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築地から豊洲へ‥色々な問題が有って、中々実現化しなかったが、
この度年月を経て、ようやく今月実現化した。
なので、色々な番組がこの件を取り上げていた。
その中「未来世紀ジパング」では、
チョッと違う観点で、この問題を取り上げていた。
それは市場そのものの存在についてであった。
築地の主役は仲卸業者である。仲卸業者とは、業務用の魚屋さんのことだ。
各地から市場に集まった魚を選んで買い付け、
それを飲食店や街の魚屋さんに売る仕事をしている。
その仲卸業者がこの30年位の間に、激減しているのである。
1989年に1080軒有った業者が、
2017年には538軒にまで減ってしまっている。
水産物の取扱量も、ここ10年で3割減っている有り様である。
これも時代の流れ、ということになる。
その理由は大きく分けて二つ。まず、スーパーなどが産地直送の買い付けをしているということ。
もう一つはネット通販などになり、市場を通さない取引が増加しているからだ。
そこで立ち上がったのが、50年続く仲卸業者‥いわば老舗が、
目利き能力を最大限に発揮すれば、絶対生き残れるということで、
海外に進出することを決める。
海外って、何処に?選ばれたのがタイ‥タイのバンコクへ運ぶことになった。
何故なら、バンコクは日本レストランの密集地だからである。1700店以上の日本レストランが、ひしめきあっている場所だ。
ということで、タイのバンコクにミニ築地市場が、今年の6月上旬にオープンしたのだった。
出資したのは、日本航空グループと仲卸業者3社である。仲卸業者の3社とは、生鮮、青果、和牛だった。
バンコクでは、会員にならないと買い付けられないようにしている。そこには和食レストランや日本食店が買い付けにきている。
そして午後には一般の人も解放し、
刺身等にさばかれた魚を買えるようにして、
ロスが無いようにしている。
今後は、築地を見学に来る外国人が、ここバンコクでも、沢山見かけられるようになるだろうと思う。