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さて、今年のディノへのプレゼントですが・・去年の反省を生かして、今年は事前に用意しました。ディノが欲しがっていた本と、イッセイミヤケのロー ドゥ イッセイ(L'Eau d'Issey)のオードトワレとシャワージェルの入っているコフレ。(こちらはシークレットで用意。)(私が買ったオー・ド・トワレはたぶん、これと同じタイプです。綺麗な外箱の写真をアップしたかったのだけどディノがどこかにしまい込み、しかももうすでに「どこに入れたか忘れちゃった」と言っているので、諦めました。)ディノが以前愛用していたイッセイミヤケの香水はこれとは違うノートのものだったけどもう売っていないみたいだし、これはこれでいい香りなので買えてよかったです。というのも、ロー ドゥ イッセイには思い出があるから・・。あの時は、知り合ってまだ数ヵ月。「おもしろくて優しいおじさんだなぁ」なんて思っていた頃、付き合う事になるなんて思ってもいなかったある日、私はMac Mahonという映画館でフェリー二の『甘い生活』(1960)を観ようと思っていました。以前にビデオで観た事のある作品だけど全然ついていけなかったので、再トライしたかったのです。でもきっとまた理解できないんじゃないかという不安があったので、フェリー二が好きだというディノに、一緒に映画に来ないかと声をかけました。映画館で待ち合わせて2人とも遅刻ギリギリで到着したら・・・しまったーー!!私、曜日を間違えてた!!他の映画を観ようかという話にもなったけど結局シャンゼリゼをブラブラ歩いて通り沿いのセフォラに入ってみたらたくさんの香水があったので2人で色々試して遊びました。そしてその時、ディノはSouffle d'Isseyを気に入って買ったのです。後にその香りを私もしょっちゅう嗅ぐ事になるとは考えてもみなかったけど、とにかく懐かしい思い出です。そして、記念日のプレゼントと言えばやっぱりカードが付いてないとね!(私はディノからもらった事ほとんどないけど・・。)今回はつい先日のひよこあひるの写真の絵葉書と一緒に買ったカードを使用。時々のケンカにも関わらず続いている綱渡りの結婚生活もついに2年だね、みたいな事を書いて渡しました。(自分が書いた事をおおかた日本語に訳してみたけど、あまりにもクサかったのでアップするのはやめときます・・。)ディノは写真を見て「この花嫁さんの格好してる人って男の人かな?体がごついし、ドレスを着てこんな事するなんて相当の事だから女性には大変かもしれないしね」なんてくだらない事を言っていたけど、それでもカードに喜んでいつの間にか居間の本棚の1番上の段(本棚であるにも関わらずシャンパングラスがしまってあるところ)にカードを飾っていましたランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。ブログタイトル、年明け前後までに一部変更すると思います。さすがに2年経ったので、「新婚」がネックになってきました・・・。
2008.10.31
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10月30日は結婚記念日でした。20時にレストランで待ち合わせをしているディノが私の携帯に電話をかけてきたのは19時。なんだか、やたら早口です。「いま本屋さんに居るんだけど・・・何が欲しい?みにかーはぼくにプレゼントを買ってくれたらしいのにぼくは何も用意してないから、悪いなって思って慌てて来たんだけど・・」あの~・・・気持ちは嬉しいんだけど・・・頭大丈夫??だってさぁ・・私へのプレゼント、今から一週間も前にプランタンまで行って、買ってもらってるじゃない!!(私が1人で選んでしまったから、実感がないのかもしれないけど。)私はその包みを開けないまま居間に飾って、この日が来るのを楽しみにしてたのよ?!別にね、二重にプレゼントをくれるのは構わないけど・・・とにかく頭が心配。(今回はいつもより奮発してもらったと言うのに、一体なんで結構ケチなディノがそれを覚えていないの??)私が「プランタンで買ってもらったじゃない」と言うと、ディノはホッとしたみたいな明るい声になって「あぁそうだった、そうだった」と言っていました(^^;待ち合わせのレストランに行くには向かい側のビル群を眺めながらセーヌ沿いを歩いていかなくてはなりません。でも、この日の寒いこと寒いこと・・・。出先から直接レストランに向かう事にしていた私は家にいったん戻るというディノに、ダウンコートを持ってきてもらう事にしました。結局トロカデロの駅で待ち合わせてそれまで着ていた膝丈の皮のコートの上からダウンを羽織ってさぁ安心(つまり、コートを二重に着ている状態。このダウンは確かに大きめだけど、まさかその下に皮のコートを着込めるなんて思いもしなかった・・。)・・・。それでも川沿いの寒いこと、寒いこと!!2年前の挙式日はとても暖かくて快晴だったのを思い出し、本当に運がよかったなぁと思いました。さて、この日初めて行ったレストラン。雰囲気は良かったけどサービスが遅めで味はまぁまぁだったので紹介はよしときます。帰りもブルブル振るえながら家に向かいました。さて、家に着いてからプレゼントを交換。私は前の週にアクセサリーを買ってもらっていたので(今度アップします)、もうこれ以上何も望まないつもりでいました。でもこの前々日に近所のお花屋さんの前を通ったらとてもかわいいパステルピンクの薔薇が目に飛び込んできて欲しくて欲しくてたまらなくなってしまったのです。普通サイズのその薔薇は、束で販売されています。自分で買ってしまおうかとも思ったけど(普段の私にはない発想)、この日の私はディノからお花のプレゼントぐらいもらってもいい様な気がしたので家に着いてからおねだりしました。彼は翌日(結婚記念日前日)にお花屋さんに行ってくれたのだけど、いつもギリギリな人なのでお店に着いたのが閉店間際。店頭のお花はみんな片付けられてしまっていたらしく、目に飛び込んできたというピンクの薔薇をとりあえず2本買ってきてくれたのだけど・・・私がどうしようもなく欲しかったのはこれじゃな~い!!ディノってばまたもや(バカ)でかい薔薇を2本だけ買ってきてくれたのね。贅沢言ってはいけないんだけど・・・正直新鮮味に欠けるかも・・。どうせ同じ薔薇ならたまにはもう少し小ぶりのをたくさん欲しいのに。それに私が気に入っていた「店頭の薔薇」は外側の花びらが薄いグリーンなのが珍しい感じで好きだったの・・。私があまりにもがっかりしてしまったので、記念日当日私が家を空けている間にディノはもう1度買いに行ってくれていました。その話をレストランに向かう道で聞いていたのでわくわくしながら家に着くと・・・これよ!!私はこれが欲しかったのよ!!私が気に入って仕方なかったのは、この薔薇だったのこの、外側が少し緑になっている普通サイズの薔薇・・。ありがとう。もちろん、ビッグサイズのこっちもすきだけどね。という訳で、ダブルでプレゼントをもらってしまいそうになった今年の記念日。2個目のプレゼントは断ったけど(「欲しい本」が急に思いつかなかったし)お花は2回もらいました。去年のレストランがとっても良かった分今年の選択が余計残念に思われないでもないけれど、ピンクの薔薇たくさんの記念日もとっても幸せです。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。写真は数日経ってから撮ったので、花がかなり開いていますね。我が家は中央暖房がガンガンに効いていてしかもそれを調整する事ができないのでお花がすぐに枯れないか心配・・。本当なのかどうか知らないけどお水に常に氷を1つ入れておくといいと聞いた事があるので試しているところです。あ、1番上の写真はレストランからPassyの駅に向かう途中で撮ったエッフェル塔です。
2008.10.30
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私は面倒くさがりで食に対する探究心があまり無いのでチーズも野菜もお肉も何もかもいつもスーパーで適当に買っているけど、この間義弟のアランが家に食事に来る事になっていたので会社帰りにラファイエット・グルメで買い物をしてきました。その時に買ったうちの1つがこのチーズ、その名もシャウルス!!このチーズは今から2年ぐらい前にアランがノルマンディーの実家近くのスーパーで発見して以来、とても気に入っているみたいなのです。(もちろん、ディノも私も。)アランが「聞いた感じだとchat(猫)とours(熊)をくっつけたみたいな名前だよね」なんて言ったので、物覚えの悪い私の頭にも入っていたのでした(笑)。さて、私にとって久しぶりのシャウルスはと言うと・・・見た目はカマンベールの背を高くした感じなのに、切ってナイフに乗せる瞬間からその見た目によらず強いにおいがしました。ちょっと酸っぱい系の匂いです。味はというと、まずしょっぱい!!そして次にはやっぱりちょっと酸っぱい!!食べ終わってからも口に後味の残る、お酒が進みそうなチーズ。チーズ情報ページ(http://www.fromage.com/)のシャウルス紹介(フランス語バージョン)によると、これはシャンパーニュ地方の、牛乳からできたチーズで最近では表面に赤い筋が出るまで発酵させて食べる事もあるそう。・・私がいつも食べている真っ白な状態でもかなり強いのにね。原産地もあってか、ロゼシャンパンとの相性がいいそうです。シャンパンは何かお祝い事がない限り開けないんだけど、いつか試してみようかな。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。この日記での予想に反して最近余ってきているシェック・レストラン、うちの近所のスーパーではほとんど使えない状態なのに3枚までならラファイエット・グルメで使用可能なのでこれからは仕事帰りにちょくちょく寄ってみようと思ってます。働く楽しみが1つ増えた
