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2007.07.08

日本の１００万ドル長者、５％増

テーマ：ニュース(99400)

カテゴリ：　藻緯羅の放談

　メリルリンチのレポートによると、
日本の１００万ドル長者は、５％も増えたという。
小泉さんが作り出した格差社会の証左だと、「野党陣営」が喜びそうなデータである。

しかし、
世界の１００万ドル長者は、８％増と日本を大きく上回っている。
注目されているインドでは、２０％を超える伸びである。
中国ですら、８％近い伸びを見せている。

従って、

しかも、日本の富裕層の伸びは保守的であると言われてもいる。
２００４年（資産の分布／世帯の分布）　：出典
３０代－－－（　８／１５）
４０代－－－（１５／１７）
５０代－－－（２３／２０）
６０代－－－（２８／２１）
７０代－－－（２４／１８）
５０才前後に均衡点があると思われ、相続する時期でもある。

つまり、
稼いで仲間入りするのでなく、遺産相続で仲間入りをしていると。
この後ろ向きの社会構造に相応しい、税制・福祉政策が必要だ。

急には１８０度も変えられない。
じっくり行くか、立ち止まらなくなくてはならない。

後ろ向き社会に相応しい税制は、
所得税減税・消費税増税である。
相続税増税では、国が潤って無駄使いするだけである。

そこに課税した方が、良い方向に経済が動く。
個人消費が、競争下にあるからである。
公共投資に、
公正な競争原理が働き難いのは周知のことである。

所得税増税、なかんづく法人税増税を主張する政策は、
世界経済から、日本が取り残される危険をはらんでいる。

日本のお金持ち研究
日本の富裕層

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