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2005年 アメリカ/フランス トミー・リー・ジョーンズ バリー・ペッパー ドワイト・ヨーカム ストーリーは、アメリカ・テキサス州、メキシコとの国境沿い。ある日、メキシコ人カウボーイ、メルキアデス・エストラーダの死体が発見される。初老のカウボーイ、ピートは彼を不法入国者と知りながらも親しく付き合い、年齢を越えて深い友情を築いていた。悲しみに暮れるピートは、彼と交わした約束、「俺が死んだら故郷ヒメネスに埋めてくれ」という言葉を思い出す。そして偶然、犯人が新任の国境警備隊員マイクだと知ったピートは、彼を拉致誘拐すると、共同墓地に埋葬されていたメルキアデスの遺体を掘り返させるのだった。そして、そのままマイクを引き連れ、遺体と一緒に故郷ヒメネスへと旅立つのだった…。 【アモーレス・ペロス】【21グラム】を手掛けたギジェルモ・アリアガの脚本を、名優トミー・リー・ジョーンズが主演のみならず自ら初監督も務めて映画化した感動ドラマ。カンヌ映画祭ではトミー・リー・ジョーンズが男優賞を、そしてギジェルモ・アリアガが脚本賞をそれぞれ受賞した。メキシコでの生活を苦に国境を越えてアメリカに入国してくるメキシコ人の数ってそうとうなものなんですね。確かに不法入国って良い事ではないけど、不法入国者の命ってこれほどまでに軽視されてるのには悲しくなりました。メキシコに残してきた家族のために不法でありながらも働いて稼いで家族を楽にしたいって気持ちなんでしょう。この映画のメルキアデス・エストラーダも親友のピートに、「俺が死んだら故郷ヒメネスに埋めてくれ」と家族の写真を渡します。自分が死ぬ事になったら見知らぬ地よりも故郷に埋めてほしいって気持ちは理解できます。そのメルキアデス・エストラーダが国境警備隊員マイクに射殺されたと知ったピートは、メルキアデス・エストラーダの死体とマイクを引き連れて約束の地ヒメネスに向かいます。ここからはロードムービーになるのですが、警察にも追われながらもヒメネスに向かうピートって鬼気迫るものがありました。とにかくヒメネスに彼を埋めてあげたいって気持ちが前面に出てました。一緒に連れまわされてるマイクは反発しながらも自分が犯した罪の重さに苛まれていきます。ネタバレになるから書けないのですが、後半ある事をきっかけに2人の気持ちがシンクロします。それでも表面には出さずに当事者にしか分からないような感覚が存在しました。旅の果てで友情とは違う何かが2人の間に芽生えた瞬間でした。とにかくこの映画はバリー・ペッパーの演技が素晴らしかったです。最初は暴力的な国境警備隊を演じてたけど、旅をする過程で様々な変化を凄く巧く表現出来てたと思う。最後の彼の顔は何かから解放された感じがして、この旅の終わりを告げてました。こういうロードムービーは、あまり詳しく書けないので日記にするのが難しいです。今日の日記は自分でも何を書いてるのか分からなくなってしまった部分もあるので、ちょっと読みにくいかもしれないです・・・。評価(3.1)
2007年07月30日
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2007年 日本 妻夫木聡 柴咲コウ 中井貴一 原田美枝子 瑛太 杉本哲太 ストーリーは、とある時代のとある国。戦乱が続き、荒廃が進む世を憂う武将・醍醐景光は、国を治める力を手に入れるため、生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出した。醜い姿で生まれ、そのまま捨てられた赤ん坊・百鬼丸は医師・寿海に拾われる。寿海は百鬼丸に失われた部位の代わりとなる作り物の体と護身の妖刀を与え大切に育てるのだった。立派な青年に成長した百鬼丸は、魔物を倒すごとに失われた部位を一つずつ取り戻すことを知り、魔物退治の旅に出る。やがて、そんな百鬼丸と出会ったコソ泥・どろろは百鬼丸の不思議な妖刀を手に入れたくて彼の後を追い始める…。 手塚治虫の同名漫画を妻夫木聡、柴咲コウ主演で映画化した冒険活劇大作。失われた元の体を取り戻すため魔物との闘いを繰り返す百鬼丸とそんな百鬼丸をつけ回す盗人・どろろが繰り広げる旅の行方を壮大なスケールで描き出す。監督は「黄泉がえり」「この胸いっぱいの愛を」の塩田明彦。まずCGのチープさが目立ってしまってたのが残念。やっぱり邦画では資金面に難があるのか、それともニュージーランドでのロケにお金を使ってしまったのかな。せっかくの手塚治虫の映画を海外で撮影する理由が分からないです。やっぱり日本の妖怪映画やから日本の雰囲気を大事にしてほしかったな。あまりにもチープなCGって見苦しいですよね。あれなら昔のように着ぐるみの妖怪が暴れてる方がいいと思う。そうそうこの映画の中でもいかにも着ぐるみを着てる妖怪が暴れてたけど、あまりにも酷すぎて冗談かなって思いましたよ。あつぼうは昔に原作の漫画を読んだのですが、この映画は原作を忘れて観るべきです。あの映像化不可能って言われた漫画を映画化した努力は認めるけど、原作のファンは絶対に満足出来ないでしょうね。まぁ~これといって思い入れのないあつぼうは普通に楽しめたんですけどね。妖怪を倒すたびに自分の体の一部を取り返せるんですが、どの妖怪がどの部分を持っているのか分からないんです。だからもし最初に心臓を取り戻してしまったら、かなり危険ですよね。不死ではなくなってしまうので体を取り戻す前に死んでしまいそうです。だからこそ心臓は一番最後になるんでしょうね。この映画では24体の妖怪を退治したところで終わり、エンディングで残り24体って表示されるけど、これって続編を作るって事かな?妻夫木聡って百鬼丸を演じるにしては美しすぎますよね。もっともっと小汚い方がいいんですけどね。あつぼうが気に入らなかったのは柴咲コウのどろろ。必要以上にうるさいからイライラしてきました。なんか柴咲コウってどの映画を観てもこういう演技やから演技の幅が狭いんでしょうね。それと妖怪を演じてた土屋アンナのセリフの棒読みは学芸会レベルでした。なんか【さくらん】を観る気がなくなってしまいました。このキャスティングをみてると話題性だけで選んだのかなって思えます。まぁ~邦画にしては頑張ったかなって思える内容やったので、ちょっとだけ評価を甘くしようかな。評価(2.8)
2007年07月29日