2008.10.29
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猛烈な頭痛に襲われていたある日狙いすぎの題名と企画だな、と半ば呆れながら『Tokyo!』を観にいった。フランスでは10月15日公開だけど日本では8月に上映されたみたいなので今回はネタバレ有りで書いてみます。オムニバス3作のうち、トップバッターはミシェル・ゴンドリーの『インテリア・デザイン』。売れない映画監督(加瀬亮)とその恋人(藤谷文子)が東京に住む元同級生の家に居候しだすところから始まるこの作品、カップルの日常を淡々と映し出すので一見地味だけど実はかなり楽しめた。特に二人がする(女)「私達って会話してないよね」(男)「そんなことないだろ、してるだろ」といった感じのやりとりには笑ってしまった。私とディノもそういう言葉を交わす事があるから・・・。2人ともすごいおしゃべりだから会話数は多いんだけどね・・(^^;この会話の男女を逆に置き換える事ができるのかどうか想像してみようとしたけど、私にはどうも不可能らしい。こんなクレームをつけるのは女の特性なんだろうか??終わりの方になってかなり急(&ムリ)な展開があったけど主人公の女が何ともけなげなヤツでそれまでに色々な感情を一緒に味わってきたせいか、口うるさい私でも特に不満を感じる事なく観終われ期待していなかった分、満足だった。お次はカラックスの『メルド』。「メルド(=クソ)」と名乗る赤髭の怪人(ドゥニ・ラヴァン)が手榴弾などで東京の街を襲撃し、逮捕されてから裁判を受けるが・・・というあらすじのこの作品。・・・私はこれ、ダメです。上映中に頭痛が最高潮に達したので、もしも両脇に数人の観客がいなかったなら退室して帰っていただろう。この作品を観ながら私が「この映画も悪くないのかな」と思ったのは、次の三点だけ。1.作品冒頭でメルドが銀座らしき大通りで通行人に嫌がらせをしながら疾走するところ。なにかのコントみたいで笑えた。2.メルドが日本の社会現象になった、とニュースキャスターが伝えるシーン。VTRの中ではメルドへの刑をめぐってデモ行進をする人々やなぜかメルドを崇める人々の作った新興宗教の集いなどが写り「日本もそこまでおかしくないんじゃない?」とイラッとしたけれど、日本製のメルドのフィギュアも紹介されていたのには少し笑えた。3.最後の最後で思いっきり肩透かしを喰らいもうガッカリ感120%になった直後、「今度はメルドがアメリカに現れる」という知らせとともに「Merde in USA」という、もうどうでもいい、しかもダジャレなんだかなんだか分からない文字が画面いっぱいに浮かぶところ。落胆した直後だったので、なぜかこれだけでも笑えた。・・・・こう考えると、上記の部分だけ編集して(あらすじが分かる様に)逮捕と裁判のシーンを各1分ずつ追加して、トータルで6分間ぐらいの短編にしてくれれば楽しめたのかもしれない。個人的感想は、以上です。そして最後はボン・ジュノの『シャイキング東京』。「ひきこもり」というとネガティブなイメージしかないけれど、凄まじいまでに整理整頓された一軒家に一人で住みテレビを観ずに本ばかり読んでいる、どこか詩的なところすらある主人公(香川照之)の暮らしぶりに興味を抱かされたまま、ストーリーを追っていく事ができた。ピザ配達の女の子(蒼井優)にまた会いたくて、遂に家を飛び出すひきこもりの男。彼が走る東京が俯瞰で映し出されると、私達は実は誰も外を歩いていない事に気づく・・・。この作品の山場で私達は、恋によって自分の殻を破る男、という前向きな展開にわくわくしつつも、それと同時に実は皆がひきこもりになっているというネガティブな設定を知らされる訳だ。これをどう捉えていいのか分からないけど彼が一人で突っ走る夏の日差しで明るい街は見ていて気持ちがいい。シュールで不思議なところも残るけど、終わってしまえばとにかく可愛い恋物語。『メルド』で帰ってしまわなくて良かった・・・とつくづく感じた、最後に持ってくるのも納得の作品だった。結局、気乗りしないまま観始めたのに『インテリア・デザイン』と『シェイキング東京』鑑賞中は退屈する暇すらなかった。誰がどう考えても毛色の違う『メルド』は真ん中に持ってくるしかなかったし、3作品の順番がパーフェクトだったのもとても良かったと思う。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。上の写真は、珍しく早起きした朝に撮りました。結構前だけど・・。
2008.10.28
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働き出して間もなく丸三ヶ月。特に問題もなく順調に来たと思うので、長く続けられそう。最初の一ヶ月の最後の金曜以来(8月29日の日記参照)、今でも毎週その日は会社近くのチャイニーズ経営の和食レストランへ行っています。今までお寿司の食べ方がなんだか面白い仏人と同席した経験もほとんどなければ、日本人経営ではない和食屋さんへ行った事も数えるほどしかなかったので周りを見ていると発見があるし、私もそれに少し染まりつつある。まず最初にお味噌汁と出てくるキャベツのサラダ。白いドレッシングがかかっているそれに、今は私も迷いなく七味唐辛子をかけます(笑)。確かにこの方が美味しいから。だけど、エミリーの様にお刺身に七味をかけたりはしません。そしてそのあと板状のお皿(名前が分からない)の上に乗ったままのお刺身に直接お醤油をかけたりもしません。(見るたびにこぼれないかと不安になる・・。)お醤油をお刺身に直接かけると言えば、アリスも同じ。最初のうちは散らし寿司をお醤油無しで食べて、途中から直接かけている感じなのだけど気のせい??クレールはクレールで、最後までお醤油無しでちらしを食べている様子。食べ方はそれぞれね。でも、アリスやクレールの様にお醤油控えめなのはフランス人の中では珍しいんじゃないかな。大体の人はエミリーの様にまずお刺身をお醤油と食べ、それが終わったらお茶碗の中のごはんにもお醤油をかけてそれを食べる、というのがありがちな気がするから。この食べ方を見ていると少々本人の健康が心配になるけど、それ以外は気にせず私も楽しく食べている。だってお寿司はなかなか美味しいし(日によって当たり外れあるけど)、週に1回この6~8人のグループで食事をするペースが気に入っているから。毎日だったら疲れるかもしれないけど、このぐらいだったら心に余裕が持てるものね。それに大昔に入ったチャイニーズの和食レストランはハチャメチャで握り寿司を頼んだ人にもお茶碗に入ったごはんが付いてきたり、ダシが薄いお吸い物(?)にはマッシュルームが浮かんでいた記憶があるけど、このお店はそういう事がないのも気に入っているし。この週一のお寿司ランチのおかげで、7月末に東京からこっちへ戻ってきてからというもの一度もディノと和食レストランへ行っていません。以前は「外食」と言えば、私の第一希望はほとんどいつもお寿司でディノは時々がっかりしていたんだけど・・・・よかったねディノ、私が働き出して。そしてよかったね私、毎週1度はお寿司が食べれてしかもそれが励みになっていて(笑)。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。ちなみにこのお店には焼き鳥もあります。やっぱり人気なのは牛肉の薄切りの間にとろけるチーズが入っている串みたい。そんなコテコテのものを5本(途中でごはんも口にせずに)連続して食べられるエレーヌってどうしてヤセているのか不思議。上の写真はオペラ近くのPassage Choiseulという、味のあるアーケード。
2008.10.27
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通勤電車で何年かぶりにNに再会したものの(10月18日付けの日記参照)、その後なかなか見かけない。毎朝私と同じ線の電車に同じぐらいの時間に同じ場所から乗り込んでいると言っていたのになぁ・・・でも私が働きだしてから最初の二ヶ月は一切会わなかったのだからこんなものなのかな・・・なんて思っていた。そうしたら・・再会からちょうど一週間経つ日にまたNを見つけた!前回と同じく折りたたみ式のシートに座っている彼女に近づくとにこっとした笑顔と挨拶が返ってくる。前回話しきれなかった近況を報告し合っていると、Nの隣に座っていた女性がにこにこしながら私達を見ているのに気づいた。あれ??たちまち、デジャヴーに襲われる。これってこの間と同じ展開??もしや、この人って前回と同じ人??数駅進む頃にはその女性も私達の会話に少し参加する様になり、最後には私達に挨拶してから途中下車して行った。私がNを見つけた時は2人とも喋っていなかったから分からなかったけど、もしかして2人は友達なの??不思議に思って聞くと、Nは以前同じ職場で働いていた元同僚なのだと言う。前回私達のやりとりを聞いて笑っていた2人の女性・・あの人達はNの知り合いだったのね!!Nと私がたまにこうして朝会うのって面白いなと思っていたけど、彼女には私以外にも再会相手達がいるなんてもっと面白い。メトロの中で同窓会?(笑)Nに「あなたは朝のメトロで3人もの人と再会する可能性があるんだね!」と言ったら、Nは「こういう事って結構あるんだよ。特に1番線に乗ってる人なんかにはすごく多いらしいよ」なんて応えていたけど。私もこれからはあなたの同窓会にたまに参加させてもらうよと言いたいところだけど、実際難しいかな。だって気づいたんだけど、Nの乗る電車ってどうやら私にとってはかなりギリギリの時間帯なんだもん。この日会社に着いたのも定時ジャストだったし・・。やっぱりあまり会えないかもしれないけど、連絡すら取りづらくなってしまっていた人なんだからたまに会うだけでもよしとしよう!Nがもう少し早い電車に乗る日もあるかもしれないし、ね。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。上の写真はオートゥイユで撮ったもの。
