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「正解至上主義」
この言葉は、前回のブログ(なぜ「学ぶことが楽しい」という体験ができなくなったのか?)で出てきたものです。日本人の教育を見てみると、他人に評価されることが中心になるため、“正解”か“不正解”という基準が外側にあり、そしてそれを外側に求めます。
けれども、はたして外側に求めることは、本当に必要なことでしょうか?
今回は、「なぜ人は答えを外側に求めようとするのか?」というテーマでお届けしていきます。
人は、小学校、中学校、高校、そして大学とまで行けば、 12 ~ 16 年くらいは、外の評価基準の中で生きていきます。その中で人は成長すると言えます。
教育は、人に教養を与えます。反対に、教育は評価を外側に求めるような人間を作ります。物事には良い面と悪い面があるので、日本の教育にも恩恵と代償があるのでしょう。
もっと遡れば、子どもは生まれてから自分のいる環境から価値観を取り入れていきます。子どもが育つ段階で、親の影響力が大部分を占め、子どもがエゴ(自我)を形成していく中では、子どもの世界は親がすべてです。
「親とはこういうものだ」「世界とはこういうものだ」など、親を「世界」だと見た価値観から、子どもは観念を取り入れることになります。これが、子供にとって最初の「常識の世界」になります。
この時期に子どもに対して、親や大人が積極的に「教え」をすることで、子供は「教え」や「考え」を外からやって来るものだと思います。ここで「教えてもらえる」という観念が形成されるのです。
この観念が固定されたまま大人になると、受動的な考えが残ります。そして「世界とはこういうものだ、という答え」を“外側”に探し求めるようになるのです。
人生を「運命」と「宿命」の部分にわけるとすると、子どものころの経験は宿命的な部分が多いでしょう。そして、生まれてくる前の計画である宿命のあとは、ほぼ「自由選択」とするのが基本です。
宿命的な部分も、そこから影響を受けた運命的な部分も、それはすべてあなたにとって意味のあることです。
人生に起こる様々な出来事は、嬉しいもの、不愉快なもの、悲しいもの、興奮するものなど、どれも何の脈絡もないバラバラのようなものに見えます。けれども、これらの出来事をあとでつなぎ合わてみると、「なるほど、こういうことだったのか!」と納得することになります。
人生というのは、突然、よくわからない棒を渡されて、次にまた違った棒を渡されて、その次は細かいパーツを渡されて……と、どんどんよくわからない部品(出来事)を渡してきます。
しかし、それをつなぎ合わせていくと最終的に「あっ、完成図はそうなるのね!」と、何かができ上がっていくのです。つまり、人生の様々な出来事をつなぎ合わせると「何かがわかる」のです。
人生には、完成予想図や説明書が一切ありません。これが人生の意地悪なところでもあり、おもしろいところなのでしょう。
「人生から与えられた使命を探す」という重要なテーマで見るならば、人生の中で起きた「あんまり触れたくないな」と感じるような、ネガティブなパーツを集めていく作業をすることです。
なぜなら、そこにあなたの人生の目的が隠されているからです。それらを自分の手で組み立てていくと、思いがけないものができあがります。
地球は「行動の星」です。魂は行動を重ね、創造することを楽しむためにこの世界に来ます。基本的に人は「起こることすべてを楽しむ」ために生きています。
人生に「これはこういうものだ」と固定されているものは何もないのです。宿命のあとの「体験したいもの」や「魂の成熟度」は、人それぞれ違います。
もし、人生から与えられた使命を探すのならば、人生から送られてくる様々なパーツを集めてみることです。人生で起こることは、どんな些細なことにも意味があるのです。
いかがでしたでしょうか? 今回は、「なぜ人は答えを外側に求めようとするのか?」というテーマでお送りしました。
いろいろな家族がいる、様々な家庭がある、それだけ様々な歴史がある、そして、それだけ人間の道にもそれぞれの過程がある、ということですね。ようするに一言でいうと「人それぞれ」ということになります。
これからは、多極化や、スパイダー型(蜘蛛の巣型)というコミュニティへと変わっていくと言われています。中央集権的なものから変化していくのですね。それをテクノロジーが後押しするのでしょう。
時代はどんどん変化していきます。そのため、物事の捉え方、というのも変えていかないといけないのかもしれません。あなたは次の時代を、どう生きたいですか?
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】
・人生で起こることには、どんな些細なことにも意味がある(2021年11月21日記事) 人生が思うようにいかないときの問題点と… 2024/01/12
僕らはどう生きるのか (2023年4月23日記… 2023/04/23
ルイーザ・メイ・オルコットの「ストーリ… 2023/01/29