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2006年 アメリカ トム・ハンクス オドレイ・トトゥ イアン・マッケラン ジャン・レノ ポール・ベタニー ストーリーは、ある日、ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺害される事件が起こる。遺体は奇妙な体勢で横たわり、周囲には不可解な暗号らしきものが記されていた。フランス司法警察のファーシュ警部は、講演のためパリに滞在していたハーバード大学教授ロバート・ラングドンに協力を依頼、事件現場に呼び出す。宗教象徴学の権威であるラングドンはさっそく暗号の解読を始めるが、この時警部はラングドン自身をこそ疑っていた。そこへ、暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現われる。ラングドンが無実で、事件解決には彼の力が不可欠だと確信する彼女は、直後、ある驚きの行動に出るのだった…。 ダン・ブラウンの同名世界的ベストセラーをロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で映画化した話題のミステリー大作。この映画の原作ってメチャクチャ面白いのでむさぼるように読んだ記憶があります。原作が面白過ぎると映画化されると半分も表現出来ないパターンがあるけど、まさしくこの映画はそのパターンにはまってました。これはハリーポッターシリーズやエラゴンにも言える事です。これは映画だけを観てもかなり説明不足で不親切なんで展開においていかれて人もいてると思いますよ。大切な部分もカットしたり、軽く流されたりしてるのが残念です。ロスリンでのソフィーの祖母との出会いが大切なシーンやと思うけど、そこは見事にカットされてましたね。このシーンって凄く重要でラストへの階段を上がっていくようなシーンやから、なぜカットされたのか疑問です。こういう事があるから原作を読んだ映画を観るのが遅れてしまうんですよ。上映時間の関係もあるから主人公達が簡単に謎を解いていきますよね。もう少しでいいから悩めるシーンがほしかったです。意外な犯人もあっけなく登場するし、なんか全てにおいて軽い映画でした。サクサクと展開していくのもいいけど、やっぱり歴史ってもっと重いものやから丁重に作ってほしかったです。宗教色の強い映画でもあるのですが、キリスト教にあまり馴染みがない日本人が読んでも楽しめた原作とは違ってキリスト教を知ってこそ楽しめる映画になってしまってました。まずロバート・ラングドンとトム・ハンクスのイメージがかけ離れすぎてます。なんでトム・ハンクスがラングドンに選ばれたのか分からないけど、原作ファンとしてはここから間違ってると思う。ポール・ベタニー演じるシラスは、あつぼうがイメージしていたシラス像とよく似てましたよ。それとイアン・マッケランの演技も素晴らしかったです。まっ後はオマケみたいなもんですね。色々と文句はあるけど努力は認めてあげたいです。続編でももう少し原作を読んでない人にも優しい映画を作ってほしいです。評価 (2.7)
2007年07月27日
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休み2日目は朝から家族で6月27日にオープンした【道の駅】しらとりの郷・羽曳野に行ってきました。平日やからって余裕をもっていったのですが、駐車場に入る時から大渋滞・・・。まだオープンから一ヶ月も経ってないから、まだまだ人気があるみたいです。家から車で15分ぐらいなんで、野菜などを安く売ってたらこれからも利用しようと思ってました。 JA大阪南農産物直売所では新鮮野菜が、メチャクチャ安い値段で手に入ります。さらに今は肉フェアをしていて肉も安いです。地元の河内ワインなども手に入るのがいいですね。ここにはランチでパンが食べ放題になる店もあって、そこで昼ごはんを食べました。パスタかドリアのセットになるんですが、子供にご飯を食べさせたかったので2人ともドリアにしました。ドリアがくるまで子供達はパンを食べまくってました(笑)。その後、家に帰ってきてからは近所の子供達とプールをして遊びました。近所の友達がメチャクチャ大きいプールを買ったので子供が8人ぐらいおったけど余裕がありました。なんと小さい滑り台つきです。2時間ぐらいプールで遊んでる間に、カキ氷とスイカを食べて子供達は満足してたと思います。そして夜は祭りに行ってきました。神社の祭りなんで夜店の数も少ないのですが、雰囲気だけでも楽しめたらいいなって思って行きました。最近娘はヨーヨー釣りにはまってて昨日もチャレンジしました。娘の紙って絶対にちぎれないんですよ。というのも下の金具を持ってるので紙の部分は関係なしなんですよ(笑)。だから何個でも釣れます。まぁ~反則なんですが、子供やから仕方ないですね。朝から晩まで遊びまくったので、子供達は疲れたでしょうね。家に帰ってきてから風呂に入れたらすぐに寝てしまいました。残す休みは後一日。当分遊びに行けないので最後も楽しい一日にしたいものです。
2007年07月25日
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盆休みがないあつぼうは夏休み中、他の日に休みがとれます。7月は24~26日、8月は18から23日、混んでる盆をはずせるので子供と遊ぶのも楽です。早速休み初日の24日はUSJに行ってきました。年間パスを持ってると簡単にUSJに行けるのがいいですね。最近USJ内にある駐車場が値上げしたんですよ。年間パスを提示したら1000円やったのが1500円になりました。そんな駐車場にはとめれないので、USJから徒歩10分ぐらいのところに一日700円の駐車場があるんですよ。だから昨日はそこを利用しました。この時点で800円もお得ですからね。さて今回の目的はウォーターパレード。ウェットゾーンとドライゾーンというのがあって濡れたくない人はドライゾーンで見学です。子供連れで行ったあつぼうはドライゾーンで見てました。今回も30分前から場所取りをしてたので一番前で観る事ができました。娘も息子も立ち上がって踊るぐらい楽しんでくれました。パレードが通りすぎると、あつぼうだけウェットゾーンに行きました。そこはレインコートを着てる人もいてるほど水をかけられます。もうバケツの水をかけてきたり、水鉄砲でうってきたりビチャビチャになりますよ。あまりの水の量にデジカメなどを持ってたら危険ですよ。メチャクチャ暑い日やったので水でビチャビチャになるのは気持ちよかったです。カラっとした気候ではない日本では、なかなか乾かないんですけどね(笑)。もう一つの目的はオズの魔法使いの世界が再現されたオズエリア。ここのメリーゴーランドはかなり子供達のお気に入りになりました。乗る動物達が凄くリアルなんですよ。娘はシマウマを選び、息子は豚を選びました(笑)。これ休日やったらメチャクチャ並ぶんやろうなって思いましたよ。このエリアはオズの世界が再現されてるので色々と楽しめます。何度も来てると乗り物はもうあまり興味がないので子供達が楽しめるパレードなどが中心になってしまいます。今回もウォーターパレードの他にシュレックのパレードも観る事が出来ました。だいたい5時間ぐらいUSJで遊んでたけど、乗った乗り物はメリーゴーランドだけ。オズのエリアとスヌーピーランドでほとんどの時間を過ごしました。だからUSJの他のエリアには行ってないんですよ(笑)これって家が近くて年間パスポートを持ってるから出来る事なんですが、最初から目的を決めて行くとかなり楽ですよ。夏休み中にもう一回ぐらい行きたいと思ってるけど、次は夜に行ってみたいです。かなり涼しいと思うので・・・。
2007年07月24日
