「千客万来」
【腸粘膜の重要性】(27)
「大切な便の観察」
今日は少し汚く臭い話であるが大切なことなどで、しばらくお付き合い願いたい。
さて、腸管の機能と活動を知るには、便を良く観察することである。
まず排便が規則的にあることが重要である。
通常1日1回、または36時間に2回あるはずである。
また1回の便の重さは、150~200gで、形は腸の形の円柱状である。
水洗トイレでは、便の形や色、およその量を観察することができる。
理想の便は、色は黄褐色で、形は縄状が良く、水の上に少し浮き、水を流すと崩れやすい。
便は食した食物によるが、肉食の場合は色が黒目で重く硬い場合が多い。
臭いも参考になるが、良い便は臭いも薄く、かすかに香ばしい筈である。
いつも自身が思わず鼻をつまむような臭いのものは、当然バツである。
腸機能が障害を起していると、まず排便の頻度と硬さに異常がみられる。
硬過ぎ、緩すぎ、頻度が少な過ぎ、または多過ぎの場合などは、腸機能に何らかの支障があることを示唆している。
この場合の原因は、実は以外にも副鼻腔や歯など、他の部分にあることも多いから注意すべきである。
便秘にはたいがい鼓腸、ガス腹が伴う。
デスク仕事の多い大人の場合、運動不足で起こる場合も多い。
腸の中で便は自分自身の重みで動く限り排出されていくが、水分が喪失されて便が硬い塊になってしまうと便秘になる。
このような患者には便を軟らかくするのにクエン酸ネトリウムを含むメディを飲むと良い。
このようなメディは液中で陰イオンを形成する能力があり、それによって結合水が放出される。
この化学的、物理的な反応で硬い便が柔らかくなる。
また便秘には腸内洗浄法も効果的である。
腸の運動能力を強化回復させるにはオオバコもよい。
寝たきりになったための便秘や高熱、代謝疾患にはエプソム塩がよい。
(つづく)
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