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これまで「ミモザ日和」ブログを見てくださった皆様、ありがとうございました。色々考えた結果、ブログ更新を終了させていただくことにしました。これまでの2000件以上の日記はバックアップを取り、一部を削除させていただく予定です。ブログを通して知り合えた方、ブログを見てイベントに足を運んでくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございました。ブログ更新は終了しますが、写真を撮ることが好きなので、お出かけ記録としてTripAdvisorなどに投稿するかもしれません。まだまだ暑い日が続きますが、ご自愛くださいね。
2017.08.10
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最初に断っておきます。カブトやチョウの幼虫などの画像がたくさん登場しますので、もし苦手な方がいらっしゃいましたらご覧にならないでくださいね。昨年夏、大学でもらったヘラクレスオオカブトの成虫が先日昇天しました。写真は元気だった頃(死の1週間前) 段ボールに梱包材と新聞紙を敷き詰めて温度調節し、冬を越すことができました。もう2年目のこのヘラクレス、兄弟たちは冬前に既に死んでいたので、一番長生きできました。ゼリーをたくさん食べるので、お世話が大変だったと思いますが、息子は寂しさ半分、やり切った感半分のようです。お庭にお墓を作っていました。ヘラクレスの幼虫のほうはまだ元気。昨年10月こんなに小さかった幼虫が 今は7cmほどになりました。 こちらは大きく育ってからもらった幼虫。びっくりするほど大きかったのが、更に大きくなっていました。 もうすぐ蛹室を作ると思います。カブトの成虫の餌換えも大変ですが、幼虫の土換えも大変。月1度慎重に土換えしています。昨年夏にもらったオオクワガタはまだ元気。クワガタのほうが長生きするんですよね。 12月の学会でいただいたオオムラサキの幼虫。野菜室で越冬させ、4月中旬に外に出しました。エノキの葉しか食べないということで、エノキの木探しに苦労しましたが、お世話になっている里山のおじ様方が見つけてくださいました。 葉の先っぽだけギザギザがあるのがエノキの葉の特徴。 こんな感じで飼育ケースを縦にして育てています。 オオムラサキの幼虫って角があってかわいい。 脱皮すると緑になるそうです。ということで、我が家はまだまだ昆虫のお世話が続きます。娘も昆虫好き度が増して、毎日昆虫探しに夢中。テントウムシのたまごも見つけてきました。 NEOの昆虫図鑑も持ち歩いていますよ。図書館で借りるのも昆虫の本が多いです。生きものの持ちかた [ 松橋利光 ] きらめく甲虫 [ 丸山宗利 ]小学生の植物・生き物・昆虫飼育と観察昆虫・小動物
2017.05.06
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先月に引き続き、今月もアドラー心理学入門講座に参加できました。今回のテーマは「勇気づけ」「ほめる」と「勇気づける」の違いを、対応例での自分の感じ方を考えながら学びました。重なる部分もあるのですが、「ほめる」・・・評価し賞賛する、条件付、上下関係「勇気づける」・・・困難を克服する活力を与える、無条件、対等の関係「勇気づけは、態度から始まる」勇気づけに必要な態度は、第一に “共感” それから、“信頼”と“尊敬”自分自身に勇気づけできてから、他者への勇気づけを実践できる。ということで、実習で自分への感謝状を書きました。隣の方に読んでもらうのは恥ずかしかったけど、力がわいてくる感じがしました。そして相手の方に感謝状を読むときは幸せな気持ちになりました。自分も相手も幸せになれる勇気づけ。これから、子どもが成功して喜んでいるとき、子どもが失敗したとき、様々な場面で勇気づけしていけたらと思います。今日は、お母さん講座で7つの習慣についても教えていただきました。最近まんがでわかる7つの習慣を読んで面白いなぁと思っていたところだったので、真剣に聞いていたら頭パンパン(笑)もう少し時間をかけて復習します。マンガ版はすごくわかりやすいです!夫はとっくに完訳版を読んでるんですけどね。(8年前のレビューはこちら)さて、お楽しみのTane Cafeさんのランチはワヒージョ(和風アヒージョ)。 かつおぶしをかけても合うんですね。感動のおいしさでした。早速家でも作ってみました。昨日里山の畑で採れた野菜で。 うーん、もう少しかつおぶし要ったかな?Tane Cafeさんのようにはいかなかったけど、おいしくできて家族にも好評でした♪(おまけ)豆腐屋しろさんで奇跡的に買えたおからコロッケと、子どもたちが大好きなおからで作ったサラダ。 より良く今を生きるために。
2015.09.07
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Tane Cafeさんにて開かれたアドラー心理学入門講座に参加しました。ずっと参加したくてやっと休みと合った!嫌われる勇気は半年前から2回読んで、付箋貼ったところを読み返したりもしています。最初読んだときは衝撃でした。* アドラー心理学では、過去の「原因」ではなく、いまの「目的」を考えます。だからだれもが変われる!幸福になれる、と前向きになることができると思いました。*「課題の分離」の話も子育てやあらゆる人間関係において気付きをもらえました。“これは誰の課題なのか?という視点から、自分の課題と他者の課題を分離していく必要がある”他者がどのように感じるかは他者の課題であって、自分にはどうすることもできない、そう思うと心がすっと軽くなる気がしました。* まずはすべての対人関係を横の関係にすること。親子であっても対等の関係と捉え、相互尊敬、相互信頼の関係を築く。(具体的には、純粋な感謝の言葉を伝える。評価しない(褒める行為は能力のある人が能力のない人に下す評価))“自分に価値があると思えたときにだけ、勇気が持てる”横の関係に基づいて援助するのが「勇気づけ」うーん、これまで学んできたシュタイナー教育と通じるところがあるなぁ。(過去記事)人の役に立つ喜びを教える強い意志を育てるためにはその他シュタイナー教育勉強会についての日記はこちらからさて、本を読んでいても理解できていないことがたくさん。アドラー心理学入門講座では、掘り下げたところを、自ら体感できるのでダイレクトに伝わってきます。今日はセルフトークについて。自分がいかにマイナスな言葉を自分に対して発しているか、気付かされました。それをプラスに変えると、心がぱっと明るくなることも。これからは自分に対しても他者に対しても、勇気づけの言葉をかけていきたい。私は初めての参加でしたが、参加者の皆さんいい方ばかりでとても楽しい時間でした。月1回、これからも仕事休めるときは参加しようと思います。一尾塾HPはこちらおいしいランチも楽しみの一つです。 今日は子どもの工作教室も同時開催されていました。みんなの「キラキラ水族館」素敵でした!!娘は大好きなネコに、沖縄で見た熱帯魚が泳いでいました。 書物、書籍、本
2015.08.10
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先日、脳科学コーチングの講習会に参加しました。以下、自分のためのメモ。・人は見たいものしか見えない。子どものできていない部分に目が行くとそればかり見える。いいところに目をやると、それが見える。・「~しないように」と心配を言葉にしてしまうと“そのこと”をイメージ+「×」と考えてそうなってしまう。「~しよう」という言い方にすると行動化しやすくなる。・ほめるときはタイムライン(相手が努力してきたこと等)を見て、叱るときはピンポイントで!・他人からの目や評価を気にした自信はもろい。自分自身の「存在」をいとおしく思う感覚を育てるためには評価ではなく、承認をする【存在承認】・“質問の質は人生の質”どんな質問をされてきたかで思考の方向性が決まる。例えば、「なんで、そんなことするの?」「なんで、さっさとやれないの?」と焦点が過去と問題点に向かうのではなく、「そのために何かいい作戦ない?」など未来と解決策に向かう質問をする。これはアドラー心理学にも通じるものがありますね。子どもへの言葉がけ一つで、マイナスに向かうかプラスに向かうかが変わってくる。これから意識してみようと思います。話は変わりますが、少し前に出合ったこの記事↓最後の○○が重要。兄弟ゲンカで長男ばかり我慢させない「納得させる叱り方」我が家もまだまだ兄妹喧嘩が絶えず、息子に我慢させてしまうことが多いので参考になりました。写真は今年行った品野祇園祭です。 笑顔になれる子育て小中学生を子育てしてるママへ
2015.07.18
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吉野弘さんの「祝婚歌」結婚式で夫の恩師が朗読してくださいました。額に入れて飾っていて、時々読み返しては 反省しています。 最近NHKの番組でも紹介されたようですね。“二人が睦まじくいるためには愚かでいるほうがいい立派すぎないほうがいい立派すぎることは長持ちしないことだと気付いているほうがいい”“互いに非難することがあっても 非難できる資格が自分にあったかどうか あとで 疑わしくなるほうがいい 正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい 正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい ”(祝婚歌から抜粋)吉野さんは祝婚歌について、「民謡みたいなもの」とおっしゃっていて、著作権料放棄していらっしゃるんですよね。だから結婚式でもよく朗読され、皆を感動させてきたんでしょうね。「夕焼け」も日本人らしい外に出せない優しさを歌った大好きな詩です。吉野さんの他の詩も読んでみたくて詩集を買ってきました。娘さんへ宛てた「奈々子に」がまた好きな詩になりました。吉野弘詩集 書物、書籍、本
2015.02.06
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水野敬也著『夢をかなえるゾウ3』今回も期待を裏切らない面白さでした。初めて女性が主人公で、ストーリーとしてこれまでで一番共感できたかな。断捨離やダイエットなど、女性を意識して書かれた部分も多く、私自身もモチベーション上がりました!(^^)!自分に自信がなく、仕事にも楽しみを見出せない主人公が、ガネーシャのスパイシーな課題をクリアしていくごとにたくましく成長していくところに引き込まれました。そして最後は泣いてしまいましたよ。以下、ネタバレです。私がぐっときたガネーシャの言葉。「自分がなんとなく見てるテレビ番組、なんとなくやってるゲーム、ほんまに欲しいもんなんか?自分の収納やパソコンの中には、ほんまに欲しいもんだけが入ってんのか?もし、そうやないんやとしたら、自分が欲しいと思てるもんは一生手に入れられへんで。部屋の大きさが限られてるみたいに― 自分が持てるもんも、生きてる時間も、全部限られてるんやからな」「仕事を選ぶとき一番大事にせなあかんのは、これまでの人生で自分が何に感動したかちゅうことや。そんで自分が受けた感動を、今度は人に伝えたい、伝える側に回りたい、そう思たとき人は自然な形で仕事ができるんやで」「心に余裕がなくてもな、ちょっとしたユーモアを口にすることで気持ちが軽なったりその場の空気が和んだりするもんやで」「苦しみを楽しみに変えるにはな、苦しみを乗り越えたとき手に入れられる『楽しみ』を考え尽くさなあかん。そんで、苦しみを超える量の楽しみを見出したとき、苦しみは楽しみに変わんねんで」「自分らは努力を始めるとき、『我慢』から入るやろ。(中略)でもな、自分の行動をコントロールするために必要なんは、楽しいことを我慢するんやのうて『もっと楽しいことを想像すること』やねん」最後の2つ、苦しみを乗り越えたら手に入れられるものを、できるだけ多く紙に書く。欲しいものが手に入っていくストーリーを考える。これから実行していきたいと思います。今日の読書日記
2015.01.26
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明日から連続ドラマ「流星ワゴン」が始まりますね。番組HPはこちら重松清さんの原作大好きなので、とても楽しみです。5年前に書いた感想はこちらこの頃は年間100冊近く本を読んでいたのだけど、最近は全然読めてないなぁ・・・今年は一日のうちで本を読む時間を少しでも作れたらと思っています。少し前に買って今読んでいるのは、『夢をかなえるゾウ3』今回は主人公が女性なので、これまでとは違った面白さがあり、生活の中で取り入れていきたいなと思うこともあり、付箋だらけ^^今3分の2くらい読んだところなので、読み終えたらまた感想書きます。夢をかなえるゾウ2の感想日記はこちら『パンとスープとネコ日和』の続編も読みたいし、今年こそ『1Q84』を読みたい!読書好き集まれ~DVDは、観続けてきたデス妻がファイナル・シーズンになってしまって、ちょっとさみしいです。絵本については、また今度。今日も読んでくださりありがとうございました。
2015.01.17
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本日11/20発売のぐりとぐらの切手シート、朝一で買ってきました~ かわいい!もったいなくて使えないので、こちらは保存用にして、普通の切手サイズの 冬のグリーティング切手も買ってきました。 クロスステッチ風でこちらもかわいい。この切手を貼って手紙を送りたくなりますね。手紙・手作り封筒・ペーパークラフト。+☆ぐりとぐら展、名古屋では2015年2月17日~3月2日にジェイアール名古屋タカシマヤにて開催されるそうです。楽しみ♪ (画像お借りしました)今日も読んでくださりありがとうございます。ポチッと↓↓応援してくださるとうれしいです。
2014.11.20
