーバー側の1室だけが昨年宿泊したベッラヴィスタラウンジ上のお部屋と同じ「バルコニールーム・ハーバービュー」カテゴリーとして稼働しているようでした。バルコニーでの記念撮影をしてくださった後、キャストさんはお部屋とバルコニーの説明を簡単にしてくださって去って行かれました。入れ替わるようにして別のキャストさんがチェックインの際にお願いしたもの(ホテル備品類)を届けにきてくださり、それを受け取ったあと私達は荷物を整理しながらお部屋の中を再度見て カメラに収めてまわりました。バルコニーとの間の窓は、片方だけ開けることができます。(全開にできないのは たぶん安全面での配慮からだと思います。)昨年宿泊したバルコニールームと同様にこのお部屋にもデスクはなく、ティーテーブルと肘掛け椅子が二脚、窓の前を避けるように壁に寄せて置かれています。ティーテーブルの上にはエコバッグがふたつとポストカードやリーフレットの入ったケース。ダッフィーのリーフレットはアンバサダーホテルの客室に置かれていたのと同じものでした。ポルトパラディーゾサイドの客室のソファーの色は特徴的な赤色。このお部屋のものはベッドにも転用できる大きなタイプでした。こちらのソファーとトランドルベッドを利用すると、大人4人まで宿泊できる仕様になっています。冷蔵庫の上のカウンターにはコーヒーのセット。洗面所には缶入りのアメニティとカップや歯磨きセットなど。赤い化粧品のセットとバス用タブレットはスペチアーレ&スイートのみに置かれているものです。(アメニティ缶はずいぶん前からヒンジ無しに切り替わって中身も簡素になっているので、今回も手を付けませんでした。代わりにシャワーキャップなど必要なものだけ後ほど届けていただきました。)そうこうしていると 窓の外のパーク内から音楽がきこえてきました。バルコニーに出てみると15:25スタートの「ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー」の船がハーバーを通過していくところでした。(船はあっという間に通り過ぎて行きました)その後、夫はカメラを手にひとりでパーク内へと出かけていきました。主な目的はフード&ワイン・フェスティバルの期間内限定のメニューをテイクアウトしてくることだったようです。(あらかじめモバイルオーダーを入れていたようです。)こちら↓は、夫がパーク内から宿泊しているお部屋のバルコニーを撮った写真。黄色っぽい外壁の部分、向かって右から二つ目が今回のお部屋ですね~この黄色っぽい部分にある2室だけが早い時期(2010年ごろ)からバルコニールームとして運用されていて、赤い外壁の部分にある4室は昨年(2024年6月頃)から新たにバルコニールーム・ピアッツアビューとして運用されるようになったお部屋だそうです。今回の私達のお部屋と他の4室とは運用開始の時期にかなり時間差があるので、バルコニーの造りがちょっと違っているのかもしれませんね。夫がこの写真を撮り終えた後に 客室内とパーク内でお互い手を振りあい写真を撮りあうという「お約束」の儀式もきっちりやり、私は私で周囲の状況を気にしながら(奥側に並ぶ他のバルコニーでも皆さん火山をバックに記念撮影などしていらっしゃったようなので…)バルコニーから眺められる景色などを撮影していたのですが…16:00を過ぎた頃でしょうか、ぽつぽつと小雨が降り出したかな~と思っていると。みるみるうちに本降りになって、やがて集中豪雨のような土砂降りになってしまいました。これではバルコニーに出て景色を眺めることもできません。パーク内に出かけていた夫も逃げるようにして部屋に戻ってきたので、私達は一緒にサローネ・デッラミーコに行くことにしました。サローネにお邪魔したのは16:30くらいだったでしょうか。この突然の大雨ではサローネも混雑しているのでは?と思っていたのですが、行ってみるとそうでもなく、中ほどにある小さな窓辺の二人用のテーブルに私達は案内していただくことができました。窓から眺めると、外は大雨。ゲストの姿も殆どありません。キャストさんもびっくりするほどの大荒れのお天気でしたが、15分ほどすると雨は止まないものの空には雲の切れ間も見えてきて、かすかに陽もさしてきました。夏の夕立ちみたいな降り方です。17:00になる少し前には、間もなくアルコール提供可能時間になるということでキャストさんがカクテルなどのメニューを持っていらっしゃったので、夫はイルマニーフィコをお願いしていたようでした。(私はカウンターからワインなどをいただくことにしました。)アペタイザーのプレートの用意もお願いしたので、17:00になるとそちらと一緒に夫のドリンクがやってきました。今月初めから内容を一新したプレートはベッラヴィスタラウンジとの共同開発とのことで、ワインのおつまみにぴったりでしたよ。(透明の容器の中は数の子やクリームチーズなどを奈良漬けで和えたもの、その右がポークリエットにトルティーヤ、その手前がタコのマリネバジルソース、その左はスモークサーモンですが これが非常に美味しかったです。中央は根菜のピクルスとオリーブです。)17:25頃になると外では雨もあがったようで、ピアッツアトポリーノにはゲストが少しずつ戻ってきていたようでした。17:00前頃にテーブルにいらしたキャストさんが「大丈夫です。雨は17:25には止むと聞いています。」と胸を張っておっしゃっていて、私達は こんな大雨ホントに止むのかなあ… と話していたのですが、おっしゃった通り本当に止みました!サローネ、すごい!(どんな天気予報をご覧になっているのでしょう??)18:00が近くなってくるとサローネ・デッラミーコは訪れるゲストが増えてきて 周囲のテーブルもかなり埋まってきたようだったので、私達は このあたりで と席を立ちました。その後はバルコニーから夕景を眺めたくていったんお部屋に戻りました。日没に間に合いました。プロメテウス火山の山の端に太陽が沈んでいくのを見届けて、私達は再び部屋を出ました。メディテレーニアンハーバーの夜のショー「ビリーブ!~シー・オブ・ドリームス~」開始まであと一時間ちょっとというこのタイミングで部屋を出た私達の向かった先は、なんと パーク内の奥地ロストリバーデルタにあるレストラン「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」。ホテルチェックイン直後に夫がこのお店にモバイルオーダーを入れていたのです。