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2005年 韓国 チョン・ウソン イム・スジョン チャ・テヒョン ソン・テヨン イ・ギウ ストーリーは、恋に不器用な消防士のジヌとその恋人スジョン。ついにプロポーズを決意した日、ジヌは再び火災現場へと向かってしまう…。定職を持たない青年ハソク。恋人スッキョンはそんな彼にいよいよ愛想を尽かしてしまう。彼女の心をつなぎ止めようと始めた仕事は“別れさせ屋”。次々と依頼が舞い込み、彼女も見直してくれると思われたが…。会社を興し忙しい日々を送る母とその一人息子。ある日、母は不治の病が発覚、入院してしまう。入院中は毎日会えると喜ぶ息子だったが…。遊園地で着ぐるみのバイトをする耳の聞こえない少女スウン。彼女は園内で似顔絵描きをする青年サンギュに恋するが…。間違なく今年観た映画で上位にランキングされるぐらい素晴らしい映画でした。4組の別れを描いた映画やけど別れに辿り着くまでの展開が凄く上手い!優しい展開で心地いいのですが、悲しいラストへ向かっていくんですね。最初から別れがテーマになってるのでラストの展開は読めるけど、それでも良かったです。ラスト20分ぐらいは、切なさ全開で涙腺がユルユルのあつぼうには涙を堪える事が出来なかったです。簡単に別れって言葉では括れないって思うほどいろんな別れがあります。親との別れ、愛する人との別れ、そして別れの理由も様々。チャ・テヒョンが演じた別れさせ屋って考えた職業やなって思いました。でも別れの言葉を他人に頼むって行動はどうかな・・・。やっぱり最後は自分でケジメをつけるべきですよね。っていいながらもこのエピソードのラストは凄く好きなんですけどね。個人的には今年の2月に母親を亡くしてるので、母と息子のエピソードは自分の事のように観てしまいました。癌に苦しむ母親に何もしてあげれない自分が腹立たしいんですよ。だから「自分が変わってあげたい」って言ってしまったんでしょうね。その言葉に激怒した母親の気持ちも痛いほど分かります。もし子供が病気になったら親として辛いし、変わってあげたいって気持ちは並々ならぬものですよね。チョン・ウソンのエピソードも良かったです。消防士って設定からしてラストが読めるのですが、あのラストシーンは反則ですよね。チョン・ウソンって【デイジー】を観てファンになったけど、この映画でも優しい笑顔が冴えてました。ますます注目していきたいです。そして最後は耳の聞こえないスウンと絵描きのサンギュの物語。全く表情が現れないはずのヌイグルミやのに、スウンの切ない気持ちが伝わってきました。耳が聞こえない事、そして顔に残る火傷の跡でどうしても着ぐるみを脱ぐ勇気が出ないのが切ないですよね。小人達のアシストも素晴らしいけど最後の遊園地が凄く綺麗でした。この4つのエピソードが、ほんの少しずつ絡み合ってるのも面白いところですね。なんか別れをテーマにしてるのに後味が悪くない不思議な映画でした。あつぼうオススメです。評価(4.6)
2007年07月23日
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2006年 アメリカ ザック・タイラー ニコラス・ケイジ メリル・ストリープ ジュリア・ロバーツ レジーナ・キング ストーリーは、10歳の気弱な少年ルーカス・ニックルは、転校早々いじめの標的にされてしまう。いじめっ子に刃向かうこともできず、たまったうっぷんを、庭のアリの巣を壊すことで晴らしていた。そんなある日、アリの魔法使いがルーカスから仲間を守るため、ルーカスをアリのサイズに縮めてしまう。小さくなったルーカスは、アリたちの仲間に迎え入れられ、彼らの生活を一緒に体験するのだったが…。 小さい時ってアリの巣を潰した事ってありませんか?あつぼうは何度か壊した事があるけど、ちょっとしたイタズラがアリの巣の中では凄い被害が出てるんですよね。主人公のルーカスがホースでアリの巣に水をかけるけど、アリの巣では大洪水になってます。そしてその巣の復興までには長い時間が費やされるんですよ・・・。アリの立場にたって考えると、人間の子供達は悪魔に見えるんでしょうね。この映画を観るとアリ達も一生懸命生きてるから安易な気持ちでアリや巣を傷つけてはダメって事を教えられます。そういう意味でも子供と一緒に観るといいかも。アリの生活って本当に大変ですよ。とにかく天敵には狙われるし、人間は歩いてるだけでアリにとっては脅威になるしルーカスのような体験はしたくないです(笑)。この映画がどれぐらいアリの世界をリアルに描いてるのか分からないのですが、アリの世界も縦社会なんですね。一番危険なのはやっぱり食料を調達するアリです。あつぼうもこのアリ達を知らない間に踏んだりしてるんでしょうね。映画を観終わったら、少しは足元を気にして歩こうって気持ちになりました。最近では動物のフルCGアニメが多いけど、昆虫ものは久しぶりでしたね。【バグズライフ】や【アンツ】以来かな。この2本からCGはかなり進化してるけど、この【アントブリー】のアリ達はリアル過ぎてちょっと怖いです。キャラ全般に可愛いって雰囲気が全くないんですよ。蠅やイモムシやカエルまでもがリアルでしたよ。昆虫がいっぱい出てくる映画やねんから可愛く仕上げてないと虫嫌いの人が観れないですよね。なぜここまでリアルにしたのか聞いてみたいものです。この映画は声優陣がメチャクチャ豪華やけど、なんか誰がやっても同じですよ。いつも思う事やけど本物の声優さんを使った方が絶対にいい映画になると思います。客寄せのためだけに豪華な俳優を使う事はいらないですよ。評価(2.7)
2007年07月22日
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2005年 韓国 チャ・イェリョン キム・ソヒョ キム・オクビン ストーリーは、陰々とした音がいっぱいのソンウォン女子高地下機械室。ヨンオンとソンミンはここを秘密アジトにする2人といない親友だ。校内放送班のアナウンサーを引き受けるほどに活気あふれるソンミンとは違いヨンオンは優れた歌の実力以外には目立つことのない静かな少女。遅くなった夜、がらんとした音楽室に残り歌の練習をするヨンオンの歌の間に聴きなれない声が入ってきた。灰色の校庭を包み込む美しいハーモニーの歌声。その日の夜、ヨンオンが殺害された。退屈な朝の朝会時間、ソンミンはヨンオンの声を聞いた。しかし狭苦しい放送ブースの中にはただソンミンだけ!ソンミンは実際にいないヨンオンの声にそのままその場で気絶してしまった。ソンミンはヨンオンの声がただ自分だけに聞こえるという事実が怖かったが、声だけでも残った友達を無視することはできない・・・。以前公開された韓国ホラーの【ボイス】とは別物やけど、タイトルが紛らわしい映画です。さらに同じ韓国ホラーって事もあって間違えて手にした人もいるかも。この【ヴォイス】は日本では劇場公開される事なくDVDになりました。その理由の一つは間違いなくホラーやのに怖さが全然伝わってこないってところかも。今までの韓国ホラーとは一線を引いた映画っていうところは認めるけど、新しい事にチャレンジしたけど失敗したかなって感じる映画でした。猟奇的なホラーではないのでホラーが苦手な人でも観れると思うけどオススメ出来る内容ではなかったです。このジャケットは内容と全然違うので騙されないように。幽霊の逆恨みによって殺されたヨンオンが自分の死の真相を究明して行くんやけど、あつぼうには最後まで今ひとつ理解出来なかったです。まず幽霊になって学校から出れないって設定やから仕方なく学校内をウロウロしてるのですが、幽霊になっても様々な恐怖が襲ってくるって展開が意味不明・・・。女子高が舞台になってるので話が脱線したりするので中盤はダラダラします。結局のところ殺されて幽霊になった女子高生は可哀そうやなで終わってしまう映画です。ラストも「なんじゃ、そりゃ」って失笑してしまいました。まぁ~面白くなかったので、あまり書くことがないのですが、結論は時間の無駄でした。今まで韓国ホラーで面白いって思ったのがないです。それでも次こそはって期待して観てしまうんですけどね(笑)。評価(1.5)
