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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2008.09.02
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今日は8月30日にやまっこさんから頂いた



はどのようにしたらいいのですか。


というご質問に答えさせていただきます。

子どもは理屈で納得するのではなく感情で納得します。ですから、同じことを言っても大好きな先生が言った時には素直に納得しますが、嫌いな先生が言った時には納得しません。子どもは真偽を判定する能力がないので、信頼できる人かどうか人を選ぶのです。
ですから、子どもの感情を納得させるためにはまず子どもとの間にしっかりとした信頼関係が必要になります。

ただ、嫌いな人には叱られたくないので、嫌いな人の言うことは守るという場合もあります。でも、納得しているわけではないのでその行動は表面的です。ですから、その人がいなくなると平気で言われたことを無視してしまいます。

その逆に好きな人に叱られても子どもは怖くありません。むしろ叱られたいこともあります。ですから。わざとあまり言うことを聞かないこともあります。でも、それは関わりを求めているだけで、言われたことはちゃんと分かっていることも多いのです。ですから、そういう場合はその人がいない時には結構ちゃんとやっているのです。
家ではやっていないのに、幼稚園や学校ではちゃんとやっている場合などそういうことです。

ですから、結果を強制するのではなく、怒らず、気長に伝えていけばいいのです。大切なのは親の見ている前でちゃんとやるかどうかより、親が見ていないところでもちゃんと出来るかどうかの方ですから。子どもはやがて親から離れていくのですからそれでいいのです。

また、子どもは楽しいこととつながるのなら納得します。お片づけでも、楽しければやるのです。感情が納得するからです。



 また“しつけ”も、子どもの笑顔が消えるようならそのしつけの内容か、もしくはそのやりかたが間違っています。
 例えば、他の子をぶたないようにしつけるのではありません。それでは子どもの笑顔は消えていきます。そして、いつまでたってもそのしつけは実を結ばないでしょう。子どもはただ否定されるだけだからです。
 そうではなく、他の子と仲良く遊ぶことが出来るようにしつけるのです。そうすれば笑顔が増えます。そして、結果として他の子をぶつことはなくなります。子どもは自分が肯定されたり、楽しいことは受け入れますが、楽しくないことは受け入れないのです。
 これは理屈ではなく、子どもの本能なんです。だから、この本能を無視したやり方は必ず失敗します。
 もし、勉強をさせたいのなら勉強を強制したら逆効果です。そうではなく、勉強することの楽しさを教えるのです。そうすると笑顔が増えます。
 子どもが騒いでうるさいのなら、“静かにしろ!”と怒鳴るのではなく、静かに遊べる遊びを教えてあげてください。それが楽しいものなら子どもは自然と静かになります。
 子どもがお手伝いをしないのなら、お手伝いが楽しくなるようにお母さんと一緒にお手伝い遊びをしてください。子どもはお母さんと一緒なら楽しくなるのです。一人でも出来るようになるのはその楽しさを充分に味わってからです。
 子どもの笑顔が育つように子育てをしているのなら特別な教育方法などに頼らなくても、子どもは素敵な大人に育つのです。


“感情を納得させる”ということはこういうことです。





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Last updated  2008.09.02 06:47:33
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