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能登の手染め日記

Sep 27, 2010

『新しい魅力を創る』ということは・・・。

カテゴリ：染色

失敗を無駄にしないことかなぁ～（^^ゞ

このところ工房の草木染めを地元マスコミに取り上げていただいている。先日は北國新聞で『能登藍染め』を紹介してもらい、昨日はNHK金沢放送局の本の紹介のコーナー『ろくまる文庫』の中で『草木染め教室』と『辻が花』を紹介してもらった。

10月９、10、11日には『ねんりんピック石川2010』が行われ産業展示館２号館で穴水町の展示ブースは『もろはし草木染め教室』の作品が展示される。あと10日間ほどで参加者の作品をまとめてプレゼント品も完成しなければならない。

10月14日～18日には大和香林坊店で行われる『加賀能登商工会物産展』で『能登の辻が花』を発表する。最近ようやく完成してきた『能登藍』で辻が花も染めなければイケナイ。

藍やコチニール（貝殻虫）なども含めて天然の染料の可能性は、まだまだ沢山ある。一般的な草木染めは趣味性が高いので、染める意識も表現技法も趣味の領域でとどまっているような気がする。

テレビで話す内容を考えているときに、江戸時代の禁止令という制約された中で新しい技法が発達すると話したが、草木染めの染料は化学染料と比べると非常に使いにくい。しかし、使いにくいからできないというのではなく、草木染めという制限された世界でも新しい魅力を創り出さないと面白くない。

右はアカネ染め・新しい技法。左は絞りラインが汚れている失敗作

草木染めで失敗した木綿のハンカチをダンボール箱いっぱいにしたと言ったが、絹でも沢山失敗している。今日も原因を断定できない失敗で落ち込みそうだ。・・・ふぃ～～～～（--;シンドイけど、この失敗、いくつも超えないと新しい魅力は創れないのだと思う。

ものづくりの宿命だね・・・（^^；

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