全5件 (5件中 1-5件目)
1
オススメ経済本第2位「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】」 中野剛志著前回紹介した「富国と強兵」の著者の中野剛志さんがその後出版された本です。これ以上、簡単に分かり易く正しい経済の説明をすることは絶対にできないというほど、分かり易い作りになっています。巷には経済に関する誤解や嘘が蔓延していますが、この本では何が間違いで正しい考えはどういうことかを、理路整然と説明してくれています。経済はイメージで誤解されていることが非常に多いんです。家で経済ニュースが流れるたびに一人で憤然としていたのですが、経済知識が全くなく興味もないという僕の妻に読んでもらったところ、「非常に良く分かった、貴方の言うように今の経済政策じゃ全然駄目だ」、ということを言ってくれました。僕の妻のように経済知識が全くない人でも経済政策の本質を十分理解できると思います。特に前半の勢いが凄まじく、秀逸です。日本でデフレが長引くのは仕方ない、という考えを持っている人は目からウロコが出ると思います。経済に興味がなくてものめり込むと思います。この本読んで経済の本質が理解できない人がいたら変ですよ。日本が経済成長しなくなった理由はなんでしょうか?間違った経済政策がとられ続けたからです。間違った経済政策はなぜ取られ続けたのでしょうか?間違った理解で現状認識を誤ったからです。プライマリーバランス黒字化目標がありますが、デフレ時には財政赤字を増やさなければいけません。金融政策だけでデフレを脱却しようとしても、ヒモで押すようなもので効果は得られないのです。ヒモは引っ張られれば緩めることで調整が可能ですが、引っ張られていない時にはいくら緩めても効果がないのです。需要が不足している中で必要なのは需要であって、それをデフレ時に民間に求めてもダメなのです。政府が需要を作らなければいけません。積極的な財政政策をするべきで、現在のように財政を絞り続けてはいけない。現在、自分たちと違う考えを馬鹿にする経済学の派閥が主流派です。もうずっと前からこの派閥が日本経済を操っています。財務省では安定財源の確保が最優先され、都合の良い消費税が増税されている。消費に対する税金は消費意欲の低下を招き、需要が減少してデフレが進みます。前回消費税5%から8%にあげた時に、デフレ脱却の千載一遇のチャンスを潰してしまった。消費税増税はリーマンショックや東日本大震災と同等以上の景気悪化を招きます。その影響は長期に及びます。将来世代にツケを残すな、というなら、一刻も早くデフレを脱却させるべきです。国債を減らすのが将来世代の為になると思っている時点で、何も分かっていない。この本の最後に、本書のまとめが9頁あります。この9頁は、この本に書かれている内容の全てが凝縮されており、とても良くまとめられています。経済で必要な知識をこのように要約ができること自体が、著者の能力の高さを如実に表しています。もし途中でこの本を読む気がなくなったとしても、この要約だけは読んで下さい。この要約に経済を正しく理解するための全ての基礎知識がつまっています。※「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室」は【基礎編】の他に【戦略編】があります。
2019.09.28
コメント(2)
オススメ経済本1位「富国と強兵」 中野剛志著経済に対する考え方・解釈の仕方によって、経済学には色々な派閥があります。バリュー投資とグロース投資よりも大きい壁が、いや大きい溝が、派閥の間にはあります。経済に対する考え方が大枠で同じであっても、その中でも更に分かれ、分かれた個々の派閥が同じ考えになることは決してありません。事象に対する捉え方と、問題点の見つけ方、解決方法の導き方が、派閥間で大きく異なります。場合によっては真逆になることさえあります。(少しでも前提が崩れると、分析結果が大きく変わるのは株式投資も経済も同じですね)最初に言っておくと、僕はケインズ派に属している経済人の考え方と非常に似ている考えを持っています。ケインズ派といっても、「オールド・ケインズ派」「ニュー・ケインズ派」「亜流ケインズ派」と色々別れています。「ポスト・ケインズ派」もあります。これらの分け方の解釈が人によって異なり、あまり詳しくないので詳細の説明は省きますが、僕はポスト・ケインズ派に近い考えを持っています。考え方の詳細は今のご時世インターネットで検索すればいくらでも出てきますので興味がある人は調べてみて下さい。これらの派閥の多くは、現在の主流派経済学からは異端扱いされています。経済学とはなんでしょうか。少なくても現在の僕たちの生活を豊かにしてくれるものではないようです。特に日本では、相対的な国力の低下を招いた一因を、政治家の無知と主流派経済学の誤り、そして総括しないで次の政策を検討するという、過去の現実から目を背ける姿勢にあると言えます。主流派経済学が誤った理由は何でしょうか。現状認識と取るべき対応策の考え方を誤ったからです。現状認識を誤った?そう。主流派経済学ではそもそも現状認識が間違っています。株式投資で投資家によって現状認識(解釈)に大きな違いが出るのと同様、いやそれ以上に、経済では現状認識(解釈)に大きな違いが出ます。現在日本がおかれている状況はどのような状況なのか。その認識が異なれば、自ずと対応策は変わってきます。それも取り返しのつかない位、致命的に大きく。現状認識に誤りがあると、取り返しのつかない対応策がとられてしまいます。現在の日本のように20年や30年、デフレが続くというのは、ちょっとやそっとではできません。