能登の手染め日記

能登の手染め日記

Mar 21, 2025
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カテゴリ: 日々
草木染めを始めてから30年ほどになって、ウルシを使った布製品は雑誌などで見た記憶があった。しかし、それらは塗料としての使い方であって、ウルシを染料に使う発想は全く見なかった。たぶん、他の人も私もカブレる人はウルシに近づかなかっただろう(^^; 

ウルシ染めの試験を依頼されるまで、私はウルシの心材が美しい黄色ということも知らなかったし、木綿や麻布に良く染まる染料だと思いもしなかった。黄色を染める植物液は多いが耐光堅牢度は弱い色が多い。私は絹にはコガネバナ、綿麻にはウルシを使うようにしている(^^

ウルシ廃材の外皮とシロタを鉈で割り削ぎ落す


あまり輪切りが長いと割るのに苦労するので10㎝以下


この先はシュレッダーか木工旋盤か電動カンナなどで細粉する


ウルシチップを袋詰め500gにして冷暗所に保管し必要な分を使用


左からアルミ媒染、銅媒染、鉄媒染色に染まる 

鉄媒染で染まる抹茶系統の色は草木染めでは珍しい

ウルシ科の植物はハゼノキの心材も同じように美しい黄色で染まるし、ヌルデの木に付くゴバイシもグレーや黒を染める良い染料になる。ただ、どちらも生の木の場合はカブレる人は近づかない方が良い(^^:

ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。

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Last updated  Mar 21, 2025 06:28:09 PM
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