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先月末、仕事を休んで久しぶりにシュタイナー勉強会に参加。“エニアグラム”について学びました。 個人の特性を9つのタイプに分類し、自分を理解することで、他人を理解することができるようになるというもの。インターネットでも簡単な診断サイトを見つけました → こちら私は予想通り タイプ3でした。 (タイプ3番のこだわり「目標」「達成」「自尊心」「野心」「能率」「勤勉さ」「果断」「ステイタス」「実力」「リーダー」「組織」「マネジメント」)そして、その日の夜に先生に紹介いただいた中古本を取り寄せ、読み終えました。子どもをのばす「9つの性格」 鈴木秀子著9つのタイプ判断、子ども用と親用に分かれていて、それぞれのタイプの親がそれぞれのタイプの子どもにどう接したらいいか、よくわかりました。「囚われ」では耳が痛い話がありましたが(タイプ3は、効率と成功を求めるため、感情に左右されることを避ける。子どもの感情も無視して励ます傾向にある)これからは自覚して子どもに接するよう心がけようと思います。息子については、私がタイプ判断したところ「タイプ5」だったのですが、息子と一緒にやってみたら「タイプ1」(次にタイプ5が多かった)でした。完璧主義な息子への接し方、これまで逆のことをしていたなと反省。。親子でやってみると、お互いのことを理解し合えていいなと思いました。夫婦でもいいですね。そして今夜のテレビ「ジャネーノ!?」でちょうど9つの性格のことがやっていましたね。(エニアグラムという名前は出ませんでしたが、タイプ1から9までエニアグラムの本の通りでした)それぞれのタイプに合った勉強法など参考になりました。前述の『子どもをのばす「9つの性格」』は今はもう出版されていないので、私は中古本を取り寄せたのですが、『9つの性格』↓は本屋さんの目立つところに積まれていました。次はこちらを読もうと思います。
2014.07.07
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1ヶ月ほど前に村上春樹の新刊、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読みました。ハードカバー本は滅多に買わないのですが、話題になっているこの本をどうしても読んでみたくて^^結果、買ってよかった!これまで読んだ村上作品の中では一番読みやすく、色彩の要素、音楽の要素も入っていて私の好きな感じでした。名古屋が舞台なのもよかった。私も“名古屋の公立高校”出身なので、多崎つくるのグループの高校はどこかなぁ?なんて思ったり(架空かもしれませんが)、名古屋人が名古屋に残る習性?みたいなものも納得しました。謎解きにぐいぐい引き込まれ、一気に読みました。読後感も明るい未来が見えて良かったです。でも、私はハルキストとはいえないからかも・・・『海辺のカフカ』を何年か振りに読んで、 抽象的すぎて理解できない部分が多かったけど、こういうのをきっとハルキストは好きなのかな、と^^最後まで曖昧なところは曖昧なままだけど、想像力が掻き立てられます。すべての登場人物に引き込まれ、ふわふわした村上ワールドに浸ることができました。特に猫と話ができるナカタさんが好きです。まだ1Q84を読んでいないのですよ。これからゆっくりと読んでみたいと思います。最近読書ネタ書いてなかったけど・・・映画にもなった辻村深月さんの『ツナグ』は人のつながりを感じられて感動しました!!『きみはいい子』は虐待を扱っているので読むのに途中苦しくなったけど、読んでおいてよかったと思える作品です。自己啓発本では、『夢をかなえるゾウ2』を読みました。2年前に夫から借りて前作(夢をかなえるゾウ)を読み、こんなに面白い自己啓発本は初めて!と感動しましたが、今回は、お笑い芸人を目指す男性が主人公になっており、お笑いの要素がたくさんあって更に面白い。偉人のエピソードもたくさん出てくるし、ガネーシャは関西弁でテンポいいのでどんどん読み進めたくなります。気に入った名言メモ「自分が困っているときに人を助けてあげられる人は、『困っている』という感情から抜け出すことができます。そして、そのとき人はー大きく変わります。あたり前のように、人を喜ばせることができるようになるのです。」「何かを手に入れるということは、何かを手放すということです。何かを手放す覚悟のない人が、成功することはありません。」「自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。いい人ではいられなくなります。でもそうやって欲求をぶつけながら、それでもお互いが喜べる道を見つけていくことーそれが、成功するための秘訣なのです。」シリーズすべて持っている『みをつくし料理帖』の新刊とレシピ本も買いました。(夫が読み終えたら読みます) なかなか読書時間がとれませんが、読書の時間は物語の中に没頭できて大好きです。皆さんのおすすめ本、教えてくださいね。私の読書記録、ソーシャルライブラリーはこちら読書ではないですが、ted 観ましたよ~めちゃくちゃすぎて面白い。外見とのギャップに笑えますね~。
2013.08.10
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群ようこ著 『パンとスープとネコ日和』 カフェ好き、猫好きにはたまらない物語でした。このカフェに行ってみたい!猫のたろちゃんの仕草も、うちのアメリとかぶって温かい気持ちになりました。このまま穏やかに過ぎていくと思っていたら・・・突然の展開に泣いてしまいましたが、それでもこのゆるい感じ好きです。かもめ食堂の日本版という感じで、かもめ食堂が好きな方ならこちらも好きだと思います(^^)WOWOWで小林聡美さん主演でドラマやっているんですよね。http://www.wowow.co.jp/dramaw/pantosoup/index.html見てみたいなぁ。飯島奈美さんのレシピも載ってました。オムレツサンドの材料、超熟食パンってなってますね^^http://www.wowow.co.jp/dramaw/pantosoup/special/index.html楽天ブックス、今も「在庫確認」ですね。【送料無料】パンとスープとネコ日和 [ 群ようこ ]私が買った2週間前も、Amazonも楽天も主なネット本屋も在庫なく、TSUTAYAで在庫調べて買いに行ったら残り2冊のところ買えました。それだけドラマが人気なんですね~TSUTAYAレンタル出たら借りて観たいな。
2013.08.09
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本屋大賞を受賞した 三浦しをんさんの『舟を編む』図書館予約10ヶ月(80人)待ちでようやく回ってきました。 この本にふさわしい、辞書風の装丁ですよね。15年の歳月をかけて辞書をつくる(編む)という地味な作業の中に、携わった人の熱い思い、執念が込められていることを知りました。言葉の奥深さも実感。この本に出てくる例は辞書の中のほんの一部ですが、しをんさんの選び方のセンスを感じました。本当に日本語って素晴らしいなとあらためて思えました。映画も観てみたいです。(猫ちゃんも出てくると思うしね)http://fune-amu.com/#toppageしをんさんの著書は、『まほろ駅前多田便利軒』 『風が強く吹いている』 『神去なあなあ日常』 を読みましたが、どれも面白かったです。映画化といえば、『横道世の介』も楽しみですね。http://yonosuke-movie.com/(原作感想はこちら)あと『ちいさいおうち』も原作大好きなので、まだ先ですが楽しみです。http://eiga.com/news/20130301/1/
2013.03.09
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夫婦で大ファンな「みをつくし料理帖」シリーズ。(文庫本全巻持っています)映像化されると聞いて楽しみにしていたのに、録画できてなかった(涙)HPはこちら夫婦で主人公の澪も小松原さんも、キャスティングのイメージが全然違う~と言っていたけど、どうだったんだろう?時代小説なのにとても読みやすくて、登場人物一人一人に味があって読むのが止まらなくなります。澪の考えるお料理もおいしそうで、文庫本の最後にレシピも載っているのですが、手に入らない材料も多いんですよね。夫婦ではまっている小説はこのシリーズだけなので、感想を言い合うのも楽しいです。 私のソーシャルライブラリーはこちら
2012.09.23
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蒸し暑い日々が続きますね。ハンドメイドをする気になれず、夜はひたすら読書ばかりです。1年半前に悲しいお別れをして以来、人が亡くなる物語は避けてきたのですが、この本には今出合うべくして出合ったと感じています。『ママのリスト 私が死んだら、息子たちに2回ずつキスをしてね』 St.ジョン・グリーン (著) 鹿田昌美 (翻訳) 幼い息子二人と夫を残して、38歳の若さで乳がんで亡くなった女性が残したリスト。そこには、自分の死後にも素晴らしい人生を送れるようにと、家族への深い愛が込められていました。著者である夫から語られる妻は、本当に素敵な女性であり、子どもたちの良き母親だったのだと思いました。それゆえ、亡くなったときの喪失感を想像すると、涙が止まらなくなりました。それでもママのリストを基に前向きに生きようとする家族の姿に、私も励まされた気がしました。愛する人と一緒にいられることの幸せ、自分も子どもも健康で過ごせるこの日常が、当たり前ではないとあらためて感じ、限りあるこの時間を、一日一日大切に過ごせているかと考えさせられました。お別れした、大切な人に出会えた奇跡に感謝し、これから恥じない生き方をしていきたいと思います。『曾根崎心中』角田 光代 (著), 近松 門左衛門 (著) これが恋か。初は思った。これが、恋か。幾度も幾度も、思った。これが、これが、これが、恋。 (本文より)哀しく切ない恋物語にとにかく圧倒されました。『マスカレード・ホテル』 東野 圭吾 (著) 何ヶ月か予約待ちした、久しぶりの東野作品。面白かった!ホテルマンと刑事のプライド高い仕事ぶりにも引き込まれました。そして『新参者』も今更ながら読んでみました。TVドラマは観ていなかったので、こちらも楽しめました。加賀恭一郎シリーズは大好き。予約待ちすごいけど、やっぱり東野作品読んでいこうと思いました。あの頃の誰かは私はあまり好みではなかったのですが、ドラマ 東野圭吾ミステリーズの原作の1冊ですね。今度ドラマも見てみようかな。今年に入って読んだ本は20冊。最近は夫の本棚からビジネス本や自己啓発本なんかも読んでます。その本の紹介はまた後日。私のソーシャルライブラリーのページはこちら
2012.08.18
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今年読んだ本は34冊(児童書も入ってます)自由時間の7割くらいハンドメイドしていて、秋ドラマにもどっぷりはまり、読書時間が短かったなぁ。でも、いい本にたくさん出合えました。なんといっても角田光代さんの『ひそやかな花園』心揺さぶられる小説でした(感想はこちら)あとはごめんなさい。順位は付けられないんですが、☆5つつけた作品・・・・中島京子『小さいおうち』・角田光代『ツリーハウス』・有川浩『県庁おもてなし課』 (感想はこちら)・加納朋子『ぐるぐる猿と歌う鳥』・伊吹有喜『四十九日のレシピ』・奥田英朗『我が家の問題』・谷川俊太郎/田淵章三『子どもたちの遺言』こちらは最近読んだ本です。引き込まれるような子どもたちの写真に谷川さんの詩。子どもの心から溢れ出すような、大人へのメッセージを強く感じました。他に最近読んだ本・・・・三谷幸喜『三谷幸喜のありふれた生活9 さらば友よ』・小川洋子『言葉の標本』・川上弘美『神様2011』・角田光代『今日もごちそうさまでした』・平安寿子『コーヒーもう一杯』・村上春樹『おおきなかぶ、むずかしいカボカド』最近はエッセイが多いなぁ。好きな作家さんのエッセイはどれも面白く、親しみを感じるので小説を読むときもエッセイのエピソードを思い出してしまったりします。角田さんと村上さんのエッセイの共通項「アボカドの熟度を見分けるのは難しい」に納得。ソーシャルライブラリー 私のページはこちら有川浩さんの『阪急電車』読んだときに、映像化したら素敵だろうなぁと思っていたので、DVDをレンタルして観ました。心がぽかぽか温まりました。今年の漢字「絆」にもぴったりで、年末に観ることができてよかったです。一つ残念だったのが、原作で一番好きだったカップルのエピソードが抜けていたこと。。今調べたらDVD出ていたんですね。こちらも観てみたいです。電車つながりで、『RAILWAYS』島根の友達がエキストラ出演したので観てみたら、素敵でした!!島根に行ってみたい。今年も残すところあと一日となりました。出会ってくれた皆様、1年間ありがとうございました。
2011.12.30
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原作を読んで、NHKドラマも見た後のDVD映画鑑賞。(運良く新作をレンタルできました)映画は誘拐された女の子が大人になったときの目線で描かれています。そのため、最初は、女の子が本当の家族の元に帰った後の戸惑いの気持ちが、あまりに痛々しく辛すぎて、見るんじゃなかったと後悔したくらい。でも、明日も一緒にこの子(薫)と過ごせますようにと願いながら一日一日を過ごす希和子の母性に、次第に引き込まれていきました。原作を読んだときはまだ娘が0歳のとき。赤ちゃんのふわふわした感触、愛らしさが娘と重なっていたものですが、今回は小豆島で生き生きと過ごす薫と今の娘がリンクして、また涙が止まらなくなりました。これから、子どもと肌を寄せ合いながら過ごせる日々を、より大切に、過ごせていけそうな気がします。映画の中の小豆島は本当に美しく、家族で訪れてみたくなりました。今この時期にこの映画に出合えたことに感謝します。読書も、今年は少ないながらもいい本に出合えています。友達に紹介してもらった『四十九日のレシピ』は心温まり、涙がじんわりと溢れる素敵な作品でした。継母の乙美が亡くなってから、四十九日を迎えるまでの物語。夫も継子の百合子も、乙美の愛情の深さや人としての素晴らしさに、死後に気付くことになります。バラバラだった家族が、乙美の残した「レシピ」の元、一致団結していく様に心打たれました。忙しい生活の中でも、本当に大切な人を大切にできているか、問いながら過ごしていきたいです。NHKドラマは見逃したので、レンタルがあったら借りたいなぁ。それから、奥田英朗さんの家族小説第2弾『我が家の問題』第1弾の家日和もよかったけど、今回も笑いあり涙ありの短篇集でした。妻が完璧すぎて家に帰りたくなくなる夫の話、両親が離婚するかもしれないと知ってしまった子どもの気持ち等、家族の中での悩みを描いています。リアルで、それぞれに感情移入してしまい、応援したくなります。特に最後の「妻とマラソン」の家族の絆には感動させられました。夫婦のこと、家族のこと、ちょっと立ち止まって考えたり、ありがたさを実感できる作品です。あとは、児童書なのですが、『ぐるぐる猿と歌う鳥』がすごく好きです。北九州に引っ越してきた小学生の主人公が、個性的な友人たちに会い、不思議な出来事を経験していく。忘れていた、子どもの頃のキラキラした世界を思い出させてくれる素敵な作品です。児童書ですが、大人が読んで、子どもの気持ちに近づくのもまたいいのでは。他に、最近読んだ本。どれも読んでよかったと思える本でした。 私のソーシャルライブラリーはこちらそういえば、『ノルウェイの森』のDVDも借りたのですが、原作のイメージが壊れてしまい、私はダメでした・・・松ケンはよかったんですけどね。好きな小説の映像化、うれしいのですが、見るのはちょっと勇気が要りますね。皆さんのおすすめのDVD、本を教えてくださいね。
