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森の声 @ Re[1]:「魂のはなし」(もう一人の自分)(06/10) めげぞうさんへ >6年生の子どもたちが、…

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森の声

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2024.06.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
現代人は「お金を稼ぐことが一番大切なこと」だと思い込んでいます。
お金があれば夢や希望を叶えることが出来ます。お金があれば「自由」さえも手に入れることが出来ます。お金があれば人を支配することも出来ます。だからお金を稼ぐことに熱心です。
本来、国民の幸せを願って政治をするべき政治家もお金儲けに熱心です。政治家個人もまた政党もです。

そして、国民にも「もっと働け、もっと儲けろ」というような圧力をかけています。テレビもまたそれを後押ししています。

学校の勉強も、子どもが将来お金を稼げるようになるためのものです。子どもの成長を支えるためではなく、生き残り競争に勝つために子どもを勉強に追い立てているのです。

本来、「お金を稼げるようになる」というのは「学び」の副産物であって、子どもの成長を支えるべき教育の場でそれを目的にしてはいけないはずなのですが、現代人は学ぶことの本来の意味や目的が分からなくなってしまっているのです。

その結果、お金を稼がない専業主婦や、子どもと一緒に生活しながら一生懸命に子どもの成長を支えようとしているお母さん達の社会的地位が非常に低くなってしまっています。

お母さん自身もそんな自分の状態を否定的に捉え、子どもがまだ「お母さん」を必要としている時期なのに、「子どもの成長」よりも「お金」や「自己満足」のために仕事に出ている人や、出ようとしている人がいっぱいいます。また国もそれを後押ししています。
現代社会では「人間を育てる行為」よりも、「お金を稼ぐ行為」の方が価値があるのです。



でも、社会が「お母さん」を大切にしなくなり、お母さん達が「お母さんであること」を止めたら、社会は崩壊してしまうのです。人類は未来を失ってしまうのです。

実際、今どんどん人間関係や社会の状態がおかしくなって来ています。子ども達の状態もおかしくなって来ています。「善悪の判断が出来ない若者」や、「精神的に自立できない若者」や、「人の気持ちが理解出来ない若者」も増えて来ているような気がします。

子どもに「生命」を与えたのも、「言葉」を伝えたのも、「人間らしさ」を伝えたのもみんな「お母さん」なんです。人類はそのつながりに支えられて何十万年も生き延びてきたのです。
歩き方や、感じ方や、自分を表現する方法の基本を伝えたのも「お母さん」です。
これのどこが大したことがないのですか。


イクメンパパもいますが、それでもまだまだ「オレが稼いできて、養ってやっているんだ」と威張り、子育てを手伝おうとはしないお父さんもいっぱいいます。

また、そんなイクメンパパにも出来ないことがあります。それは、子どもに「安心」や「精神的な支え」を与えることです。
子どもは本能的に、お父さんではなくお母さんに「安心」や「精神的な支え」を求めるのです。

特に、「人間らしさ」が育っている7才頃まではその傾向が強いです。これは「大人の都合」ではなく、大人や社会の価値観とは無関係な「子どもの都合」なんですからどうしようも出来ないのです。大人が子どもに合わせるしかないのです。


以前、本のタイトルは忘れましたが、「女性は妊娠・出産・子育てを通して賢くなる」という内容の本を読んだとき、「女性は子育てをしているとバカになると考えている人がいっぱいいる」というようなことが書いてありました。

著者は、それは全くの間違いで、むしろその逆に、女性は妊娠・出産・子育て賢くなっていると書いていました。

実は、女性は妊娠・出産・子育てを通して、それ以前とは、「脳の使い方」が変わるらしいのです。
簡単に言うと、右脳と左脳の結合が高まり、より総合的、複合的、相対的に物事を見ることが出来るようになるのです。

そのため、それ以前には「当たり前」であったことが「当たり前」ではなくなります。
「分かっていた」と思っていたことが、実は「分かったつもりになっていただけだ」ということに気付き始めます。
想像と現実の違いが分かり始めます。

自分の頭で考え、自分の感覚で感じ始めます。心や、感覚や、からだの使い方もそれまでとは全く変わってしまいます。そうでないと目の前の子どもに対応出来ないからです。

それまでは、「見かけ」を繕って建前だけで生きていることが出来ましたが、子育てをしていると自分の本当の姿と向き合わさる終えなくなります。


また、「自分自身の育ち」と向き合ったり、それまで考えたこともなかったような、「生命のこと」、「食べ物のこと」、「平和のこと」、「自然のこと」、「未来のこと」などを考え始めます。

だから苦しいのですが、人間や社会が「人間にとって本当に大切なこと」を忘れないためには、「子どもという人間の原点」に向き合う必要があるのです。その最前線で頑張っているのが「お母さん」です。





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Last updated  2024.06.15 07:49:44
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