全3件 (3件中 1-3件目)
1
今週の授業は、なかなか難しい授業でした。 障害者を理解すると共に障害者に関する制度についての学びでした。 社会的入院という言葉を初めて聞きましたが、治療もせず退院ができない人がいまだに10万人以上もいることにはびっくりしました。介護では、身体拘束は認められていませんが、病院ではそれが許されます。 人は障害者である前に、人間だ!とアメリカの知的障害をもつ人たちが発言したことで生まれたピープルファースト。 知的障害者は、意思決定ができないと思われがちですが、日本においても人としての意思決定を支援する事が大事だという認識が強まり、労働省のHPでもそれが明記されています。 しかし、国連が2006年障害者権利条約を採択し、国内において批准が必要と臨時国会で承認されたのは2014年。 介護制度にくらべ、障害者の制度は、なかなか前へ進んでいないのが現状です。 そうした中で、去年おこった相模原事件。10数人の障害者が殺害された事件を受け政府は精神保健福祉法の改正案を閣議決定。この時の容疑者が以前、措置入院をしていたことで、こんな危ない人を外に出してはいけないと、法律改正案がでたということです。 結果、衆議院では審議未定で、今回の解散となりましたので、継続審議ということになっていますが、どんな政権になるかによって状況は、違ってくるかもしれません。 障害者の福祉理念として、ノーマライゼーションがデンマークのバンク、ミケルセンにより提唱されています。ありのままの姿で他の人々と同等の権利を享受できるようにするという考えかたです。 誰しも人に支えられながら生きています。それは健常者も障害者も同じです。 そう思えば、当たり前のことですよね。 政治ひとつで、よくも悪くもなる制度。 今回の選挙は、自分のことだけではなく、こういうことも頭にいれて投票しないといけないなぁとつくづく感じました。 今日もありがとう。
2017.10.15
![]()
介護初任者研修の講座も三週目をむかえました。介護の勉強とはいえども、日本国憲法から始まり人権問題など、人としての学びをたくさん得ることの出来る内容となっていて、とてもためになる勉強をさせていただいてます。その中でも、私が1番学んでおきたかった項目、認知症の授業がありました。認知症とは、人間の活動をコントロールする司令塔の脳が、なんらかの原因で働きが悪くなり、それによってさまざまな障害がおこり、生活に支障がでる状態のことをいいます。記憶障害を中心とした中核症状や本人の性格や環境の変化などが加わる周辺症状があらわれます。喪失体験が増えることから症状が悪くなることが多いので、喪失体験を減らすことで、認知症のケアを行うことが大切です。そして、失敗体験を回避し、できることに着目し、成功体験を通して感謝の言葉をかけ、自信回復へと繋ぐことがよいとされています。よく認知症だから、何もわかってないのではないか?と勘違いされてしまいがちですが、言葉が通じなくても、心で感じるというところは私たちと同じ感性をもっています。ですから、理解しようとする努力と感性はつねに求められています。そのことを踏まえて、根気よく客観的に事態を把握し、冷静な対応をすることが望まれるかと思います。徘徊ひとつとっても、認知症の方は、ただ歩いているだけではなく、目的を持って歩いているそうです。難しいことですが、その人の内的世界を理解し、本人が納得できる対応策を見つけていくことが必要だと感じました。医学的には、まだ原因もはっきりしないので、認知症は病気ではなく、病名の決まっていない症候群です。認知症の方の不安や苦悩を理解し、じっくりと話を聞き、本人が安心できるように対応できるように心がけることがもっとも大切なことだと思いました。赤い指【中古】単行本(実用) ≪生活・暮らし≫ マンガで笑ってほっこり 老いた親の気持ちがわかる本 / 佐藤眞一【中古】afb 介護の先生が紹介してくれた本。 【送料無料】 長いお別れ / 中島京子 【本】 今日もありがとう。
2017.10.10
![]()
いのち愛しむ、人生キッチン 92歳の現役料理家・タミ先生のみつけた幸福術 [ 桧山 タミ ] 92歳の陰山たみさん。 福岡のマンションでお料理教室を開いておられます。親子2代でお教室に通われるほどの人気料理研究家。 その魅力は、先生の人生観にあります。 テレビに出られているのを拝見したことがあるのですが、手作りのお菓子を作ってあげられないと悩んでる働くお母さんへ、心のこもったおにぎりを作ってあげればそれだけで充分愛情が伝わるよと、温かい言葉をかけてくださってました。 忙しいという言葉は、こころをほろぼすと書きます。言葉ではなく、思いやりが大事。手を抜いても思いやりを抜いてはダメと心にぐっとくる言葉を投げかけてくれます。 私もこの本を読みましたが、見やすい行間で読みやすい本でした。 タミ先生は、決して順風満帆な人生を送ってきたわけではありません。 チャレンジ精神をもって、たくさんの経験を積んだからこそ今に至っているから、言葉のひとつひとつに重みを感じるのだと思いました。私もいい歳の重ね方をしたいなぁと思わせられる1冊でした。 今日もありがとう!
2017.10.03
全3件 (3件中 1-3件目)
1
![]()