2011.10.30
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劇団うりんこの劇団員さん講師の「コミュニケーションの力を磨く」講座に参加しました。一生懸命メモしようとノートとペンを用意していきましたが、お話は最初の10分だけ。あとの1時間半近くは体を使ったゲームでした。まずは、先生とじゃんけん。後出しで絶対勝つじゃんけんの次に、絶対負けるじゃんけん。負けるのって難しくて、後出しするのに時間かかりました。子どもはもっと時間かかるよと言われていましたが、家に帰って息子とやったら本当でした。じゃんけん=勝たなきゃっていうのがあるので、逆に考えるのが難しいんだそうです。それから、皆で輪になって、目が合った相手とキャッチボール。ボールはだんだん増えて、最後4つに。更に、それとは別に隣の人に回して行くボールも追加されて、いろんなところに意識を分散させなければなりません。状況を見ながら、相手を選んでアイコンタクトを取る。自分でもすごい集中しているのがわかりました。次に、二人組みになって手の指だけを合せ、一人が目をつぶり、一人が誘導するということをしました。普段意識したことのない、床の温度の違い(日の当たる場所と当たらない場所の)、風が頬に当たる感触、外の車のエンジン音等を敏感に感じ、五感が磨かれた気がしました。それから、二人で先生の示すモノを体で形作るゲーム。四角い形、ハートの形、数字の6、滑り台、扇風機など。最後に、2チーム(7人組み)で立体写真を作り、もう1チームがそれを当てるゲームをしました。運動会の競技で、玉入れとパン食い競争だったのですが、皆で相談して役割を決め、表現するのが楽しかった。大人になってから、こういう経験ってないので、本当に新鮮でした。そして、最後には皆と心が打ち解けているのがわかりました。コミュニケーション力というと、発信することに重点を置かれがちだけれども、受信することができて初めて発信することができるということを教えてもらいました。アイコンタクト、相手の話をよく聞く、相手の立場になって考える・・・普段の生活でも意識していきたいです。また、コミュニケーションの方法は、言葉だけではないということも強く感じました。身振り手振り、表情、目つき・・・こちらのほうがむしろ相手により気持ちが伝わるのだろうなと。子育てにも今日教えてもらったことを生かしていき、自分自身を磨いていきたいと思いました。帰ってから、子どもと体で表現する遊びをたくさんしてみました。息子の好きな昆虫(かぶと虫、だんご虫など)を題にして、兄妹で作ってみてーと言うと、楽しそうに表現してくれました。これからもこの遊びをしていきたいなと思っています。このような機会を与えていただき、どうもありがとうございました。 息子が撮影した写真
2011.10.29
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新幹線はない。地下鉄はない。モノレールも走ってない。ジェットコースターがない。スケートリンクがない。ディズニーランドもUSJもない。フードテーマパークもない。Jリーグチームがない。ドーム球場がない。プロ野球公式戦のナイターができん。寄席がない。2千人以上の屋内コンサートができん。中華街はない。地下街はない。温泉街もない。金もない。…けんど、光はある!この高知県の「ない尽くし」キャッチコピーは実在のもの。有川浩『県庁おもてなし課』を読んで、高知県に行きたい!という気持ちが高まりました。高知県庁「観光振興部」に「おもてなし課」が実在します。高知県出身の有川さんが、観光特使になったことをきっかけに書いた小説だそうです。随所に実際のエピソードも入っていて(後書きで知ったのですが)、リアル感があり、面白いです。僻地であることが個性の高知県。県庁おもてなし課に勤める主人公が、「海・山・川・空 全部あるやん。あらゆる種類のイナカが選び放題やん。」と気付き、成長していく物語です。高知弁の会話も私には心地よく、さすが有川さん!の甘い恋愛が入っているところもよかった。夏休み、あちこち遊びに出かける機会が多かったので、「観光」がテーマのこちらの小説をより楽しめました。逆に、この本を読んだ直後に赤沢自然休養林に行き、これまでと違う感じで旅路を楽しめたりもしました。交通の便が悪いのは大前提。それでもここに来たら楽しいと思わせることに力を尽くしている。適度な「不便」を楽しみにきている。「不便」は適度に調整したらそのまま絵になるし物語になる。というスタンスにまさに合っている気がしたのです。小説に出てきたのは、高知県の馬路村。ここでも森林鉄道が走っているんですね~。馬路村に実際に立っている看板に、「シシのお山へ 迷うき行かれん」「けもの道へ いかれんいかれん」などと書いてあるそうです。それだけで楽しそう。私が小説を読んで、一番行ってみたいと思ったのがこの馬路村です。以下、小説の内容に触れています。・観光行政に必要なのは、女性の声彼氏や旦那さんはついてくる・県民一人一人が観光振興の担い手 「おもてなしマインド」を持って・トイレの予算・観光誘導標識の整備に力を入れる・その土地の食べ物を押し出したメニューなど、素人の私から見たらなるほどなーと思うことが書かれていました。高知県全体をひとつのレジャーランドに!ハコモノを作るのではなく、今あるもの、情報を有機的につなげていけば高知が丸ごとレジャーランドになるという発想にも感動しきり。実際に高知県が「であい博」というイベントでやっていたそうです。有川さんが言われるように、全国で、地方をレジャーランド化できたら、より魅力的な国になるだろうなーなんて思いました。DVDでは、『マザーウォーター』を観て、のんびりゆったり気分になりました。(そして京都に行きたくなりました^^)『東京オアシス』も楽しみですね!(予告編はこちら)『悪人』もようやく借りることができました。原作にわりと忠実で、映画もよかった。次は、『まほろ駅前多田便利軒』が出たら借りてみたいなぁ。三浦しをんさんの原作読んだので。皆さんのおすすめ本、DVD教えてくださいね。
2011.08.23
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【送料無料】すぐそこのたからもの価格:1,365円(税込、送料別)よしもとばななさんの子育てエッセイ。息子さん(チビちゃん)の言葉、なんてかわいいんだろう♪と思うのと同時に、その言葉を聞き逃さないばななさんの愛情に心打たれました。ばななさんが疲れていらいらして、息子に軽く八つ当たりしたとき・・・「あやまらなくてもいいよ、チビちゃんにもそういうときあるから」いつのまにか、君は家族の一員になって助けてくれるようになっていて、そして男の人になっていたんだね、もう赤ちゃんじゃないんだね、そう思った。寒い午後だったけれど、つないでいる手が温かかった。離す日が来るのはわかっているから、もう少しつないでいようと思った。(「いつのまにか」より)この前の日記とリンクして、うるうるきちゃいました。「ママを触ってると、なんとなく、平和って感じがする」(中略)そんな平和な時間は、実は忙しい親たちの大変な努力のうちに生み出されているけれど、実際はさりげなく過ぎていくし、まるでいつまでもいっぱい、とりたいほうだいにあるかのように、チビには見えているのだろう。そのつみかさねがきっと平和な人間を創り、平和な人間が平和なともだち関係を創る。それはとても規模が小さいし、時間がかかることだけれど、どこまでも広がってなにかの土台を作っていく。(「平和な感じ」より)今はいつもつないでいるこの手、自然につながなくなって、つなごうとしてもふりほどかれる日が来るんだな。今はどこにいくにもいっしょだけれど、ひとりで玄関を出ていって、ひとりでいろんなことをして、帰ってくるようになるんだな。それはみんなが味わってきたこと、そしてこれからもきっと人間がいる限り、続くこと。悲しいことじゃない。そしてみんながそれをちょっと切ないと思えるから、この世は平和だということ。そう思えない、だれともほんとうの意味では手をつながないまま大きくなってしまう人たちが、今のこの国では増えてしまっていることのほうが悲しいこと。(「いっぱいのハート」より)
2011.07.24
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海堂尊さんの作品を2冊読みました。『モルフェウスの領域』コールドスリープ(凍眠)を題材にしていて、海堂作品にしては現実感がないけど、私ははまりました。現段階では両眼失明せざるを得ない9歳の佐々木アツシは、特効薬の認可を待つために5年間凍眠することを選んだ。主人公、日比野涼子の仕事は、凍眠している佐々木アツシを見守ること。5年間の間に、どんどんアツシへの想いが強くなっていく涼子に、私も惹かれていきました。アツシが目覚めてから、彼を守るために涼子が選択したことは、あっと驚くこと。ですが、私はあまりに感情移入していたせいか、途中でわかってしまった^^現実感はないけど、近い将来こんなこともできるんじゃないか?と思わせる作品でした。曾根崎伸一郎教授が提唱した「凍眠八則」もなるほどなーと。『医学のたまご』『モルフェウスの領域』の佐々木アツシが高校生になって登場します。曾根崎伸一郎教授もメールで登場。この教授、『ジーンワルツ』『マドンナ・ヴェルテ』(過去日記)にも登場している曾根崎理恵の(元)夫。その息子、二つの小説↑で生まれた双子の一人がこの『医学のたまご』の主人公、曾根崎薫で、中学生になっています。医師や看護師なども知った顔が登場して面白いです。さて、この小説は中高生向けなんだそうです。難しそうな用語はたくさん出てきますが、中学生の薫が父親宛にメールしたり、日記を書いたりという形式なので、読みやすいかな。東城大学の医学部で医学の研究をすることになってしまった薫が、大人の世界で奮闘し成長していく姿、応援したくなります。大人が読んでも面白いけど、確かに中高生に読んでもらいたい作品。今やっているドラマ、『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾圧』今回は観てますよー。映画と違って田口先生は男性なのですね。(原作も男性です。)ドラマもテンポが良くて面白いです。この他、最近読んだ本 私のソーシャルライブラリーはこちら
2011.07.24
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ドラマ『名前をなくした女神』(公式HP)こわ~!!と思いながらも見続けてます。私は別世界のこととして、客観的に楽しめてるけど・・・皆さんはどうですか?角田さんの『森に眠る魚』と設定が似ていますよね。(過去日記はこちら)当時の感想・・・子どもが年長の間にどうしても読みたかった作品。小学校のお受験をテーマにしているので、5人の母親たちをリアルタイムに見ている気がした。私の住んでいる地域は、お受験とは縁遠いのだが、熱い地域では本当にこういうことが起こりうるだろうなという怖さを感じた。自分の子どものことが見えていない。他所のことばかり勘ぐり、変な誤解をして、ママ友との関係が崩れていく。狭い視野でしか見れない母親たちに嫌悪感を抱く一方で、自分もだれかに似ているかもしれない、似ている人が周りにいそうな気がすると思えてしまうほどリアリティのある作品だった。最近読んだ本は小学校が舞台。加納朋子『七人の敵がいる』育児と仕事を何とか両立してきた、ワーキングマザーの陽子。息子の小学校入学で少しはラクになるかと思いきや、PTA・学童父母会・地域子供会などに悲鳴を上げる、想像以上に大変な日々が幕を開けた……。私はワーキングマザーではありませんが、ばりばり働いているお母さんからしたら、PTA役員の負担って大きすぎますよね。。空気読まずにここまで言っちゃう?とハラハラさせられながらも、痛快に読み進められました。加納朋子さんの小説は『ささらさや』『てるてるあした』『モノレールねこ』を読んだことがありますが、 同じ作者だとは思えないくらい。(3冊はほんわか系なので。)加納さんの実体験もあってこその、強い思いが込められた作品なのだと思います。『七人の敵がいる』のサイトもありました。(試し読みもできます。)最近読んだ本。 『彼女について』と『蝶々の纏足/風葬の教室』は何年かぶり2回目でしたが、今はまた違った見方ができて読んでよかったです。中島京子さんの『エルニーニョ』は心温まるお話。『小さいおうち』に続いて大好きな本になりました。映画『阪急電車』と『八日目の蝉』観たい!ソーシャルライブラリー私のページはこちら
2011.05.19
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以前の日記に書いた、被災地に絵本を送ろう「みんな、おなじ空の下で」今はインターネットからの受付を終了しているそうです。私ものんびり選んでいたら少し遅れてしまったのですが、イシマルさんと何度かメールのやり取りをさせていただき、送らせていただきました。事前に絵本のタイトルなど聞いてくださり、記名がないかの確認等。。本当に頭が下がります。もっとたくさん送る予定が、8冊になってしまいましたが、「気持ちが大切ですよ」「きちんと選んでくださったので選書がいいですね。」と言っていただけてほっとしました。息子作のしおりを添えて。絵本とは別に、シールブックが家に余っていたため、こちらも送らせていただけないか聞いてみたら、「外で遊べない福島県のお子さんに送りましょう」とのことでした。100%ORANGE*キンダーブックのシールせいさく 我が家も大好き。左:息子作 右:娘作無力さを感じる日々です。。少しでも自分のできることを見つけて実行したいです。
2011.04.16