実は夫はロストリバーデルタの「ロストリバークックハウス」というカウンターのお店で販売しているスパイシースモークチキンレッグが以前から大好きで それを購入するためにいつも20分も30分も並んでいたのですが、現在はそれが「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」でも販売されていてモバイルオーダーを利用すれば待ち時間無しで購入できる ということを知り、大喜びでオーダーしてしまったのです。奥地まで夫一人で食べに(取りに)行ってもらうことにして 「行ってらっしゃーい! ビリーブに間に合うように部屋に帰ってきてね~!」と送り出してもよかったのですが、夜のショー前で混雑しているだろうハーバー周辺を人ごみをぬって一人で歩かせるのはなんだかちょっとかわいそうな気がして、私も一緒に行くことにしました。水上はショーの準備中なのでスチーマーラインも既に運休中ということで、ホテル&パーク・ゲートウェイを出た私達はソアリンの前から火山の中を抜けて歩いて奥地ロストリバーデルタへ。ユカタン・ベースキャンプ・グリルの前に着いたのは18:20過ぎのことでした。(ユカタン前にもちゃんとフード&ワイン・フェスティバルの看板が出ているのね~)オーダーした品をカウンターで受け取った時には18:30くらいになっていたので「ここで食べていてはビリーヴ!に間に合わないかも」と思った私達は、キャストさんの「油がこぼれやすいので気をつけて」という注意に従ってテイクアウト用の箱などを使って丁寧にパッキングして持ち帰ることにしました。行きに通った火山の中の道が非常に混雑していて歩くのが大変だったので、帰り道はポートディスカバリー経由を選択することにして、ポンテヴェッキオの袂にたどり着いたのは18:35過ぎ。(急いでいても、この景色の前には立ち止まらざるを得ませんよね)橋を渡りきって坂道をピアッツアトポリーノまで下り、ホテル&パーク・ゲートウェイを通って館内に戻ると、時刻は18:45頃になっていました。――まだ夕景が見られるかな? 2階の廊下をちょっと急いで歩いて部屋に帰り着き、バルコニーへの扉を開けて外へ出ると。わあ きれい。この部屋のバルコニーからはこんなにきれいな夕暮れの景色が眺められるのね。西の空の赤みがだんだん消えていく その移ろいがあまりに素敵だったので、わたしはしばらくそこにいて夕闇に沈んでいくメディテレーニアンハーバーを見つめていました。(その4 に つづく・・・)《スペチアーレ&スイートの新しいカードキーケース》※昨年後半よりカードキーケースは二つ折りのものから差し込み式のものに変わりました。普通のお部屋のケースは深いグリーン(カードキーは白)ですが、スペチアーレ&スイートはケースがアイボリー(というか薄茶色)でカードキーが深いグリーンです。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 26, 2025
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(…その1から続く)シャボン玉に包まれた可愛いスチーマーラインを見送ると、時刻は10:45。ビッグバンドビート「11:05」公演の幕が上がるまであと20分 となっていました。できれば開演時刻ギリギリの到着は避けたい と考えた私達は、混雑しているであろうケープコッドは避けてポンテヴェッキオ経由でブロードウェイミュージックシアターへ向かうことにしました。ポンテヴェッキオを渡りきってコロンブス像の向こうを右手に進むと、ブロードウェイ沿いの街灯には「東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル」のバナーが翻っていました。パーク内アメリカンウォーターフロントを中心会場として多くのレストランなどで6月30日まで開催されている食のイベントですね~さまざまなキャラクター達が食を楽しむ様子が描かれた色とりどりのバナーをひとつひとつゆっくり眺めたいところでしたが、ショー開演時間が迫っていたので私達はちょっと急いでシアター前まで通りを下りました。シアターの入口で公式アプリの当選表示を読み込んでいただいて、劇場内に入ることができたのは10:55頃でした。(間に合いましたね! 開演ギリギリの到着は避けられました。)すぐに階段を上って席が指定されている2階へ。客席扉を入る手前の2階ロビー吹き抜け脇の窓からは、ホテルハイタワーとSSコロンビア号の組み合わせ「これぞ東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロント」という景色が見えていました。この劇場の2階席は「抽選無し先着順の自由席」として運用されていた期間も長かったので 私もこの素晴らしい景色は過去に何度も眺めたことはあるのですが、現在は全席がエントリー(抽選)対象となってしまっているので当選しなければ劇場内に足を踏み入れることすらできませんからね~この景色も「当選しなければ見ることのできない景色」になってしまったので、そうなるとなんだか貴重なもののように思えてきて いっぱい写真を撮ってしまいましたよ。その後、本日の当選席へ。2階のサイドブロックでしたけれど中央寄りの通路沿いの座席だったので ショーが始まってみるとステージがとても観やすくて、照明などの演出も全てが見えて結構楽しかったです。長く続いたこのショーも9月末にはいよいよ終了するとのことですので 私にとってはこれが最後の鑑賞となるかもしれません。でも、今までほんとうにたくさん観せていただいて いっぱい楽しませていただいたので、これで最後になっても後悔はまったくないなあ と思いました。ありがとうございました。ショー終了後はシアターの前にあるウォーターフロントパークへ行き、フード&ワイン・フェスティバルのデコレーションなどを眺めて歩きました。ゴミ箱まで可愛いの、素敵です。イベントロゴマークのフォトロケーションも設置されていたので この前でちゃっかり記念撮影もしました。ウォーターフロントパークを抜けてホレイショスクウェアへ出るとこちらにもフォトロケーションが設置されていたので ここでも記念撮影を。カメラマンさんなどはいらっしゃらないようでしたが、この場所は人気があるようで撮影待ちの列ができていましたよ。バーナクルビルズの前には「フード&ワイン・フェスティバル」参加中の看板も出ていて(イベントメニューを提供しているお店はどこもこういった看板を出しているみたいです)なかなか風情がありました。もっともっと長くこのあたりにいて、カウンターサービスレストランやフードワゴンを巡って「フード&ワイン・フェスティバル」を楽しみたかったのですが、実は今日はこのあと「マゼランズ」で昼食の予定があったので 私達は後ろ髪ひかれる思いでホレイショスクウェアを離れ ウォーターストリートをポンテヴェッキオの方へと上りました。