2008.10.26
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先日の『他人の顔』に続いて阿部公房・勅使河原宏コンビの『おとし穴』を鑑賞。期待しすぎたせいか実は感激の薄かった『他人の顔』の後でこの2人の映画には1番有名な『砂の女』を超えられるものは無いのかな、なんて思っていたけど見事に裏切られた。『おとし穴』・・・推理劇の要素を含む割には最後の最後まで事件の動機ははっきりしない。だけど観ている過程であちこちでほぐれていた糸がそれなりに繋がってくるのが心地よい。そして、今までに観た三作の中では台詞や独白が少ないせいか最も分かりやすい感じもした。いや・・・理解が追いついていない部分は絶対にあるのだけど(何しろ私とディノの解釈が珍しくズレていたぐらいだし)、そして実際にはまだまだ見落としている部分が多くて消化不良なのかもしれないけど、初見で自分なりに味わったものだけででも気持ちいいほど満足できる映画なのだ。いかなる消化能力の人でも必ずしら何かを得られる、滋養に溢れた作品という事か??そして、白黒の画面のなんて美しいこと・・・炭鉱や寂れた町が舞台のこの作品には美しい物なんてほとんど写っていないのに。カメラの勝利か。ノックアウトされた割に表現できないのでこれ以上書かずにおくけど他の2作ほど観念的なものに振り回されたくなくて、でも何かに圧倒されたい人にぴったりの作品です。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。上の写真はサン・ミッシェルにて。
2008.10.25
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私からはやっぱり言いづらいし立場もあるので、「『tutoiment』にしませんか?」とこちらから提案できたのはほぼ同時期に入社してきたジュヌヴィエーヴという若い子だけ。そして、『tu』で話そうと提案してくれた人とはそうして、そうでない人とは『vous』で話し続けているのは全くもって理にかなったやり方だと思っていたけど、最近になってちょっと気になっている事がある・・・。たとえば、例のルイーズとクララとの3人で話している場合。クララというのもこの会社で20年ぐらい働いてきた人らしく計算すると私よりも5つぐらい年上なので、私から『tu』で話そうなんていう提案はとても出来ない。彼女からもそう言われていないので今でもかしこまって『vous』で話し合っているのだけど、クララとルイーズとが1つの会話に入っている状況になるとかなりやりにくい。だってルイーズとクララは仲良しで勤務年数も(おそらく)ほとんど同じなら、仕事内容の半分は似たものみたい。そんな2人のうちの片方にはくだけた仏語で、もう1人には丁寧な仏語で話しかけていると、なんだか私がクララに対して距離を置いている様な感じになってしまうんじゃないかと思う。今までは常に『tu』で話しかけると馴れ馴れしくなってしまうんじゃないかと危惧してきたけれど、『vous』を使うなら使うでよそよそしく響く事もあるのだなと今更ながら実感。こういうケースは他にもある。週に1度は顧客サービス課の女性グループと昼食をとっているけど、私はその時にはジュヌヴィエーヴだけでなくて、この中でたぶん1・2番目に社歴の長そうなフロールとも『tutoiement』の会話をしている。(どうしてかと言えば、それはもちろん向こうがそうしようと言ってくれたから。)だけどフロールよりも若い女性達に『vouvoiement』を使っているとこれはアンバランスだな・・・と感じざるを得ない。あぁぁ・・・。こんな事になるんだったら私の前任だった方や経理部の女性達みたいに全員に分け隔てなく『vous』を使っていた方が良かったのかな。でも、今さらアリスやルイーズ達に『vous』で話しかけるのもねぇ・・。「図々しい」とか「馴れ馴れしい」とか思われたくないんだけどこうなってしまったら一部の人達には私から『tu』にしよう、と提案しなくてはいけないのかな・・・。この日記に出てきた人達とは仕事上の繋がりがなくてそんなにしょっちゅう会う訳でもないので、ゆっくり考えようと思います。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。上の写真はサン・ジャック駅の可愛い入り口です。
2008.10.24
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1つ前の日記の続き。アリスとは本人からもらった提案通りにさらっと丁寧語からくだけたフランス語に移行できたけど、それと対照的だったのが、ルイーズ。彼女も私より5~10歳年上なんだろうか??私が入社してから一ヶ月半ぐらい経った頃、ルイーズも金曜の和食ランチの時に「これからは『tu』で話しません?」と言ってきてくれた。「私って、1度『vous』に慣れると『tu』に変更できなくなってしまうんです」と、付け加えながら。私はもちろん賛成したのだけど、その実現があんなにも大変だとは思ってもみなかった・・・。痩せ型で化粧ッ気のないアリスとは対照的な外見のルイーズ。髪にはおそらくヘアカラーをのせ、メイクもばっちり。手元・首元にはいつもアクセサリーが光っている(気がする)。・・・なんかね、ここだけの話他の人よりもちょっとだけ外見的にコワイのよ。「お姐さん」って感じ???たぶん、いや、理由の90%は私が彼女に抱いてしまったイメージにあるのだろう。彼女に対してはどうも『tu』で切り出しにくい。『tutoiment』というものは日本語で言う『タメ語』程にはくだけていないというのが私の認識ではある。でも・だって・元々・・・話を切り出す私をルイーズがじっと見つめてくるだけで「私、なんかまずい事言ってる??」と、ビクビクしてしまうものがあったんだもん。(私は実は昔から、こういう同級生とか怖かったのかも。)それに付け加え、ルイーズも懸念していた通り既にお互いに『vous』で話すのに慣れてしまっていた。たまに社内で会っても『tu』と『vous』の間を行ったり来たり。私の場合『tu』で話しかけている時は内心「本当にこれでいいんだろうか?あの日の提案は今でも有効なの??」とドキドキしながらの会話になってしまうので、口調はくだけていても緊迫した雰囲気を醸し出している気がしないでもない。私はほとんどがフランス人のこの会社で(「よかれ」と思って)日本的なへりくだり方をあまり出し過ぎない様にしているのだけど彼女の前に出るとどうもダメだ。それでもこっちが頑張って『tu』で話しかけているのに、相手が『vous』を使っているのに気づいた時のがっかり感ときたら・・。もし姐さんが私に丁寧語を使う事に決め直したなら、私もそれに従うのが礼儀だ。あー・・・結構残念。でも仕方ない。せっかくの提案だったのに、乗り切れなかった自分が悪い・・・。それに私もその方が「本当にこれでいいの?」という余計な気を揉まずに会話が出来る訳だから、『vous』に統一し直した方がいいのかもしれない・・。ルイーズとは週に2回ほど社内で短い会話をし、金曜に大人数でランチを食べる以外に接点がない。だからいつもいつも彼女の事を考えていた訳ではないけど、たまに顔を合わせる度にとまどっていた。なのに・・・。「もう『vous』でいいや」なんていう決心が90%ほど固まってきていたある日・・・。私の部屋まで何かの用事でやってきたルイーズ、気づけば『tu』で話しかけてきてる!!やっぱり自ら『tutoiment』にしようと言ってきたぐらいだから、ルイーズもそうしたいのが本心だったのね。(それとも、私の必死さが通じてしまった???)とりあえず私の気持ちはすっきり。もうこれで大丈夫、やっぱり気兼ねなく『tu』で話しかけさせてもらうよ。次のランチでは、くだけた方のフランス語でごく普通に話す事ができたのでした。ただ、それはそれで今度は他の問題点が出てくるのだけど・・。(あと1回だけ続きます。)ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。ルイーズとは会話がなかなか安定しなかったので日記の長さもアリスの分の倍以上になってしまったみたい。1番上の写真は、たぶん三週間ぐらい前に撮ったメトロ6番線サン・ジャック駅前の大通り。
2008.10.23