長期的に間違っている政策がとられ続けた結果です。勘違いしないでほしいのですが、今の低迷期は高度経済成長期やバブルの反動ではありません。バブルのツケなんてとっくの昔に払い終わっています。多くの日本国民が正しく日本の現状を理解していない。この本では、貨幣とは何か、経済学とは何か、そして資本主義とは何か、から始まり、国家財政や地政学、国家の財政にたいする捉え方、と幅広い視点で経済を論じています。経済は色々なことと密接に繋がりがあります。そのことを理解しなければなりません。貨幣とは何かが分かっていないと、現在の経済状況がどのような状況かの捉え方が変わってきます。取るべき対応策も変わってきます。貨幣とは何かを理解するためには、何故貨幣に価値があると人々は考えているのか、そして国家とは何か、を理解しなければいけません。銀行の信用創造システムのカラクリを理解しなければならず、その為には回りくどいですが銀行システムの成り立ちを知っておく必要があります。イメージで言葉を捉えるのではなく、正しい定義を理解しなければいけません。一つを理解するためには、他の色々なことを正しく理解しなければいけません。『多角的に物事を正しく理解する』、これが重要になります。多くのことを正しく理解する必要があります。本来であれば、多くの書物を読む必要があります。なおかつ、どれが正しくてどれが間違っているかを自分で判断しなければいけません。そして困ったことに、どれが正しくてどれが間違っているかはそれまでの自分の常識の範囲を超えたところにあることが多々あります。この本の参考文献は非常に膨大で、また多くの面から経済を論じています。この本の内容はこれらの参考文献と、参考文献に載っていない多くの文献が元になっています。多くの文献を論理立てて正しく組み立ててくれるという、非常に有難い本です。経済にそれ程詳しくなくても、各方面から経済の内容が正しく理解できるように配慮されています。この著者の中野剛志さんはこの本を執筆するのにどれだけ膨大な時間と労力を割いたのでしょうか。この本を超える本は今まであったのでしょうか。今後出るのでしょうか。僕は、この本を超える経済本は日本からは出ないと思います。経済知識が全くない人は、ちょっと取っ付き難いかもしれません。その人は、まず次に紹介する本を読んである程度の知識を付けてからこの本を読むと分かり易いと思います。あくまでこの本は「序説」の位置付けです。この本の内容を理解することを入り口として、正しく経済について論じることが大切だ、と著者は考えているのだと思います。個人投資家でこの本を薦めている人を僕は知りませんが、投資家であればこの本で論じられている地政学や経済学の内容を理解しておいて損はないです。学ぶべき正しい経済学がこの本にあります。
2019.09.20
コメント(0)
以前株式関係の投資本でTOP10やりました。僕は結構な量の投資関係本を読んできたと思いますが、以前発表したTOP10の結果は普通の人と違うものが多く入り、下記となりました。https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201511110000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201511150000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201511210000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201511260000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512010000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512060000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512110000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512160000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512210000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201512270000/https://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201601030000/今発表するとしても、2010年発売の「世界一シンプルなバフェットの投資」が割り込むくらいで、ほとんど変動はありません。2017年から発売した投資本はクソみたいな本ばかりで、読む価値のある本があるかどうかすら疑問です。読むかどうかわかりませんが、もし2017年以降の発売で価値のある株式関連本があったら教えて下さい。兎に角、最近出版された本はTOP10入りをしませんので、僕の中の順位に変動はほぼありません。本当にやりたかったのは、ロシア文学ベスト10なんです。でも、ロシア文学なんてもう大学生の時に読んだくらいで、社会人になって以降はほとんど読んでいない。たまに読んだことのある本を読み返すくらい。まぁ、それで十分なんですけどね。愛しのワルワーラさん。昔に「むぎゅ。」でも書きましたが、僕は社会人になってから暫くドストエフスキーのような文体の文章が頭の中に流れ込み続ける病にかかっていまして、兎に角「文章で考える」という思考回路になってしまって本当に難儀しました。