(ウォーターストリートの高架下各所にはお馴染みのポスター看板が登場していました)プライオリティーシーティングをお願いしてあった時刻にほんのちょっとだけ遅刻して、マゼランズ店頭に到着したのは11:50過ぎ頃でした。名前を告げた後ウェイティングエリアで少し待ち、案内していただけたのは今日はワインセラーのお部屋でした。ここマゼランズもただいま「フード&ワイン・フェスティバル」に参加中とのことで、今年もファンタジースプリングスのアトラクションをテーマに「シェフズ・イマジネーション」と称したスペシャルコースが用意されていたので、私達はふたりともそちらのコースをお願いすることにしました。(私はペアリングワイン付きのコースにしました。夫はビールを別で注文。)昨年同時期にディズニーシーに来た時もやはりファンタジースプリングスのオープン記念企画としてパーク内三つのレストランでは「シェフズ・イマジネーション」のコースが用意されており、その時はマゼランズは「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」担当だったのですが、今年は「アナとエルサのフローズンジャーニー」担当だそうです。どんなお料理が出てくるのでしょうかね~以下、簡単に記録しておきますね。まず前菜。真鱈のブランダードやタラバ蟹とリコッタチーズで作られた「オラフ」や大きな雪玉に サラダやニシンのマリネや数の子とりんごのサワークリーム和えを添えたお皿です。オラフの鼻は映画の中と同じく人参でできていて、幼いアナとエルサが雪だるまを作って遊んでいた その思い出のシーンを表現しているとのこと。ニシンや数の子や鱈など北欧を連想させる食材も使われていて、楽しい前菜でした。お魚料理は蝦夷アワビと帆立貝柱の炙りが入ったリゾット。…。…と 言われましても、お皿 真っ白ですよね?リゾットの上にふわふわな柚子風味の白い泡とライスペーパーをのせて包み込み、心を閉ざしたエルサが氷の宮殿を作り出してしまう あの名シーンを表現しているのだそうです。泡の中はリゾットというよりはスープに近い感じで、アワビと帆立貝柱の他に「ルダバガ」という北欧原産の野菜(蕪のような百合根のような…)が入っていて、この野菜が食感も面白くて美味しかったです。お肉料理は牛フィレ肉のパイ包み焼き、ソースはベリー風味の赤ワインソース。平和を取り戻したアレンデール城の晩餐会をイメージした豪華なお料理 ということだそうです。(昨年は「SSコロンビア・ダイニングルーム」が “アナとエルサのフローズンジャーニー”担当で、そちらのお料理もいただいたのですが、メイン料理の説明でキャストさんが同じようなことをおっしゃっていたな― と思い出してしまいました。)付け合わせは見ての通りの「野菜でできたアレンデール城」で、3つの高い尖塔は左から順にベビーキャロット、ヤングコーン、オクラ。両側の低い塔の屋根は青大根のピクルスで表現されていました。マゼランズの牛フィレですからね~間違いなく美味しいお肉料理でしたよ。デザートはマチェドニアとエディブルフラワーを添えたチーズムースとレモンシャーベット。それにアナとエルサのチョコレートですね~小さなお皿にのった小菓子もいっしょに出てきました。マチェドニアはイタリア風のフルーツデザートで、細かくした果物をシロップ漬けしたものです。チョコレートでできたアナとエルサのシルエットは、映画でもアトラクションでも最後に登場する「スケート」のシーンそのものですね。前菜からデザートまで、「アナとエルサのフローズンジャーニー」のアトラクションの中のシーン展開と同じような流れでお料理が進行していったので、話も弾んでたいへん楽しいお食事になりました。 このコースを作り上げるまでの シェフはじめスタッフの皆さんのご苦労はいかばかりか と思いましたよ。ありがとうございました。参考:コースについていたワインの詳細が公式サイトに載っていたので、今後のためにそのままメモしておきたいと思います ――――(一杯目)スパークリング<シャンパーニュ>アンリオ ブリュット・スーヴェラン(アンリオ)柑橘類を思わせる爽やかな香りと、豊かな口当たりが特徴のシャンパーニュです。(二杯目)白<白ワイン>M3シャルドネ(ショウ・アンド・スミス)魚料理には、丁寧に熟した柑橘果実の香りと引き締まった酸、心地よい樽のニュアンスを持つ、繊細で美しい印象のワインを合わせました。(三杯目)赤<赤ワイン>インペリアル レセルバ(クネ)黒い果実を思わせる深いアロマとバランスの良いタンニン、樽由来のスパイス感は、パイ包みによる程よい香ばしさと相乗し、フィレ肉の繊細な味わいを引き立てます。 ――――以上おなかいっぱいになって、大満足でマゼランズを出たのは14:00頃でした。本日はホテルミラコスタのスペチアーレ&スイート・カテゴリーのお部屋に宿泊するので チェックインの場所はホテル5階のサローネ・デッラミーコになります。のんびり向かえばちょうど良いタイミングでサローネにお邪魔できそうでしたので、私達はメディテレーニアンハーバー沿いをソアリン~ザンビーニブラザーズ・リストランテ方向に下り、パークの景色を眺めつつ歩いて行くことにしました。ザンビーニブラザーズ・リストランテの前には「フード&ワイン・フェスティバル」看板。こちらのお店のフェスティバル参加スペシャルメニューはスポンサー企業さん(食品メーカー)のヨーグルトを使ったメニューだそうで、夫が「あとでテイクアウトして部屋で食べてみようかな~」と言っていました。朝方のハッピーエントリー直後にも通りましたけれど、こちらのお店の裏手にあたるパペリーノ通りにはダッフィー&フレンズ20周年のデコレーションがたくさんあるので、カメラに収めながらもう一度じっくりと見て歩きました。メディテレーニアンハーバー水域に面したカフェポルトフィーノのテラス前を歩いて、ようやくピアッツアトポリーノにたどり着いたのは14:20頃。今日宿泊するのはあのあたりかなあ。お部屋、どこだろう?そんなことをふたりで話しながらミラコスタ通りを抜けて ディズニーシープラザに面したお店「フォトグラフィカ」で午前中ファンタジースプリングスで撮影していただいた写真を引き取ったあと、ホテル&パーク・ゲートウェイを通ってホテルミラコスタに入館し、5階のサローネ・デッラミーコにお邪魔したのは14:30になる少し前でした。今日は朝からずーっと雲の多いはっきりしないお天気でしたけれど、この時間のサローネの窓からは水平線も望むことができましたよ。(きょうのお部屋からはきっとこの景色は眺められないだろうから、今のうちにこの窓からいっぱい見ておこう…)キャストさんが案内してくださった窓辺のテーブルに落ち着いて、夫と私はしばし休憩。