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最近ブログがおろそかになっているネペン亭あら太です。 今年に入り、引っ越し、仕事、家族のこととバタバタしており、ブログを更新するまで手が回っておりませんでした。 ちょくちょくの近況報告はtwitter ネペン亭あら太(@Nepentei_ALATA)でしていますのでお暇な方はのぞいてみてください。 1,2,3月は「行く、逃げる、去る」と比喩されるようにあっという間に過ぎてしまいますが、4月も「夜逃げ?」の勢いで過ぎてしまい、あれよあれよとゴールデンウィーク。 あったかくなってきました。ネペンにはうれしい時期ですね。 虎の子の「ベントリコーサ在来」も一番大きなピッチャーをつけてくれました。もともと汎用種ということもあり、ウチの温室ではグングン大きくなってくれました。さてさて、このベントリ君を挿し木しようと思います。栽培スペースが狭くなってきたのと、この美しいベントリコーサを増やしたいという思いです。よく聞くのが「ベントリコーサ在来はなかなか挿し木がむつかしい」とのこと。実は私、挿し木は苦手です。。。。以前タランゲンシス×シブヤンエンシスを挿し木したのですが、5本中、根が出たのが1株だけ。。。確かにスペース不足もあり管理をおろそかになっていたのですが、その他の挿し木も成功率が低い。。。。たすけて~!!!!という相談をMonkeycupさんに相談したら詳しく教えてくれました。・挿し木する前日の夜にしっかりと水をやると、茎に水揚げされる。・朝にカットし、切り口をさらに綺麗にカット(切り口の細胞、維管束をつぶさない)・鹿沼土に挿し、セロテープなどで固定し、浅い腰水に。・葉を半分カットするという人もいるけど、カットしないほうがいい。・葉が多いと光合成で発根しやすくなる。・カットする場所は節の下1cm前後がいいぬお~~~~~!!!めっちゃ勉強になる!かゆいところまで手が届く説明とはまさにこのことでしょう。早速前日に鹿沼土を洗っておこうと思い洗面台へ。ザー煙い!!!鹿沼土けむい!浄水で洗うと、、、、園芸歴2年、はじめてこの事実を知りました。鹿沼土って水に浮くのね!!!!!さーて、この砂っぽくなった台所をどうしよう。とりあえず窓を開けて放置!嫁が帰ってきて「なんか台所でやった?」「ええ、ちょっとウツボカズラ関係でして。。。。」怒られちゃいました。。。さて、明日は切りますぞ。明日に備えて今日は早く就寝。。。。あ!水やらなきゃ!ダボダボダボダボ。さーて就寝。。。さて、挿し木当日です。準備するものは・株・剪定ばさみ・園芸鋏・カミソリ刃(切り口を綺麗にカットする用)・ダコニール(用土の殺菌用)・ルートン(発根促進剤)・切った挿し穂をさしておく水を入れた容器・洗った鹿沼土を入れたプラ鉢・腰水用容器以前、ウツボカズラナーセリーさんとメールのやり取りをしているときに、挿し木に透明のプラ鉢を使用されていました。発根状況が透明なので見えるということなので、自分も透明鉢を使用してみることにしますさーて、切りますか!1年かけて大きくしてきたネペンを切るのは、なかなか勇気がいります。えいや!!!きったった。。。すぐに水につけて、水の中でさらに切る。で、水の中でカミソリ刃を使って切り口を綺麗にカットしようと。。。。硬い!!!ネペンの枝はカミソリでは切れない!!!やばい、、急遽100均のカッターで切り口を綺麗に切る。危なかった。。。100均カッターは本体がしっかりしていないので、もうちょっとしっかりしたカッターを買っとくべきでしたね。で、ついでに温室内で邪魔になっている株も切る。この機会に切れる株は切っておいて、他の株で光が当たるようにバスバス切りました。切ったのは・タランゲンシス×シブヤンエンシス・シブヤンエンシス×ベントリコーサ・スミレシー×ナンバラ・アラタ斑入り(アラタ斑入りは挿し木がむつかしいと聞いていますが本茎の成長が止まっているので切ってみることにしました)で、水揚げして、長い茎をバスバス切っていく。同じように切り口をカッターで切っていって、ルートンを塗って、用土に刺す。この時に難しいのが何節残すかなんですよね。節間が詰まってると2節以上欲しくなるし。ここが「欲」との戦い。ベントリコーサは節間が詰まっているので、3節くらいかな。で、用土に刺すんだけど、葉が邪魔してなかなかさせない。。。ブスッと刺しても葉が邪魔して浮いてきちゃう。だから鉢と用土はよく検討しながら入れた方が良かったですね。今回思ったのは、鹿沼土は結構上まで入れていた方がいいと思いました。あと、大きい鉢を使って数本植えるのも良いかな。で、セロテープで固定。案外セロテープが挿し穂と用土を固定させるのにイイなと思いました。ちなみに「透明テープ」にも2種類ありまして、「セロテープ」がいいのですよ。最近は「OPPテープ」という安価なものが増えてきていますがこれは水に触れると柔らかくなってしまいます。株の固定には向かないと思います。(ネペン亭あら太の本業がこんなところで役に立つとは。。。。)あと、沢山の品種を刺す時は、種類がわからなくならないような工夫も必要です。葉にマジックで書いとくのはオススメ。最初にプラタグに書いていましたが、挿し穂とセットにできないので。下の方の葉にマジックで書いとけばなんの品種かわからなくなくなりますね。できたできた。あとはコレを出来るだけ元あった場所と同じ環境におけば、あとは根が出てくるのをひたすら待つばかりです。予想ではあまり強光だと強すぎるかなと思い、ちょっと光が弱めのところに置くことにしました。フラワーセンターの土居神は「挿し木は3ヶ月が目安。そのタイミングで植え替えるのが根のダメージや生育のこと考えるとベストやと思うで」とおっしゃってました。中には一年経ってやっと根が出る品種もあるみたいなので、あくまで目安ね。というわけで今回は挿し木してみました。3ヶ月後は、8月か。猛暑になる前にちゃんと根付いてほしい!!ついでに、以前ツイッターでお世話になった「すなどら」さんからいただいたスマトラナの挿し穂。3ヶ月経った1月に抜いてみてみると、、、根が出てなかった!スマトラナは鹿沼土で挿し木してたのですが、どうも根が出ませんでした。改めてルートンを切り口に塗って今度はミズゴケで刺しといたら、、、根が出ましたー!よしよし。コレでちゃんと植えよう。原因は温度かなぁと思っています。温室内の下段端のほうだったので。3月からあったかくなて来たので発根してくれたのかな。というわけで、ネペン亭あら太の挿し木をするの巻でした。「ここはこういうふうにしたらいいよ~」などありましたら是非コメントください!
2018.05.09
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