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さて、この日記の続き。私が働きだした会社は転職の多いフランスにしては定着率が高いらしく、私の周りにも20年近く働いている人が多い。年齢は平均すると私よりも5~10歳上の人が多い感じかな??なので私はもちろんとりあえず全員に『vous』の方を使って丁寧に話す事にした。みんなに倣ってほとんどの人を下の名前で呼んでいるので(=私からするとなんとなく親しげなイメージ)、アンバランスな気もするんだけど・・・。そしたら、前任者からの引継ぎが終わる頃に早速きた!!「お互いに『tu』でしゃべりませんか?」と言う提案が!!第一号はアリスで、以来もちろん彼女とは『tutoiement』。元々話しかけやすくてどこかで会った事のある気がする人なので全く抵抗なく『vous』から『tu』へ移行できた。彼女に対しては、その後間違えて(癖で)『vous』で話しかけてしまう事もほとんどゼロだったし。日本人の私としては全員といつまでも『vous』で話し合うのも悪くないと思っていたけど、いったん『tu』を使い出すと確かに親しみが湧きプライベートの些細な事も話しやすい。そう大した事をしゃべる訳じゃないけど、彼女はほぼ毎日会社のどこかですれ違う人で仕事内容も私のと似ているのだからこうして気安く話をできるのはありがたい・・と、つねづね思う。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。・・・あれ?いつもの事だけど、書いているうちにどんどん長くなってしまいました。なので、苦労編は次回にします。上の写真はプランタンの『PRINTEMPS DE LA BEAUTE/MAISON』館の最上階にあるテラスからの眺めです。(私は間違えて行ってしまっただけで何も食べた事ないけれど、あまりにも素晴らしい眺めだったのでしっかり写真に撮ってきました。)
2008.10.22
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働き出してからあっと言う間に、二ヵ月半が経とうとしている。そんなに心配していた訳ではないけど、それなりに気になっていた人間関係は概ね良好だと思う。比較的みんな新入りの私に親切だし、フランス人:日本人の比率が1:30ぐらいのこの会社では私と同じ年齢・ポジションの日本人が居ないのでかえって気楽な感じもあると言えば、ある。・・けど、ややこしい事がひとつ!それはvouvoiementとtutoiementの使い分け。vouvoiement(ヴヴォワモン)とは、相手を指すのに(英語でいうところの『you』の代わりに)『vous(ヴ)』を使うこと。一方のtutoiement(テュトワモン)は相手を『tu(テュ)』で呼ぶこと。フランス語には敬語や謙譲語がほとんどないけど相手を『vous』で示せばかしこまった感じになるし、『tu』にするとくだけた言い方になる。こう書くと謙譲語や尊敬語の区別に時々悩む現代人としては一見フランス語の方が楽な様に見えるけど、実際はそうでもない。だって・・・日本の会社ではたとえば『1年先輩の同僚』にも『社長』にも丁寧な言葉で話すのが一般的だと思うけど、実はその内容って全然違っている。(1年先輩の人にはふだん『ですます調』で話していても、謙譲語を使う事なんてないし。)、一言に『丁寧語』と言っても、その中には様々な濃度(?)のものがある訳だ。なのにフランス語の場合『ゼロか100か』の選択なんだものね・・。・・・私の迷い(?)を書こうと思っていたけどフランス語の一般的な話を書いていたら長くなったので続きは次回にします。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。写真はモンパルナス・タワー。この中で働いている訳では全然ないのであしからず・・・。
2008.10.21
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一生観れないのかも、なんて思っていた勅使河原宏の『他人の顔』を観る機会に恵まれた!!これは絶対に見逃せない、と意気込んで観始めたものの今から6年前にレポート作成の為に繰り返し鑑賞した同監督の『砂の女』とは、原作との関係が全く逆だったのでとまどいを覚えてしまった。(『砂の女』の映画版も原作もだんだん頭から抜けてきているし、『他人の顔』の原作についてはあまり覚えていないので、勘違いがあるかもしれません。)映画版『砂の女』が素晴らしいのはまず、阿部公房の原作に忠実である事。映画を観てから小説を読んだから余計そう感じるところもあるのだろうけど、ストーリーも小説と同じなら、台詞よりも主人公のモノローグが圧倒的に多い点も同じ。もちろん小説を映画化する際には原作がよほどの短編でない限り時間的制約のためにどこかを端折らざるを得ない事が多いけど、この「はしょり」もうまくやってのけていたと思う。たとえば原作では主人公の愛人(?)との関係が回想の様な形で何度か出てくるけど、映画では冒頭の方で女の姿が砂漠にオーバーラップで幻想的に映し出されるだけ。でもそれにちょっと抽象的(?)なモノローグが乗っかるだけで主人公には何らかの関係を持っている(または持った)女、しかも現時点でも何となくその存在を気にかけてしまう女がいるんだなと分かるのだから秀逸だ。それとは逆に映画『他人の顔』はストーリーも、ナレーションの方法も、原作とは異なっていた。阿部公房の著書一冊を埋め尽くす凄まじい量の主人公の考えも思想も、妻や医師(医者は原作には登場しなかったと思う)との対話を通して観客に伝えられる。原作のイメージが強かったからなのか、それとも「こんなに理屈っぽい人が2人も(=主人公&医師)集う可能性は実際には低いはず!!」といういかにも私らしいそれこそ「理屈」がジャマをしているのか、どうもピンと来なかった。もっと主観的に言えばストーリーがあんな風に変わっているのがちょっと残念だったし、もっと正直に言えばテーマが掴みきれなかったというのもある。・・・ま、実は『砂の女』も初めて観た時は(ビデオをだらだら見てたし、私のオツムが強くないのもあって)実はなんだかよく分かっていなかったのだから、『他人の顔』ももう1度鑑賞したらもっと好きになるかもしれないけどね。鬼才の原作者がよかれと思って映画のために用意した脚本なのだからあまり否定的な事は書きたくないな・・(書いちゃったけど)。とりあえずは本を再読したいという気持ちがすごく湧いたので今度ブックオフで探してみるつもりです。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。上の写真はrue Monsieur le Princeという通りにあるCine Refletという映画専門の本屋さんのウィンドーです。もう何度もその前を通りかかっているけど、それはほとんどいつも深夜なので私とディノは入れた試しがありません・・。(この写真を撮ったのは日曜で閉店日だったし・・。)
2008.10.20
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この日曜は、ディノとサン・ミッシェルへ行きました。久しぶりにリュクサンブール公園へ寄ろうという話になり向かうと・・枯葉がとっても綺麗この写真の通りお天気も最高にいいし。絶好のお散歩日和・・と言いたいのだけど・・・分かりますか??この真上の写真の上半分の少し黒っぽい部分、これは公園を訪れている人達なんです。・・・リュクサンブール公園には数えるほどしか来た事がないけど、こんなに混んでいるのは初めてみました。通路を選べば人混みを避ける事も可能だったけど辟易してきたしこの後従姉妹のリーヌの家に行く事になっていたので早々に撤退。私達、疲れていたんです。だって・・・この公園を目指してクリュニー・ラ・ソルボンヌ駅から歩いてくる途中がすごくやかましかったんだもん。・・・これぞ、フランス名物(?)のマニフェスタション(=デモ行進)です。教員の数を減らそうとする政府に対する運動らしいんだけど・・・私達を困らせるのはやめてくれ!!エリゼ宮とか国民議会とかの周りでだけやれ!!と、叫びたい。(国民議会、ここからそう遠くは無いはずだけど・・。)何しろうるさいし車は通行止めになるわで、無関係な人間からしたら迷惑この上ないんだから。向こうにしたら「どうせあなたにとっては他人事なのね。私達は必死なのに!!」という言い分があるのかもしれない・・いや・・どうかな・・。いつも思うのだけど、デモに参加している人達ってなんだか楽しそう。歌謡曲なんかをかけて、ぺちゃくちゃお喋りしながら歩いている人が多いから。はぁぁ・・・。やたらめったらマニフェスタションがあるというのは、私とディノが好きになれない、フランスの特徴です。公園にたどり着くまで混雑と騒音の中を歩いてきたというのにその音は園内にまでもついてきているし、いつになく混んでいるのですっかり嫌になった私達はマニフェスタションを避ける様にしながらオデオン駅へ向かいました。この柵の向こうには一応こんなのどかな空間もあるのは知っていたんですけどね・・。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2008.10.19