そのくせ社会人として求められる文章力は皆無でしたので、修正するのに多くの時間がかかったものです。1作品でもドストエフスキーを読んだことのある人ならきっと分かると思いますが、ドストエフスキーの文体は、兎に角文章が長い、点が多い、だらだらと続く口語が多い、感情的、直情的だが回りくどい、という特徴があります。その文体で株式投資で破滅する少年が主人公の小説を書けば面白いのではないか、と思ったりします。今でもその文体で文章を綴ることは可能ですが、もう若い日の輝きは僕にはありません。僕はあまりに耄碌してしまった。当時の可能性を犠牲にして得たものはなんだろうか。6000万円。株式投資の知識・経験・投資哲学。将来の10億円。そんなものに一体どれくらいの価値があるのか。億り人、だとか、資産100倍、だとか、もてはやされている個人投資家。虚しくならないのかな。投資の世界は結果が全て、でも、そうならなかった可能性があった、そうなったから儲かっただけ、自分の実力の範囲外のことが大きい、つまり僕が言いたいことは「恥ずかしくないの?」だ。厚顔無恥?あんたら、なんか勘違いしていないか。自分の得た投資の利益は、自分の労働の対価としては大きすぎるのを理解していないんじゃないか。投資の利益は我慢料?アホか。不当に得た利益だ。お前はそれだけの労働をしていない。歪んだ資本主義社会で儲かった側。反対側では多くの人間が不当に労働を安く買い叩かれている。分かってない。今の個人投資家側がこの歪んだシステムを。ということで、経済本TOP10やります。実は、僕は、株式投資関連本より、経済関連本の方が読んだ冊数多いです。株式関連本なんて読まなくても良いと本気で思っています。僕は面白いから読んでいますが、そこから知識を得て実践で役に立てようとは思っていません。株式関連本読んでトレードの役に立ったって思っている人、それ殆ど勘違いだよ。何も読まないで自分で考えた方が良い。株式投資本読むなら経済本読んだ方が良いよ。考え方の幅が広がる。
2019.09.15
コメント(2)
世紀の空売りでお馴染み(?)のあの人が、買いで日本個別株に参戦して色々注文付けようとしているようで、対象株が暴騰しています。対象銘柄ではヨータイとか面白いでしょうね。僕も暫く前からのんびり持っています。ちょっとくらい株価が暴騰しても、気にせずのんびり持ち続けます。タツモなんかは業績がピークアウトする前から株価絶賛下落続きで、そこから底練りが終わって少し前に反転し、今では暴騰して年初来高値更新中でした。今日の暴騰で僕は売り上がっています。この銘柄は内容が攻めの提案なので、まだまだ株価は上がる可能性が高そうですけどね。まぁそんなことに興味はない。明日の株価なんて知らんがな。そうそう。僕のやり方の一つは、年初来安値更新している銘柄を買って、年初来高値更新している銘柄を売る手法です。全くもってモメンタル投資の真逆を行く手法です。特に最近は年初来安値更新中の銘柄には手を出さないようにしている人は多いでしょうね。保有銘柄が年初来高値更新している銘柄は売買しないで様子を見ている人も多いと思います。僕の逆に、高値を追う手法で儲けている人は沢山居るでしょう。でも、安値を買って高値を売る、この手法、僕は大好きなんです。中期逆張り投資を続けていれば、長期的に儲かりますよ。損切が必要?なにそれ。まだそんなこと言ってるの?君は相変わらずレベルが低いなぁ。
2019.09.05
コメント(0)
減らないお財布を持ってフィナンシャル・インディペンデンスをめざす仲間のコミュニティー https://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/toms2121さんは随分投資歴の長い方で、ブログを始めた2002年よりずっと以前から株式投資をなさっていました。ブログはとても頻繁に更新されていて、全記事は7981件にも上ります。一つ一つの文章量もかなりのもので、別でメルマガも行われていたことを考えると、長年かなりの文章を書き続けていたことになります。今現在ほどに優れた株式投資の本がなかった時代から、たくさんの株式投資関連の書物を読まれていたようですので、かなりの勉強家だったようです。toms2121さんは今年お亡くなりになったようです。晩年は、死期を意識した投資及び投稿内容になっています。自分の死期が近いにも関わらず、それまで同様に、或いはそれまで以上に株式投資に力を入れ、分析され、情報発信されていました。本当に株式投資が人生そのものだったんだなぁと思います。こういう生き様は投資家として尊敬します。僕とは投資手法がかなり異なりますが、自分なりの投資手法を確立して、長期的にその手法を守っている稀有な投資家でした。投資は自分で必死に考えることが必要なのだ、教えてもらいたいという考えは甘い、世の中そんなに甘くない。基本戦略を学び、後は実践しながら自分で学んでいくことが大切。株式投資のやり方は人それぞれ、自分のスタイルを確立して自らの成功を信るべき。という考えを当初より持っておられていました。全く異論ありません。このような考えをずっとずっと前から持ち続けて、実践し続け、情報発信し続けた。そんな投資家がこの日本にいたことは、忘れてはならないでしょう。ところで今の日本に長年情報発信を続けている尊敬できる投資家、誰が居ますか?恐らく、1人か2人、辛うじて名前を挙げられる程度だと思います。その程度しか居ない、貴重な投資家でした。僕とは投資手法から投資に対する考え方から、何から何まで違いましたけどね。
2019.09.02
コメント(6)
全5件 (5件中 1-5件目)
1


