節食は、「病い知らずで長生きの最高の健康法」 だけでなく、 最高の開運法 でもあることを 南北 は教えてくれている。
しかし豊かになった現在は、世界中どこに行ってもお金さえ出せば、豊かな食を得ることが出来る。
特に日本は、飽食のグルメ花盛りである。
どのテレビ局の番組表を見ても、料理、グルメ番組がない日はないくらいである。
そして、大食い大会を実況し、勝者は英雄視され、タレントとして活躍する者すら出てきている。
こういう人たちを見ていて、特に運が悪いとも、運勢が衰えているとも思えない。むしろ美味を楽しんで、運気隆盛のように見える場合さえ多い。
こんな状況を見ている多くの人たちは 、「節食で運が開けるなんて嘘じゃないか」 と、思うかもしれない。
しかし、今日・明日の短いスパンではなく、長い目で見ていただきたい。
必ず、必ず、差が出てきて影響が及んでくるはずである。
本人に及ばなくても、その家庭に、親族に、やがては民族、即ち国家に及んでこよう。
日本は、そういう意味から、実に危険な状態 にある。
いや、 世界が既に非常に危険な状態 にあるのかもしれない。
原油の奪い合いが、拝金主義の現代の投資家の対象になって久しい。
原油価格の異常な上昇は、 植物から燃料を採取する事業を誕生させ 、そこにまた、投資家の 資金のサイクル を生じさせ、食糧危機を更に悪化させるばかりか、 環境問題、温暖化進行を加速させている。
この 悪のスパイラル は、地球温暖化を加速させ、急激な食糧不足を生み、やがて民族や国家の貧富の差を更に広げ、 紛争や戦争を、 必ず引き起こすであろう。
人類の生存を脅かしているこの現象の根っこは 、「生を食せねば生きられぬ」、 人間という動物の 、「食に対する感謝」 と、そこから発生する 「節食」 という人間にとって、地球上で 最も基本的なル-ルを 無視 したところにあると私は思う。
今日の世界(人間界)は、実に危ない方向に動いていて、「ある日突然」のカウントダウンが始まっているのは確かである。
それを防ぐために私達は、まず 「 飽食」 を慎まなくてはならない。
そして、水野南北の示した 「節食」 こそ、その基本である事を、気づくべきであろう。
(了)
季節を味わう旅(23) 2009年08月28日
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