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今回はマフラーフロントパイプの交換。以前に排気漏れの応急処置としてガンガムでの補修を行ったのだが、半年くらいでまた漏れてきた。まあ、応急処置なのでそうなると思っていたが、問題なのは部品が出ないことだ。ド初期の70なので、製廃で出ない部品も増えてきた。マフラーもそうだ。フロント、センター、リヤ、全部出ない。出ないものはしょうがないので、なんとか修理するしかないのだが、どうやってするか、耐熱パテ系ではすぐに駄目になるし、そうなるとロウ付けか溶接だが、ロウ付けは前に一度挑戦して撃沈したことがあるし、手持ちの溶接機は強力すぎて母材を溶かす自信しかない。キレイにビードを刻むとなると、スズキッドの半自動の少し良いやつくらいが必要か・・・なんて考えてると何が正解かわからんようになる。あてもなくネットを彷徨っていると、どこぞのショップで70のマフラーを上手に製作しているのを見つけた。どうやったかというと、その70も部品が出なかったのだが、少し年式の新しいモデルのマフラーを一か八か注文してみたらほとんど形が同じだったので、少しだけ切った張ったをして取り付けをしたというものだ。そうか、同じエンジン、シャシーなら取り回しもほとんど同じなわけだ、ということで、3Bエンジンの70で検索をかけてみると、ウチのと同じBJ70の88年~90年のフロントパイプだけが出るようだ!前に調べた時は全部製廃だったはずだが・・・ちなみに、BJ70は84~86、86~88、88~90の3タイプで部品が異なることが多い。部品番号的に下二桁だけが違うことが多く、新しい方が代替品として出てくることもある。今回のマフラーに関しては何度か部品商に問い合わせたことがあるが、新しいものは古いものには適合しないという返事だった。このフロントパイプを頼んでみるか?もし切った張ったが必要なら溶接機を買う必要があるが・・・。一品物マフラーをショップで作るとなると10万円どころでは済まないからなぁ。この先、ボディの板金修理も視野に入れるなら、薄物溶接可能な半自動を買うのもアリか。念のために、エキマニとセンターパイプの部品を調べてみると、84~も88~も同じやん!前と後ろが同じなら、そのまま装着出来るのでは?ということで、えいやっとポチる。17000円也~適合品番のものなら1万円ほどなんだが・・・。さて、届いたものを見てみると・・・ほぼ同じとちゃう?!同じにしか見えんが?コレはもう、交換してみるしかない。ということで、取り外しにかかる。マフラーの交換で大変なのが取り付けのボルトがガンガンに錆びていたり焼きついていたりで、簡単に外せないことだ。まずはここ。センターとの結合部。センターパイプがもう錆さびなので、当然ボルトナットも錆で焼きついている。手前のナットは最悪サンダーで飛ばせばいいので、駄目元でインパクトで緩めてみたが、一瞬でナメてしまった。アホやね。。。奥側はサンダーが届きそうにないので、ここは慎重にいかねば・・・。こういう時は炙るのが定番なので、バーナーで丁寧に炙る。ちょっと赤味が出るまで炙ってから、レンチを当ててえいやっ!っと・・・緩むやん!!マジか!!いやー半信半疑だったが、ほんとに緩むんだな。最初からこうすれば良かった・・・舐めたナットはしゃあないのでサンダーで飛ばす。顔中鉄粉まみれだわ。教訓、焼きついたネジはまず炙るべし!!エキマニ側を外す。ここは錆はほとんどないので、ソケットをきちんとセットすればナメることはないだろう。真っすぐソケットをセットできる上と右はインパクトであっさりと外れた。さすがインパクト。だが、下側1本はマフラーが邪魔でどうしても斜めになる。3/8のユニバーサルを使ってなんとかソケットをセットするが、人力では全く緩む気配がない。一か八かインパクトでやってみるも、ユニバーサル部分の遊びで打撃が逃げてしまい、これも緩む気配なし。うーん、どうする?こういう時はアレだね。3/4のラチェット。おりゃっ!!一発で緩んだぜ!さすがだね。ちなみに、こんなでかいのがなくても今回のナットくらいなら、1/2ラチェットのハンドルを適当な鉄パイプで延長しても緩むと思うぜ。ただし、延長の長さは最大倍くらいにしておいた方が無難。あまり無茶するとラチェットのコマが破損するので気をつけよう。こういう無茶をするようのラチェットは安いドラゴンツールがオススメだ。気兼ねなくどつく、蹴る、パイプで延長する等出来る工具があったほうが何かと便利だよ~。(KTCのラチェットを3倍くらい延長して壊したことがあるアホです)さて、外したものを比べてみよう。ほぼ同じやね!!ラッキー!後ろの部分がフレキパイプになってるので、少し値段が上がっているのかね。遊びが多い分、作業性は上がっているのでありがたい。交換は簡単だ。ボルトナットは純正部品を用意してある。サイズが合えば汎用のボルトナットでも問題は無いだろうが、強度やロックナットなどには注意しておこう。当然ガスケットも交換。純正部品は製廃なので社外品。10個入りしか売ってないので10個ある。。。あと何回かはマフラーの取り外しもすると思うので、このくらいあってもいいかもね。一応、焼きつき防止にスレッドコンパウンドを塗布しておく。せっかく持っているのでこういう時に使わねば。なんとか完了~次はセンターパイプだな。地道に部品照会して、あれば即発注だが、その前に駄目になりそうだ。今回も一ヶ所、排気が漏れてるところを発見したので、タッピングとメタルロックでとりあえず処置しておいた。直近の車検はこれでいけるだろうが、来年はヤバイなぁ。外した古い方はそのまま捨てずに使えそうな分部は取っておく。フランジ部分は作るのめんどくさそうなので、、、切断してコンパクトにする。サンダーで切断したが、新しい砥石を使っているのになかなか切れない。マフラーってこんなに硬いか?焼きが入ってるのか?と思って頑張っていたが、あまりにも切れないので古い方の砥石に交換したら一瞬で切れた。。。左のコ●リオリジナルの刃はめっちゃ切れる。SK11はよく使うブランドなんだが、だいぶ昔に買ったやつなので湿ってダメになったのかな?ということにしておこう。苦行は続くよどこまでも・・・