2007年07月21日
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あ~この季節って蚊の存在が凄く憂鬱です。昔から蚊にはよく血を吸われるのですが、大人になった今でも変わらず吸われてます。それも不思議な事に家族で一緒にいても嫁さんや息子は吸われないんですよ。吸われるのは、いつもあつぼうか娘です。そこで思ったのですが、あつぼうと娘はO型。嫁さんと息子はA型・・・。まさかとは思うけど、蚊にとってもO型の血って美味しいのかな?型が違うって事は味も違うような気がするし、蚊は何らかの方法で見分けてるのかも。家の周りなどの水がある場所などもボウフラが発生しないように工夫してるし、例年以上に蚊対策をしてるけど、吸われるんですよね。寝室にまで入ってくるし、あつぼうの半径50メートルぐらいの蚊は全滅してほしいです。春は花粉、夏は蚊・・・秋と冬しかゆっくり出来ないです(笑)。
2007年07月19日
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2005年 アメリカ シャーリーズ・セロン フランシス・マクドーマンド ショーン・ビーン ウディ・ハレルソン シシー・スペイセク ストーリーは、暴力を振る夫に耐えかねて、二人の子供をつれて故郷であるミネソタ州の炭鉱の町に戻ってきたジョージー。10代で未婚の母になり、再び戻ってきたジョージーに父親は冷たく、母親は我慢して夫とよりを戻すようにというばかり。夫の元に帰るつもりのないジョージーは、女で一つで子供を育てることを決意し、炭鉱で働き始める。しかし男社会である炭鉱の仕事に女が働くのは男達にとっては面白くなく、男達はジョジーに執拗な嫌がらせをはじめる。耐えかねたジョージーは世界で初めてのセクシャルハラスメント訴訟を起こす。1988年に起こった実際の事例(Jenson v. Eveleth Taconite Co.)が元に映画化された。 この事例は世界初のセクシャルハラスメント訴訟となりました。女性が主人公ながらかなりの骨太映画でした。セクシャルハラスメントという言葉が現代では当たり前のように使われ、この法律によって女性の権利や立場が守られるようになりました。1980年代の女性達はまるで弱者のように扱われ、職場では男による性的な嫌がらせも受けてました。それでも生活していくためにその嫌がらせを我慢し、屈辱に耐え続けてたのが当時の女性達。主人公のジョージーも生活のために我慢していたけど、あまりにも悪質な嫌がらせに上層部に報告するのですが、上層部の人間って問題が出てくると目立たせたくないから揉み消しますよね。心の奥底では女が男の職を奪ったって偏見的な目で見てるから、ジョージーの訴えも彼女が悪いようにとられます。これには同じ男として凄く恥ずかしいし腹が立ちましたよ。上層部にチクったって事でジョージーに対する嫌がらせは輪をかけて酷くなります。女性のために闘ってるジョージーを煙たがる他の女性作業員の態度は生活を守るためとは言え酷いものでした。セクシャルハラスメントの法律が整備されてない当時では女性が戦っても勝ち目がないって思い、もしジョージーの味方をしていて裁判に負けた時の事を考えての行動やろうけど、同じ女性として彼女を助けてやってほしかったです。ジョージーを支えるのはフランシス・マクドーマンドとショーン・ビーン演じるグローリーとカイルの夫婦。全ての意味でこの夫婦の存在が大きかったです。息子の事、そして裁判の事、2人がいてなかったら良い方向に進む事はなかったです。しかしショーン・ビーンって本当に素晴らしい俳優さんです。ジョージーの息子にさりげなく忠告する姿は感動しましたよ。弁護士役のハレルソンも良かったし、今作では脇役に演技派を揃えた事によって厚みがでてますね。父親役のリチャード・ジェンキンスのスピーチは感動しますよ。映画を観ながら思わず拍手をしてました。裁判シーン少し物足りないのですが、他の部分がしっかりしてるので満足しています。ただのセクシャルハラスメントの裁判だけではなく、家族の絆や悪質な会社経営なども描き出されてました。監督のニキ・カーロはあの感動作【クジラ島の少女】を世に送り出した人です。全く違うジャンルながら丁重な作りは健在でした。この裁判によってセクシャルハラスメントの法整備もされ、日本でも訴えがおこされるようになりました。ジョージーの勇気ある行動がなければ、どうなってた事か・・・・。評価(3.7)
2007年07月18日
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2006年 アメリカ クリスチャン・スレイター ピーター・ファシネリ ローラ・レーガン ストーリーは、ライズナー研究所で謎めいた殺人事件が発生する。捜査に当たるターナー刑事は現場を引き継いだ国防総省から締め出しをくらい、代わりに犯人の次の標的と目される科学者マギー・ダルトンの警護を命じられる。事件の真相について堅く口を閉ざすマギーだったが、見えない犯人の襲撃を受けたことでターナーにすべてを打ち明ける。事件の背後には、軍による究極の武器“姿なき戦士”を作る極秘研究が存在した。そして、透明化による最大の懸案だった副作用を抑える緩和剤が開発され、特殊部隊のマイケル・グリフィンが被験者として透明人間となるが、そこには思いも寄らぬ陰謀が隠されていた…。 鬼才ポール・ヴァーホーヴェン監督、ケビン・ベーコン主演で大ヒットした【インビジブル】の続編。続編といってもポール・ヴァーホーヴェンは制作にまわり、キャストも一新されてます。今作の主役はクリスチャン・スレイター。冒頭から透明人間になってるので、ほとんど彼を観る事が出来ないです。ファンの人にはちょっとガッカリかな。この続編って必要やったんですかね。確かに前作と話は切り離してあるので別物として観る事も出来るのですが、クリスチャン・スレイターを迎えてまで作る続編ではなかったと思います。あきらかに前作よりも低予算って感じが否めないし、展開にも無理があります。確かに姿なき透明人間の兵士を作るってところまでは許せるけど、その後の説明が不足してるので説得力がまったくないです。命を狙われてるヒロインもなかなか真相を喋らないしイライラしましたよ。あんたのせいで犠牲者が出てるのに・・・。結局はグリフィンが緩和剤を求めて一人で暴走するだけなんですよ。見えないグリフィンとの戦いも陳腐なもんで、まったく新しい要素もなかったです。低予算やから仕方ないけど、透明人間に引きずられるシーンなんか、違和感がありすぎました。あんな引きずられ方する人はいてないですよ(笑)。ラストも意味深な終わり方をするので3作目があるのかって思わせるけど、もう作る必要も価値もないでしょう。この2作目を観るなら古典的な包帯でグルグルの透明人間を観てる方が面白いですよ。評価(1.8)