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まだまだ生活必需品支援物資が十分とはいえないでしょうが、すでに地震発生から3週間近く経ち、また今後の避難生活の長期化懸念を考えると、「心の必需品」ともいえる絵本や読み物などが必要とされることと思います。(絵本ナビより)0歳から小学生程度を対象とした、絵本・児童書を絵本ナビから被災地に送ってくださるそうです。受付締切2011年4月4日(月) 絵本ナビオフィス必着こちらのページをよくお読みのうえ、送ってくださいね。また、名古屋市近郊でも絵本を送るプロジェクトがあります。「みんな、同じ空の下で」私も大好きな絵本のお店、身体に優しいお店、名古屋おやこセンターさんなどが協力しています。こちらに参加方法が書いてあります。「おなじ、空の下で」参加する前に必要なこと*1杉山亮さんの日記3月18日と19日*2をお読みくださいね。*1「ただ、絵本を送るだけでいいならば誰でもできることなのだと思います。でも、ただ絵本を送ることをしたくはありません。」というところに共感しました。*2「まず、こう考えたらどうでしょう。自宅の本棚の中で おもしろくてこれはとっておきたいなあと思うくらいの絵本や児童書を送るかどうかというところから考える。子どもがいる人は子どもと相談しながら選ぶ」以下、その通りだなと思いました。私も明日から子どもと相談して送る本を選びたいと思います。【4/2追記】近所の友達へ。よかったら私がまとめて送るよー。(急だけど4日くらいまでにお願いします。)
2011.04.01
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被災地に医療スタッフとして行かれた方のブログです。こちらテレビでは報道されない過酷な状況に絶句。そんな中での優しさ、強さに涙が止まりませんでした。今、当たり前に過ごしている状況がどんなに幸せかと、あらためて感じました。「本当に大変なのはこれからです。だんだんテレビやマスコミも震災のニュースが減っていき、みんなの脳裏から薄れていくに従って被災地の今後の課題や病人や悲しみは増えていくと思います。被災していない人たちが自分たちは明るく頑張ろうって元の生活にどんどんしていくのは良いことだけど3月11日のことは決して忘れてはいけないのです。」
2011.03.28
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震災が起きてから、特に原発のことなど、気になってテレビを付けることが増えていました。こちらのニュースを見て、反省。幼児がいる場合の災害情報の接し方として、悲惨な映像をなるべく見せない親がテレビを見る時には近くにいて、「ママ(パパ)がいるから大丈夫」などと声をかけるなど書かれています。大人でも、身体がだるいなどの症状が出ている人も多いと聞きます。目の前にいる子どもが安心して過ごせるよう気にかけていきたいです。そして、大きな恐怖を経験した被災地のお子さんたちのことを思うと胸が痛みます。一日でも早く、笑って過ごせる日が来ますように。
2011.03.21
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東北地方太平洋沖地震で被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。徐々にわかるあまりの被害の大きさに、胸が痛み、ただただ祈ることしかできない無力さを感じています。朝、募金をさせてもらいました。mama-maranさんのお友達で、私も心から尊敬している方が担当されています。難民を助ける会 太平洋沖地震 緊急募金郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会*通信欄に「太平洋沖地震」とご記入ください。インターネットからも募金ができます。
2011.03.12
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昨年は小説を66冊読んだ中で、☆を5つ付けた小説は10冊。今年に入ってからは6冊しか読んでいませんが、そのうち3冊が☆5つ。いい本に出合えています。(ソーシャルライブラリー私のページはこちら)『小さいおうち』中島京子(直木賞受賞作)有名なヴァージニア・リー・バートンの『ちいさなおうち』をモチーフにしていますが、全く異なるお話です。タキおばあちゃんが、昭和10年代から女中奉公をしていたときの手記を基に、物語は進められます。心地よいテンポで、ミステリアスな要素もあり、どんどん読み進めたくなりますが、読み終えるのももったいないような素敵なお話でした。タキおばあちゃんが女中をしていた赤い三角屋根の家のモダンな様子。四季折々の手料理。奥様の美しさ。東京のレトロで華やかな様子が鮮やかに描かれていました。戦争の最中でありながら、平穏に暮らしている様も、わかるような気がしました。(現代でも同じですよね。。)それでも、戦争の恐ろしさを思い知ることになる・・・間接的だからこそ伝わるものもあるのだなと思いました。ネタバレになるので書けませんが、ラストには秘密も。本を閉じてもしばし余韻に浸っていました。『ひそやかな花園』角田光代角田さんの本では『八日目の蝉』がダントツに好きで(映画公開楽しみですね)、次が『対岸の彼女』だったのですが、それに並ぶくらいの作品に出合えました。(↓の『ツリーハウス』がその次。やっぱり角田さんはすごいです。)幼い頃に楽しみにしていた夏のキャンプ。ある年を境にキャンプはなくなり、幻となる。共にキャンプで過ごした7人が、大人になってから出会い、キャンプの謎が解明されていきます。いつも感じるけど、角田さんの描く人物は本当に存在しそうで、心理描写も細かくて惹きこまれます。親子、夫婦、家族とは何か。おのずと深く考えさせられるお話でした。『ツリーハウス』角田光代久しぶりに声に出して泣いてしまいました。読み応えがあって、読んでおいてよかったと心から思えた作品でした。中華飯店を営むある一家が、三世代に渡って描かれています。その時代時代の事件や出来事が織り交ぜてあることで、この家族の生き様がよりリアルに感じられました。どんな家族にも歴史があるんだなと、当たり前のことを静かに思い出させてもらえました。読み応えがあるといえば、ロードサイド・クロスも上段下段がある500ページ以上。長かったー。ネットでのいじめを題材にしていますが、私はダンス捜査官のキネシクス(身振りから心理を読み取る)が興味深かったです。どんでん返しの結末も好きです。息子と一緒に読んだ児童書『ルドルフとイッパイアッテナ』面白いけど奥も深かったですよ~。岐阜弁も親しみ沸きます。絵本では『おとうさんのちず』に衝撃を受けました。息子も小学生になったので、戦争のお話も少しずつ読んでいけたらと思っています。去年まとめようと思ってできていなかったので・・・2010年に☆5つ付けた本『空飛ぶタイヤ』池井戸潤『悪人』吉田修一『学問』山田詠美『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘『告白』湊かなえ『横道世之介』吉田修一『チッチと子』石田衣良『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー『神のこどもたちはみな踊る』村上春樹『聖女の救済』東野圭吾
2011.03.09
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午前中はあいち環境絵本まつりへ。絵本の読み聞かせやわらべうた、工作、そのほかにも色々なワークショップがあって楽しめました。2時間しかいられなかったから、全部回りきれなくて残念。写真は、どんぐりコマ相撲、どんぐりすごろく、木の実の福笑い。 お昼からは、『ツレがうつになりまして』著者の細川貂々さんと、その旦那さん、『こんなツレでごめんなさい』著者の望月昭さんご夫婦のトークショーへ。 私は『ツレがうつになりまして』だけ既読ですが、その後のお話も聞けてよかったです。当時、うつ病を誤解している人が多く、うつ病のことをわかってほしくて書かれたそうです。ツレさん(旦那さん)は迷いや怖さもあったけど、出版してみたら「実は私も・・・」「うちの旦那も・・・」なんていう反響が大きくてびっくりされたそうです。本の台詞をお二人が読んでくださり、その場面の詳しいエピソードをユーモアたっぷりに聞くことができました。料理が苦手な細川さん(奥さん)が外で働き、料理が大好きな望月さん(旦那さん)が専業主夫をしているのは自然なことだとおっしゃっていました。「焦らない」「(自分を)特別扱いしない」「できることからやる」「あ」「と」「で」のお話もちらっと。ドラマは観ていないのですが、今秋公開される映画は是非観たいです。宮崎あおいさんと堺雅人さんがご夫婦役なんですよねー。『ツレうつ』の細川さん・望月さんもエキストラとして出演されるそうです。同窓会のシーンだそうで・・・『ツレうつ』を読んだときにじーんとしたので、すごく楽しみです。最後、「今幸せですか?」の質問に、細川さん「これまで生きてきた中で今が一番幸せだと思います。そして、これから先も、常に一番幸せでいられると思う。」素敵なご夫婦だなーと感じました。お子さんのことを書かれた新刊『ぷにぷに』も読んでみたいです。このトークショーの間、息子と娘はボランティアさんに託児していただきました。トークショーも託児も無料。ありがたいです。4~5ヶ月待ちした予約本が一気に届いたので、これから読み耽ります^^ 明日から放送のドラマDr.伊良部一郎『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』がめちゃくちゃ面白かったので気になりますが、イメージがちょっと違う・・・でも観てみようかな。
2011.01.29
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海堂尊さんの『ジーン・ワルツ』映画化されますね!(公式サイトはこちら)ジーン・ワルツ価格:500円(税込、送料別)「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」とも面白かったので、次作も楽しみです。「ジーン・ワルツ」は産婦人科が舞台なので、女性は特に興味深い内容かなと思います。原作では、産婦人科の現状、問題点が詳しく書かれていたり、不妊治療、人工受精、そして主には代理母出産の問題を扱っていて、とても考えさせられます。重いテーマだけど切れ味が良くて、どんどん読み進めたくなる本です。そして、無事に1つの生命が生まれてくることの奇跡に気付かされ、感謝の気持ちも生まれました。主人公の産婦人科医、曾根崎理恵にも不思議な魅力があり、ラストまで目を離せませんでした。理恵の行動が(詳しくは書けませんが)、正しいのか否かは私にもわかりませんが、理恵の執念の深さを感じた作品でした。『ジーン・ワルツ』を読んだ後に『マドンナ・ヴェルデ』を予約して、ようやく回ってきました。『マドンナ・ヴェルデ』は、『ジーン・ワルツ』と同じ時期のことを代理母の立場から描いています。合わせて読むと、裏側も見えてすごく面白い。(読む順番は、『ジーン・ワルツ』→『マドンナ・ヴェルデ』がいいと思います。)しかしながら、『ジーン・ワルツ』で技術のすごさだけに感心していた部分がひっくり返されたような(私の中で)・・・こちらのほうが、感情的には重くもあり、私にとっては苦い感じでした。でも2冊読めてよかった。代理母出産で生まれた子が大きくなってからの話が『医学のたまご』だそうなので、今度はこちらを読んでみようと思います。その他、最近読んだ本。角田光代『なくしたものたちの国』おとぎ話を読んでいるような、心が洗われる感じで大好きです。東野圭吾『聖女の救済』久しぶりに回ってきた東野作品。面白くて一日で読んでしまいました。姫野カオルコ『もう私のことはわからないのだけれど』題名を見ただけではわからないのですが、介護に纏わる短編集です。とにかく圧倒されて、この中の1つの話に私も救われて・・・ 現在、介護されている方も、気持ちを代弁してもらっている、と感じることが多いはず。有川浩『シアター!』有川作品は、安心して読めますね^^今ドラマでやっている『フリーター、家を買う』、私は見れていないのですが、夫が面白いと言ってます。(あ、東野圭吾の『秘密』も夫は見てるのです。私は原作読んだからいいやーというタイプなのですが。)川上弘美『どこから行っても遠い町』川上さんの幻想的な世界に浸ることができました~。町の中に暮らしている人物がリンクしていて面白いです。井上荒野『もう二度と食べたくないあまいもの』題名の通り、私には甘すぎてもういいです(笑)私のソーシャルライブラリーはこちら今年は70冊くらい読めるかな。皆さんのおすすめ本も教えてくださいね。
2010.11.11
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全然読書ネタ書いてないですが、最近会う方によく『八日目の蝉』すごくよかったです!と言われるのです。 私が紹介した記事をきっかけに、ママ友の間でみんな読んでいます。と言っていただけたときは、すごくうれしかった。明日終わってしまうかもしれない、限りのある母子愛。圧倒されますね。ドラマMotherも共通する部分があり、毎回涙・涙でした。最近はペースが落ちていますが、いい本にたくさん出合えています。 『神の子どもたちは~』は逆輸入で米映画が公開されてるんですね。『ノルウェイの森』も12月公開。観たいなぁ。大好きな有川作品も、続々と映像化決定されてうれしいです。『フリーター、家を買う』ドラマHP『阪急電車』 映画に関する記事『阪急電車』の感想・・・阪急電車の今津線の各駅を舞台にした短編集。章ごとに主人公が変わり、そこに登場した脇役が、他の章で主人公になる、という私の好きな設定。電車の中での心温まる数々の出会い。読後は幸せな気分に浸ることができた。駅の細かな描写もあるので、阪急電車を使っている人なら尚更面白いだろうなぁ。『神様のカルテ』も映画化されますね。本屋大賞2位で惜しかったですよねー。ソーシャルライブラリーに感想を(その他に読んだ本も)載せてます。今年読んだ本の中では・・・森絵都『カラフル』が映画化。これは中高生に観てもらいたいなぁ。池井戸潤『鉄の骨』のドラマは観ましたー。吉田修一『悪人』は、今年のベスト本に入るほどよかったので、映画を観に行きたい!最近観たDVD。 皆さんのおすすめ本やDVD、教えてくださいね。絵本では、なかやみわさんの新シリーズ。どんぐり好きの私としては、買わないわけにはいかない?
2010.09.07
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先日のNEWS ZEROでハイチ大地震の現状が放送されました。mama-maranさんのお知り合いが支援活動されているとのことで、教えてもらいました。手足を失った方が多いことに胸を痛めると共に、テント生活をされている被災者の方にとって、雨季に入るこれからが更に厳しくなることを知りました。地震が起きた直後は日本でもニュースで大きく取り上げられ、私ももちろん義援金を送らせていただきましたが、現状どうなっているのか、知ろうともせずにいたことを恥ずかしく思いました。難民を助ける会のHPで、早速防水シートが役立っている様子(☆)、小学校でTシャツや文房具を配布した様子(☆)などが詳細に伝えられています。支援活動されている方には本当に頭が下がります。私にはこれくらいしかできませんが、早速郵便振替の募金をさせていただきました。【振替口座】 00110-6-96509 難民を助ける会その他の募金方法はこちら
2010.05.13
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3月の読書も10冊でした。(前半5冊の日記はこちら)後半は、池井戸潤『鉄の骨』が最も印象に残っています。ゼネコンの建設現場にいた主人公が、入社4年目にして本社の業務課に異動になる。そこは談合課とも呼ばれる部署。会社にとって、業界にとって、談合は必要悪なのか・・・難しいテーマだが、フレッシュな主人公の目線で描かれているため、女性の私にもとてもわかりやすかった。また、主人公の彼女の目線で描かれた部分もあり、同僚のエリート銀行マンとの間で揺れ動く恋心の描写にも心揺さぶられた。『空飛ぶタイヤ』(日記はこちら)のような爽快感ではない、どろどろとした部分も含んだどんでん返しは見事だった。7月にNHKでドラマ化されるようです。『八日目の蝉』も放送始まりましたね。(まだ録画観れていませんが。)原作本の紹介日記はこちら小川洋子さんの『カラーひよことコーヒー豆』もよかったです。女性誌『Domani』の連載エッセイに書下ろしを加えた1冊。小川さんの、すべての人に対する温かいまなざしに心打たれた、自分を深く見つめて謙虚さを忘れず、他人の見えない部分までも思いやることのできる小川さんだからこそ、優しく繊細な小説が生まれるんだろうな。中でも、『思い出のリサイクル』が好き。お豆腐を掌の上で切っているとき、言葉を覚えたての息子さんが「ママー、おててが切れちゃうよ」と小川さんの足に抱きつき、涙をポロポロ流したというエピソードと「思い出を作ろうとして躍起になるよりも、時には既にある思い出の中に隠れた喜びがないかどうか、探ってみるのもいいかもしれない。」という小川さんの言葉が、胸の中に響き渡った。装丁も抜群にかわいい。寺田順三さんのサイトを見てみたら、『ミーナの行進』グッズなんかも売っていました。 あとの3冊は、角田光代『プレゼント』よしもとばなな『ごはんのことばかり100話とちょっと』湊かなえ『少女』ソーシャルライブラリーに感想を載せています。湊かなえさんの『告白』文庫化されましたね!映画も始まるし、たくさんの人に読まれるでしょうね。 (紹介日記はこちら)最近観たDVD映画。どれも素晴らしかったけど、『南極料理人』は絶対お勧め!(mama-maranさんに教えてもらいました。)オフィシャルサイトはこちら。フードスタイリスト、飯島奈美さんの料理は『かもめ食堂』『めがね』のようにどれもおいしそう!2作品のような“ほのぼの系癒し”に笑いをプラスした感じ。コミカルにストーリーが展開されますが、男性の中にある孤独さなど、心の奥深いところも描かれていて、涙もありです。『縞模様のパジャマの少年』は、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を描いた作品。何度観ても泣ける映画『ライフ・イズ・ビューティフル』を想像していたけど、子ども目線というところは同じでも、無知なことの代償があまりに大きすぎ、衝撃を受けた。途中途中で涙が出たけど、最後はただ唖然として、それから頭の中をぐるぐる。3日くらい引きずって寝付けなかったため、観たのを後悔したほど。でも、観なきゃいけなかった作品かな。この後に、もうDVDを観る気力がなくなったのは確かだけど。
2010.04.01
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3月は読書量は少ないですが、3ヶ月待ちした本が一気に届いたというのもあり、甲乙付けがたい作品ばかりです。2010年本屋大賞ノミネート作品も2冊読むことができました。『横道世之介』吉田修一80年代、田舎から東京に出て一人暮らしを始めた世之介。とらえどころのない性格なのに、読んでいるほうも親しみを感じてしまう。後に友達の一人が、「世之介に出会った人生と出会わなかった人生で何かが変わるだろうかと、ふと思う。 たぶん何も変わりはない。 ただ青春時代に世之介と出会わなかった人がこの世には大勢いるのかと思うと、 なぜか自分がとても得をしたような気持ちになってくる。」と語る、これに尽きるのだと思う。80年代の話の途中、関わった人たちの視点で描かれた20年後の話にとび、そこで世之介の未来を知ってしまい、衝撃を受ける。一方で、関わった人たちの将来に少なからず影響を与えていたことも知ることができ、そこがこの作品の深みを出しているように思う。読んでいる私も、読み終えるのがもったいないような、さみしいような気持ちにさせられた。最後のページは、予想外にだーっと涙が溢れて止まらなかった。『植物図鑑』有川浩「植物図鑑」といっても図鑑ではありません。でも見開きに植物の写真が載っていたり、巻末には野草レシピが載っていたり、図鑑の要素も十分具えている。甘い恋愛小説と植物図鑑の見事な融合。私にとって、野草を摘んで料理するストーリーはツボ。ツクシ、タンポポ、ノビル、セイヨウカラシナ、イタドリ、ノイチゴ、ヨモギなど。実体験と照らし合わせながら、楽しく読み進めた。この本を読むと、お散歩に出かけ、野草を摘みたくなると思う。特に春のこの時期に読むのがおすすめ。恋愛小説としては、私にはちょっと甘すぎた。少女マンガのような世界。でも、「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。」川端康成のこの名言を、「女々しい」と言いながらも実感し苦悩する主人公を応援する気持ちになれた。『植物図鑑』の冒頭に出てくるのがヘクソカズラで、私もあんまりな名前、と以前日記に書いたことがあったため(こちら)、この時点でもう好みだとわかりました。野草料理もたんけんたいでよくする(こちら)ので、目がキラキラ。セイヨウカラシナの胡麻和えやタンポポの天ぷら、今春も早く食べたくなりました。あと、久しぶりにたくさん泣いたのは、『チッチと子』石田衣良そこそこの小説家の父とその息子、カケルの心温まるストーリー。10歳のカケルの言葉には何度も泣かされた。父(チッチ)が自信を亡くしたときに、励ました言葉。事故で亡くなった母(ママッチ)を大切に思う気持ち。私も小学生になる息子がいるが、カケルみたいな優しい子になってくれたらなぁと思った。カケルがこんな風に育ったのは、チッチが小説を書きながらご飯を作り、愛情をたっぷり注いでいるからだと思うし、亡くなったママッチも素敵なお母さんだったんだろうな。親子のストーリーというだけでなく、出版業界の裏話を垣間見れたのもうれしかったし、恋愛も織り交ぜてあって、とてもお得な1冊のように思う。『パレード』吉田修一、『森に眠る魚』角田光代 は怖かったけど、読み応えのある作品でした。特に『森に眠る魚』は色んな母親が出てきて、子育てのこと、ママ友のことなど、考えさせられると思います。 ソーシャルライブラリーに感想を載せています。
2010.03.22
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2月は読書ばかりしていた、という感じではなかったのですが、終わってみれば10冊読んでました。というわけで、最初で最後だと思っていた先月に引き続き、ベスト本の発表を。湊かなえ『告白』です。って今更ですいません^^;2009年の本屋大賞です。レビューはソーシャルライブリーのものをそのまま転載します↓待っても待っても図書館の予約が回ってこないため、中古本を買った。買った日に夜更かしして一気に読み切った。この本に限っては、これほどの後味の悪さなのに満点しか付けようがない。女性教師の愛娘を殺した犯人がこのクラスにいる、と告白するところから始まる。章ごとに他の人物の視点から描かれ、犯人の生い立ちなど細かくわかってくるが、それによって色んな人物に感情移入してしまう。とりわけ犯人の母親の視点はイタイのだがドキドキさせられるものがあり、子育てについて考えさせられた。色んな人があたふたしている中で、一人の女性だけが冷静さを保っており、それが不気味でもあるのだが、内に秘めた思いはどれほどのものだったのかと思い知ることになる。淡々と長々と連なる話し言葉にぐいぐい引き込まれ、読む手が止まらないとはこういうことを言うのかと思い知った。6月に映画公開されますね。(公式HPはこちら)松たかこが教師役かぁ・・・ちょっとイメージが違いますが、中島哲也監督なので観てみたいです。(「パコと魔法の絵本」「嫌われ松子の一生」が良かったので。)右上の「原作を立ち読み」をクリックして読んでみてくださいね~。改行のない文章ですが、それだからか、どんどん読み進めたくなってくるのです。2位は先日の日記に書いた『きのうの神さま』です。他の8冊は・・・ソーシャルライブラリーにレビューを載せています。今日は図書館予約3ヶ月待ちした『パレード』を借りてきたので、これから読もうと思います。映画公式サイトはこちらついでに、最近観たDVD映画。最近は少ないけど観るもの全部当たりです^^中でも「愛を読むひと」ずっしり深かった。原作『朗読者』も読んでみたい。「ぐるりのこと」の「大事にするもんがあるときは、大事にしとけよ。」という台詞はこれからも忘れないでいたいと思う。
2010.03.01
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西川美和監督の『ゆれる』吊り橋の「ゆれる」映像と、兄弟間の「ゆれる」心理描写が重なって、とても繊細に、心の奥深くに訴えてくる映画でした。最新作『ディア・ドクター』のDVDも早く観たくて、珍しく新作のうちに借りました。その前に、図書館で予約して『きのうの神さま』を読んでおくという徹底ぶり。しかし、『きのうの神さま』は原作本ではなかった。。 『きのうの神さま』は「映画の時間軸では語りきれなかった、様々なエピソードや人々の生き方を、この本の中で蘇らせた」アナザーストーリーズ。この場合は映画を観てから、本を読んだほうが面白かったかな、と思いました。私も映画を観終わって、もう一度本を読み返した箇所もありました。5編のばらばらだったストーリーが、映画の中のそれぞれの登場人物なのです。こういうパターンに出合ったのは初めて。映画も本も、どちらもより深いところまで味わえて、最初に本を読んだときよりも、映画を観終わってもう一度読み返したときのほうが、感動が倍以上に膨れていました。映画『ディア・ドクター』(公式HP)は、1500人のうち半分が老人という小さな村の、たった一人の医師をめぐるストーリー。患者の女性に付き合った嘘がきっかけで、自らが隠し続けてきた嘘も明らかになる。今回も『ゆれる』同様、心理描写に心揺さぶられました。風に揺れる稲穂、溶け出すアイスクリーム、雷空など、映像的に訴えてくるところが鳥肌立ちました。繊細で美しい映画です。(以下、少しネタバレ含みます。)患者女性の「診ていただくとよくなったりもしたんですよね。バカですよね。」の言葉が印象的でした。だれが嘘を知っていたのか、嘘をついたことは悪だったのか。嘘が明らかになったとき、神様のように崇められていた医師に対する村人の変化や、立場を守ろうとするあまりにつく嘘。嘘が明らかになった”現在”と医師が村にいた頃の“過去”が交互に描かれていて、その人物の時々の心理と嘘が浮き彫りになっていました。実際、何が嘘だったのか、だれにもわからないのかもしれませんね。『きのうの神さま』の中の一遍、『ディア・ドクター』は全く別のストーリーで、映画の医師の弟目線から書かれています。医師に憧れるようになった生い立ちが細かく描かれているので、映画の中の「嘘」がいかに生まれたのかも想像できます。『1983年のほたる』は患者女性の娘が小学生の頃のストーリー。映画では東京で医師になっているのですが、「全く変わりばえのしない人たちと、全く変わりばえのしない風景を見て、お姉ちゃんたちが過ごしてきた後を全く同じようにたどるのは、わたしはいやだと思っている」小学生の憧れや嫌悪感が色濃く出ていて、私は冒頭のこのストーリーが一番好きです。他の短編も、映画の中の看護婦の過去を思わせる作品や、研修医の未来を思わせる作品になっていて、合わせて見てみると面白いです。
2010.02.22
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出版社の方からメールをいただきました。ヨウの未来への手紙を、のぶみさんがイラストにしてくださるとのこと。PHPのびのび子育て5月号に掲載されます。のぶみさんはマイミクさんで、「子どもに励まされた話」としてコメントを寄せさせてもらったのがきっかけです。(ちゃっかりこのブログのリンクも貼りました^^)ヨウから感動をたくさんもらったうえ、大ファンののぶみさんがイラストを描いてくださるなんて。ヨウの手紙が素敵に変身して、皆さんに読んでもらえるなんて。4月10日発売だそうです。見本が届きましたら、またお知らせしますね。4月(増刊)号、注文しちゃいました~