May 28, 2023
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二日目。本日はフロントブレーキだ。パッドだけ交換したいところだが、コレまでの流れだと、おそらくキャリパーピストンにダメージを負っている可能性が大。ということで、事前にシールキットとピストンを購入しておいた。めんどくさいのでオーバーホールはしたくないのだが、バラしてから後悔するのも嫌だ。キャリパーを外す。キャリパーボルトはとんでもなく固く締まっていることが多い。今回も1/2ラチェットではびくともしなかったので、奥の手を使う。俺にこの手を使わせるとは、やるな!オリャーーー!!3/4ラチェット。コレで緩まないボルトは無い、、ほぼ無い。速攻で外れた。ちなみに、締める時は1/2で力いっぱい締める。新人の時にベテラン先輩にそう指示されて、「ボルトが壊れないか心配だ」と言ったら、「お前の力でそのボルトがねじ切れるわけないやろ。出来たら100万やるわ~」と言われたのを憶えている。ねじが壊れる心配よりも、締めが弱くて緩んでしまう心配をしろ、ということだったかな。テーパーで勘合しているわけでもないので、外せなくなることも無い。パッドを外してピストン部を見ると・・・やっぱりボロボロ。錆が出まくっている。これはあれかな、一度もオーバーホールされてないパターンかね。何度も言うが30年近くトヨタディーラーで整備されてきた車だ。よくこれで車検の整備代金取れたなーと呆れる。ピストンをバラす。4ポッドなので、どうやって外すのかちょっと悩んだが、エアーを使って一つ外してはグリスを塗って再度組み、というのを四回繰り返して、最後はプライヤーでグリグリっと外した。キャリパーピストンツールを購入してあったので、ピストン固定の調整が非常に楽だった。組み込みだけでなく、外す時にも活躍するとは、嬉しい誤算だな。ピストンは交換するのでいいとして、シリンダーにも錆が浮いていたので、耐水ペーパーで軽く磨いておく。汚れはブレーキクリーナーを当てながらブラシで磨いていく。この程度の清掃で完了とする。しんどいので、ピカピカにまではしないのだ。ピストンを組んでいく。特に難しいポイントは無い。シールを入れてピストン組んでブーツを被せるだけだ。スチールの輪っかでブーツを止めるのだが、きっちりはめるのに少しコツが必要だった。ブーツのすそに微妙な凹凸があって(多分)、そこにうまくはまらないとすぐに外れてしまうのだ。指先が死ぬかと思ったぞ。完了。作業は面倒だが、こうして出来上がると気持ちが良い。パッドは外品でボッシュ製。モノタロウで適合確認したところ不適合との返事だったが、他の外品メーカーの適合票などと比較してみるといけそうだったので購入。(ダントツに安かったので)結果はバッチリ、全く同じ形状である。パッドグリスを塗って組み付ける。左右とも作業して、車体に組みつけ、エア抜きをしてブレーキオイルを入れると完了だ。のんびりやっているが、一日作業だなぁ。いつまでやるんだ、この苦行。
May 9, 2023
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久しぶりにアップです。今回はブレーキの整備。前回、リヤカップを交換してから随分経つので、さすがにヤバイ。ということで、前後とも整備する。リヤブレーキドラムの分解。リヤカップの交換。ドラムを外してシューもばらして、ピストンを取り外し。カップの交換だが、めちゃくちゃ固いので昔はなんとか人力でこなしたが、もう無理だろう。今回はシーラーノズルを利用した簡易カップロケットで・・・と思ったのだが、ランクルのピストン径のほうがノズルよりも大きい。色々とトライしたが当然無理なものは無理。というか、しまいにはカップが千切れてしまった・・・あーーーーーー!!!あほかーーーーーーーい!!!カップキットも随分前に購入して保管していたものなので、ちょっと劣化していたのかも?(ということにして)今回はカップ交換は無しで、シリンダー内部のクリーニングだけにしておこう。少し前にブレーキオイルの交換はしていたが、それでも内部に錆が発生していた。内部清掃だけでもばらした意味はあったと思っておこう。次回はちゃんとカップロケット購入するぞ。ランクルのシリンダー径が不明だったのも未購入の原因だったので、今回はちゃんと測定、1インチだと判明した。ちょうどストレートの3個セットに含まれているので、そのうち購入しよう。前回も紹介したが、シューの組み込みの時はこうやってタイダウンで縛ってやるとシュースプリングなどの装着がずいぶんと楽になる。数百円で買えるものなので、用意しておくと便利だぜ。シューが当たる部分にはグリスを塗っておく。ワコーズのグリスを愛用しているが、前回数年前に塗ったものがまだ粘性を保ったまま残っているくらい優秀なシロモノだ。値段は高いが、何回使えるねん!というくらいの量があるので買って後悔なし!容器もプラ製で、金属製に良くあるキャップの損傷やグリスの漏れも皆無なので何年経っても新品のように使えるから安心だ。何だかんだで一日かかってしまったので、ここで一旦終了。年寄りはゆっくり作業が肝心だ。
May 8, 2023
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