2007年07月17日
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2006年 アメリカ サミュエル・L.ジャクソン ジュリアナ・マーグリーズ ネイサン・フィリップス ストーリーは、リゾート地ハワイで青年ショーン・ジョーンズは、偶然、ある殺人を目撃してしまう。それは、大物ギャング、エディ・キムが自らを刑務所に送ろうと腐心していたロサンジェルスの著名な検事を殺害する現場だった。唯一の目撃者ショーンをLAの大陪審で証言させるため、ベテランFBIエージェントのネヴィル・フリンが護衛につく。しかし、キムはショーンの口を封じるため、彼が乗り込んだLA行きの便に大量の毒ヘビを積荷として忍び込ませていた。やがて、飛行機が遥か上空に達するや、時限式の箱が開き、ありとあらゆる種類、サイズの毒ヘビたちが一斉に解き放たれるのだった。 最近は、このフライトシリーズをよく観てる気がします。この前のゾンビよりも蛇が嫌いなあつぼうには、この映画の方が気持ち悪かったです。とにかく蛇と蜘蛛は大嫌いで映画を観ていてもムズムズしてきます。今までで一番搭乗したくない飛行機やって思いましたよ。それにしてもB級テイスト全開の映画です。たくさんの種類の毒蛇が登場するのですが、どの蛇に噛まれたかによって死に至るまでの時間が違います。どうでもいい登場人物は猛毒の蛇に噛まれて即死って感じやけど、主要人物達は蛇に噛まれてからのタイムリミットが長いです。その間に、地上にいてる蛇博士が写メールで送られてきた蛇の写真を元に血清を用意します。蛇の毒って種類が多いから、血清の種類も凄いものになるんですね。もしこんな事件が日本で起こったら間違いなく血清が不足して大変な事になるでしょうね。まぁ~あまりにも無茶な設定なんで起こらないと思うけど(笑)。登場人物のキャラは面白いのですが、それがあまり生かされてないのが残念です。キックボクサーやラッパーなどが登場するのですが、この個性をもっと前面に出してほしかったです。キックボクサーなら蛇をパンチやキックで倒してほしかったです。わざわざキックボクサーって紹介してるのに・・・。これね撮影では本当の毒蛇が使われてたらしいですよ。ところどころCGもあったけど、噛まれたら死に至る毒蛇ですよ!どれだけお金をつまれてもこの映画のエキストラだけにはなりたくないです。デヴィッド・R・エリス監督といえば【セルラー】や【デッドコースター】の監督さんです。いつもテンポに良い映画を作ってるけど、今作でもテンポは良かったですよ。毎回全く違った映画を撮るこの監督ってある意味天才ですよね。ほんでそのどれもが結構面白いですからね。B級映画が好きな人や蛇が好きな人にはオススメです。(2.8)
2007年07月15日
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今年の夏の旅行は岡山県に決定しました。8月19日、20日の一泊二日です。最初の候補地としては三重県のスペイン村、香川県に讃岐ウドンを食べに行く、そしてこの岡山でした。嫁さんと議論した結果、岡山県になりました。宿泊ホテルは【鷲羽ハイランドホテル】です。瀬戸大橋が見える部屋と夕食の豪勢なバイキングに惹かれてこのホテルにしました。嫁さんの両親も一緒に行くのでゆっくりと出来そうです。一日目は倉敷の美観地区を散歩する予定です。二日目は【鷲羽山ハイランド】というテーマパークで遊んで帰ってくる予定です。子供達が楽しめる乗り物もあるみたいなので楽しみです。帰りはのんびりと海岸線を走って帰ってこようって思ってます。あつぼうは基本的に運転が好きなんで長時間の運転も苦にならないんですよ。こうやって楽しみな予定が出来ると仕事も頑張れますよね。
2007年07月14日
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2004年 日本 橋本麗香 川村かおり 松岡俊介 安藤政信 小島聖 オダギリジョー 草刈正雄 ストーリーは、モデルを目指して上京してきたアスカは、ある時偶然にも残忍な殺人現場を目撃してしまう。それは、殺害後、死体を芸術的に装飾する猟奇殺人事件だった。そしてこれ以降、アスカとルームメイトのカスミの周囲で“殺しの芸術家”ブラックキスによる猟奇殺人が続けざまに発生する。犯人は必ず現場に“黒いキスマーク”を残していくのだった。アスカとカスミは、2人を執拗に追うカメラマンのタツオ、事件を担当する刑事ユウスケとともに、この恐怖の迷宮へと深く引きずり込まれていくのだった…。 目を覆うような猟奇殺人事件が主人公の周りで連続して起こるのですが、とにかく不可能に近いって思うような方法で殺人を繰り返す犯人がいてます。その犯人の犯行現場を目撃してしまったために自分の周りの人達が犠牲者になっていくアスカ。このアスカを演じた橋本麗香はモデルをしてるだけあってスタイルはいいのですが、演技力がゼロに等しいです。それはカスミを演じた川村かおりにも言える事で、なぜこの2人を主人公に選んだのか疑問が残ります。こういう映画って緊迫感が大切やのに2人の演技で映画の空気が変わってしまってました。脇役がいい演技をしてただけに残念です。犯人を推理する楽しさがこういう映画の醍醐味ですよね。自分なりに推理してまさかあの人がって思いながら観るのが楽しいです。ほんで最後になるほどって思わせるような意外な人が犯人ならもっといいです。ここから数行はネタバレになるので、もし観ようと思ってる人がいたら飛ばしてくださいね。この映画の犯人って推理して当てた人は一人もいないはずです。最後まであの犯人は何者って思いながら見てましたよ。さらにあれは人間ですか?あの動きは人間ではないですよね。だからこそ不可能に思えるような猟奇殺人を簡単に実行するんでしょうね。もし人間でないなら、前半の意味深なシーンが全て無駄になります。監督の独りよがりって映画でしょうね。なんか特典映像を観ると少しは理解出来るらしいです。そんなもんDVDにしかついてないのに他の人はどないすんねんって思いましたよ。とにかく色々な事を無理矢理詰め込んだって印象が強い映画でした。別にこんなシーンいらんやんって思うシーンのオンパレードですよ。人物描写も薄っぺらいし監督の力量不足を痛感しました。続編の企画もあるらしいのですが、絶対に観ません(笑)。評価(1.0)
2007年07月13日