お水やジュースを自由にいただきながら、チェックイン手続きの順番がやってくるのを待ちました。(その3 に つづく・・・)** マゼランズ の ~シェフズ・イマジネーション~ スペシャルコース ** 《ペアリングワイン付き》・真鱈のブランダード タラバ蟹とリコッタのサラダ、 ニシンのマリネ 数の子とりんごのサワークリーム和え、炭化したヘーゼルナッツを添えて 《シャンパーニュ》アンリオ ブリュット・スーヴェラン(アンリオ)・柚子の泡を纏った蝦夷鮑と帆立貝の炙り 《白ワイン》M3シャルドネ(ショウ・アンド・スミス) ・国産牛フィレ肉のアンクルート、ベリー香る赤ワインソース 《赤ワイン》インペリアル レセルバ(クネ)・パン(ブール、クルミ)・フロマージュムースとマチェドニア、レモンシャーベット添え・ミニャルディーズ・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・・・2025年4月7日~6月30日(《16500》/12000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 26, 2025
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ディズニー・アンバサダーホテル最上階の片隅で 目が覚めたのはまだ5:00前のことでした。ちょうど太陽が昇ってくるはずの時間でしたが、カーテンを開けると今朝のお天気は曇りのようで 中庭に面した部屋の窓からは鋭い朝陽が差し込んでくるような気配はありませんでした。さて。4月26日土曜日のディズニーシーの一般開園時刻は8:45、ハッピーエントリー開始は8:30 とアンバサダーホテルから予め伺っていた私達。今日の朝は7:00くらいにディズニーシーの宿泊者専用エントランスに到着できれば一日がスムーズに運ぶかなあ と考えて、6:40くらいまでに部屋を出ようと昨夜のうちにぼんやりと決め 軽い朝食なども調達していました。(前回の昨年11月末の滞在でも同じようにアンバサダーホテルに前泊してディズニーシーに向かったので、その時のことを振り返って参考にしました。)なので私は とりあえず一人でお茶を飲んで朝食をとり、ゆっくりと身支度を始めることにしました。その後5:50くらいにはモーニングコールが鳴るよりも先に夫が起床。入浴と朝食を順調に済ませて6:30過ぎには出発の準備も整い、私達は昨夜予定を立てた通りの6:40前には部屋を出ることができました。アンバサダーホテルの駐車場を出てからお馴染みのリゾートらしい景色が広がるディズニーシー前の交差点にさしかかるまでにかかった時間は 今朝も3分ほどで済みました。ホテルミラコスタの車路ゲートを入り 坂を上りきってロータリーに出たのは まだ6:47~48頃のこと。部屋を出てからここまで10分足らずしかかかっていません。――やっぱり前泊すると朝がとってもラクよねえなどと言いつつホテルの車寄せに向かうと…―― ? あらら? 誰もいない?…!! いつもなら正面玄関に近づくとキャストさんが手を挙げて車を誘導してくださるはずなのですが、6:00をとっくに過ぎているというのに 今朝はなんとキャストさんが一名もいらっしゃいません。前回、昨年のクリスマスシーズンの宿泊時まではこの時間でもここにドアサービスキャストさんが何名かいらっしゃったのになあ、いつのまにかまたサービス内容が変わったのかなあ とか思いつつ、しょうがないので私達は車を正面玄関に着けたあと自分たちで荷物を下ろしました。荷物を玄関前に置くと夫はいつもと同じようにそのまま駐車場へと向かっていってしまったので、ひとり残された私はスーツケースをふたつ転がしながら館内に入り早朝のロビーに足を踏み入れなければならなくなったわけですが……えっと、この荷物をベルデスクに預ければいいのかな??と戸惑っていると(注:何せこんな状況は初めてなので) ベルデスクに赴く前にどこからともなくキャストさんがとんでいらして自動ドアを押さえてくださり、導き入れてくださったロビーの端で「こちらでお荷物をお預かりします」と手早く手続きをしてくださいましたよ~(ホッとしました。)手続きしてくださっている間にロビーエリアを見渡してみると、レセプションやベルデスクは通常どおり既に稼働中だったので―― 正面玄関前でのドアサービスキャストさんの出迎えのみ稼働時間を短縮したのかなあ… ホテルサービス業界も人手不足だものねえ 働き方改革かしらん ――などと、ふと思ってしまいましたよ~(誰もいない6:50頃のホテルミラコスタ車寄せ)無事にキャストさんに荷物を預かっていただいたあと、私はいつものようにホテルの脇から小さな階段を下りてパークエントランス・ノースへ。6:53くらいに宿泊者専用エントランス利用列(二列に分けられていました)の最後尾につきました。私の前にはこの時間、40組ほど(20組×二列分)のゲストが既にシートを広げて待機していらっしゃったようでした。入園時刻までには各組とも2~5名くらいにはなると思うので、私達の順番は先頭から数えて100~200人目くらいといったところでしょうか。少し経つと 駐車場に車をとめ終えた夫が待機列にやってきました。途中でお手洗いをお借りしにホテル館内に立ち寄ったそうですが、ちょうどドアサービスキャストさん達が荷物カートや移動式のデスクなどを正面玄関に用意しているところだったそうで、「玄関前での出迎えはきっと7:00からになったんじゃないの? ミラコスタも『働き方改革』なんだよー」と 私が思ったのと同じようなことを言っていたので笑っちゃいましたよー(ちょっと前まではホテルミラコスタ宿泊ゲストはチェックイン日もハッピーエントリーの利用ができたのですが、今はそれもなくなってしまったので早朝6時台に到着する方々が減ったのかもしれませんね~)私達の並んでいた待機列を整理してくださっていたのも 7時前に並んだ当初はパークの警備担当キャストさんだったのですが、7:10頃になるとそれもホテルミラコスタのキャストさんと交代なさっていたようでした。7:25になると 大きく列が動くのでご準備を との案内があり、7:30には列前方で保安検査(手荷物検査)が始まって私達も7:35には検査を通過し、入園ゲート前の区切られたエリアへと入ることができました。ディズニーシーのハッピーエントリーはノース側の全ての入園ゲートを使用するので この時点でゲストは分散し、待機列で前から40組めくらいにいた私達は入園ゲート前から数えるとかなり前方の数組目になることができましたよ。