2010.02.19
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1月の読書、20冊でした。こんな冊数は最初で最後だと思うので、月間ベストを勝手に発表します^^1位 『空飛ぶタイヤ』池井戸潤2位 『悪人』吉田修一3位 『学問』山田詠美4位 『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘それぞれ過去日記に感想載せています。5位 『日日是好日』森下典子25年間お茶を習ってきた筆者が、お茶を通して実感したことを書いたエッセイ。「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」は私の好きな言葉だったため、まずは題名に惹かれて借りた。どんな日だって楽しむことができる。雨の日は、雨を聴く。その日を思う存分味わう。この本を読んで、筆者の思いからその深い意味を感じ、ますます好きな言葉になった。私も社会人のときお茶を習っていて、会社から慌しく向かうも、一歩お茶の先生のお宅に入ると別世界で、心癒される時間であった。でも筆者と同じように、季節ごとに変わるお点前にとまどった、(冬に炉が現れたときには、何だ!?と思い、斜め45度で座ることが不思議だったこと、懐かしく思い出された。)でも、決められたお茶の手順を、季節ごとに淡々とこなした先には・・・自由が待っているそうだ。季節を匂いで感じるような経験してみたい。「風炉の季節になって茶室が南の庭に向かって開け放されるころ、気分が開放的になり、血がさわぎ、何か新しい活動を始めたくなる。その反対に、茶室の障子が閉じられると、視線が自ずと自分の内側に向かう。炉を囲み、燃える炭火を見つめながら、内省的になっていく。」「活動的な夏もいいけど、内にこもる季節もいい。どっちが良くて、どっちが悪いじゃなくて、どっちもそれぞれがいい」上記は私も感じていたこと(シュタイナー教育でもいわれていること)で、お茶と結びついたことに感動した。その他、最近読んだ本(再読含む)ソーシャルライブラリーに感想載せています。来月は村上春樹さんや宮部みゆきさんの長編ものを読みたいと思っています。最初で最後の月間ベストでした^^
2010.01.31
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ご心配おかけしましたが、PCすっかり直って、修理出さなくてもよくなりましたー。近年小説を全くと言っていいほど読んでいなかったのに、最近は読書熱が何よりも勝っているため、ブログもほったらかしですが;今年に入って読んだ本は14冊。私にとっては驚異的な数字です。私の本棚はこちら読み終えた直後のレビューを最近掲載しています。(携帯から見てくれている友達も多いので、そのままコピーします。)『学問』山田詠美高校生のとき衝撃を受け、一番好きだった作家さん。若者向けと勝手に思っていて、ずっと読んでいなかったが、とんでもなかった。今でも衝撃的。それでいて、その頃よりも深いところまで読み取れて面白い。当時読んだ作品ももう一度読んでみようと思う。子どもから思春期にかけての性への目覚めを軸に、男女4人組が生き生きと描かれている。題名を「学問」としているところに作者の意図がうかがえる。洗練されていて、キレが良い文章。考え尽くされた比喩にはうまい!としばしば感動。キラキラした子どもの世界に浸ることができた。それぞれの人物の訃報も記されていて、どんな人生を送ったかを想像でき、登場人物にますます親近感が湧いた。『風味絶佳』山田詠美うーん。上手い。恋愛を食べものにからめて描く心理描写。甘くてエロティックですが、ほろ苦さもあって味わい深い作品。中でも表題作のグランマの「女の子は、シュガー・アンド・スパイス」は名言。先ほど知りましたが、映画になっていたんですね。しかもタイトルがシュガー&スパイス。レビューにも書いたけど、私の中での第二次読書ブームのきっかけが山田詠美さんでした。(ちなみに、第一次は小学3年生のときの江戸川乱歩。なんて渋い。)すっごく久しぶりに読んで、あの時の感動を思い出しました。角田さんの著書も読み進めています。『三面記事小説』角田光代実際の事件をもとにしたフィクションの短編集。それぞれのタイトルページにその事件の新聞記事の三面記事が掲載されているが、私は一番最後に読んで、なるほどこの記事がこんなストーリーに、なんて思いながら楽しんだ。リアリティがありすぎて、ホラーを読んでいるようにゾクゾクした。事件の裏には、本当にこんな背景があったんじゃないか、と錯覚させる作者はすごい。『この本が、世界に存在することに』角田光代本をテーマにした短編集で、本好きの人なら共感するところが多々あると思う。作中にあるように、昔読んで面白くなかった本を、今再び読んでみるとそうだったのかーということも多い。本が面白くないんじゃなくて、そのときの好みに合わなかっただけ。それ故、好みの本との出合いは感動もので、読書をやめられない。角田さんの大好きな著書(日記はこちら)、『八日目の蝉』がNHKでドラマ化されるそうです→☆好きな本の映像化ってうれしいんだけど、イメージ違ったらどうしようっていう不安もありますね。でもこれは見てみよう。その他、最近読んだ本。(ソーシャルライブラリーにレビュー載せています。)『ファミリーポートレイト』は『八日目の蝉』とよく並べられるようです。子連れの逃亡劇という点で共通していますが、私にとっては全然違いました。母が子に押し付ける、虐待を含む歪んだ愛は、苦痛でしかなかった。。子どもにとって母親が絶対の存在で、その先付きまとうことも。でも、すごく評価の高い本で、逆に『八日目の蝉』は誘拐犯だし・・・という点からも、厳しい評価の方も多いです。人によって感じ方が全然違う。でも、それが読書の楽しさだと思うのです。好みの本か否かの違いだけ。色んな人のレビューを(絶対に読後に!)読むのは面白い。私がお勧めの本を読んで、全然だめだったーという方、よかったら教えてくださいね。今年の本屋大賞ノミネート発表されましたね。『神様のカルテ』『植物図鑑』『新参者』『猫を抱いて象と泳ぐ』『横道世之介』の5冊は図書館で予約していますが、いつ回ってくるかなぁ。去年の大賞『告白』ももう何ヶ月待っていることか・・・(予約時、78人待ちだった。)『1Q84』は127人待ちで予約もしてません。今年中には買って読みたい。
2010.01.22
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PCをだましだまし使っていましたが、とうとう壊れました。何度も立ち上げて、ようやくこの日記を書いています。(最後の力をふり絞って・・・) 今冬3度目の積雪。雪だるまにまた会えたね。来週PC修理に出します。しばらくブログをお休みさせていただきますね。ソーシャルライブラリーには登録しましたが、吉田修一作『悪人』すごくよかったです。いったいだれが悪人なのか。被害者、犯人とその周りの人々が細かく書かれていて、心揺さぶられました。秋に映画公開されますね。妻夫木くんが主演(悪人)だそうです。『悪人』のサイトでは、九州の舞台の地図や写真など載っています。よかったらご覧くださいね。『風に舞い上がるビニールシート』は表題作に涙涙でしたが、一編目のプリンに合う器を探す旅の舞台が多治見で、オリベストリートや市之倉が出てました。ストーリーも好みでした。『それからはスープのことばかり考えて暮らした』サンドイッチやスープを絶対食べたくなります^^何か起こるわけでもないんだけど、心温まるストーリー。では。。携帯からコメントのみ見れますので、何かありましたらコメント願います。掲示板は見れません。【追記】今再びPC開いたら、普通に見れました(笑)でも修理は出すかも。
2010.01.14
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ソーシャルライブラリーの使い勝手が良くて、こちらで読書管理しています。読んだ本、手元にあって未読の本、興味のある本を日付入りで登録することができます。Amazonのレビューだけでなく、独自のレビューも読むことができ、その人の本棚も覗けることが魅力です。(これは登録し、ログイン状態でないと見れないみたい。)自分が好きな本を、同じく☆5つの評価にしている人がいて、その人の本棚を見たら興味のある本が見つかる、というわけです。最近読んだ本は、私なりに評価してみましたが、難しい。読んだときの状況によっても変わるだろうし、読んだ直後よりもう少し経ってからじわじわといい本だったなぁと思うこともある。あくまでその時点の評価ということで・・・私の本棚はこちらですかなりの辛口評価にしていあります。☆4つ以上は読後感が良かったもの。☆4.5も5にしちゃいたいんだけど、本当に好きなものだけ☆5つにしてあります。最初はmixiアプリのソーシャルライブラリーを使っていたのですが、このブログで公にすることを考えて引っ越しました。でもmixiのほうが使ってる人多いみたい。そちらも続けるかも。今年の初読みは、『空飛ぶタイヤ』でした。新年早々いい本にめぐり合えました。経済小説は多分初めて。自分がこれほどはまるとは思っていませんでした。トレーラー走行中にタイヤが外れ、通りがかりの母子を直撃した。トレーラーの「整備不良」が原因とされ、運転していた赤松運送は容疑者となる。しかし、自分の会社は整備をきちんと行っていた。心から社員を信頼し、大手自動車会社に立ち向かって行く赤松社長の姿に心打たれました。そして、世間の目というものがいかに恐ろしいかということも考えさせられました。実在する事故をモチーフにしているので、覚えている方も多いと思いますが、私自身もマスコミに踊らされていました。取引先が消え、取引銀行からも切られる中小企業の弱さ。それに対して、殿様のような態度で取引会社を威圧し、会社の中での自分の保身しか興味のない財閥系グループ会社。きっとサラリーマンならだれしも共感する内容だと思いますが、私のような主婦でも面白かったのは、随所に子どもの話も出てきたから。赤松社長の長男が通う小学校のPTA役員の対応、事故が起こってからの長男へのいじめ等、私もこの母親と一緒になって怒っていました。被害者家族からの視点で見れば、運送会社を恨む気持ちもわかるし・・・母を亡くした息子が歌う「もみの木」で泣けました。色んな視点から1つの事故を見ることができて、すべての事故、事件、こういう風に見なければ何もわからないんだろうな、と感じました。事故の真相が解明されたときには、本当に気持ちよかった!そしてじんわりと涙が出ました。この小説のように、正直者が勝つ世の中であってほしいです。元銀行マンの作者だからこんなに説得力があるのでしょうか。他の作品も読んでみたいです。WOWOWで放送されて(☆)DVDも出たんですね。年末に読んだ本。 コメント書ききれないけど、どれも好きだわ~^^『ささらさや』は赤ちゃんを育てる話でふんわり優しい気持ちになれます。『ジョゼと虎と魚たち』映画がすごく評判いいので観たいのだけど、近所でレンタルしてないんです。。それで原作読みました。ピュアで切なくて優しい・・・これは映像で観たいなぁ。(短編集で、これだけでいえば☆5つ)他も女心の心理描写がすごかったです。『しあわせのねだん』やっぱり角田さんて面白い人だ。家計簿のエッセイみたいな感じですが、お母さんとの旅行、「記憶 9800円×2」がすごくよかった。“20代でのお金の使い道は、その後のその人の一部を作る”というのにも納得。“ゆたかであるというのは、お金がいくらあるというのではけっしてない”ということも。『トラちゃん』は何度でも読む本になると思う。とにかく癒される~。動物ってこんなこと考えてるんだなぁ。。面白いし、人間に置き換えて考えると奥深い。『桜ハウス』何ヶ月も予約待ちしてようやく読めました。年齢も性格も違う4人の女性が1つのアパートで暮らす物語。色んな悩みを話し合えたり、一緒に食事ができたり、すごく楽しそうでいいなぁと思いました。一番年上の女性が、今は男よりも食に興味があると言っていて、私のことかと思いました(出てきた色々な食べ物がおいしそうで、食べたくなりました)(笑)最後の章に出てきたダンディーな男性の話がすごく良くて、思わずメモしちゃいました^^「むりやり結論を出そうとすると、あとで反動がきて、ものすごい罪悪感におそわれたり、 自分が抱え込めない分だけ他人のせいにしてその人を恨んだりするようになったりもする。だから今は、もう少し様子を見たらどうかな。」 『いのちのうた』はちょうどあーちゃんの誕生日前に読んだから胸がきゅーんとなりました。お母さんが子どもに与える無償の愛ってすごい。それに環境問題も混じっていて、短いけれど読み応えのある物語でした。リンクにないけど『ムーンライト・シャドウ』は『キッチン』の中に入っていたストーリー。『キッチン』実家の本棚にあるはずなんだけど、ほとんど覚えていなくて・・・今再び読むことができてよかった。
2010.01.04