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2006年 アメリカ ケビン・コスナー アシュトン・カッチャー メリッサ・サージミラー ボニー ブラムレット ストーリーは、これまでに200名以上もの遭難者の人命を救ってきた伝説のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール。しかしある時、任務中に大切な相棒を失い、心身に深い傷を負ってしまう。現場の第一線から退いた彼は、レスキュー隊員のエリートを育成する“Aスクール”に教官として赴任する。彼はそこで、元高校の水泳チャンピオンだった訓練生、ジェイク・フィッシャーと出会う。軍隊をもしのぐ過酷な訓練で抜群の能力を発揮するジェイクだったが、彼にもまた、消すことの出来ない深い心の傷があった。そんなジェイクに、ベンは本当に大切なものを伝えていく… 予想以上に面白い映画でした。ケビン・コスナーとアシュトン・カッチャーの2人が共演してるから幅広い年齢層のお客さんをターゲットに出来ました。よく【海猿】と較べられてるけど、あつぼうはまだ【海猿】を観てないので較べれないです。もしこの映画より【海猿】の方が上って言うならば【海猿】はとてつもなく面白い映画って事になります。訓練シーンも過酷さが伝わってきました。ランドールは周りに教官が厳しいって思うぐらいの態度で生徒に接して、ついてこれない者はどんどん失格の烙印をおしていきます。でもここまで厳しい訓練が必要なほどレスキューって過酷なもんですよね。少しの油断が遭難者と自分の命を奪うんですから。遭難者を容赦なく襲ってくる高波は迫力がありました。その中を自分の命をかえりみずに救助に向かうレスキューの人達って凄いと思う。本当に信念がなければ出来ない仕事ですよね。ジェイクの心の傷とランドールの心の傷・・・。お互い傷を持つもの同志、なにか惹かれあうものがあるんでしょうね。心の傷を乗り越える事が出来ないジェイクと、自分の心の傷をさらけ出してジェイクを救おうとするランドールの対話シーンが好きです。これってこの手の映画ではよく使われる手法やけど、感動してしまうんですよね。ケビン・コスナーにしたら久しぶりの当たり役でした。心に傷を負った教官役を見事に演じてました。こういう役が普通に出来るぐらい彼も年をとったなって思ってしまいました。対するアシュトン・カッチャーは、やっぱり少し自分勝手で傲慢な役が似合います。こういうシリアスな演技も出来るし、彼も演技の幅が広い俳優です。アメリカでも大人気の彼がなぜデミ・ムーアを選んだのか未だに理解出来ないです。評価★★★★(3.9)
2007年07月12日
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2006年 アメリカ ポール・ウォーカー ブルース・グリーンウッド ムーン・ブラッドグッド ストーリーは、アメリカ科学財団の南極基地。ここで働く一流の南極ガイド、ジェリー・シェパード。彼はパートナーである8頭の犬ぞり犬とともに様々な困難や危機を乗り越えてきた。ところがある日、南極が記録的な天候悪化に見舞われてしまい、ジェリーらスタッフは基地から強制退去を命じられる。“すぐに後続隊がやってくる”と説得され、犬たちを残したまま南極を後にしたジェリー。しかし悪天候は予想以上に長引き、1週間後、犬たちは意を決して首輪を切り離すと、真冬の南極の大地で生き延びる道を求めて前へと歩み始めるのだった。 実話を基に、南極に取り残された犬たちと大自然との闘い、そして彼らをやむを得ず置き去りにした人間たちの苦悩を描いた高倉健主演の感動作「南極物語」を、ハリウッドのスタッフ・キャストで再映画化したアドベンチャー大作。監督は【コンゴ】以来10年ぶりにメガホンを取ったフランク・マーシャル!あつぼうの大好きな映画【生きてこそ】の監督なんですが、そういえばあの映画も雪山で遭難ってテーマでしたね。なんかこの映画の設定とよく似てます。小さい頃に高倉健主演の【南極物語】を観たのですが、今では細かいところまで記憶にないから変な先入観を持たずにこの映画を観る事が出来たけど、犬の過剰なまでの演技が逆効果やったと思います。犬の友情や愛情って確かにあるかも知れないけど、ディズニーが制作してるだけに大袈裟なんですよ。いかにも訓練された犬の演技やったのが残念です。リアリティがなくてちょっと冷めてしまいました。犬を置き去りにした後の主人公の行動もちょっと疑問です。最初は犬達を連れ戻そうと必死に行動するけど、途中からは何もせずに月日だけが経過してます。カヌーのコーチまでしてましたからね。なんか本当に犬を連れ戻す気があるのかなって思ったし、残された犬達の事を本当に心配してるように見えなかったです。だからこそ犬との再会シーンも盛り上がりにかけました。犬の事を家族って思ってるなら置いていったりはしないでしょう。もし自分の子供でも置いていくんかってツッコミたくなりました。とりあえず、あつぼうは感動出来なかったリメイクです。物語の繋がりも悪いからテンポも悪い・・・。犬好きの人にはオススメするけどそれ以外の人はあまりオススメしたくないです。評価(2.3)
2007年07月11日
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昨日は七夕でしたね。娘は幼稚園で笹に願い事を書いた紙を飾ってきたみたいです。自分の娘がどんな願いを書いたのか気になりますよね。クラスの子供全員の願い事をまとめた紙が幼稚園のカバンに入ってました。まぁ~先生からのネタバレって感じですね。うちの娘は今、バレエを習ってるので願い事は【バレエがうまくなりますように】でした。いつも一生懸命バレエを練習してるからほんと巧くなってほしいです。そして夜に友達の家でさらに願い事を書いて笹に飾ったのですが、その内容が、最近娘は幼稚園で気になる男の子がいてるみたいで、毎日その子の話をします。○○君と一緒に遊んでん、○○君はシイタケ嫌いやねん、ってその子の事ばかりです。この前、参観に行った時にその子をチェックしたけど、娘とはカラーが違うって思ったのですが、なぜか娘のお気に入りです。だから願い事も【○○君と一緒にご飯を食べれますように】でした。シャイな娘なりのアピールなんですよね(笑)。夜は嫁さんのお母さんが蟹を買ってきてくれたので、あつぼうは身をほぐす係りになりました。蟹の炊き込みご飯と、蟹ミソの甲羅焼き、そして蟹の味噌汁にして蟹尽くしの夕食になりました。この時期の蟹って冬の蟹と較べると美味しさって点では劣りますね。でも半年ぶりに食べた蟹は満足がいくものでした。今さっき近所の友達と花火をして盛り上がって帰ってきました。子供達は歯磨きもして風呂も入れてたので、後は寝るだけやったので帰ってきてからは速攻で寝てました。この時期、蚊が多いので色々と蚊対策をしてるけど、結局はかまれてるんですよね。あの虫よけスプレーってほんまに効くんかなって疑問です。まぁ~蚊は別として凄く楽しい一日でした。
2007年07月08日