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『パリは小さい』、それは『天井桟敷の人々』の中でギャランスとフレデリック・ルメートルが3回言う言葉。この間また、この言葉を実感する出来事があった。朝、いつも通りに出勤のためにメトロに乗る。ギリギリで駆け込み乗車をしたので、いつもとは違う車両に乗り込んでしまった。乗り換えが楽な様にと次の駅で隣の車両に移ると・・あらら。Nにそっくりな人が折りたたみシートに座っている。Nは、私が6年前にパリに出てきてしばらくしてから仲良くしていたグループの中の1人。フランスでの生活が始まって1年経っていたけど、彼らがようやくできた、『楽しく飲める友達』だった。もちろんグループの中には色々な人が居たし独特な雰囲気もあったし、私もだんだん猛烈に忙しくなってきたのでいつの間にか連絡が途絶えてしまっていたけど、その中でも時々思い出す人達の中の1人がNだったのだ。でも私はものぐさだし、気づけば久しぶりに連絡を取るには時間が経ちすぎていたし、Nとは個人的に親しかった訳ではないので電話もしないままになっていた・・・。久しぶり過ぎて、それに人違いだったらどうしようかと思うと声をかけるのがためらわれる。でも・・・モロッコ出身の彼女のきりっとした顔とショートカット。その真下に見えるコートの襟はいかにも彼女好みな感じ。目が合った時自分でも驚くぐらい普通に笑顔になれたけどなんとなく疲れた感じの彼女は弱々しく微笑んだだけ。これじゃ、愛想笑いなんだか何なんだか分かりゃしない。もう諦めた方がいいのかななんて思ったその時・・・にわかに電車が混みだして、私はNのそばまで移動せざるを得なくなった。これは、(たぶん)運命だ!!「私達、知り合いだよね?」衝動的に声をかけると、以前と同じ高めの声で「ウィ」の返事が返ってきた。相手がNだと分かってしまえば、もうあとは安心。「なんでさっき目が合った時に合図してくれなかったの!!」「だって人違いかもしれないって思ったから」同じかぁ・・・。でもま、質問できてとにかく良かった。それからは残された数駅の間にぺちゃくちゃと近況を聞き合い、Nの側で話し込んでいた女性2人組にクスリと笑われてしまった。「今度会おうね」と言い出す事はできなかったけど、Nもこの時間帯のこの電車で出勤しているらしいので「またこの電車で会えるね」と言ってお別れ。あぁ、びっくりしたけどとっても嬉しい。日本でOLをしていた時何かの朝番組で8時ちょっと前にその日の星座別・運勢ランキングをしていた。テレビ画面に「山羊座が一位」と表示される瞬間はそれなりに嬉しかったはずなんだけど、この出来事はその10倍嬉しい!!会社へ向かう足取りがいつにも増して軽くなった朝でした。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2008.10.18
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ディノの誕生日、ル・プレヴェールで食事をしてウディ・アレンの映画を観てから家路につきました。楽しかったけど、ル・プレヴェールでデザートに蝋燭を立ててもらって簡単なプレゼントとカードを渡した以外には誕生日らしさの無い日だったなぁ・・・なんて少し残念に思いながら。この時はまだ、1日の終わりギリギリになってディノへのプレゼントがもう1つ届くなんて考えてもいなかったのです。アパルトマンのエレベーターを降りて我が家のドアの鍵を開けたものの、マンション共有部分の廊下で行われている工事が気になってそこにある物置を開けてみたディノ。「大きな箱がある!!なにこれ??」と騒いでいる。この物置は私達のものなのだけどなぜかディノが鍵を所有していないから、鍵穴がないのと同然で大切なものを入れておく事ができない。なのでそのうち古着回収に出そうと思っている要らない洋服なんかを押し込んでいるんだけど・・・なんだろうと思って覗いてみたら、私にはすぐに正体が分かった。この夏、お母さんに送ってもらった船便の小包だ!!この中に入っているのは私が東京のバーゲンで買った服やかばん、それに台所用品。無事に届いてよかった・・・なんて思ったのも束の間、心が躍りだす。この中に、ディノが到着を楽しみに待っていたものがあるのを思い出したから。私の父は、シュールレアリスムに興味を持っていたらしい。私が中学に入る時に急死してしまった父がどの程度傾倒していたのかは分からないけど、実家にはそれらしき本が今でも残っている。そして、父がそれをどこまでフランス語で読んでいたのかこれも今となっては分からないけれど、その中にはフランス語で書かれた本もチラホラある。東京の実家に来たディノに私の母がそれらの本を見せ、気に入ったものは持っていってと言ったのは結婚直後の2006年暮れ。本大好き(!)なディノは内心とても喜びつつも遠慮があって、数冊しかパリへ持って来なかった。でも私の母にとっては自分が読まない本をいつまでも飾りの様にとっておくよりはディノに読んでもらった方が嬉しいらしい。その気持ちがだんだん通じたのか、この夏1人で日本に帰っていた私がディノにおみやげは何がいいかを聞いたら(やっぱり遠慮がちに)「実はお義父さんの本で、1冊持ってきてほしいのがあるの」と言ってきた。そして私はそれを、船便で送るダンボール箱に入れたのだった。ディノに知らぬ間に物置に小包が放り込まれていた事を伝えたら激怒していたけど(ほんとひどいよね!!)、例の本が入っているよと言ったら、とても喜んでいた。それが、この本です。私にはよく分からないけど、アンドレ・ブルトンのシュールレアリスムに関する記述を一挙にまとめたものらしい。今となってはこの出版社も存在しないし、絶版なんだって。よかったね、ディノ。それにしても父の持ち物だったこの本がディノの誕生日に届いたなんて、素敵な偶然。私の父は典型的な「娘を持つ親父」だったと思うので私が結婚話を出したら反対したり怒ったりムクれたりしたのかなと今でも考える事があるけれど、ディノの誕生日を祝福してくれてありがとう。その後も、日本の友達からディノのお母さんを思っての手紙が届いていたのに気づいたり、メールチェックをしたら私の妹からお祝いが届いていたりでほっこりした気持ちになってから寝ました。みんな、いろいろありがとう。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2008.10.17
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ディノの誕生日、レストランで食事をした後はLa Filmotheque Quartier Latinで『ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう』を鑑賞。(なんて大胆な、そしてなんて長い題名・・・。今回はちょっとだけストーリーバレがあります。)この日だけはウェスタンだろうと韓国映画だろうとディノが望むなら、私の好きじゃないジャンルの映画でもつきあってあげようと意気込んでいたのに、結局時間や場所の関係上「これ!」と思えるものがなかったそうで、大昔にテレビで見た事のあるというこれになってしまったのだった。 これが新しい年齢になってから初めて観る映画かよ・・・。人ごとだし、別にいいけどね。上映が終わってから彼は「面白くなかった。時間が経ち過ぎて色褪せちゃった感じ」なんて言っていたけど、実は私は結構楽しめた。ふだんはウディ・アレン本人が作中に出てくるのがあまり好きではないんだけど、今回は最初から最後まで突き抜けてアホくさいので7つのオムニバスのあちこちに何度も彼が登場するのが気にならなかったし、道化に扮している『媚薬は効くの?』や精子役の『射正(注)中に何が起きるの?』では、ここまでやり切るところが微笑ましくすら思えた。(注:この言葉をまともに打つと楽天のブログはアップできないみたいなので適当な当て字にします。)『ソドミーとは?』に出てきた羊はブサカワで、『女装する人は同性愛者?』の主人公はどこまでもどこまでもお間抜けで最後がさりげなくて、私もなんだか愛着湧いちゃった(笑)。『どうして女性の一部はオルガズムに至るのが大変なのか?』は、ただ雰囲気で笑わせてもらった感じ。ウディ・アレンがイタリア語で他者にぐちゃぐちゃ喋っているのが可笑しくて・・・話し手を中途半端に写すあの雰囲気、どこかで観た事があるかもと思っていたら、ディノは「アントニオーニを意識したんじゃないの?」と適当に返事。そうなのかな??最後にちょっと、考えてみよう。この映画、タイトルの割には何も教えてくれないと言われているみたいだし(原題には「教える」というニュアンスはないみたい)、それぞれの短編のタイトルを文字通りに捉えるなら1つ1つに回答が隠されていてもよさそうなものなのに、どうもこれというものが思い当たらない。だけどよく考えてみたらそれなりに答を提示してくれているのかもしれない。ちょっと確認してみよう・・。『Do Aphrodisiacs Work? 媚薬は効くの?』 答:ある!(あのストーリー展開を見る限り、これは間違いない。媚薬というよりはただの興奮剤かもしれないけど・・。)『What is Sodomy? ソドミーとは?』 答:身を滅ぼすもの(?)。『Why Do Some Women Have Trouble Reaching an Orgasm? どうして女性の一部はオルガズムに至るのが大変なのか』 答:提示されているんだかいないんだか微妙。男がとことん、女の欲望につきあってあげればOKという事??『Are Transvestites Homosexuals? 女装する人は同性愛者?』 答:そうとは限らない、という事よね?『What Are Sex Perverts? 性倒錯とは?』 さあ??このエピソードからは解き明かせないけど・・・紹介の仕方によっては世間の人に興味を抱かせたり笑わせたりできる、というのが答えなのかな??『Are the Findings of Doctors and Clinics Who Do Sexual Research and Experiments Accurate?性の研究または実験をしている医者や診療所の発見は正しいの?』 これはNO、だよね??あんな危険極まりない巨大乳首が出来たのも博士のせいなんだし。『What Happens During Ejaculation?射正中に何が起きているの?』 答:本編の通り!(ウディ・アレンが体を張って精子役を買って出て、デモンストレートしてくれてます。)私としては最初の4作品が面白くて後半の3作はぱっとしない感じだったけど、だからといって長さを感じる事もなくてあっという間に終わってしまった映画。笑わせようと狙っている映画やテレビがあまり好きではない私が楽しく観れたのだから、それだけでも満足です。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。上の写真は映画館入り口の横に貼ってあったウディ・アレン特集の広告。今年の6月ぐらいからずーーっとこれが掲示されているのは気のせい??
