はじめさん
>最近、息子が絵を描きたがらなくなりました。
>昔はよく描いていたのに、、、、幼稚園の絵画教室でいろいろ教わったせいかもしれないと思います。

そう思います。
子どもの表現を伸ばすのはOKですが、教えてしまったらダメなんです。 (2012.04.23 09:10:20)

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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2012.04.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「自由」の問題を考えていたら、「死」に行き当たりました。もしかしたら人間が自由に生きたいと願うのは「死」という現実を知っているからなのではないかということです。

「自分はやがて死ぬ」という事実を肯定的に受け入れている人は、自分が生まれてきた意味を知りたいと思うでしょう。そして、生きていることを楽しみたいと思うでしょう。

その場合の「自由」とは、「束縛からの自由」ではありません。「死」は「絶対的限界」だからです。逆に言うと、「死」という限界、すなわち「束縛」を肯定的に受け入れないことには絶対に「自由」はやってこないということです。

束縛は、そこから逃げようとするから「束縛」なのであって、受け入れてしまったらそれは「束縛」ではなくなるのです。

親から離れたい、親から逃げたいと思う人にとっては親は「束縛」ですが、「親と共にいたい」と願う人にとっては親は「束縛」ではないのです。

現象的には同じでも、拒否すれば「束縛」になり、肯定すれば「自由」になるのです。それはつまり、「束縛されている」と思い込んでいる人は、自分で自分を束縛しているということです。

ですから、「死」を否定し続ける人は、死ぬまで「死」に束縛されることになります。

それは旅に似ているかも知れません。「やがてこの旅は終わる」ということを肯定的に受け入れている人は、旅に来ている間は色々な物を見て、色々な体験をして、旅を楽しみたいと思うでしょう。

だから、「自由であること」の必要性が生まれ、あれこれ自由に考え、自由に行動することが出来るのです。



中には、せっかく旅に来たのに自分の部屋の中でテレビを見たり、ゲームをやっているだけのような人もいっぱいいます。

「自由であること」の必要性が生まれないからです。


「自分」を肯定できる人は「自分」に束縛されなくなるので、自由になることが出来ます。だから、他者とつながり合うことができます。

逆に、自分を肯定できない人は、自分にこだわってばかりいる人です。

それは、「自分で自分を抱いている状態」「「鏡に映っている自分の姿ばかりを見ている状態」です。だから、他者とつながり合うことが出来ないのです。

だからこそ、自由に生きることが出来るようになるためには、まず「肯定する」ということを学ぶ必要があるのです。

そしてそれが「楽しむ」という方法なのです。

それは「心の自由」においても「からだの自由」においても同じです。

「心」が自由な人は「心を楽しむことが出来る人」です。「からだ」が自由な人は「からだを楽しむことが出来る人」です。

自由に絵を描くことが出来る人は絵を描くことを楽しむことが出来る人です。
自由に描けるから楽しむことが出来るのではありません。楽しんでいるから自由に描けるのです。

でもみんな、「自由に描けないから楽しめない」と言います。そうではないのです。楽しめないから自由に描けないのです。



幼い子どもたちは下手くそなのに自由に描いているでしょ。幼い子どもたちはただ描くのが楽しいから自由に描くことが出来るのです。

それを上手に描くことを求めてしまうから楽しくなくなり、自由に描くことが出来なくなるのです。





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Last updated  2012.04.22 06:40:28
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Re:「受け入れることで自由が生まれる」(死を受け入れる)  
ミルク さん
今回も深いですね
束縛も肯定すれば束縛ではなくなるんですね‥
共に居る‥しっくりきました
束縛も依存も肯定して感謝しながら生きていけばいいんですね。
子離れ、なかなかうまくいかないですが少し救われました
ありがとうございます (2012.04.22 17:17:05)

Re:「受け入れることで自由が生まれる」(死を受け入れる)  
松山 さん
死が恐怖と思う事から、現代人の現代社会の愚かな競争が有るんだと思います。みんな、両親から生まれた同じ人間。男性は父親、女性は母親。みんな人類生まれたての赤ん坊。そこに一切注釈は付けない。
色々な過去生が有ったにせよ、両親は無条件で自分自身の魂を受け入れて下さった。そして、今日が誕生日!!!一日一生。一日を見ればその人の一生が分かるのなら、今日一日が人生最後の日と思って、不快を使わない努力をして生きようではありませんか?! (2012.04.22 17:46:29)

Re:「受け入れることで自由が生まれる」(死を受け入れる)   
はじめ さん
最近、息子が絵を描きたがらなくなりました。
昔はよく描いていたのに、、、、幼稚園の絵画教室でいろいろ教わったせいかもしれないと思います。
「ぼくは下手だから」と言います。
「そんなことないよ、私は☆の絵が大好きだよ」と言うと
「ぼくは自分の絵はきらい」と寂しい返事。

また以前のように、いろんな絵を描いて楽しんでくれたらい、、と願っています。
壁に貼られた昔の絵を見ながら思っています。 (2012.04.23 02:01:28)

Re[1]:「受け入れることで自由が生まれる」(死を受け入れる)(04/22)  
森の声  さん
ミルクさん

>束縛も依存も肯定して感謝しながら生きていけばいいんですね。

でも、今日のブログとのつながりでいえば、「自分のリズム」を見失っていると、感謝することも出来なくなってしまうのです。 (2012.04.23 09:05:47)

Re[1]:「受け入れることで自由が生まれる」(死を受け入れる)(04/22)  
森の声  さん
松山さん
>死が恐怖と思う事から、現代人の現代社会の愚かな競争が有るんだと思います。

先日テレビで「整形」について取り上げていました。

整形に夢中になる人はありのままの自分を肯定することが出来ない人です。

でも、今そのような人がいっぱいいます。 (2012.04.23 09:07:57)

Re[1]:「受け入れることで自由が生まれる」(死を受け入れる)(04/22)  
森の声  さん

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