「免疫整体 ここ一番」院長の日記

「免疫整体 ここ一番」院長の日記

2006年12月01日
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カテゴリ: 健康ライフ



夜間に活動する生物は別にして、たいていの生き物達は、朝になると目覚め、昼は働き、日没とともに寝倉に帰り、夜は睡眠をとる。
これが平均的な1日のリズムである。

渡り鳥や回遊魚は1年という長いタ-ムで場所を移す。
産卵の時期、子育ての時期があらかじめ決まっている。

人間でいえば、女性の生理は、平均28日~30日の周期で繰り返される1ヶ月ごとのリズムをもつ。

もっと細かく見ていくと、われわれの体内の仕組みも、一定のリズムによって働いていることがわかる。

たとえば、体温と血圧は、朝方が低く、昼過ぎが高い。

血液は120日で新しいものと入れ替わるらしい・・・といったふうである。



それは生命を持続させ、種を保存さすためである。

具体的には疲れた細胞の再生も必要だろうし、老廃物の処理や新細胞の製造も必要である。

そのリズムの元をつくっているのが体内時計である。

体内時計をつくる基本になっているものは太陽の光である。
体内時計が1年、1ヶ月、1日などのリズムを持っているのは、実は光の量の変化に合わせたものだったのである。

こうして体内時計のリズムは、およそ24時間の周期を基本リズムにしてきた。
このことを、サ-カディアン・リズムという。
サ-カ(Circa)は「約」、ディス(dies)は「日」を表わすラテン語で、サ-カディアン・リズムとは造語である。

では、サ-カディアン・リズムの時を刻む時計は、体の中のどこにあるのだろうか。
光の量によるということだから、光を感じ取る目にあるのだろうか。とすれば、視神経だけが問題だということになる。
しかし、実際は目そのものではなく、脳にあったのである。


アメリカの生理学者カ-ル・リクタ-がネズミの実験でこのことを明らかにした。

光は、目の網膜を通り、大脳の後頭葉にある視覚野によって、見たものが何であるかが判断される。
この網膜と視覚野は、太い視神経で結ばれているが、視神経が視床下部の神経ともつながっていることがわかったのだ。
ここが視交叉上核(シコウサジョウカク)と呼ばれるところで、視床下部の両側にひとつずつある。

そして、実に1万もの神経細胞(ニュ-ロン)が突起を伸ばしているのだ。



視交叉上核にはセロトニンというホルモンがあって、1日の間に一定の周期で増えたり、減ったりしている。
つまり、光の量との関係で増減していることが判明したのだ。

そこで、体内時計の親時計ともいうべきところが、脳の視床下部の一部にある視交叉上核である、ということになった。

セロトニンは光が多いと増え、少ないと減る。
つまり朝から昼の時間はセロトニンが多いので目覚め、夕方からは夜は少ないので眠りに入るというわけである。

海外旅行に出かけて時差ボケを起こすのは、それまでの体内時計のリズムと環境とが激変するためである。
たとえば、東京とニュ-ヨ-クの時差は夏が13時間、冬14時間である
夜と昼が東京とは逆になる。
夜ニュ-ヨ-クに着くと、体内時計はまだ東京の延長にあるため眠くない。
だから夜なのに頭は冴えている。
そして翌日の日中、睡魔が襲ってくる。

体内時計はいくら光の量に左右されるといっても、即座に変化に対応するわけでではない。

洞窟滞在実験を行ったシフレ(フランス人・洞窟探検家)の有名な話がある。
彼は、音も光もない全く静寂な洞窟で、人工照明ひとつだけで何日滞在できるか実験してみた。
朝だと思ったらベドから起きて朝食をとり、夜になったと思ったら、外にいる人に電話し、電灯のスイッチを切ってもらった。

この生活を終了したのは179日目。
その間に脳波を測定したり、体温を測ったりしたが、ともかく179日間、太陽を浴びずに、世間とも遮断され、最低限の通信だけで暮らしたのである。

その結果、実際は179日ではなく151日間しか経過していなかった。
28日間のズレである。
ということは体内時計は1日24時間でなく25時間で刻まれていたということになる。

われわれの体内時計は、光の変化で1日24時間ノリズムを刻んでいるが実際は1日25時間だったことが、この洞窟実験で分かったのである。
しかし、なぜ25時間なのかは、定説がない。



「哺乳動物の睡眠時間」

1. 野鹿・馬=(2時間)、

2. 牛・アジア象・アフリカ象・ロバ・羊=(3時間)

3. 灰色アザラシ=(6時間)

4. 人・兎・豚・モルモット=(8時間)

5. チンパンジ-・ヒヒ・狐・リスザル=(9時間)

6.アメリカンヒョウ・ベルベット・モグラ・ハリネズミ=(10時間)

7. ビ-バ-・ドウケザル=(11時間)

8. 北極狐・ゴリラ=(12時間)

9. マウス・ラット・狼・リス=(13時間)

10. 猫・朝鮮ネズミ(=14時間)

11. トガリネズミ=(15時間)

12. 北極リス=(16時間)

13. ヨザル=(17時間)

14. オオアルマジロ=(18時間)

15. ナマケモノ=(20時間)


★どうやら、われわれ人間の体内時計は25時間らしい。

何故だろうか?1時間のズレがあるわけだ。

もしかすると、われわれの祖先である生命体誕生の原始の時代には、地球はもっと遅く自転していたのかも知れない??。

さて、動物の睡眠時間にも、種によって大幅な差異あるのには驚く。
ナマケモノは一日中、殆ど寝て過ごすし、馬や牛、羊など身近な草食動物は、2~3時間しか寝ていない。
ナポレオン顔負けである。

食べ物によってそうなるのか、外敵など環境によってそうなるのか、定かなところは解明されていない。

また、寿命との関係も睡眠とは必ずしも比例していない。

生命の星地球は、不思議な不思議な命の星である。






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最終更新日  2006年12月01日 11時08分19秒
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