2008.10.16
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フランス語には「mere-poule(メール・プル)」という言葉がある。「母親」の意の「メール」と、「めんどり」の意の「プル」を組み合わせたこの造語を、手元の電子辞書では「子供に構いすぎる母親、過保護の母親」と訳されているこの言葉を私が知ったのは、ディノの口からだった。彼のお母さんは自他全てが共に認めるメール・プルだもんね・・・。いつだったかのディノの誕生日なんて、義母が自らをパロディー化してメンドリとヒヨコの描かれたカードをあげていたぐらいだし・・。幸いな事にディノは自分達の事を結構客観的に見られる様で、自分の母親がいかに「メール・プル」なのかもよく分かっていた。だから私と義母が衝突してしまった時には100%私の味方をしてくれた。こう書くと一見、義母の「メール・プル」ぶりによる実害は無いかの様に見えるけど・・・ディノが幼さの残る大人になってしまったのはやっぱり、「メール・プル」として開き直っていた義母によるところも大きいのだと思う。実際問題、義母のいなくなってしまった今後はしばらく日常生活が混乱しそう。本当に最期の最期、義母の気力と体力が弱り果てるまでかなりの事を代行してもらっていた彼がこれから、同じく頼りない義弟達と生き抜いていくのかと思うと・・・あぁ気が重い。数字に弱くて自分の銀行口座の中身についてすらしょちゅう混乱しているディノと、計算には弱くないけど数字のケタが覚えられず(歴史の年号の暗記もできない人間です)いくらフランス語が話せるとは言ってもやっぱり外国人の私。これからの事を思うと心配になったり憂鬱になったりするけれど、どうしてこんなに頼りない人と結婚したのかとたまに思っちゃうけど、とにかく力を合わせていくしかない。そう思って今年の誕生日にはこの絵葉書にメッセージを書きました。まっすぐ前を見て一心同体といった様子で一つのバイクにまたがって進むひよこ達。お母さんの力なしで一生懸命がむしゃらに進んでもその姿はきっと滑稽で「ぷっ」と失笑を買ってしまう事もあるに違いない。だけど、そんな自分たちを自ら笑いとばしながらやっていこう。・・・なんて考えながら書いたメッセージを読み始めたディノが、私に一言。「これはひよこじゃないよ。あひるだよ」やっぱりそうなんだ・・ひよこにしてはいやにクチバシが長いと思ったんだよね。でもあひるって、こんなだったっけ???そんな訳で誕生日当日に偶然見つけて「ピッタリだ!」なんて意気込んで買った絵葉書にはマヌケなエピソードが付いてしまったけど、カードを書いた時の気持ちを忘れずに団結して新しく始まってしまった生活を頑張りたいと思います。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2008.10.15
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10月14日はディノの誕生日。その日の夕食は家で食べたものかどうか迷ったけど、気分転換も図って私が先月行ったばかりのビストロル・プレヴェールでごちそうする事に決めました。今回初めて来たディノはとっても嬉しそう。混みあう前の早目の時間帯に、店内をパチリ。前回とは違う席だったので雰囲気が変わって面白かったです。さて前菜には私は前回と同じ生姜味のサーモンと茄子の燻製を、ディノは栗のスープをチョイス。サーモンは前回よりも生姜が利いていて更に美味しかったし、スープは見た目の地味さにも関わらず、シキミ(=badiane)というスパイスのおかげなのか口に入れた瞬間とその後の味わいが違うので飽きる事のないものでした。私はどっちも同じぐらい好きだけど、ディノはサーモンの方が猛烈に気に入ったみたい。メインにディノは、写真の羊肉を頼みました。フライされた野菜や生のサラダ菜がお肉の上にたくさん乗っているので可愛い!ソースは色を見て想像したよりもさりげなくてあくまで羊が主役のこの一品、肝心のお肉はどうかというと柔らかくて期待通りのあの独特の風味があり、これは羊好きにはたまらない・・大満足!!私が再度オーダーしたコション・ドゥ・レは前回よりもソースの量が少なかったけど、それでもまだまだ多い・・。すっごく美味しかったけど(特にキャベツが。笑)、実は今日もお腹の調子がいまいちだったので最後はディノに食べてもらいました。あわてん坊の彼がレグリス(reglisse=甘草)を口に入れてしまったのでそれを指摘すると、少し慌てたあとモグモグしながら「美味しい」なんて言っています。私も口に入れてみると・・ギャ~!!苦手な味!!(ディノみたいに味覚が壊れている人は別として)隠し味的に使われているこそ美味しいのね、と納得。豚肉の周りには脂肪かゼラチンがぐるっと付いているので彼は最初はそれを見てヒイていたのに、結局自分の選んだ羊よりもこっちを気に入ってしまったみたい。私ならどうかな・・。え~と・・・ワインの赤に合うのは羊の方かもね。うん、次はこっちにしてみようかな。そして最後は、デザート。私はふだんは最後までとことんワインを飲んでいる人なのでデザートはパスするのだけど、今日はディノのお誕生日なので洋梨の生姜キャラメルがけ・オリーブのアイス添えを頼みました。(本当はフランスではデザートを食べ終わった頃にお茶やコーヒーが出てくるのだけど、今回はお願いして一緒に持ってきてもらいました。)うん、これもおいしいけど・・・今までのお料理と比べるとパンチが感じられないかも。実はディノの頼んだトリュフケーキ(?)の方がもっともっと美味しかったです。私はお腹が苦しかったし喉が渇いてきていたので珍しくもフルーツ系統のデザートをとったというのに、このトリュフケーキは有り得ない美味しさだったので胃の苦しさも忘れて(ディノのなのに)結構食べちゃいました。ちなみにトリュフケーキには、私がお店の人に事前にこっそりお願いしていたので火のついたローソクが1本だけ立っていました。本物のバースデーケーキは週末に友達と食べるけど、当日にもやっぱり蝋燭があった方がいいもんね。こういう事に慣れていないディノはちょっと驚きつつもやっぱり嬉しそう。カードと簡単なプレゼントとして来年のスケジュール帳を渡しました。(本物のプレゼントはまだ対象が定められていないので、後日あげる予定)この日はディノの誕生日だったのと、隣に座っていた老紳士が持参したらしいグルメ本にシェフのサインをもらったり、メイン料理の後に同席の女性達はもちろんもうデザートを食べているのに「私はわざわざスイスから来たのだから」と言って、2皿目のメイン料理をたいらげたりしていたのが印象に残りました。私達はこの後ウディ・アレンの映画を観ようと、La Filmotheque Quartier Latinへ徒歩で移動したらその近さにびっくり。私達が映画をよく観るエリアからこんなに近いのなら、もっともっと早くこのビストロに来てみれば良かったわ!大好きなブラッスリー・バルザールだったらもっと近いのだけど(なにしろLe Champoの隣の隣ぐらい)、価格的にはル・プレヴェールの方が圧倒的に来やすいもの。歩くのキライパリの街をあまり歩いていない、そんな自分を少し残念に思った夜でした。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。ル・プレベールのパリ店のページ。http://www.lepreverre.com/ユーロ高のせいなのか、実はフランス本店よりも更にお手頃価格で食べられるっぽい東京支店は、こちらのページです。http://www.lepreverre.com/ja/index.html
2008.10.14
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と言えば、これです!包装紙が包装紙なので分かる人にはすぐ正体が分かりますよね。そう、超・特大サラミです。サラミやハムが大好きなアラン(義弟)。アルメニア人が経営しているパリの食料品店に行って毎回ごっそり買ってくる彼は、実家にもサラミやハムの入った袋を抱えてきます。その中でもいつ見ても圧巻なのがこのハンガリーのサラミ。2/3ほど食べ進めてから撮ったのであまり伝わらないかもしれないけど(比較対象にと思ってビデオテープを横に置いてみました)とにかくデカイんです。初めて見た時はこれがサラミだとは思えなくて(というか、信じたくなくて)「パンかな?」なんて考えてしまったぐらい。肝心のお味が美味しいから困りものです。燻してこその香りが食欲を誘ってしまって・・・あぁ!!恐るべし、義弟達との束の間の生活!!ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2008.10.12
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帰省のついでに、土曜はディノの実家から車で45分ぐらいの町グランヴィルへ友人ジャックに会うために行ってきました。車を降りたら、待ち合わせの場所を目指して石造りの家の並ぶ坂道を登っていきます。グランヴィルには来た事があるけど、よく考えればこの道をこうして歩くのは初めて。登り終えると、そこは海を見渡せる公園でした。まるで絵葉書の様な風景!ベンチで話し込んでいるうちに月が出てきました。嬉しかったのは上の2枚を撮った方角とほぼ正反対の方向も海だった事。こちらは野性味があって、それもまたいい感じ。今までは麓の方からしか海を見ていなかったので、高台に登ってグランヴィルの新しい表情を発見できましたランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2008.10.11
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またノルマンディーのディノの実家に行ってきます。義母のためのミサが教会で行われるからです。(どうやら近所の人が「ミサ代」にと言って現金をくださったそうです。色々な風習があるんですね。)では、いってきま~す。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。写真の天使ちゃんも義母の庭で見つけました。
2008.10.10
