とりあえず・・ＤＩＹで行こう！

モノタロウインパクトレンチの修理

5年ほど前に購入したモノタロウのインパクトレンチ。当時は1万円程度で購入でき、最大トルク700Ｎの性能からするとお買い得だった。ほぼほぼタイヤ交換のための工具ではあったが、実家の車も含めると4台のタイヤ交換作業で大いに活躍してくれた。そのインパクトレンチがとうとう壊れてしまった。バラしてみるとエアの流入をコントロールするバルブシールのような部品が損傷してしまったようだ。ここを直せばおそらく復活するだろう。バネが繋がっている黒いパーツの棒部分をトリガーで押すことでエアーの流入をコントロールしている。エアーを止めているのがこのバルブシール。ゴムの部分が破れてしまっている。だが、残念なことにモノタロウでは自社製品の補修部品を用意していないとの事。壊れてしまえばもうそれで終わりということだ。新しく購入するしかないかぁ、と同じ製品を見てみると値段が１．5倍になっているではないか！15980円（税抜き）。。。ネットで同様のインパクトレンチを探してみると、やはり同じようなものは同じような値段のようだ。怪しげなチャイナ物は安いのだが、リスクが大きい。どうせ購入するなら、今度はちゃんと修理パーツを供給してくれる国産メーカー、中堅どころのＴＯＮＥにするか、とほぼ決心したのだが、もう少しあがいてみることにした。損傷したバルブシールと同じようなものを探してみるが、形状が似ているオイルシールでは近い大きさはあってもドンピシャのものは見つからなかった。普通のゴムパッキンで厚みや外径に近いものがあったので内径を加工して組んでみたが、何とか使用は出来るがトリガーがメチャ重くなり、常用するには辛いものがある。​ゴムパッキン(外径17mm) 0721-17 カクダイ 0721-17​ワッシャーにシリコンシートを貼り付けたりもしてみたが、やはり常用は無理。トネのパーツに同形状のものがあったので一か八か注文してみたが、外形が全く違って（小さい）駄目だった。諦めるしかないかと、インパクトレンチ、シール、バルブで画像検索をかけて画面を眺めていると、ほぼ同じようなパーツが目に入った。ほとんど同じ部品やん？どこのショップ？と見てみると、アリエクスプレスだった。商品ページに飛んで調べてみると、まさにドンピシャ、某海外メーカー製インパクトレンチのバルブシールそのもので、大きさもほぼ近い外形17ｍｍ！アリエクスプレスは今まで敬遠していたところだったが、背に腹は変えられぬ。なんせ値段が送料込みで2個セット600円くらいなのだ。駄目もとで注文することにした。支払いは安心のペイパルだ。納期が三週間くらいかかるとのことだったが、10日で届いたので早速組んでみる・・・が、微妙に大きい。商品の外形はピッタリ17mmだが、肝心のモノタロウインパクトのバルブシールが収まるエアー流入部分の内径が～16.6ｍｍ。削るしかない。適当な金属棒にビニールテープを巻いて購入したバルブを装着し、ドリルチャックに加えて回転させながら320番のペーパーでひたすら削る。材質がゴムではなく、ウレタンぽかったのが幸いだった。これがゴム製だったら難しかっただろう。結構大変だったが、何とか16.6ｍｍまで削って完了。インパクトに組み込んでコンプレッサーに繋いで試運転だ。結果は・・・完璧。トリガーも軽いしエア漏れも無し。完全復活である。この商品代以外に色々買ったので2000円くらい使ってしまったが、その程度の出費でインパクトレンチが復活したので良しとしよう。皆さん、長く使う工具は、修理のことも考えて購入しましょう。