「千客万来」
【子供過敏症の原因は食生活】(8)
「腸粘膜の重要性」(2)
アレルギ-には心理的な要因もある。
抑圧している不安感がアレルギ-の心理要因である場合も多い。
また、食欲も無意識レベルで影響を受けるため、長く悲しみ嘆いていることで太ったり、突発的な精神的不調によって、下痢や嘔吐をすることもある。
また、食品添加物には満腹感をだますものもあり、その影響で食べることを止められなくなる人も多い。
適量を越えて過食障害を起している人は、インスタント食品や、特に駄菓子類を控えるべきである。
また、心と腸(消化管)は、お互いにとても近い関係にある。
そのため食事の雰囲気も大切である。
食事中の音楽や、楽しい会話は脳にも腸にも刺激的であり、バランスを保つ働きを身体にもたらす。
会話に気を使うことで、消化器官が満腹感に至るまでに十文な時間を得られるため、過食を避けられる。
しかし、大勢の食卓でも、食事中の不穏な空気や過激すぎる刺激は体に有害な結果をもたらす。
まずは食べ物に感謝し、食材の色や形、香りを賞味しながら良く噛んで食するべきである。
新聞を読みながら、テレビを見ながらの食事では、視床下部も消化管からの情報も受けられなくなってしまう。
中枢神経系と自律神経系の間を接続し、調整する視床下部に情報が渡らないと、吸収の準備も満腹感の伝達も遅れてしまう。
近代社会では、特に都会に於いてひとり暮らしの若者が多い。
この人達の中には、太り過ぎや過食障害で悩む人が実に多いのはこの辺に原因がある。
★ 西欧、特にイタリアを中心とする西欧文化は、洗練され優美である。
最盛期のロ-マ帝国は、地中海ばかりでなく、遠くイギリス迄に及んでいる。
映画のシ-ンなどでは、当時の豪華な豊かで食事風景が映し出される。
そこには楽しい会話に溢れ、バックには楽士が優雅な音楽を奏でている。
そんな豊かな食事方法から、数々の優れた芸術や科学文化が発達したと云ってよいだろう。
今でもイタリアの食生活は豊かで、昼食は家に帰って家族と摂る家庭も多いと云う。
それに比べて、アメリカの食文化は、何でもパンにはさんで、歩きながらあるいは本を読みながら、電車の中でもお構いなしである。
合理的と云えば合理的だが、体と精神にとってどちらが良いか言うまでもない。
日本はそのアメリカスタイルを直ぐに真似る。
その結果、お相撲さんのようにぶくぶくした子供や、大人も目にするようになってきた。
食の乱れはやがて必ず疾病として現れる。
その疾病とは、単に生活習慣病だけでなく、精神的な病まで引起すのである。
精神的疾病は、時には他人を巻き込む犯罪ともなり、社会までに及んで行く。
日本にも古来からある「食育」 「医食同源」の言葉を良く噛みしめ、更にこれからは、イタリア食事方式を少しは見習うべきと思う。
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