能登の手染め日記

能登の手染め日記

Oct 8, 2008
XML
テーマ: 学校・教育(198)
過疎地の小学校は統廃合されるのが宿命のようになって、どこでもそうせざるを得ないように追い込まれる。

我が家の隣の小学校も今年の春に閉校され、グラウンドが雑草地になってしまっている。

子どもたちの声が聞こえない。地域の文化的拠点がなくなった。子どもに通学ストレスが出る。統合小学校まで遠い。送迎する親の精神的負担、時間的負担、金銭的負担が増えた。

一方で統合でまとまった小学校では部活がやりやすくなった。クラス分けが出来る。団体行動や集団の教育ができる。子どもに友達が増えた。という声もある。

こういう声が聞こえていたが、良い部分と悪い部分の両面は付いた物であろう。
だが、今日気づかなかった大きなことに気づかされた。

1つの小さな小学校にも10人ほどの先生がいる。
3つの小学校が廃校になると30人ほどの先生が町から居なくなる。中学校も廃校になったから、実質わが町から合計で50人近くの先生が居なくなったことになる。

・・・今日、そうした話で、そう気づいたとき、あぁ。そうだった、と。

去年はこの町に100人ほどいた学校の先生が、50人減ったことになる。

人口1万人の町の教育の場から現役の先生が、50人居なくなったのだ。

・・・。

「言葉では教育環境の悪化」としか言いようが無いが、そのデメリットは言うまでも無い。考えるまでも無い。

今更だけど、どんな小さな町の小さな小学校でも、廃校にされた地域にとって良いことは何一つ無い。
能登の手の日々
カテゴリー
●全て

●日々

●染色

●能登、そして、この町

●絵・美術について

●CG

●食べもの

能登の手の作品集(写真・CG)
リンク
●ようこそNotoNote
オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。


お気に入り
ブログ・その他
Water-Colour
ひろろdecさん
日々を綴る
ハナママ3さん
紅の水絵日記
M-Crimsonさん
MoMo太郎日記
MoMo太郎009さん
Kleine Erfrischung
kamoppieさん
考え事ほか
vissel-篤胤さん
地元力向上委員会
hanami73さん
今日の空
つるまる5さん
Que sera sera
五右衛門0563さん
染工房えむ
koubou-mさん
バンブーおじさん奮闘記
幸達さん
てんてん日記
もえぎさん







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Oct 8, 2008 09:54:42 PM
コメント(3) | コメントを書く
[能登、そして、この町] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: