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まず全体として難易はちょい高くなったような気もするが、傾向の変化についていけていれば実際は大して変化なさそう。ビビらずに落ち着いて解けたかどうかというところ。大問7構成で、6,7の選択も、昨年と異なり慌てたかも?それでは見てみよう。動画の予想通りの問題は☆、大体予想とに準じた問題は★優しい問題はeasy、難しめの問題はhardで示しています。格子は予想通りだが、面心というeasyなもの。蒸気圧は言及したものの、分圧・水上置換との組み合わせは少し取り組みにくそう。冷却曲線・浸透圧はなかなか手が回らなかったかもしれないが問題としては簡単。熱・ヘスは予想通りだが、「燃焼熱」なので多少扱いづらい。活性化エネルギーは基本的なもの。電離平衡も予想通りだが、慣れていないと塩酸に惑わされて憤死しそう。苦手な人は後回しにする勇気があったか?あまり見慣れない雰囲気の化学平衡のグラフだが、ちゃんと読めれば平易。酸化還元も平易な化学基礎の延長。電池・電気分解は計算など大きな出題はなかった。無機は、定番の両性元素や酸化物関係がキーになるものが多いのは確か予想通り。アンモニアソーダ法は久しぶりだが計算は定番。この辺で時間稼ぎができたかな?予想通りの分離だが、手順をほぼ完全に把握しないと厳しい。Baがせめてもの良心である。ヘキサシアニド~と、硫化物の沈殿に関しても、正確な知識が求められた。足止めを食う問題。ミョウバンは、ビビらなければたいしたことない問題。有機の出だしは基本的な問題。フェノールは予想通りだが、聞き方が珍しい。けどふつう。油脂も予想通り。ちゃんと対策さえできていれば定番の問題。異性体も予想通りだが、分子模型でイメージしていないと考えにくい。実験・気体捕集という点では予想通りのアセチレンの問題だが、臭素との量的関係まで頭が回るか、後半疲れてきていると危ない。なぜか2問だけの大問5。受験生の困惑を招く。イオン交換樹脂やゴムは多少言及したものの、ほんとに出るとは…という感じ。高吸水性樹脂は難しいので、他で答えを確定できないと苦しい。糖類は予想通りで、簡単。6,7の選択は、度胸があれば7が簡単だったか?合成ゴムも言及したが、あまり見ない出題でやりにくい。単量体を知らないと答えられない問題も、あまり勝負しにくい。メタクリル酸をあてずっぽうになった受験生も多いのでは。トリペプチドは二次対策でもよく出てくるので、まんべんなくやっていれば楽勝。DNA塩基は生物選択者でも苦しそうだが、「水素結合」というフレーズで勝負すれば答えられるスッキリ問題である。というわけで、2016化学。数年後のセンター終了→次の形式の試験という動きの準備と思われる、出題傾向もぐんぐん変化している問題でした。基礎的な知識の丸覚えではなかなか対応しにくく、「考える力」が必要という点では、やや浪人生がリードを広げたかもしれません。今後も、実験系、解答方法や手順を考える必要のある問題が出題され、新形式の試験に移行していくと考えられます。2017受験する羽目になる人たちは、そこも踏まえてちゃんと体系的に学習していこう。
2016.01.18
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ちょうど巷を騒がせている、話題かもしれません…化学的な答えはこうです!(浮気はやめましょう)ついでに、元素名いついても。こちらも、新元素名の命名権でホットな分野ですね。
2016.01.08
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