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あまり読んでいないくせに、好きな作家さんの一人に挙げている角田光代さん。エッセイもすごく面白いし、小説も心揺さぶられる作品ばかり。直木賞受賞作、『対岸の彼女』は登場する様々な女性に強く共感し、これまで読んだ本のベスト5に入るほど大好き。 近年読んだ本けど、『八日目の蝉』は揺さぶられるどころではなく、震えるくらいの本でした。読み終えた後、この本に出合えたことを心から感謝しました。蝉は地上に出て七日で命を終えてしまう。“七日で死ぬよりも、八日目に生き残った蝉のほうが悲しい”のか、“八日目の蝉は、ほかの蝉には見られなかったものを見られる”のか?主人公、希和子が不倫相手の赤ん坊を一目見に行ったところから始まります。自分は生むことのできなかった赤ちゃんを胸に抱くと、やわらかく、あたたかく、ずんとした重さがある。そして、赤ちゃんを連れ去ってしまうのです、希和子の視点で見た赤ちゃんの仕草、表情の描写が、もうたまらなく愛おしく感じられて、自分の子どもと重ねながら幸せな気分に浸っていました。一日一日を、(薫と名づけた)子どもと一緒に過ごせることだけを祈る希和子を思い、涙しながら、大切なことを教えられた気がします。気がつくと、どうかこのまま夢を見させて、と希和子を応援している自分がいました。しかし、2章で誘拐の犠牲者はやっぱりその赤ん坊だったのだと知って、愕然としました。いくら本当の両親より親らしく、愛情深く育てたとしても、犯罪なんですよね。当然ですが。運命を変えられてしまった薫の悲しさ、辛さを知ったとき、罪の深さをようやく認識しました。希和子も薫も、あのときこうだったら・・・ 人生が全然違うものになっていたはず。でも希和子が、裁判で謝罪の言葉よりも先に感謝の言葉を両親に述べたこと。やっぱりなるべくしてこうなったんだなぁとも思いました。そして涙が止まらなかったのは、希和子が薫とついに離れ離れになってしまうとき、叫んだ言葉を知ったとき。希和子は親ではないけど、心から子を思い、心配する気持ちに共感しました。瀬戸内海を背景にしたラストも映画を観ているように美しく、きっといつまでも私の胸に焼きつくと思います。この本を読み終えて、何ヶ月か予約待ちをしている森に眠る魚を買おう!と角田さんの色々な作品を見ていたら、『彼女のこんだて帖』がとっても気になって、こちらを買っちゃいました。「角田光代のハートフル・ストーリーとかんたん料理レシピで2度おいしい。」と書かれた帯。エッセイを読んで、食をとても大切にしていらっしゃる方だなぁと思っていたので、まさに私のツボ。15編の食に纏わるストーリーがあり、その後にレシピが載っています。小説の中の料理って本当においしそうですよね。それが作れちゃうなんて贅沢。それぞれのストーリーの登場人物がリンクしていて、だれもがストーリーを持っているんだなぁとも実感しました。お母さんが子どものために作るストーリーなんか、泣けてきちゃうんです。(これまで母親の作る料理はダサいと思っていたが、実はすごくおいしいものだと気付いた、とか、自分という母親は料理らしい料理を作ってあげれなかったと思っていたら、息子がその料理を食べたいと彼女に言っていた、とか。)ただ、角田さんは「おふくろの味を信じていない」というところがまたいいなぁと思いました。だからこそ、かつて食卓に並んだメニューを、何度でも再現できるのだと。私もこの本のレシピを再現してみようっと。本当の角田光代ファンになるべく、これから角田さんの本をたくさん読もうと思っています。皆さんのおすすめ教えてくださいね。 手元にある本、予約中の本 大好きな絵本作家、アンドレダーハンさんの翻訳もたくさんされています。
2009.12.23
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最近観たDVD。 「アヒルと鴨のコインロッカー」実は以前に原作途中読みで終わってました。動物虐待の話が読んでいて辛すぎて・・・ でも結末が気になるのでDVD借りてみました。後半からが見せ場だったんですね~。どんでん返し、びっくりでした。で、原作とある役のイメージが違うなぁと思っていたら、最後に納得でした。DVDを観て、これは本で読むのにはやっぱり重すぎたかもなぁ・・・と思いました。人の孤独さを深く深く考えさせられます。「フィッシュストーリー」こちらも伊坂幸太郎原作、アヒル↑と同監督の作品。そして音楽担当が斉藤和義さんなんです。鍵となるパンクロックがすごく映画の雰囲気出してました~。こちらは本当に爽快な終わり方。それぞれの人の物語が、最後につながって、伊坂さんらしい。私の好きな感じです。「重力ピエロ」も1週間レンタルできるようになったら観てみたいなぁ。最近読んだ本。『ZOO』前回、天才だと書いた乙一さんの本。私にとって2冊目でした。うーん・・・これはダメでした。ゾクゾクというより、これはホラーの世界です;1話目の残酷すぎる話にもう読むのやめようかと思いました。3話目「陽だまりの詩」はほっこりする話でこういうのが好きなのよ!と思ったけど、あとも殺人ばかりで。。映画にもなった表題の「ZOO」も、怖いのは別として面白いんだけど、映像で観る気にはなれません。。やっぱりもう少し穏やかな気分になれる本を読もうと、あっさりと乙一ファン卒業です(笑)『銀の鍵』角田さんの文章に、100%ORANGEさんのイラスト。図書館で見つけて、かわいい、と借りてきました。大人の絵本と言えるくらいの、薄い本です。異国で記憶を失った女性の物語。透き通るような文章に、温かさ、さみしさも感じられました。角田さんが、映画「過去のない男」の感想文だと書かれていました。アキ・カウリスマキ監督の作品。色々観てみたいなぁと思いました。『薬指の標本』「博士の愛した数式」で有名な小川洋子さんの作品ですが、全く違った作風でした。非現実的な世界に入り込みました。なんとも不思議な、ちょっと不気味な感じ。依頼人が封じ込めたいものを標本にするという標本の館。そこで働き始めた女性が、標本技術士に惹かれていく物語。読み終えた後に、映画になっていることを知りました。フランス映画です! こちらから予告編をご覧ください。日本人原作のフランス映画って観たことないので、これはぜひとも観てみたいと思います。『ノルウェイの森』これもフランス人監督によって映画化されますよね。(松ケンが主演だそうです。)学生のとき、手にとった記憶はあるんだけど・・・多分全部読んでなかったと思います。上巻を読み終えてから、下巻(図書館の予約)が届くまで、早く読みたくてウズウズしてました。あーやっぱり名作だなぁ!主人公が愛する、対照的な二人の女性が、まるで生きているかのように想像できてしまいます。エロティックなシーンが多くてびっくりしましたが、美しいのです。(感動したーと書いた『流星ワゴン』にも性的描写が多く出てきますが、これはね、ちょっと・・・という感じでした。でもその部分を差し引いても大好きな作品ですが。)と書いていますが、これがメインではなく、もっと心の深いところに訴える作品なんです^^;なんとも切ないラブストーリー。映画はどんな感じになるんでしょうね。
2009.12.08
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最近観たDVD。「ジェネラル・ルージュの凱旋」映画館で観たかったー!と思った邦画。すべてにおいて面白い。迫力もあるし、オチもあるし、救命救急医、境雅人の演技も最高でした。医療系ドラマは好きでよく観ますが、この映画はまた違った切り口で、医療の現実を見せ付けられた気がしました。何気なく借りちゃったものだから、前作を観ていなかったことを後悔。きっと前作観てたらもっと面白かっただろうな。「百万円と苦虫女」観終わった後、元気になれる映画かな。「アイデンティティー」これもどんでん返しって言うのかな。これまでに観たことのないサスペンスでドキドキしました。「あなたになら言える秘密のこと」同じ監督の「死ぬまでにしたい10のこと」が、私の中で最も印象に残る映画の1つなのですが、これもまたよかったです。胸が苦しいほど重たいんだけど、幸せな気持ちにもなれる。何度でも観たい味わい深い映画です。最近読んだ本。『東京タワー』映画を観たいのを我慢して、原作を先に読みました。1週間くらいかけて読んだので長かったーですが、最後は涙が止まりませんでした。母は強し。子どもへの無償の愛が溢れていました。『幸福な食卓』毎朝、家族そろってご飯を食べるということの幸せを感じることができました。そのメニューも想像するとおいしそうで。家族は一風変わっているのですけどね。(父親辞める宣言した父や家出した母、元天才児の兄と思春期の紗和子)外の世界(学校の友達やボーイフレンドのこと)で悩んでいても、やっぱり家族は変わらず存在してくれる。それを押し付けることなく感じさせてくれる本でした。『きらきらひかる』アル中の妻とホモの夫の新婚生活。ヘビーな設定なのに、江國さんの手にかかると、なぜか透明感あっておしゃれな感じなんですよね。相手を傷つけ、自分も傷つき、それでもお互い思いやる。作者も書いているように、やっぱり「基本的な恋愛小説」なのかな。1時間ほどでさらっと読めて、小説の中の空気感を楽しめる作品でした。『失はれる物語』作者の乙一さん、本当に天才だ!と思いました。(私より若いです。)これほど衝撃的な本に出合ったこと、かつてあったかな?特に表題作「失はれる物語」では鳥肌が立ちました。交通事故によって五感を失った主人公が、唯一残った右腕の皮膚感覚を通して、頭の中で考えたことが描かれています。ピアニストの妻が右腕を鍵盤に見立てて弾くピアノ。暗闇の中で窓を開けて入ってくる光や風を右腕だけで感じる。。1話目の、友達がいない主人公が心の中でかける携帯電話の話もゾクゾクしましたし。映画「GOTH」「ZOO」など、面白そうだと思いながら観ていなかったのですが、原作を是非読んでみたいと思いました。クリスマス絵本も、乙一さんが書くとこんなに不思議でユーモアなものになるんだなぁ。「サンタがくるぞ、くつしたをかくせ!」だなんて、逆の発想。私も今年やってみようかしら。
2009.11.29
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最近観たDVD。ワンコブームが続いています^^「ビバリーヒルズ・チワワ」は犬がしゃべります。子どもと観るのにちょうどいい。いかにもディズニーという感じのハッピーエンドで安心して観れます。「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」のほうが、大人も見応えあるかと思います。子育ての大変さや楽しさが描かれている中に、家族の一員として犬のマーリーがいて。私が飼いたいラブラドールということもあり、子どもと共に成長していくのってやっぱりいいなぁと思いました。最後は涙・涙でした。「フォーチュン・クッキー」は2回目でしたが、久しぶりに観たくなって。母親と娘の体が入れ替わってしまい、お互いの心を解りあっていくストーリー。ベタなんだけど、すかっとする感動です。「この森で、天使はバスを降りた」はミクシィの映画コミュで知った作品。素敵な邦題だなぁと。。映画も、まさにこの題名がぴったりの!物語でした。暗い過去を持つ女性、パーシーが、閉ざされた町の人々の心を温めていく。重いテーマがたくさん盛り込まれていて、考えさせられるのと同時に、静かな感動もありました。「ワイルドシングス」はどんでん返しで有名な映画だそうですが、本当に、最後の最後までわからない。ここまでやる?っていうほどのどんでん返しの嵐。でもこういうの好きです。スリルがありました~。「バタフライ・エフェクト」は夫と一緒に観始めて、前観たよねーと気付きました^^前はわからないところがあったはず; 今回観て、そっかぁ!と発見したところがたくさんあって、本当に面白い映画でした。大切な人を救うために、何度も過去に戻る・・・サスペンスなんだけどラブストーリーでもあり、好きな映画になりました。最近読んだ本。今回は珍しく女性作家ばかり。たまたま回ってきた予約本がこの4冊だったのですが、ちょうど読みたい気分な本に浸ることができました。優しく、繊細な文章は女性作家ならでは。きっと夫ならたるい、と言うでしょうが^^『博士の愛した数式』本屋大賞をとって、映画にもなった作品。きっと読まれた方も多いと思います。数学が苦手な私は敬遠していましたが、数学の神秘さにも触れることができて面白かったです。80分しか記憶がもたない博士と、家政婦。そしてその息子の心の触れ合い。透き通るような美しさを感じられたり、じわじわと温かいものを感じられたり。家族以外に、恋愛以外に、こんなに愛を与えられる人、愛されることって素敵だなぁと思いました。『アーモンド入りチョコレートのワルツ』は実際のピアノ曲を題材にした短編集。シューマン<子供の情景>より 子供は眠るバッハ<ゴルドベルグ変奏曲>より 彼女のマリアエリック・サティ<童話音楽の献立表>より アーモンド入りチョコレートのワルツピアノを習っていたのにも関わらず、題名と曲が結びついたのは1曲だけ^^;でしたが、メロディーを想像しながら読む物語。すごく新鮮でした。主人公は中学生。。若い子向けの本ですが、十分思いに浸ることができましたよ。中でも表題の「アーモンド入りチョコレートのワルツ」が好きです。ふわふわした世界へ行って、一緒にワルツを踊った感覚になりました^^サティって、面白い題名の曲をたくさん作ったんですね。この本を読んで、サティの曲も色々聴いてみたくなりました。『センセイの鞄』恋愛小説だったのですねー。でもこれまで読んだことのない類。10数年ぶりに高校の先生と再会したツキコ。センセイとツキコのなんともいえない距離感がいいですね~。普段聞きなれない二人の会話が美しく感じられて。。切なくもあり、ゆったりとした二人の世界に惹き込まれます。『卵の緒』は2編目で泣きましたねー。でも表題の1編目も好きなんですけど。ヘソの緒を見せてと息子に言われて、卵の殻を見せる母。その理由は?大らかなお母さんの、息子への大きな愛を全身で感じられて、心がぽかぽか温まりました。こんな風に愛を伝えられるお母さんって素敵!2編目の7’bloodは高校生の七子と腹違いの弟、七生が心を通わせていく物語。どんどん感情移入していって、最後のシーンは涙ボロボロでした。皆さんのおすすめ映画、おすすめ本、教えてくださいね。
