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注文していたパーツが届いたので、修理に取り掛かる。まずはキャブを四分割しなければならない。サービスマニュアルなどはないので、慎重に作業を進める。どう見ても四つのキャブを一つにまとめているのは、左右の端に見えているボルトナットと、下の方にあるねじ止めされている金具だろう。とりあえずナットを外すと案の定、長いボルトであった。さらに、下部の金具のネジを外していくと、簡単にキャブの分割ができた。もちろん、チョークの金具は外してから行う。こちら側は手前に見えている金具で連結されている。長ボルトを外してから、ばらしていく。燃料ラインのパイプ。ボロボロである。下に見えるフィッティングは負圧用のもの。けっこう汚れている。パイプがはまっている穴もこんな感じ。少しはきれいにしないとマズそうだ。パーツクリーナーで少しだけきれいにした。丁寧な人は洗油などでピカピカにするのだろうな。俺は無理。でもきれいでしょ?これで十分。左右はオーリング交換。中央は全部交換。純正部品。これもオーリングだけ出してほしいのだが、オーリング4つでも多分800円ぐらいするので、プラス500円くらいで一式と考えるとまあいいかという感じだな。ところで、この負圧のフィッティングにもオーリングが使用されていた。確認してみるとかなりガタというか隙間がある。負圧漏れまくりではないか!少し焦ったが、手持ちのエアコン補修用のオーリングセットの中になんとか合いそうなものがあったのでそれを使用してなんとかなりそうだ。オーリングを交換して、キャブを組み上げる。ざっと油面のチェックをして、大体15mmくらいに合わせておく。基準は13mmだが、古いものだとフロートの浮力が低下しているのか、バルブのバネが弱っているのか、15mmくらいで実際の油面が規定値の9.5mm付近に来る・・・はず。組付あげたキャブを「油面測定君一号」にセットして油面を測る。四番三番二番一番キャブの水平が出ていないが、四番だけ少し高い感じだ。だが、概ね適正な油面だと思われる。この時点では正確な油面を出すつもりはないのだ。オーバーフローしていないかというのと、フロート高さをそろえたときに油面がそろうかの確認をしたいだけなので。なので、同調もかなり適当に合わせてある。今回はこのくらいで完了。次回、さてどこまでやるか。今の時点でオーバーフローの兆候はないので、一度バイクに装着して久しぶりにエンジンをかけてみるという手もあるが・・・。フロートバルブは古いキャブに純正の新品を組んであるのでそれを使う予定だが、このままでも行けそうかなぁ。。。フロートも新品を使うつもりだったが、うーん悩む。
October 24, 2020
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たいそうなタイトルだが、登録を抹消したバリオスをちゃんと修理することにした。どこまで続くかはわからないが、お金と時間が許す限りやってみようと思う。とりあえず、アカンところははっきりとしている。燃料タンクとキャブレターだ。エンジンまでガソリンを送り込むところをきっちりとしてやれば、問題なく走ることが出来る。若干、白煙疑惑もあるのだが、そのあたりは上記の部分をちゃんと修理してから考えよう。早速だが、ヤフオクでキャブを落札した。ウチのキャブはバルブシートの取り付け部が水の侵入によって腐食してしまっているので、見切りをつけることにしたのだ。中古キャブは落札して届いたものをばらしてみないと良否がわからない。1000円くらいの値段ならいいのだが、その十倍くらいするので、確認するまではドキドキものだ。博打みたいなものだな。少ない経験から学んだことは、そこそこ大きな中古パーツ専門店で適切な値段のものを購入すれば外れは少ないということ。大手はそんなにアコギな商売はしていないからな。もちろん、中古パーツは基本手を入れることが前提だ(特にキャブは)。キャブが届いた。ぱっと見はマトモに見える。スロットルにも負圧ピストンにも固着などはない。チョークが固着していたが、これは一度分解した跡があり、ワッシャの組付けミスによるものだった。正しい組み方に戻すとスムーズに動くようになった。さて、中はどうだろう。フロートチャンバーボディを外してみると、特に汚れているところはない。フロートは相応のやれがみえるが、ま、こんなものだろう。肝心のバルブシートは・・・きれいなものだ。オーリングもまだ弾力がある。もしかすると、この部分は手が入っているのか?それにしてはバルブシートに掴んだ跡が無い。さすがに新品を奢るとは思いにくいのだが・・・。キャブボディ側も大丈夫だ。きれいにアタリがついているようだ。見る限りでは悪いところはなさそうだ。もしかすると、組付けミスによるチョーク不良で放出されたラッキーな個体なのでは・・・という甘い期待が湧き上がってくる。となると、このまま車体に組んでやったらエンジンかかっちゃうのでは?そうとなれば話は早い!とばかりに準備にかかる。バリオス改めボロオスですw。この光景も久しぶりだな。こうやって見るときれいなんだが。下が今回手に入れたモノだ。さて、こいつを車体に取り付けよう、という段になってようやく冷静になってきた。待て待て、その前にサブタンクを使ってガソリンだけ流してみるべしだろう。オーバーフローとかしてたらまたエンジンにガソリンが入ってしまう。ということで、サブタンクからガソリンを流してみる。これも久々の「油面調整くん一号」だ。ガソリンはアドレスより拝借。で、コックを開いてガソリンを流してやると・・・ジャバジャバと漏れてきた(笑)燃料ホースをつなぐフィッティングのつなぎ目から、まあ出るわ出るわ・・・オーリングがいかれてるんだね。こりゃだめだ。ま、普通はそうだよねw。もともとオーバーホールはする予定だったので、キャブチャンバーのパッキンやバルブシートとパイロットスクリューのオーリングは注文済みだった。調べるとフィッティングのT字部分は一式でしか出ないようだ。左右の棒の部分はオーリングが出るので、それを注文する。届いてからの作業だな。キャブを割るのは初めてだなぁ。面倒でなければよいのだが。
October 17, 2020
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