能登の手染め日記

能登の手染め日記

Mar 22, 2010
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2005年に県の「いしかわ地域づくり塾」で学んだとき、それまで漠然としていた「地域に暮らすことの意味」を見つめる良い機会になった。

「地域づくり塾」でのワークのテーマは「まちづくりとは何か?」だった。5,6人で1グループになり「まちづくり」について思いつく言葉を紙に書き込み、立場や意見の違う人が話し合う。その中で関連する単語を結び付け、メンバーが合意できる内容を図にまとめてプレゼンを行った。

「人」と「自然」によって土地の「風土」が形づくられ、「集団」が継続して暮らす「時間」のなかで「地域が成立」する。新たな「地域づくり」は「新しい魅力」を生み出す「人のエネルギー」によって「新しい物語」になる。というまとめが、その場でできた。

そして後日、県へ提出するレポートを書いているときに「新しい物語」は「新しい文化」になると気付いた。

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「地域づくり」は必ずしも「新しい文化」を創ることを目的としていないだろうが、結果として「人」が「共通認識(価値観)」をもった「集団」となって、「その土地で」「長い時間」続ける中で「生み出すもの」は「その土地の文化(的なもの)」になりうる。

5年前に自分の頭の中で整理できたものを、今、2年目に入った「ギャラリー・キリコ」や12年目の「お婆ちゃんたちの草木染」の活動の中に組み込んでいる。私の中では、理論も活動も一致しているのだが(笑

しかし、成果が直ぐに見えない場合も多い。それを継続していくにはお金も必要だし、大勢の人間が共通認識を持ち続けることも難しい。

集団で活動することだから「人に動いてもらう」ためには、こちらが曖昧では誰も分かってくれない。主旨を明確にして理解してもらえる為の努力と、人の繋がりが広まっていけば続けられる。

日常の暮らしの中で目的を持って活動する。それが地域に暮らしていることの「誇り」や「愛着」をもてるような内容になれば良いのだと思う。・・・言うのは、ものすごく簡単だ!!!(笑

インスタントの草木染が、すぐに色あせるように、何度も軌道修正をして目的を達成できるように、何度も何度も染重ねていくのが良いようだ。・・・と染めに例えてみる(^^ゞ

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