女将さんが、中国産だけど、カッコが良くて、乾き具合も調度良い松茸がありますから食べませんか?と聞いてきました。
ご主人や、おかみさんが、変な物を勧める訳が無いので、もちろんお願いです
しばらくすると、調理場から松茸の焼けた香りが漂って来ました
「おかみさん、さっき、乾き具合がうんぬんって言ってたけど何のことです?」と尋ねたら、
中国などの輸入松茸って管理が悪いと、表面がぬるっとしてくるんだそうです。
もともと菌糸が固まった物ですし、泥や腐葉土?みたいなゴミがいっぱい着いて保存が悪いとカビや細菌が繁殖して表面がぬるっとしてくるんだそうです。
そういうのは焼いても良い香りがしないんだそうです
酢橘の大きさと比べてね。
握り具合のちょうど良い太さの軸です。いや~~ん
カリ
カサに十字に切れ目が浅く入っていますから、そこから熱々を指で四つ一に裂いて、長い軸のまま、ざくざくと食べちゃいます。
裂くとね、軸の中に溜まってた熱いお汁が、一気にじゅわじゅわと滲み出してきます。
ホントの我慢汁だね
この我慢汁が甘露なんです
永谷園の松茸のお吸い物のように、ぐわ~~んと松茸の香りがして、透明な切れのあるお汁なんです
僅かに振られた塩がそれを引き立ててます。
ざくざくの音と同時に、甘味がじゅわじゅわ、喉の方から鼻へ、香りが粘膜を逆なでしながら名残惜しそうに消えて行きます。
う~~~~ん、松茸はエロい
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