能登の手染め日記

能登の手染め日記

Jun 21, 2013
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カテゴリ: 日々
ロウケツで夏つばき模様の藍染めストールを20枚染めたら、ギックリ腰が再発し、仕事場は散らかったままで片づけが進まない(--;

畑仕事もしないとイケナイのだが、窓の外は小雨が降っている。
・・・ありがたい(笑

ロウケツ ストール のばら.jpg

散らかった部屋を見て母が「部屋、すべさっしま」と使うことがあった。ゴミなどの散乱した状態を「片付ける」「減らす」「少なくする」という意味だと、そのときは思ったのだが。

「すばる」とも「すべる」ということもあった。
あまり頻繁に使われる言葉ではなく、今では周囲に使う人も殆どいないような気がする。

能登の方言なのか?古語が残っているのかな?とも思ったが、辞書を調べると次のようにある。
・・・標準語ね(^^ゞ)

[統べる/総べる] 大辞泉
1.全体をまとめて支配する。統轄する。「国を―・べる」
2. 多くの物を一つにまとめる。 

[統べる・総べる]大辞林
1.ひとつにまとめて支配する。統率する。 「帝王が国を-・べる」
2.一つにまとめる。たばねる。

何気なく聞き流していた「すべる」という言葉、この文字が重要な意味を持っていた。

15年ほど昔のこと(笑)小学校で伝統について授業をしてほしいといわれ、染織の歴史を織りと天然の染めと化学染料の発達を含めて話したことがあった。

私は黒板に「伝統」の文字を書いた。もちろん「伝」の説明をし「統」の意味は、「まとめる、たばねる」という説明をしたが、正直、読み方を言えなかった(--;

後に能登の方言や言葉を調べたときにも
「すばる」という言葉には気づいたけれど
「統ばる」という漢字には結びつけることができなかった。
「すばる」では「昴」としか変換で出てこなかった、というのは言い訳にもならない(^^;

仕事柄、伝統的なことや古くからの技法を目にすることも多い。しかし、そこに使われる漢字の読みや意味まで吟味することは少ない。またそれを、逐一、立ち止まって調べることは更に少ない。

だが今でも、高校生のころに出会った先生の「伝統」についての言葉が、記憶にハッキリと焼きついていて思いをめぐらすことがある。

・・・長くなるので以下は次回(^^;

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