能登の手染め日記

能登の手染め日記

Apr 17, 2019
XML
カテゴリ: 日々
仕事や作品をつくる上で、その世界を知らないで自分流で進むことと、知って自分の進み方を決めることがある。

怖いもの知らずで進んでいるときも面白いのだけど、長く続けていると行き詰ることもある。そこであらためて学び直すこともある。

他の分野の詳細は分からないけれど、染色の世界で長いあいだ生きてきた私は先生や先輩から学び、そこに自分の仕事を重ねてきている。過去の資料や書籍、映像などから学ぶことも多い。これは、先人のおかげで仕事をさせてもらったことでもあり、先人のおかげで食べさせて貰ったこともあるのだと、気づく。

倉敷、6度目の旅になる。

ぶらりと歩いた美観地区のスナップ。

まさか、翌日の食事の場所だとは思わなかった(^^


仕事には時代を超えて受け継がれてきたものがある。時代を超えられなかった技法や技術は廃れ、今の時代には受け継がれていない。

縄文、弥生からか、平安か室町か江戸時代かに始まった方法であっても、価値観の大きく変った維新後も第二次大戦後の混乱をも乗り越えて伝えられたものだから、私は学ぶことも受け継ぐことも出きてきた。

それらは時代を超えてきた伝統といえるだろう。先人のおかげで仕事が出来る所以だ。で、私の時代で廃れさせたら・・・それは先人に申し訳ない気がする(^^;そう思うと伝統の仕事をするということは、次の世代に繋げなければならない責任さえあるかもしれない!

・・・???いや、繋げなくても罪にはならないだろうし、罰も受けないだろうけど(^^ゞ

伝統とは古いものを受け継ぐこと(伝承)ではない。過去の価値観が、価値観が変った時代をも乗り越えてきて、今も統(す)べることのできる内容だから、次の世代に伝えられるものになる。

伝統だから素晴らしいのではない。素晴らしいものだけが時代を超えていける。
時代を超えられないものは未来へ繋がっていかないだろう。

高校生のときに『若者よ、新しい伝統を創れ』と言われた珠洲のS先生の言葉が、70歳近くになった今でも『ものを創る意識』の基のところで蠢(うごめ)いている。 こちら、その日記

ものづくりが素晴らしい国といわれて誇らしかった日本という国が、ものづくりを繋げられない国になっているようだ。そこに純粋に日本産といえるものが無くなってきている。工業製品はもとより工芸も、まさに染色の場合、絹も麻もほとんど栽培してないし、模様も機械に頼りコンピュータでプリントし手仕事もなくなっていく・・・。

ん~~。他の人の仕事はわからない。ともかく、自分自身のこと。実際の染めものづくりの現場では、伝統でも革新でも、それらのどっちでも良いことで。

もっと魅力的なもの、もっと自己表現ができるものを自分の手で染める。そのために学び続ければ良いだけだ。

能登の手の日々
カテゴリー
●全て

●日々

●街中ギャラリー

●染色

●能登、そして、この町

●絵・美術について

●CG

●食べもの

能登の手の作品集
(写真・CG)

リンク
●ようこそNotoNote

オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。


お気に入り
ブログ・その他
Water-Colour
ひろろdecさん
MoMo太郎日記
MoMo太郎009さん
Kleine Erfrischung
kamoppieさん
考え事ほか
vissel-篤胤さん
地元力向上委員会
hanami73さん
今日の空
つるまる5さん
Que sera sera
五右衛門0563さん
バンブーおじさん奮闘記
幸達さん
てんてん日記
もえぎさん
にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ


にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 能登情報へ にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 1, 2019 12:34:54 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: