能登の手染め日記

May 26, 2021

皮革の草木染め　その２

テーマ：仕事しごとシゴト(24502)

カテゴリ：染色

皮革のウルシ染めを北國新聞朝刊にも掲載していただきました。ありがとうございます。先日来、知人から電話やメールも戴いて、革のウルシ染め財布の注文を戴けそうでしたが・・・急に作るのは絶対無理だと思うので(笑)丁寧にご辞退いたしました。この冬には特訓するつもりです・・・？？？(^^;

ウルシの抽出液は草木染めの染料として、絹にも木綿にも染まる優秀な材料です。廃材や間伐材を捨てるのはモッタイナイのです。日本国内各地でも植栽が進んでいますが、年輪の細かく詰まった黄色の美しい材を選んで染めると、より黄色味が美しくなります。

北國新聞　2021年　5月25日朝刊

画像はA４サイズの革を刷毛染め

草木染めの場合、鉄線や鉄釘を使った刷毛は使用しない

小さな革の場合はこうした三味線糸で締めた刷毛でも大丈夫

刷毛染めも浸し染めも可能、ウルシ液と媒染を丁寧に繰り返す（画像は1回染め+1回媒染）

ウルシのほかにアカネを染めた皮革　

新聞記事では6月初めに展示とお知らせしましたが、輪島市はコロナが凄いことになっています。この状態が沈静化すると開館して展示実物を観ることができますが・・・6月も展示場が閉館になる可能性あります。メールなどでご連絡いただけると工房で展示し、少人数を対象にして説明します。

ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200ｇ以上染めることが出来ます。

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