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(義母の愛した庭の写真です。)私の主人は三兄弟の長男で、弟にアランとエルヴェが居る。次男坊のアランは心が広ければ、体も縦にも横にも大きい。そんな彼は一人暮らしが長いのに今までサラダすら作らなかった。ただ単に面倒くさくて、料理した後の後片付けも億劫だからと言う。だから彼のメインフードはサラミやポテトチップ。そりゃ医者に怒られるって!!だけどこのあいだ主人の実家に着いた晩、もう義母は居ないというのに美味しいご飯が用意されていた。作ってくれたのは他でもない、アラン。夜にお肉を食べない彼が作ってくれたのは素朴なものばかりだけどものすごく美味だった。じゃがいもを焼いた一品は、均一に外がカリカリ中はホクホク、さりげないニンニクが最高。薄切りキャベツをベースにしたサラダもニンニクと玉ねぎとハーブが効いていて、レストランでこれを出されても自然に褒めちゃうであろう出来。「どうやってこのお料理を作ったの?本を見て覚えたの?」と聞くと、自分で適当にやってみただけだ、と言う。義母の体調の悪かったこの1年間3兄弟の中で最も看病を頑張ったのは次男のアランだった。義母の代わりに台所に立つ事が多いと聞いてはいたけれど、まさかこんなに上手だったとは・・むむむ・・・もう私の料理は食べさせられない・・。こんな事情もあって今回の滞在中も私はお料理に消極的になってしまったけどアランはその後も何かと食事を用意してくれた。料理歴は浅いし今回は心身共にクタクタだったから凝ったものを出してくれる訳ではないけれど、いつも美味しいのが凄いと思う。しかもひじかけ椅子に座って背中を少し丸め、ひざに乗せたボウルの上でじゃがいもの皮をむいたり切ったり(どうしてまな板無しで空中で切れるの??)する姿は義母にとても似ている。そのそっくり具合にも、長年料理をしてきた人の様な手際の良さにも驚嘆させられる。(なんと、私の2倍ぐらいの速度で皮を剥いてた・・・。)時間に追われつつもアランの用意してくれたプレートを紹介します。(食べかけでごめんなさい。)ステーキとフライドポテトの素朴な組み合わせなんだけど、向きに気をつけて焼いてくれたステーキには素敵なチェックの焼き模様がついていて、よーく焼けているのに柔らかいのが本当はレア好きの私にも美味しい。ポテトもちょうどいい具合・・ってあれ?このポテト、何??アランってば、さっき手でむいていたじゃがいもに何かレトルトのもの(日本で言う「ABCポテト?」)を混ぜたのかな?そう思ってディノに聞くと「アランが作ったんだよ。これはアランの『A』、彼のサインでしょ」なんて言う。びっくりして本人に確認すると「そうだよ。今まで家族みんなのイニシャルも作ってみたけどAが1番崩れないんだよね。○○子(=私)のイニシャルも試したかったけど今日は急いでいたからAだけにしたよ」だって・・・あの早業の中でいつの間に?アランは絵がとても上手くて指がごっつい割には誰かさんと違ってボタン付けも出来るから器用なのは知っていたけどさ・・・。アラン、もともとお料理の素質はあったのに違いないけどお義母さんの看病に一生懸命だった分、一層上手になったんだろうね。息子がこんなに美味しくて楽しい食事を作ってくれたなんてお義母さんは母親として幸せだったと思うよ。本当に親孝行したね・・・。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2008.10.06
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先月23日の25時のディノからの電話で義母の死を知った後2・30分ぐらい話し、電話を切った。ディノに、同じく落ち込んでいるはずの義弟達ともっともっと話し合って欲しかったから。でも私も気持ちは落ち着かずワインを飲んで寝る前に日本の母の携帯に電話して報告したのだった。翌日またディノと電話して、ちょっと驚いた。なんと私の日本の実家に電話して母と話したと言うんだもの。確かにディノは私の家族を好いているし、私がたまーに日本に電話する時は彼にもよく受話器を渡しているけれど、ディノが自分から私の母へ電話したのは初めてではないだろうか。その時点でもうなんともかなり嬉しかったのだけど、同日の夜に読んだ母のメールがいかにもディノらしくて気持ちがほぐれた。 メールを一部抜粋します 忙しくて疲れているはずなのに、ワザワザ電話をくれたディノ。びっくりしました。相変わらず私はフランス語で話すのは苦手ですがディノの話す事はよく分かりました。 ○○子(=私)から知らせはありましたか? そうですか、 母をとてもとてもとても愛しているのですごく悲しいけれど、 セ・ラ・ヴィです。 疲れてないですか? 決めなくてはいけないことがたくさんあって 一時間しか寝ていません。 ○○子はできるだけ早くこちらに来るでしょう、 土曜日にセレモニーをする予定です。 忙しいのに電話をありがとう、体に気をつけてください。・・・というような会話だったと思います。 大人なのでこちらを気遣い、時々笑いながら話してくれました。忙しいのに本当に親切に電話をくれてありがとう、と伝えてね。 今日も8時半に現場に行かなくては行けないので、行って来ます。ディノのお手伝いをしてあげてね。アランにも、下の弟さんにも宜しくお伝えください。 ママ 形式張った事をさぼりがちな彼がわざわざ電話するなんて、義理でもなんでもなくただただ自分から連絡したかったからとしか思えない。家族は死をもって減ってしまうけれど、その一方で(誕生を伴わなくても)増やす事ができる。悲しい出来事の裏で、主人の私の家族への気持ちを再実感できた嬉しい出来事でした。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。義母の葬儀はその数日後、実家の斜め向かいの教会で1時間以上かけて行われました。今は義父と一緒に眠っています。
2008.10.05
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相変わらず、ちょっと前の日記をUpします。(暗くて長いひとりごとです。)私は早足で、でもとぼとぼと近所のアーケードに向かっていた。というのも主人が貸しているワンルームマンションの賃貸人の鍵が磨耗したらしく、私達の預かっている鍵でならほぼ問題なく開くドアが彼女の鍵では開けられなくなっていたのだ。新しい鍵のコピーをお渡しする事になったので、本当はついこの間鍵屋さんに行ってきたばかり。だけどその日受け取ったコピーは素人目に見てもオリジナルとかなり形が違い、もちろんうまく機能してくれない。そこで同じ日にもう1度同じお店に出向きコピーがオリジナルに近づく様に調整してもらったものの、それでもまだ動きが悪い。どうして一発でいいコピーが作れないのかは分からないけど、こんな事態にフランスで直面するのもこれが初めてではない。もしかしたら比較的よくある事なんだろうか。その日は2回目のトライを終えた時点でもう閉店時間が近づいてきていたので、改めてこの日に鍵屋さんへまた出直す事にしたのだった。あと何回鍵屋さんに行けば、いいコピーが出来るのだろうか。果たしてそれは可能なのかしら。賃貸に出しているのは猫の額ほどの物件だけど古くてあちこちによく問題が発生するから、こういう雑用は多い。いつもなら、これは主人の担当なんだけどな・・・・めんどくさい・・。鍵屋の店員さんは幸いにも気さくで仕事が速いので事情を説明すると「ではまた調整しますので10分後に来てください」と言う。その間に、ベルトの取り寄せと交換をお願いしていた腕時計を引き取ろうと、近所の貴金属屋さんに向かう。お願いしてからまだ2日しか経っていないのに本当に今日完成しているのかな?と半信半疑で行くと、時計は新品のベルトを付けられた状態で見違えるほど綺麗になって、待っていてくれた!こういう小さな喜びを大切にしなくては・・と思いつつ鍵を引き取り、私達の家と同じ建物内の例のワンルームマンションへ赴く。鍵を試してみると・・・またダメだ。もう1度鍵屋さんへ行かなくっちゃ。あぁ・・やっぱり憂鬱だ。このまま往復しているだけじゃ解決しないんじゃないかな。数年前みたいに鍵屋さんをけしかけて本気を出してもらわないと駄目かしら。これでこの鍵屋さんに来るのももう4度目だなんて・・。(いつも空いてるのが救いだけど。)鍵屋さんは、今度は新しいコピーをゼロから作り直すと言ってくれた。また10分ほどかかるらしいので、真隣のクリーニング屋さんへ行ってみる。ここは安さはサイコーだけど、店員さんの態度がサイテーだ。しかも安さのせいで人気があるので、最近は仕上がりまで一週間ぐらいかかる。2日前にスカートをクリーニングに出した時はそのあまりの無愛想さに私とした事が呆気に取られ、仕上がり日を聞くのすら忘れてしまった。まだ出来てないだろうなと思いながらも「ヒマだから」と、機械にシートをあててみると・・出来てる!!日本と同じくペラペラの透明ビニールにくるまったスカートが機械によって、私に自動的に届けられた。やっぱり、落ち込んいでちゃダメなんだ。そう思って靴屋を冷やかした後スマイル全開の鍵屋さんからキーを受け取り、家に向かう。そう、鍵が完成しないのは不運だけど、鍵屋さんの愛想がいいだけでも幸運な事なのよ!!自分に自分でそう言い聞かせながら歩いていると鎖で繋がれていない可愛い犬が視界に入った。じーっと見ているとあるマンション入り口の前で片足を上げ・・・・あれあれ、大きい方を始めてしまった。(ショック!)またちょっと沈みそうになって歩いていくと、犬の後を追ってモデル風の女性が近づいてくる。ふーん、素敵だね、なんてぼーっと思っていた私の頬が緩んだのは・・・彼女が片手にビニールを握り締めていてフンを回収するつもりなんだな、と分かったから!!この当たり前の事があまり実践されていないパリ。最近は規制が厳しくなったらしくマシになってきたもののうちの近所の小道はひどい被害に合っているだけに、可愛い子犬を連れた美女の正しい心がけがとても嬉しかった。本当に小さな出来事で自分にはそんなに関係ないのに、気持ちがずいぶん前向きになる。そして問題の鍵はと言うと・・・今度はうまく回った!!4度目の正直にしてようやく満足の行くものを入手できたのだ。これで一安心。鍵屋さんへの無限往復地獄に突入かと思っていただけに、安堵の気持ちに浸る。こんな具合に1つ1つの小さな事に気持ちが上下する沈みがちな毎日には疲れるけど、義母の病状が心配でしかも毎晩夫からかかってくる電話も口調が暗いのだから仕方ない。この日22時に聞いた話はいつになく心配させられるものだったので、私も次の週末には主人の実家へ行こうと決心した。それと同時に私の日本の家族にもメールを送信して、お見舞いの言葉や応援の写真を新たに送ってくれる様に依頼する。寝起きにメールチェックしたらしい母からすぐに返事が来て嬉しかったのも束の間・・・夜中の1時に電話が鳴って悪い予感と供に応えたら、受話器の向こうに居たのは主人・・・。義母が亡くなったと聞いて信じられないというか信じたくない気持ちが強いのに、今までの病状から覚悟をしていなかった訳でも無いだけに実感もあって、2人で泣いた。日中のくだらない憂鬱も不満も吹き飛ぶくらいに。もう、あんな事どうでもいい・・・!!本当に悲しい事や大変な事が起こらない限りは忘れがちだけど退屈でくだらない毎日こそがありがたかったのだと改めて思った夜でした。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。ずっと陰鬱な日記が続いていてごめんなさい。今はもう葬儀を終えて10日ほどが経過し、私は元気に戻りました。主人はまだしばらくは忙しいしゴッドマザー的なところもあった義母を失った今は考えるべき事もたくさんあるので、ディノを励ましていこうと思います。
