能登の手染め日記

能登の手染め日記

Sep 27, 2019
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カテゴリ: 染色
ウルシ染めの優れた部分を書き連ねているようなので、 あえて欠点を書こう (^^;
伐採後1年ほどではウルシの廃材を触ると手が痒くなるので、3年ほど経過した木をチップにする。チェンソーで輪切りにしてナタで短冊状にしてチッパーで小さくして、色別に選別・・・コレが、すっごい手間!

そして何度も言っているが、残念なことにウルシのアルミ媒染の黄色は、とても美しいが耐光堅牢度が低い。こういった色は長時間、陽に当てると白っぽく色褪せてくる。酸性抽出で染めてもアルカリ性抽出でも、ミョウバンで媒染しても灰汁媒染でも、濃い液を8回ほど染めと媒染を繰り返しても良くなかった・・・努力も根性も工夫も実らないこともある・・・(笑

だが、そんなことでは諦めない!(^^ゞ)逆に、この黄色を利用しちゃる!
アルミ媒染の黄色を下色として染めておき、その上に鉄媒染を行いウルシ液を染め重ねると黄色味のグリーン系(抹茶色)になる。コレは良い緑!草木染めとしては貴重な色になった!(^^


左1色、鉄媒染の色。右、アルミ媒染の黄色に鉄媒染を重ねた濃淡3色
今回の福島の漆の枝は10~15cm、心材が緑味の黄色だったのが幸いしたかもしれない(^^


左2色、銅媒染の色。右、チタン媒染に銅媒染を重ねた色 右端、アルミ媒染に銅媒染を重ねた色

ウルシのチタン媒染は赤みのベージュ。これも堅牢度が低いので、その上に銅媒染でウルシを染め重ねて金茶色から赤褐色を染める。重厚な赤味があって美しい!(※色はモニタによって異なるので参考)

マニュアルには書いてない染め。時間短縮の染色方法では染まらない。『手間を惜しまず工夫を重ね、時間を掛けて染める人だけが手に入れることができる色』・・・だと思う・・・説明が変?(^^;

ウルシは、私の草木染めの可能性を広げてくれている。数年前、ウルシはカブレるから触りたくないと言ったのは私、今ではウルシの染めにカブレきっている私なのだ(笑

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Last updated  Oct 2, 2019 10:13:14 AM
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