入園ゲートのパーク側にキャストさん達が姿を現し始めたのはハッピーエントリー開始20分前の8:10頃。準備が整ってゲート前のシャッターが完全に開けられたのは8:15頃でした。そしてそれから2分ほどすると…パーク内ディズニーシープラザ、アクアスフィアの前にはミッキー&ミニーをはじめとするディズニーキャラクター達が姿を現しました。今日は幸運にもかなり前方にいられたので 彼らの可愛らしい姿がよく見えましたよ~やがて8:30、ハッピーエントリー開始。私達もトラブルなく、すぐに入園することができました。入園して、まず見上げるミラコスタ通り入口上。ディズニーシーのパークは4月8日から「ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス」のイベント開催中とのこと。来年三月までの一年間は「ダッフィー20周年」で行くのですね~ミラコスタ通りの中にもダッフィー&フレンズ。この↑ダッフィーはいかにも「ぬいぐるみ」という感じでいいですね~ダッフィーの物語の原点に立ち返っているように思います。エンポーリオのショウウインドウの中でもダッフィー達がシャボン玉で遊んでいました。ミラコスタ通りを抜けてピアッツァトポリーノに出ると、広場に立つ街灯のバナーもダッフィー20周年仕様です。カフェポルトフィーノ前の噴水にもダッフィー。私達はきょうは「プライオリティパス」も「DPA(ディズニー・プレミア・アクセス)」も利用するつもりがなかったのでスマートフォン画面とにらめっこすることもなく、久しぶりのパークの様子を眺めて写真を撮ったり、出迎えてくれていたキャラクター達と少し遊んだりしてから広場を右手に進み ザンビーニブラザーズ・リストランテ裏のパペリーノ通りへ。この周辺の建物の外壁にはあっちにもこっちにもダッフィー&フレンズ20周年の落書き、いえペイントが施されているのでそれを眺めながら「ソアリン・ファンタスティックフライト」へ向かいました。(あとでまたゆっくり「20」を探して回ろうね!)「ソアリン」の入口付近に行ってみると、驚いたことにこの時間(8:37くらい)並んでいるゲストはごくわずかのようでした。おそらくですが、私達と同じタイミングでハッピーエントリーした皆さんはこのアトラクションの前を通り過ぎて遥か奥地のファンタジースプリングス目指して冒険に旅立ってしまったのか、もしくはスマートフォンを操作することに夢中でまだミラコスタ通り周辺に留まっていらっしゃるのかもしれません。とにかく予想以上に並んでいらっしゃる方が少ないようだったので、私達はソアリンの前あたりから眺められる雄大なプロメテウス火山をバックにまずは記念撮影し、それからようやくアトラクションの待ち列が作られているフライトミュージアムの中庭に入りました。中庭では薄黄色の小さな「モッコウバラ」がちょうど見ごろを迎えていてたいへん美しかったですよ。キャストさんによればこの場所のモッコウバラは毎年4月末くらいから咲き始めるそうですが 今年はちょっと早くて4月の中旬から咲き始めたそうです。見られてラッキーでした。「アトラクションの稼働は一般開園時刻から」と決まっているので、私達は小さな可愛らしい花あふれるアーチを眺めながらしばらく待機。8:45になると列はどんどん動き始めて 8:48にはカメリア・ファルコ女史の肖像画が待つ部屋に通され、数分後にはドリームフライヤーに乗り込むことができました。大空を旅して世界を巡り、地上に降り立ったのは9:05くらい。そのあとは毎年この時期の私達の恒例行事となっている「カメラマンキャストさんによる記念撮影」ができる場所を求めて ファンタジースプリングスまで行ってみることにしました。(いえ、メディテレーニアンハーバー周辺での撮影で全く問題なかったのですが、夫が「できれば今まで撮ったことのない場所で撮りたい」というもので…)で、パーク内を15分以上も歩いて行くほど若くないので交通機関で行こう と トランジットスチーマーラインの乗り場へ。9:10過ぎにメディテレーニアンハーバーを出発して9:20前にはロストリバーデルタの船着場に到着しました。あとはここから5分くらい歩けばファンタジースプリングスにたどり着けるかなあ と奥地の神殿前へと階段を下りていくと、なにやらキャストさんの声がきこえてきます。―― インディージョーンズ・アドベンチャーはただいま5分ほどでお乗りいただけまーす… お時間ありましたらぜひこの機会にご利用くださーい… もう少ししますとどんどん待ち時間が長くなっていきまーす…これはなんと魅力的なアナウンス。そんなに急いでもいないし、すぐ乗れるなら乗っていくか! と、私達はついついお誘いにのってしまい、神殿へ立ち寄ることにしました。入っていくと本当に一度も立ち止まることなく乗り場まで行くことができ(パコの映像すら素通りで)すぐに乗れてしまいました。ずいぶん久しぶりに乗りましたけれど、最前列(それもハンドル席)だったのでなんか格別に楽しかったです。そんなこんなで、目的地「ファンタジースプリングス」に続くエントリーウェイまで辿り着いた時には時刻は9:40になっていました。少し先には岩壁で囲まれた泉の湧き出る不思議な森がこんもりと見え、遠くの山には春霞がかかっているかのように見えます。ラプンツェルらしき横顔が刻まれた滝のあたりには薄紅色のツツジの花が咲き乱れ、新エリアファンタジースプリングスはオープンして初めての「春」を迎えていました。私達が昨年ここを訪れた時には、ある日突然この場所にこんなに緑あふれる森が出現するなんて! と素直に驚いたものですが、春を迎えたこの森はまた たくさんの植物が花を咲かせてこんなにも美しい姿になるのですねえ。やっぱりディズニーシーは「生き物」なんだなあ と 心底思いましたよ~以前はホテル宿泊者かアトラクションを利用できるパスの所持者しか入場することができないという一種特別な場所だった新エリア「ファンタジースプリングス」も、この4月からは入場についての制限がなくなり誰でもいつでも自由に出入りできるようになったので、エントリーウェイを歩いて岩のトンネルを通り抜けて入ったエリアの中は予想通りの混雑ぶりでした。そんな混雑の中、私達は公式アプリを見ながら記念写真(ディズニー・フォト)を撮影していただける場所を探して右往左往。アプリによれば本日は「フローズンキングダムで10:00から撮影サービス開始」とのことだったので、エリア内にいらしたキャストさんからも情報をいただき、「たぶんこのあたりで撮影してくれるんじゃないかなー」と予想される場所でカメラマンさんが姿を現すのを待つことにしました。そして待つこと数分。