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2006年 日本 ユースケ・サンタマリア 小西真奈美 トータス松本 鈴木京香 升毅 要潤 ストーリーは、讃岐うどんの本場、香川県でうどん職人の息子として生まれた松井香助は、ビッグになると言って家を飛び出しニューヨークへと渡った。しかし、夢半ばで挫折し、借金を背負って帰郷することに。そして、親友の紹介で地元のタウン誌で働き始めた香助。そこで彼は、編集部員の宮川恭子と2人でうどんをテーマにしたコラムを開始する。すると、これが大反響を呼び、ついには日本中を巻き込む一大うどんブームへと発展していくのだが…。 もう最初から讃岐うどんの美味しそうな映像が満載でお腹が減ってくる映画でした。もう8年ぐらい前に讃岐うどんを食べるために香川県に行った事があるけど、この映画で紹介されてるような隠れ家的なところは知らなかったです。ガイドブックに載ってるような有名店を数件まわったけど、民家でひっそりと開業してるお店に行ってみたかったものです。香川県の人にとっては讃岐うどんがソウルフードですよね。大阪人のたこ焼きみたいなものかなって思いながら観てました。この映画のタウン誌が、隠れた讃岐うどんの名店を紹介する企画をたてるのですが、ありそうでなかった企画としてブームを巻き起こします。他誌にはない少しの工夫でこのタウン誌はブームの火付け役になります。ブームが始まる時ってほんと些細な事からスタートするんでしょうね。前半はこのタウン誌に載せるためのお店を捜し歩くので色々な讃岐うどんが紹介されて、ほんと美味しそうでした。この時に讃岐うどんを作ってる人達は、ほんとの地元にある本物のうどん屋さんなんで素人ならではの良さが出てましたよ。ネギを入れたりゲソ天をのせたり色々な食べ方があるんやなって思いました。特に卵と醤油だけで食べるシンプルな讃岐うどんは食べてみたいです。前半は勢いがあって面白いのですが、その勢いが後半まで持たなかったです。後半は人情劇になってるのですが、そこにたどり着くまでが長すぎました。人によってはこの映画を長いって感じてしまうかも知れないですよ。オヤジとの確執、そしてその関係の修正などが後半のテーマやけど、このオヤジとの確執の部分をもっと前半に描かれてれば面白かったのに残念です。形は色々あるけど、せっかくオヤジと正面から話し合う事が出来てオヤジの苦労が分かってもなぜか薄っぺらく感じてしまうんです。コメディアンもウドン職人も人の笑顔が支えって話は良く出来てました。美味しい物を食べたら人って自然に笑顔になるんですよね。確かにそのとおりって納得してしまいました。この映画で一番の演技をしてたのは小西真奈美でした。なんか女優って事で上品さの残るような食べ方をしてたら嫌やったけど、男に負けないぐらい豪快にウドンを食べてました。やっぱりウドンって豪快に食べた方が美味しいですからね。評価(3.2)
2007年07月07日
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2006年 アメリカ ヒュー・ジャックマン ハル・ベリー ファムケ・ヤンセン イアン・マッケラン パトリック・スチュワート アンナ・パキン ストーリーは、プロフェッサーXの右腕だったジーンの死により、いまだその動揺から立ち直れずにいるX-MEN。そんな中、“ミュータントは病だ”と主張する天才科学者によって、ミュータントの能力を消去し普通の人間にすることのできる新薬“キュア”が開発される。“ミュータントのまま生きるか、それとも人間になるか”という究極の選択に、ミュータント社会は大きく揺れる。マグニートー率いるブラザーフッドは、キュアの根絶を狙い、キュア開発のカギとなる少年ミュータント、リーチの強奪に動き出す。一方、X-MENは人類とミュータントの全面戦争を回避しようと奔走するのだが…。3作目でこれほどまで面白さを持続させるのも凄いですよね。毎回新しいミュータントが出てきて、あつぼうの頭はパニックになるけど素直に楽しんでます。この3作目を観る前に前2作の復習をしておこうと思ったけど、レンタルするのも無駄かなと思ってあやふやな記憶でこの最新作を観ました。観てるうちに色々と思いだしてきたのですが、そういえばジーンは死んでましたね(笑)。あつぼうの記憶力なんてこんなもんです。ミュータントが人間になれるというキュアを巡って凄まじい闘いが始まるのですが、もうCGの垂れ流し状態っていうぐらいふんだんにCGを使ってましたね。特にゴールデン・ゲート・ブリッジのシーンは凄すぎて開いた口が塞がらなかったです。このシーンだけで数億ってお金がかかってると予想します。色々な能力者が登場して誰が誰か分からなくなりそうなんですが、顔よりも能力で覚えたら見分けがつきますよね。若手がたくさん起用されてるので顔なんか覚えてられないですよね。あまりにもたくさんのミュータントが登場するので個々の活躍の場が少ないです。やっぱり100分ぐらいにこの映画をまとめるのはちょっと無理があったかな。これからスピンオフの映画が数本決定してるので、お気に入りキャラの活躍はそっちになりますね。あつぼうが結構好きやったサイクロプスのスピンオフなどもお願いしたいです。それにしても今作では主要キャラも簡単に死ぬし、全く先の展開が読めないです。これでこのシリーズも完結って事で先を考えなくていいので簡単に殺してます。思い入れのあるキャラが簡単に死んだらショックですからね。これってブライアン・シンガーが監督でもこうやったのかな。まだまだ続編を作っても楽しめると思うので作ってほしいもんです。評価(3.8)
2007年07月05日
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2007年 アメリカ デヴィッド・チザム デヴィッド・チザス クリステン・ケール ストーリーは、悪天候の中、様々な乗客を乗せてロスからパリへ向けて飛ぶボーイング747。その貨物室には防護服と銃で武装した護衛によって監視されている特別貨物があった。だが乱気流の衝撃で特別貨物のフタが開くと、中から現れたのはひとりの女性。だがその人物こそ、臓器を蘇らせる新種の細菌によっていわばゾンビと化した女性だった。襲われた者は次々とゾンビ化し、機内はパニックに包まれる。保安局員、刑事、護送中の詐欺師、スチュワーデスをはじめとする生き延びた乗客乗員は、ゾンビとの壮絶な死闘を繰り広げていくのだが…。 たまにこういうB級映画を観たくなるけど、この映画はB級にしてはかなり楽しめました。最近では飛行機物の映画が多いけど【パニック・フライト】→【デッド・フライト】→【フライトプラン】の順に面白かったです。飛行機の中でゾンビが暴れまくるって今までにありそうでなかったですよね。この設定ではゾンビを攻撃する人間は飛行機を墜落させれないから武器の使用も制限されますよね。でもねさすがB級で何でもありって感じの映画やから、もう手当たり次第に拳銃をぶっ放します。これって飛行機に当たったら墜落してしまいますよね(笑)。さらにスプレー缶などで爆発させたり、生き残るために必死なのは分かるけどムチャクチャでしょう。ほんでB級の良い所って誰が主役か分からないので、誰が生き残るのかも分からないんですよ。てっきり主役って思ってた人間が呆気なくゾンビに食べられてましたからね。最初に機長やスチュワーデスが、今日も乗客が少ないって言うけど途中からゾンビが大量発生するのは、いったいどこにこれだけの乗客がいたんやって思いましたよ。昔のゾンビってゆっくり動いてたけど、最近のゾンビは機敏ですよね。とにかく走り回るは飛ぶは好き勝手に動いてます。それを見事に拳銃で撃ちぬく乗客もかなり凄いんですけどね(笑)。ゾンビ映画では久しぶりに楽しめました。中途半端にするぐらいなら、この映画のようにとことん無茶をしてほしいです。その方がスカッとしますからね。そうそうB級って事で予算がないから空を飛んでる飛行機がプラモデルみたいでしたよ。あ~B級ってほんとくだらないですね(笑)。そこがいいんやけど。評価(2.8)