2009.11.18
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最近観たDVD他に2本観たのですが、イマイチだったので省略。最近、私とヨウの間で犬ブームなので、犬ものばかり借りてます(今週も借りてるのでまた今度)。「マリと子犬の物語」はヨウと一緒に観ましたが、ヨウは声をあげて泣いていました。怖いという以外でこんなに泣いたのは初めてかも。地震のことも、「本当にあったの?」とびっくりしていて、「うちは崩れない?」と心配していました。子役の子の演技がすごく良くて、犬もかわいくて(ヨウは「マリを飼いたい」と言うほど)、私も涙しながら観ました。「犬と私の10の約束」もヨウと一緒に観たいと思っていましたが、途中までしか観れず・・・夜中に一人で号泣しながら観ました。私も中学のときに犬を飼い始めて、ヨウが生まれた年まで17年間生きました。毎日散歩に連れて行っていた最初の頃に比べ、何年か経つと私も実家から離れ、犬とも離れていたので、すごくだぶるところがあって切なかったです。何年後にか、犬を飼うときには子どもたちにこの映画を見せて、10の約束のお話をしたいなぁと思いました。犬を飼っている人にもいない人にもおすすめの映画です。「ALWAYS三丁目の夕日」も泣きましたね~。続編も観たいです。「舞妓haaaan!!!」←で合ってるかな?はとにかく笑えます。「ユージュアル・サスペクツ」久しぶりにサスペンスものが観たくて、皆さんに評判のいいものを選びました。どんでん返し、やられましたぁ! 面白かったです。「グラン・トリノ」は夫と一緒に観ました。静かに感動できる物語。いい映画でした。最近読んだ本奥田英朗、東野圭吾、重松清・・・やっぱり同じ作者の本ばかり読んでますね。「家日和」は家族、夫婦をテーマにした短編集で、ネットオークションにはまる主婦、ロハスにはまる主婦など、身近に感じられて面白かったです。「分身」はさすが理系の東野さん!という感じでした。自分とそっくりな女性が現れたら? その謎を解いていくのですが、二人の女性のストーリーが交互に展開されて、どんどん読み進めたくなります。ネタバレになってしまうので何も書けませんが、こんなことが実際にあったらとぞっとしました。「その日のまえに」は皆さんのレビューと同じく、号泣でした。短編集だけど後で話がつながっていて、こういうの好きです。もし、自分や大切な人が死の宣告を受けたら・・・と考えさせられましたし、家族、子どもと過ごせる時間がいかにかけがえのないものなのかということを思い知らされました。また、ドラマのように死の直前は取り乱すのではなく、穏やかになっていくということや、人がいなくなっても家族以外の人は変わらず生活を続けているということなど、すごくリアルで衝撃を受けました。「ベンジャミン・バトン」は映画も観たいなぁと思っていましたが原作が先に届いたので・・・人生を逆に歩む(80歳で生まれて0歳で死ぬ)物語。原作はすごく短くて淡々としているので、これを映画にしたらどうなるのかな。“人生は夢であると感じることはないだろうか。どんなに幸福な瞬間でも、過ぎ去ってしまえばもう、本当にあったのかどうかさえわからない。”淡々とした中に、深いことを考えさせられる内容でした。皆さんのおすすめDVD、おすすめ本教えてくださいね。
2009.11.06
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ここ2週間で観たDVD。アフタースクール!! 面白すぎました。観終わった後すぐにもう一度観た映画も初めてだし、コメンタリーを最初から最後までしっかり観たのも初めて。とにかく観てみてください!(エンドロール後までしっかり観てね。)たまちゃん、教えてくれてありがとう。「自虐の詩」は、なんだこりゃ!?と思いながら観ていたら、後半にすーっと涙が流れ落ちてました。原作の4コマ漫画を見てみたいです。「プルミエール~私たちの出産」淡々としている中に、考えさせられるところがたくさんありました。あらためて、生まれてきてくれてありがとうという気持ちになります。岡崎の吉村医院も出てきますよ。「きみに読む物語」美しい映画でした~。こういう映画好きです。「キッチン・ストーリー」途中で早送りしようかと思いました(笑)これで終わり?というほど、何も起こりません。が、1つ1つの雑貨や食べ物にゆったりと北欧を感じることができます。本も週2冊ペースです。『流星ワゴン』もっと早く読めばよかったー。親が子を思う心、子どもが親を思う心・・・切なくて、温かくて、読みながらこんなに泣けた本は久しぶり。私はどうもタイムスリップものが好きみたい^^死んでしまいたいと思った主人公が、過去をやり直すのだけど、気持ちの持ち方一つでその後の人生変わるんだなぁと・・・人生の指南書にもなりそうです。『君と一緒に生きよう』ペット問題を書いたノンフィクション。知っているつもりだったけれど、読んでみるともっともっと重かった。。私も17年間犬を飼っていたけれど、こんなにも心無い人たちがたくさんいるとは。その一方で、保護活動をしているボランティアさんもいて、幸せになっていく犬の姿も書かれています。 『チルドレン』短編集だけど、ストーリーがつながっていて面白かった。主人公が変わるので、色んな角度から同じ人物・出来事を見ることができます。『ガール』30歳代の女性が主人公の短編集。それぞれの主人公になりきって、つい力がこもってしまう。。ワーキングマザーのお話は特に応援したくなりました。奥田さんの本は『イン・ザ・プール』と『空中ブランコ』でどっぷりはまってしまったので、これから過去作品をたくさん読みたいと思ってます。 精神科医のキャラが面白すぎ。順番にいけばインザプールからだけど、空中ブランコがおすすめ!ズラの話では、本読みながら噴出してしまった^^第3弾も近々読みます。
2009.10.11
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あれから観たDVD。リトル・ダンサーのみ2回目。久しぶりに観たら、またちょっと感じ方が変わって、すごくよかったです。お父さんの子を思う気持ちにぐっときました。ラブ・アクチュアリーはTSUTAYAの100選100円だったので借りたのですが、軽く観れてハッピーな気分になれる映画。クリスマス前におすすめ。ペルセポリスは映画を観に行きたくて、DVDもずっと探していました。見つからないはず。子どものアニメのコーナーに置いてありました。イランの少女を描いた映画ですっごく重いはずなのに、モノクロのアニメだからかわいくてユーモアもあり、でも切なくもあり・・・いい映画でした。おばあちゃんの言葉が味わい深くて心に残ります。ウォーリーはヨウと一緒に観ました。途中、説明しながらだったので、集中して観れなかったけど・・・ヨウもすごく気に入って本も買いました。つみきのいえは家族全員で。何ヶ月か前に絵本を読んで感動したので、映画も見たくなったのです。ナレーションなしのを最初に見て、絵本を読む前にこちらを見たかったなぁと思いました。短い中に家族の温かさが伝わってきて何度でも見たい映画です。余命は皆さんの評価が厳しいみたいですが、私は観ておいてよかったなぁと思いました。特に出産して1年経ってないので、主人公の気持ちになりきって涙しました。今ある幸せに感謝しなければと改めて思いました。読書も週2~3冊ペースで進んでいます。 東野圭吾の本はどれも読みやすくて、登場人物の設定も面白い。そして、いつも細かいところまでよく調べてるなーと感心します。「時生」は名鉄電車が出てくるのですが、路線とか乗換えとか、どうして知ってるの?って^^「時生」はタイムスリップして息子が父親に会うストーリー。浅田次郎の地下鉄に乗ってを思い出しましたが、「時生」は時生ではなく父親のほうが主人公で、その目線で書かれているところが面白かったです。父と子の絆に感動し、ぽっと心が温かくなる作品です。「秘密」は最後にえぇー!っとなった作品です。事故にあった妻と娘。娘の体に妻の魂が宿るところからストーリーは始まります。あり得ない設定なのに、すごく感情移入してしまう。。さすが東野さんです。「手紙」はDVDのほうを1年以上前に観たのですが、すごく感動して涙を流しました。「秘密」も映画になっていますね。観てみたいなぁ。(「時生」もNHKドラマになったとmama-maranさんに教えてもらいました。これが一番観てみたい。)「まほろ駅前多田便利軒」は便利屋のお話です。淡々とストーリーが進むのですが、色んな人間模様が描かれていて面白い。心に残るかといえば残りそうにないけど^^; 読書の楽しみを味わえました。「椿山課長の七日間」は昨夜読み終えたところなのですが、本当に面白かったー。やっぱり浅田次郎の描く人間像って味わい深いなぁ。ぽっくりと死んでしまって、現世に7日間(実質は3日間)だけ戻ってくる。天国と地獄の中間地点にある“中陰役所”もおかしかったし、終盤は家族愛、子どもへの愛・・・色んな愛を感じて涙が出ました。こちらも映画になっているんですね。皆さんのおすすめ映画、おすすめ本は何ですか?
2009.09.22
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夫とDVDを観たのは、「24」以来かも?TSUTAYAの100選100円キャンペーンでショコラを借りてきました。私は3回目。夫は初めてで、「こういうの興味ない。」と言っていたのに一緒に観始めて、最後、「名作だね。心にすーっと入る映画だ。」と言っていました^^私は無性にチョコレートが食べたくなり、図書館でショコラの愉しみを借りてきました。材料が揃わないので、眺めているだけで終わりそうだけど;最近、邦画もよく観ます。 マジックアワーは文句なしに面白い!キサラギは地味だけど面白い。パコはヨウと一緒に観ました。子どもにもわかりやすくて感動的なお話です。容疑者X・・・は観終わった後に図書館の予約本が回ってきちゃいました。映画も面白かったですが、先に原作読みたかった。。西の魔女・・・は映像美しかったけど、本で読んだほうが心に染み入る感じがします。DVDを借りるのをやめて原作を読んだのは、イン・ザ・プールと空中ブランコ 面白くて一気に読みました。今読んでいる本は、風が強く吹いている読んでいて気持ちがいい^^来月映画も公開されますね。秋だからかなぁ。DVD観賞や読書の時間が楽しいです。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 【予約】 Cath Kidston“THANK YOU!”BOX【予約】 おしゃまな女の子のお洋服荒木由紀さんの著者本第3弾。あーちゃんにはまだ早いけど、おしゃれ服、買っちゃいました。
2009.09.08
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お盆前後に借りてきたDVD。まずはミュージカル映画2本です。マンマ・ミーア!結婚式にパパとヴァージンロードを歩きたい、とパパ候補3人を招待したことから始まるストーリー。結婚式前夜の母と娘、お互いを思う気持ちがよかったです。舞台のギリシャ、エーゲ海、美しかった~。ABBAの曲でのミュージカル映画。曲の内容にぴったり、なんだけど、私は学生時代からABBAの曲を聴きすぎているせいか、逆にノリきれなかったような気がします。きっとね、本物のミュージカルを観たらすごくいいのだと思う。ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー高校の卒業記念ミュージカルを作ろう、というストーリー。これまでの私の趣味では借りてなかった。。けど、評判が良さそうだったので借りてみました。すごく新鮮! 全く知らない歌のほうが私は楽しめるのかしら。どの曲も今っぽくオシャレ。そして、若々しい(笑)振り付けや衣装なども良くて、映像としても細かいところまで楽しめました。1と2を観てから観ればよかった。これから1と2(高校生活ストーリー)を借りてきます。他には、夜一人で観るのには、重過ぎました。。特に面会で初めて会う小さな娘と手を触れ合うシーン。子どもが、ちょうどヨウとあーちゃんに重なりました。重すぎるけど、自分の力ではどうにもできなかったあの時代を忘れないために、観なくてはいけない映画だなぁと思います。そして、家族が一緒に暮らしていけることのありがたさをあらためて感じた作品でした。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 飯島奈美さんのシネマ食堂出ますね~。大好きなゆる~い映画、『かもめ食堂』『めがね』に登場する料理を再現、だそうです。楽しみ♪ この映画を観ると、丁寧にご飯を作りたくなりますよね。『めがね』に出てくる氷あずきを作っている動画(こちら)、見ると涼しげでいいかも~。
2009.08.22
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