10:00になると目立つ制服姿のカメラマンさんがお二人 フローズンキングダムを望むアレンデール城前の水路のあたりに登場していらしたので さっそく順番待ちの列に並んで撮影していただきました。(台紙付きの写真もお願いしました。これで我が家の恒例年中行事、無事完了です。)撮影を終えた後は、ファンタジースプリングス・ギフトで大急ぎで買い物をして 一目散にエリアを出ました。というのも、さきほど夫がビッグバンドビートの11:05の回にエントリーしてみたら意外にも「お席をご用意」されてしまったからです。(2階席ですけれど。)エリアを出てエントリーウェイにさしかかったのが10:15くらいだったので、まあ大きな寄り道さえしなければじゅうぶん間に合うだろうと思っていたのですが。ロストリバーデルタに出て橋を渡ってミゲルズ・エルドラド・キャンティーナの前を通りかかるとお店の外壁がこんな↓になっていたので立ち止まって撮影したり…ポートディスカバリーを通りかかると「もう少しするとアクアトピアの向こうの水域にダッフィー達を乗せた船がやってくるんじゃないの?」ということに気付いて待機してみることにしたり……などとしていたので、なかなかシアターのあるブロードウェイまで辿り着けず、ギリギリになるかも と少々ハラハラしましたよ~ちなみに、ダッフィー20周年のスペシャル水上グリーティング「ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー」の10:35の回は、10:35に船がメディテレーニアンハーバーを出発したあと時計回りにパーク内の水路を回っていくので ポートディスカバリー沖通過は10:40過ぎ頃でした。無数のシャボン玉を飛ばしながら、そんなに遅くないスピードで航行していくダッフィー&フレンズ7人(?)をのせたスチーマーライン。ダッフィーとシェリーメイは揃って船尾に乗っていましたよ。キャラクター達の他愛ないおしゃべりも楽しい通過方式の水上グリーティング。水辺に近い場所ならパーク内のどこにいても遭遇するチャンスがある というのが良いですね~一日三回行われているそうですが、もう少し回数増やしてくれたらもっと嬉しいんだけどなー って思いましたよ~(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 26, 2025
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(…その1から続く)さて、本日のオチェーアノでのお祝いの席で私達がお願いしたのは「ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス」ディナーコース。二種類用意されているディナーコースの中からお皿数の少ない方を選択しました。(予め「プレシャスセレブレーションセット」を追加でお願いしてあったので、最後にお祝いのケーキが出てくることを考慮しての判断です。)それに、私はグラスワインセット「ミラコスタカルテット」を、夫はシャンパーニュのグラスをお願いしました。私の方のワインセットの一杯目と夫のシャンパーニュが同じ「二コラフィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット」ということで、キャストさんに注いでいただいた量違いの同じグラスを仲良く並べて乾杯し、日没前でまだ明るい陽の残るオチェーアノのテーブルで私達は食事を始めました。以下、いつものように簡単に記録しておきます。まず前菜。マリネしたオマール海老と炙ったアオリイカのサラダ仕立てにホワイトアスパラガスのババロア。テーブルにやって来た時はこんな感じでしたが…キャストさんはお料理のお皿と一緒に柑橘の入った盛り皿(写真奥にちらっと写っています)もテーブルにお持ちになったので、 何事?? と思っていたら、花咲くお庭のようなサラダの上で柑橘の皮をすりおろしてくださいました。きれいな薄黄色の柑橘は高知産の「小夏」だそうです。春らしい爽やかな香りがテーブルの上にひろがりましたよ~アスパラガスのババロアの上にはキャビアかな? 少量の魚卵がのっていました。赤い曲線はパプリカのソース、黄色い丸いのは塩レモンのソース。シャンパーニュがより一層美味しくなるような前菜でした。ところで本日提供されたパン、いつものバゲットに加えて新しいものが登場していました。この 貝殻を模ったようなまあるい小さなパン。中に海藻バターを包み込んで焼いたとのことですが、海の香りとバターの風味がたっぷりで大変美味しかったです。貝殻の形といい「海藻バター」といい いかにもオチェーアノらしいなあ… と思っていたら、キャストさんが「もともとはホテルミラコスタの宴会部門(結婚披露宴など)で出していたもの」と教えてくださいました。今日のオチェーアノでもこのパンは大好評だったようで、おかわりするゲストが多くて焼き上がりが追い付かないほどだったようですよ~お料理二皿目は温前菜です。リ・ド・ヴォ―(仔牛の胸腺肉)のカダイフ包み揚げです。カダイフ包みの下には筍のリゾット、上には筍のソテーとネギ。季節感がありますね~ソースは山椒をきかせた赤ワインソースです。周囲には紫蘇の花穂も散らしてありました。前菜は二品ともものすごーく手間がかかっていそうなのに シャンパーニュ―と一緒にあっという間に美味しくペロッといただいてしまって なんだか申し訳ないような気持ちになっちゃいましたよ~次はお魚、アイナメのポワレとハマグリのハーブクラストのせグリルの盛り合わせ。このお皿に、キャストさんがテーブルでヴェルデュレットソース(白ワインベースのハーブを使ったソース)をかけて仕上げてくださいました。お魚の両側の白い泡はハマグリのフォーム。たっぷりのグリーンピースが添えられていたのですが、少しつぶしてソースと一緒にしてお魚にからめながらいただいたらとても美味しかったです。使われている素材も 味も見た目も、春から初夏にふさわしくてとても好きでした。そしてこの だんだん深くなっていく海のような色合いのお皿(食器)も、オチェーアノ――「海」という名のレストラン――そのものを表しているように思われて私は大好きです。お肉は牛フィレのグリルにモリーユ茸(アミガサダケ)のソース。付け合わせも含めて結構ボリュームがあって インパクトある見た目でした。ソースにはモリーユ茸そのものも入っていて香りと旨味がはっきり「モリーユ茸」。キノコ大好きな私はとても嬉しかったのですが、苦手な方はコレちょっとキツいかも…と思うほどのキノコみ(?)がありました。付け合わせは左から グリュイエールチーズを包んだクレープ、インカの目覚めのガレットにパンチェッタとタマネギ、クルミのドレッシングをかけたサラダです。