2007年07月04日
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2006年 日本 松雪泰子 豊川悦司 蒼井優 山崎静代 池津祥子 徳永えり ストーリーは、昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。時代は石炭から石油へと変わり、閉山が相次ぎ、町は先細りの一途をたどっていた。そこで、起死回生のプロジェクトとして豊富な温泉を利用したレジャー施設“常磐ハワイアンセンター”が計画された。そして、目玉となるフラダンスショーのダンサー募集が地元の少女たちに対して行われた。この町から抜け出すチャンスだと考えた早苗は紀美子を誘って説明会へと向かう。説明会では、セクシーな衣装で踊る姿に、大半の応募者が逃げ出し、残ったのは紀美子と早苗の他には初子と小百合のわずか4人だけだった。そんな中、元SKD(松竹歌劇団)のダンサー平山まどかがフラダンスの教師として東京から招かれる。しかし、とある事情で渋々やって来たまどかは、教える相手がズブの素人と分かり、完全にやる気を失ってしまう…。 炭鉱が舞台になってるって事で、あのイギリス映画の名作【ブラス】を思い出しました。ブラスバンドとフラダンスの違いはあるけど2作とも本当に面白いです。様々な苦難を乗り越えていくサクセス・ストーリーって観てきて気持ちがいいですよね。炭鉱の町にいきなりハワイをテーマにしたレジャー施設を建設するって言っても賛同は得られなかったでしょうね。炭鉱夫にとっては炭鉱こそ未来のエネルギーになると信じてたから最初はレジャー施設を計画してる人達を裏切り者って思ってたでしょう。特にフラダンスはおへそを出して腰を振って踊るから田舎町の人達にとってはストリップと同じように考えてたと思う。そんな逆境に真正面から立ち向かったフラガール達って本当に強くて素晴らしいです。最初はフラダンスの事など何も分からない娘達と、フラダンスの教師、平山まどかとの価値観のズレなどが巧く表現されてました。使命感と娘達の頑張りを目の当たりにしてまどかの気持ちにも変化が訪れるのですが、こういう展開って良くありますよね。でもこういう展開はかなり好きです。昭和40年代って今のように簡単にハワイに行く事など出来なかった時代です。そんな時代に日本にハワイを作ろうとする発想が凄いけど、それを実現した実行力も凄いです。その成功の陰には平山まどかとフラガール達の努力があって、その姿に共感した町の人達の協力がありました。今でも経営を続けてるのが立派ですよね。これだけハワイが身近になったのに、まだまだ利用者があるって事はそれだけ充実した施設なんでしょうね。一度は行ってみたいもんです。蒼井優が好きなあつぼうはどうしても彼女ばかり観てしまったけど、相変わらず演技が巧いです。なによりもラストのフラダンスのシーンは凄い迫力でいったいどれだけ練習したんやろうって思いました。訛りだらけの方言も何の違和感もなく聞けたし、やっぱり彼女は天才ですね。それと静ちゃんも頑張ってましたね。キャラ的には漫才をしてる時とそれほど違いはなかったけど、存在感は抜群でした。噂どおり楽しめる映画でした。評価(4.2)
2007年07月02日
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2006年 アメリカ ジャック・ブラック アナ・デ・ラ・レゲラ ヘクター・ヒメネス ストーリーは、幼くして両親を亡くし、修道院で孤児として育てられたナチョ。大人となった今はその修道院で料理番として孤児たちの面倒を見る日々。しかし、お金のない修道院では子どもたちに満足な食事を与えることもできない。そんなある日、街でルチャ・リブレのスター、ラムセスの豪華な暮らしぶりを目にしたナチョは、自分もレスラーになってお金を稼ぎ、子どもたちにおいしい食事をあげようと決意する。ところが、ルチャ・リブレは修道院の老僧やナチョが憧れるシスター・エンカルナシオンから忌み嫌われていた。そこで彼は、修道院には内緒で試合への出場を決め、ひょんなことから知り合った謎のヤセ男を相棒に、奇妙なトレーニングを開始するのだが…。 メキシコで神父を行いながらルチャ・リブレのリングに上がり、孤児達を育てているフライ・トルメンタがこの映画のモデルになっています。日本でいうところの漫画【タイガーマスク】ですね。修道院ではプロレスは悪とされてるのでマスクを被って正体を隠すしかないです。でも実際にはメキシコのマスクマンは正体がバレてる人も多いし、マスクを賭けた試合で負けた場合、リング上でマスクが剥がされて正体がバレます。でもそこでこの人達のプロレス人生が終わりって訳ではないんですよ。また違うマスクを被って試合をするだけです(笑)。【スクール・オブ・ロック】のジャック・ブラック&マイク・ホワイトのコンビが再びタッグを組んだって事で期待してた映画でした。監督が【バス男】のジャレッド・ヘスって事でコメディ色が強かったです。あつぼうの予想ではもう少し心が温まるような展開かなって思ってたけど、最後まで感動はなかったかな。面白おかしく展開していくのはいいけど、決めるところはビシっと決めてほしかったです。なんか大事なところもダラダラと展開していくのが残念でした。プロレスのシーンはあれで良かったと思いますよ。メキシコのプロレスって生ぬるい展開が多いから目の肥えた日本人が観たらエキサイトしないですから。笑えるシーンはたくさんありましたよ。あつぼうはジャック・ブラックがメキシコ人歌手にまぎれて歌をうたうシーンが一番面白かった。プロレスが好きな人、ジャック・ブラックが好きな人、【バス男】で笑えた人、この3つのうち2つ以上に当てはまる人なら楽しめるかな。万人受けするような映画ではないけど、ジャック・ブラックの魅力は爆発してましたよ。ジャック・ブラックって歌がうまいですよね。この映画でも試合前の控え室で歌を披露するのですが、メチャクチャ巧いですよ。歌ってて気持ち良さそうでした(笑)。シスター・エンカルナシオンを演じたアナ・デ・ラ・レゲラってペネロペを彷彿させるような美人でした。気になって調べてみたら、これがハリウッドデビュー作なんですよ。これからハリウッド映画でどんどん観たい女優さんです。評価(3.0)
2007年07月01日
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