能登の手染め日記

能登の手染め日記

Feb 24, 2010
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カテゴリ: 染色
久しぶりに辻が花の模様を描く。

「辻が花」は、室町時代中ごろから江戸時代初期までの間に染められた絞り染の模様の呼称。江戸時代には消えてしまった模様ということで、昭和の末期に復元や創作がされ「幻の染め」と言われていた。

が、この「幻」というのは呉服業界の販売のためのキャッチフレーズという感じもあって、染め仕事の中では幻と言うより現実に可能な技法だったので仕事仲間同士では笑えた(^^ゞ
手描きと手絞りの複合技法なので、両方とも、それなりの技術は必要だろうけど・・・「幻」というだけあって、その名称の由来も諸説あり、これは確かに幻だった(^^ゞ

辻が花-01.jpg

久しぶりにカチン(墨の線描)を行うと、ちょっとビビル。手が震える?
ボカシの色がキレイにならないのを生地の凹凸のせいにする?(笑

模様の中に顔料絵の具でボカシを入れて手絞りをして、あえて室町時代と同じように天然の色と自然水で染を行う。

・・・化学染料ならば簡単なのだが
・・・草木染めで失敗すると、本当に『幻の染め』になるかもしれない・・・(^^;

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Last updated  Feb 24, 2010 10:33:25 PM
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