これ一皿だけでもじゅうぶんお腹一杯になりそうで私は食べ終えるのに時間がかかってしまったのですが、お肉が時間が経っても柔らかいままでいてくれる「牛フィレ」だったので 最後まで美味しくいただけました。あー 美味しかったー… (まだデザートもありますよー)メモ 本日の「ミラコスタカルテット」 スパークリング:二コラフィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット 白:シャブリ セバスチャン・クリストフ 白:アッピアーノ・ファルヴィンド・ソーヴィニヨンブラン 赤:マッキオーレ・ボルゲリ・ロッソ (6500)ここで時刻は19:00前。次はデザートですが、この時点でディズニーシーの夜のハーバーショー「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」のためのテラス開放時刻まであと数分となっていたため、コースは一旦ストップ。お料理の提供が止まった店内では まず初めに車いす利用など配慮が必要なゲストが一組ずつテラスに案内され、その後コースの部屋(ケルプやエテールノ)のゲスト、次にブッフェの部屋(パール)のゲスト という順でテラスへの誘導が進んでいったようでした。テラスに出て眺める 風もほとんどない穏やかな今夜のメディテレーニアンハーバー。19:15になるとショーは問題なく始まりました。お馴染みエルサの衣装チェンジのシーン。ウェンディの願いが叶った後、最後の最後に姿を現すミッキーさんとミニーさん。本日もお仲がよろしいようで何よりです。ショー終了後テラスから戻ると、私達のテーブルにはお祝いのケーキがやってきました。(プレートとシールのメッセージは加工してあります)続いてコースの可愛らしいデザートも。シャボン玉で遊ぶジェラトーニとクッキーアンを表現しているそうです。ミルクジェラートでできた白いシャボン玉がのっているのはクルミのケーキを土台にしたアプリコットとパッションフルーツのムース。透明のまあるいシャボン玉はレモンのゼリー。用意してくださったコーヒーと共にデザートも最後まで美味しくいただき、記念品とキャストさんが作ってくださったお祝いのシールを抱えてテーブルを離れた時には、時刻は20:30をとっくに過ぎていました。今年もこの上なく幸せな時間を過ごすことができました。やっぱり私はこのお店のコースのすべてが好きです。お料理も場所も人も雰囲気も、それだけじゃない、さまざまな思い出が層のように積み重なるオチェーアノのこの部屋で 過去と現在を行ったり来たりしながら過ごす時間が私は何よりも好きなのだなあ と、今回もまた思い知りました。 いろいろと難しいこともありますけれど、また来年もここへ来ていっぱい笑うことができたらいいなー と素直に思います。ありがとうございました。東京ディズニーシーのパークを一日中楽しんだと思われるゲストの皆さんと一緒にリゾートクルーザーに揺られ、私達がアンバサダーホテルに戻ったのは21:00を過ぎた頃でした。部屋に帰り着き、明日の朝は早くに出発するのでそれに備えて準備をしたり、入浴したり休む支度をしたりしていたら時刻はあっという間に23:00。最後にカーテンを開けて覗いた窓の外は既になんの音もせず 人の気配もなく、静まりかえっていました。私達にしては少し早いけど、おやすみなさい。アンバサダーホテルで過ごす夜。今夜はよく眠れそうです。(翌日につづく・・・)※追記帰り際に、今回テーブルについてくださったキャストさんは私達が初めてオチェーアノのコースで結婚記念日お祝いをしたちょうどその頃にこの世に誕生した方だ という「衝撃の事実」が判明しました。時の積み重なりとはほんとうに文字通り重いものなのだなあ と、あらためて思いました。* オチェーアノ の 「ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス」ディナーコース *・オマール海老のマリネ アオリイカのグリル ホワイトアスパラガスのババロア・リ・ド・ヴォーのカダイフ巻き タケノコのリゾット 山椒のアクセント・アイナメのポワレ ヴェルデュレットソース ハマグリのフォーム・牛フィレ肉のグリル モリーユ茸のソース パンチェッタとポテトのガレット・アプリコットとパッションフルーツのムース レモングラス香るミルクジェラート ・・・・・・・・・・・・2025年4月8日~7月2日(14000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 25, 2025
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大型連休スタートが目前となった4月25日金曜日の午後。舞浜に到着した私達は、アンバサダーホテル駐車場に車をとめました。毎年恒例となっている この時期にある結婚記念日を祝うことを兼ねた私達の東京ディズニーリゾート滞在は、今回はちょっと早めの今日から始まることとなります。今年の4月は夫の方がなんだか忙しくてお馴染みオチェーアノのコースでのお祝いもまだ行えていなかったので 今日はまずはそちらへお邪魔し、明日は宿泊先をホテルミラコスタに移してディズニーシーのパークとホテルで一日のんびり過ごし、明後日はホテル内で過ごして帰宅する というのがだいたいの予定です。いつもは4月後半から5月の初めまでの二週間ほど続くお祝い気分も今年はこの三日間にギュッと集約… …できるかどうかはわかりませんが、まあとにかく 今回も楽しいことだけを考えて好きな場所で好きなように過ごしたいと思います。――では。昨年や一昨年とさして変わらない記念日のリゾート滞在になるかもしれませんけれど、未来の自分のために今年も「いま」のわたしを書き残しておくこととしましょう。到着のタイミングが良かったのか、空きが多くてとめる場所に迷うほどだったアンバサダーホテルの地下駐車場に車をとめ終えたのは13:00過ぎ頃。きょうはパークに行く予定もない上にチェックインまではまだ2時間近くもあったので 私達はホテル周辺や敷地内を回り 写真を撮ったりして過ごしました。いつも撮影のタイミングを逃してしまう車路入口ゲート(↑一番最初の写真)での記念撮影も今日は忘れずにすることができて満足し、平日午後の人の少ない中庭へ出てパラソルの下でアンバサダーホテルを見上げながら 今日のお部屋はどこになるかねえ~ などと言いつつちょっと休憩。それから 開店直後の混雑が解消したチックタックダイナーへコーヒーを飲みに行きました。お店に入ってパンの並んでいるコーナーを眺めると、キャラクターに疎い私達でも一見して「これはドナルドダックでしょう」と判るような面白可愛い大きなレモンクリームパンがあったのでひとつだけ購入し、キャストさんが案内してくださったテーブル席でコーヒーと一緒にいただきました。(浮き輪に頭を突っ込んでいるドナルド?? 浮き輪にもお尻にもクリームが入っていました。)ここに30分ほど滞在し 店内にある大きな時計の針が14:40を指す頃に私達はお店を離れ、車からおろした荷物を携えてチェックインのためにロビーに向かいました。14:50過ぎのフロント前には私達と同じようなチェックインの開始を待っている風のゲストが何組かいらっしゃったようでしたが特に待ち列などはなく、キャストさんによれば「チェックイン開始の際はお声がけしますのでお好きな場所でお待ちください」とのこと。少し離れた場所の椅子に掛けて待っていると、それまでロビーに流れていた自動演奏のピアノの音がディズニー音楽の生演奏にスムーズに切り替わりました。ふと見ると、演奏しているのはホテルのキャストさん。グランドピアノの周りには気付いたゲストが続々と集まってきていました。そして 数分の短い演奏を終えたキャストさんがゲストの拍手に送られて去っていくと同時にフロント前では静かな声でアナウンスがあり、チェックインの手続きが始まりました。(14:55くらい。)私達も15:00過ぎには手続きに入り、明日のハッピーエントリー通行証や館内地図やキャストさんお手製のお祝いのシール(お誕生日以外のお祝いシールもできたのですね~)などもいただいて宿泊フロアに上がるエレベーターに乗り込み、15:15には本日のお部屋のドア前にたどり着くことができました。さて、本日宿泊するのは、このホテルで一番シンプルなスタンダードダブルの客室。客室ドアの外側にアプローチがあって、館内廊下からちょっとだけ引っ込んだようになっているのが特徴の 私達がよく利用するお部屋です。こちらの客室はコンパクトですが 窓際には大きな丸テーブルもあるし、ダブルベッドなので両サイドに「ひとりにひとつ」というような感じでナイトテーブルがあるのが意外に快適で 私は気に入っているんですよ。今日のお部屋はイクスピアリ側だったので、カーテンを開けてみるとさきほど居た中庭が見えました。何やらアンフィシアターでの昼公演が終わった直後だったようで、学生服姿の団体さんが先生らしき大人の方に引率されて通り過ぎていくのが見えましたよ~お部屋の中の様子は過去何度も記録していると思うので、変わったこと 新しくなったものを少しだけメモしておきますね。こちらのお茶セット。コーヒーは昨年からドリップ式のものに切り替わっていましたが、日本茶も粉茶からティーバッグに切り替わったようです。ベッドのサイドテーブルの引き出しの中にホテルの絵葉書とともに置かれているダッフィー&フレンズのリーフレットは「ダッフィー誕生20周年」のものになっていました。そしてバスルーム。洗面所の引き出しの中には 今までは無かった基礎化粧品(アスタリフト)のサンプルのようなものが2セット用意されていました。内容としてはミラコスタの「スペチアーレ&スイート」やディズニーランドホテルの「コンシェルジュ」の客室アメニティと同じでしたので、 それよりは量が少ないけど簡素なものをちょっと置いておきますね! …といったような感じでしょうかね~今日現在、アンバサダーホテルの客室紹介ページのルームアメニティのところにも「スキンケアセット」との記載があるので、今後もきっと置いてくださるのではないでしょうか。ありがたいです。こちらはおまけ。私達がいただいた結婚記念日カードとお祝いのシール、私の誕生日カードとシール。(名前と日にちがはっきり記入されているのでシールは隠しておきますが、三日間のどこかでうまく記録できたらな~と思います。)少し休憩して荷物を整理し、部屋を出て再びロビー階に舞い戻ったのは16:30くらい。レストランの様子を見に行ったりショップを覗いたりした後、ホテルミラコスタに向かうために私達はホテルの前から16:50発のディズニーシー行きリゾートクルーザーに乗り込み、数分後にはディズニーシーのパークエントランスノースにあるバスターミナルに到着しました。可憐な大島桜の花々が咲き誇っていたピクニックエリアも今は新緑の時。緑滴るエントランスあたりを少し散策してから小さな階段を上ってホテルミラコスタの正面玄関脇に上がり、ディズニーシーステーションに続く連絡通路の上からパーク内を眺めていると、遠く海沿いのリゾートラインの軌道上を一風変わったリゾートライナーがこちらに向かって走ってくるのが見えたので、…あれはもしかしてダッフィー誕生20周年の特別な車両?と思い、連絡通路上で私達はしばらく待機して確認してみることにしました。やがて東京ディズニーシーステーションからゆっくりと出発していったのは、やはりダッフィー20周年のロゴマークを先頭車両につけた「ダッフィー&フレンズ・カラフルハピネス・ライナー」でした。公式サイトによれば来年の3月19日まで運行しているそうですよ。それまでに私も一回くらいは乗れるといいな―と思います。その後、食事の時間が近づいてきたのでホテルミラコスタの館内へ。オチェーアノに行く前にちょっとディズニーシーのパークの様子をみようと思い 階段の踊り場に行ってみると、真下のマンマビスコッティーズ・ベーカリー前のパラソルがカラフルになっていてちょっとびっくり。「ダッフィー&フレンズ・カラフルハピネス」のイベント仕様になっているのですね~この場所のパラソルは以前からイベントに合わせてデザインを変えることが多かったのですが、2020年以降は世の中の状況に影響されてかそんなこともなくなっていたので、かなりゆっくりペースだけど 2020年以前のパークにあったものが戻ってきているんだなあ と 実感しましたよ。それから私達はオチェーアノの店頭に行って名前を告げました。少し待って奥のコースのお部屋「ケルプ」へ通していただき、席に着くと、目の前にはあの懐かしいブルーのお皿とナプキン。以前はテーブルにつくといつもオチェーアノらしい色合いのお皿が迎えてくれていたものですが(以前の様子はこちらなど)、諸事情でそれもこの五年間は姿を消していたのです。ここにも 2020年以前にあったものが戻ってきているんだなあ… と、しみじみと私は思ったのでした。(白いテーブルクロスはもうきっと戻ってきてはくれないでしょうけれど、このテーブルセッティングが戻ってきてくれたのは大変嬉しいです)(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 25, 2025
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