2008.10.04
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日本文化会館で松竹特集の顔として扱われている寅さん映画を見てきた。(アップが遅れて日付がものすごくズレてるのは気にしないでください・・。)この日はもう1つ別に観たい作品があって迷ったのだけど、もうずい分とクサクサしていた私は安心して見られる人情ものがいいかもと計算して、しかも寅さんの事を考えたらあのテーマソングが頭から離れなくなってしまったためこちらを観る事にしたのだった。今まで寅さんの映画を最初から最後まで通して観た事がないのでとっても楽しみに思いながら。ネットでは「シリーズの中の異色作」と言う指摘もあったのがちょっとだけ気がかりだったけど・・・。いざ始まると今までにもテレビなどでチラチラ観ていた時と同様で、その何もかもが上手いのに唸ってしまう。特に寅さんが親戚のおじさん(?)の家でさくらやその夫などとも一緒にごはんを食べるシーンときたら1人1人の食べ方やしゃべり方を追いたくて仕方なくて、いつもの仏語字幕を(必要ないのに)チェックしてしまう癖(論文作成時の名残)が完全に抜けたぐらい。だけどだけど・・・「中流生活」に甘んじる庶民の姿を否定する寅さんの姿だけは、私はいただけなかった。正直、一体なにがそんなに悪いのか。そりゃ、北海道の開拓民(?)に比べたら楽な生活を送っているのかもしれないけど。そもそもどちらかというと自分の生活すら家族に頼っているっぽい寅さんに他を責める権利があるのかというと・・??同シリーズの他作品ではどうなのか知らないけれどここにおける寅さんは裸の王様に見え、みんながそんな彼に気を遣う理由すら私には分からなかった。(家族の温かみはとてもよく伝わったけど。)その後も何度か「リリー」として再登場する事になる朝丘ルリ子が初めて出演するのが本作なんだけど彼女と寅次郎の最後の姿がこれまたどうしてこうなるのか分からなくて・・・私はてっきり寅さんシリーズって庶民を励ますものだと思っていたけれど、私はパワーダウンして帰宅する事になった。庶民を励ませない庶民劇・・・。明るさがあまり無くて寅さんの対極にあるはずの『ベニスに死す』の方が、気持ちに張りを与えてくれていたというこの不思議。今までの他作品を観ていたならこの映画ももっときちんと理解できたのだろうか?検索してみたらこの後にまたリリーさんが出てくる作品によって本作の突拍子もない終わり方の説明がつくのだと分かった。でも初めて寅さんシリーズを観る私には「一話完結」の概念しかないのだから「続けて見ないと・・・」なんて困るよね。どうもこの映画、寅さん入門者には向いていない様です。次の日もなんとなく物憂げな1日だったのに例の主題歌が頭の中で何度となく演奏されて非常に困ったのでした。期待が大き過ぎたのかな~。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2008.10.03
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カテゴリー違いだけど流れとしてはこの日記の続きです。書類もようやく整い、いざ社会保険(Securite Sociale=セキュリテ・ソシアル)の事務所へ!!到着していつも通り番号札を引くと600番台。そして電光掲示板を見ると、表示されているのはなんと100番台!!私の前に500人もが待っているっていうワケ??聞くと何のことはない、もちろん電光掲示板が壊れているだけだった。なので毎回毎回窓口の人が口頭で「○○番の人、△番窓口へ」と言わざるを得ないのだけど、窓口が5つぐらいあるので「次は何番を呼べばいいの?」と混乱して、隣の同僚に質問しに行く人も居る。質問された方はその度に仕事を中断されるという具合。まぁ何て効率の悪い・・・。いよいよ私の番になって窓口へ行くと担当は今から1・2年前に私も1度だけ会った事があり、ディノは数回話をした事があるというおにいさんだった。机上に書類を出すと、次々とダメ出しされる。「提出期限過ぎてますよ」(主人が担当機関に電話したところ、期限を少々過ぎても構わないと言われたそうですが。)「ここに提出するのではなくて、担当機関に郵便にて返送してくださいよ」(この事務所に提出すればいいと、主人が電話で確認しているのですけれど?)こちらにも言い分はある。だけどとりあえずは、向こうの言いたい事を言わせておこう。そして最後に追い払われそうになったら、または、向こうの気が済んだ様子になったら、私の意見を言わせてもらおう。これがここ数年の、私のやり方。(いつもいつも、とはいかないけれど・・・。)それに、書類を受け付けてもらえないとしてもせっかく来たのにただスゴスゴと帰るのはもったいない。せめて提出書類がこれで揃っているのか、記入法は合っているのか、確認してもらっちゃおう。そう考えて書類をめくり、「この欄の事なんですけれど、主人は今の段階では埋められないそうなんです」などと、控えめながらも勝手に話を展開する。このおにいさん、最初に言っていた文句の内容を文字通りに受け取めるなら今すぐにでも私を追い払いたいはずなのに、なぜかその欄を覗き込んでくれる。そして、「あぁ、この欄は仕方ないんですよ」なんてフォローも。それから添付書類に目を通してくれたのだけどその途中で主人の身分証明書のコピーを見た瞬間にぱたっと手が止まって一言・・・「この方、知ってます・・・」別にディノが有名人な訳ではない。ただ、私の顔を忘れていた彼も何度か会った事のある印象深いおじさん(=ディノ)の事は覚えていたらしい。ディノってこういう書類関係になると妙に真面目で、でもあわてんぼう丸出しで憎めないもんね。(私はたまに憎みますけど。)そこからおにいさんの態度が変わったのは言うまでもありません。受け付けてもらえないはずの書類をなぜか「では転送しておきますから」と言って手に取り、今後の流れも親切に教えてくれ、にこやかにお別れした。・・・最初の文句は一体なんだったの???あなたの機嫌1つで、展開がこんなにも変わるんですか??でもそう言えば1・2年前にA子さんもどこかで何らかの手続きがずっと滞っていて同じ窓口の同じ担当者と何度も連絡を取っていたのに、お寿司のレシピを教えてあげた途端に事態が進展したって言ってたっけ。こういうものなのかもしれないな・・・。私は動作はのろいけど口は相当早いので、相手に最初にあんな事を言われたら本来ならすぐに反論するか、またはすぐに諦めて(しかも)恐縮してサッサと帰宅していたと思う。だけど最近はフランスのこういう場面ではあえてじっと黙って様子を探る様になってきた。(東洋人の沈黙を「コワイ」と思う人も居るみたいだし、あえてちょっと困った顔をしてもいいと思うし。)今日はどっちの顔だったのか分からないけど(たぶん両方が半々ずつ)、とにかく沈黙作戦を実践しておいて良かったわ~。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。写真はオペラ街からも割と近い、St-Augustinで最近撮影。枯葉だらけの通りもある一方で、道によってはまだ秋らしさがあまり無いんですよね。不思議。
2008.10.02
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1つ前の日記の続きです。仕事が終わってから届いているはずのFAXを受け取りにいったん自宅に戻り、そのついでに提出書類の最終確認をする事にした。そして最後に、ディノが「ぼくの書いた手紙も添付し忘れないでね」と言っていたので、その内容を少し読んでみた。な・・・何これ!!前回も少し書いた通り、今回の彼は提出期限ギリギリまで書類の準備が出来ていなかった。それでもいつも「○日の当日消印有効で返送すればいいんだから、まだ大丈夫」なんて、のん気に構えていたディノ。ところがその前々日あたりになって書類には配偶者の私のサインが必要だし、私の滞在許可証のコピー等も添えるべきと気づいたから大騒ぎ。(そんなの早く気づいてよ!!)書類をディノ(郵送)私(持参)社会保険事務所というルートで回せば私もサインをしたりできるけど、書類が期日までに事務所に届かない可能性が出てくる。かと言ってもしも書類をディノ(郵送)社会保険事務所という風に送ってしまえばもちろん封筒には締切日の当日消印が押される訳だけど、書類が私を経由しないため私はサインをする事もコピーを添える事もできない・・・。受話器の向こうのディノに「この2つのうち、どっちがマシだと思う?」なんて聞かれても・・・知らないよ!!彼は「『(事務所ではなくて)妻に当日消印の入った封筒で書類を送った』って事で勘弁してもらえないかなぁ」なんて言っているけど・・・やっぱり「消印」というのは封筒の宛名が事務所であってこそ、効力を発揮するんだと思う。あぁ、疲れる・・・。結局ディノがどこだかに電話をしたところ「今回設定した締切日というのは一種の目安でしかないから数日遅れても大丈夫ですよ」と言ってもらえたらしく(素晴らしい国、フランス!!)、ディノは私に書類を送ってきたのだけど・・それなのに・・。今回ディノが書いた手紙を読んでみると「締切日に間に合わせる為に、取り急ぎそちらへ郵送します。私が家を離れているため妻のサインも無ければ彼女に関する添付書類もありませんがご容赦ください」なんて書かれているじゃないの!!・・・プランを選択する前に用意しちゃった手紙なのね、これって・・・。結局のところ私もサインをして書類を添える事にしたのに、こんな手紙をくっつけたら読み手には意味が分からなくなるに違いない。・・・なので仕方ない、私が手紙を書き直すことにした・・。そんなこんなで「会社帰りにサクッと事務所に直行」というプランは崩れに崩れ、実はこの日はこの後にもう1つ用件があったので半分駆け足で家を後にしたのでした。(私の受難はあと1回分だけこちらに続く・・。)ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。写真はシャイヨー宮。もう半月ほど前に撮った写真です。今はもっと秋っぽく(冬っぽく?)なっているのかなぁ。
2008.10.01
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