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2026年04月26日
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奥州の古霊場 国見山。その麓にかつての塔頭寺院の1つが境内を構えております。
国見山の霊場は南麓のエリアを中心にして広がっていたようで、旧跡の殆どは国見山神社の境内に包括されています。岩手三十三観音霊場の一番札所~三番札所も、この国見山の霊場に所縁を持つもので、特に一番札所:国見山 極楽寺は一度廃寺になったものの、現在は無量寿堂(阿弥陀堂)が復元されており、札所本尊の十一面観音を護持しているんだとか。
そこから離れること数百m、二番札所の如意輪寺が境内を構えています。如意輪寺がある所には、かつて金堂にあたる堂宇が置かれていたとも言われており、霊場内でも特に重要なエリアだったと思われます。

2025.5.3
岩手三十三観音霊場二番札所:巌谷山 如意輪寺


駐車場に車を停め、山門に向かいます。このお寺は境内を飾る幾千万本もの曼殊沙華で有名ですが、今は春。東北の桜は5月になっても咲き残り、山門を飾っていました。



当寺院には鎌倉時代初期の仏像群が現存しております。残念ながら参拝時は北上の博物館に出展されており、現物は見れなかったものの、その造りの精巧さは当地に如何に優れた仏教文化が花開いていたのかを感じさせます。
↓に説明書きを載せますね。




釈迦三尊坐像  十三世紀

岩手県指定有形文化財


 中尊の釈迦像は説法印を結び九重座に坐り後背があります。絵画的な衣紋や緊張した表情には宋の作風がみられます。眼は水晶の玉眼で、こまやかな刃先の作風です。
 2体の脇侍のうち、知恵をつかさどる文殊菩薩像は獅子の背の台座に、慈しみと哀れむ心をつかさどる普賢菩薩像は白象の背の台座にのっています。三体とも寄木造りで、中国の宋風が加わった洗練された作りです。
 鎌倉時代初期の三尊仏として貴重なものです。

像高:釈迦像71㎝、文殊菩薩像44㎝、普賢菩薩像43㎝
平成16年(2004年)3月 北上市教育委員会



国見山の霊場は、安倍氏や清原氏の外護を受けて発展した霊場で、前九年・後三年などの大乱で両者が疲弊すると共に衰退していき、12世紀に奥州藤原氏が平泉を中心に統治を行う頃には、かつての伽藍は見る影もない状態だったと言われています。本尊の如意輪観音像含め、現存する多くの古仏は14世紀の再興時、または17世紀の菩提寺化した時に運び込まれたものだと思われます。
何れにせよ、こうした古仏が現存していること自体凄いですよね

境内に入ると、本堂脇手に小堂が置かれています。



本尊は金剛界大日如来。小さいながらも大日堂みたいです。



本堂です。
造りは寄棟、所々古材が転用されており、独特の古雅な風情が感じられます。



ご由緒です。
巌谷山 如意輪寺

真言宗智山派
中興開山:性空僧都
本尊:如意輪観音

歴代住職
  • 江戸期不明
  • 中興十四世:白井永雅
  • 十五世 白井憲阿
  • 十六世:千田実昌
  • 十七世:菊地英良
  • 十八世:菊地英寛
霊場札所
  • 新江刺八十八ヶ所十九番札所
  • 江刺三十三ヶ所二十八番札所
  • 陸中十三佛三番札所

 如意輪寺は、数多い極楽寺の塔頭の中の中畑坊が独立して寺院となったものであり、寺院内には古代からの優れた仏像が安置されております。

 天安元年(857年)大和朝廷から準官寺として指定された極楽寺には、別当坊・北乃坊・東乃坊・大井坊・額頭坊など36の塔頭があったと伝えられています。そのうち 如意輪寺が建っている場所には、これら坊舎の中心をなす中畑坊があったと伝えられ、当時では金堂に匹敵する重要な堂宇ではなかったかと考えられています。
 そこに応永5年(1398年)に性空僧都が寺院を再興しました。また一説には大平山と呼ぶ近郊の山の麓にあった如意輪坊を移したとも伝えます。
 寛永7年(1640年)、伊達藩の一家で重臣だった中目長次が江刺郡上門岡村(現江刺市)に封じられたとき、如意輪寺と改めて中目侯の菩提寺となり、仙台の龍宝寺末寺となりました。しかし間もなく山火事で類焼し寺宝や古記録も失いましたが、幸い本尊の如意輪観音は難を逃れたと伝えています。しかし、最近の発掘では火事の跡が出てこないともいいます。

 いずれ本堂棟札に元禄8年(1695年)広栄法印の代に大檀那 伊達二十代綱村公で再建したとありますから、現在の本堂はそれ以来火災に遭っていないことになります。
 説法釈迦如来坐像を中心に、右側には獅子に乗った文殊菩薩、左側には象に乗った普賢菩薩が安置されています。いずれも鎌倉時代初期の作で、宋の彫刻様式をもつ優れた仏像です。宋様式の仏像は関東以北ではこの仏像以外に全くなく、しかも説法の姿をしている釈迦如来を中心とした文殊・普賢の釈迦三尊像は、同一人の作ではないかと考えられ、岩手県の指定文化財です。
 なお、普賢菩薩の胎内に木彫の長足五輪塔が祀られていて、これは岩手県最古のものです。
「岩手三十三観音霊場へのいざない」 岩手三十三観音霊場会 12.13ページ より引用


実際のところ国見山の霊場は不明な点が多く、宗派も天台宗なのかそうじゃないのか、それさえ分かっていません。しかし中央由来の仏教文化が良く表れ、バックには朝廷や中央にパイプを持つ人物が付いていた可能性は大いに考えられるんではないでしょうか。

次に本尊を見てみましょう。先ほどの釈迦三尊像に目が行きがちですが、本尊の如意輪観音も相当の古仏なんです。




木造如意輪観音坐像

北上市指定文化財
昭和53年(1978年)5月23日指定

 如意輪観音は、如意宝珠と輪宝を持って人々の願いをかなえ、苦しみから救うとされる観音です。その多くは6本の腕を持ち、右手を頬にあてた思惟(深く考える)の像として表わされます。如意輪寺の本尊である如意輪観音坐像は、右膝を立て、穏やかな面もらで、右手を頬につけた農惟の姿をよく表しています。左手に載せられていたとみられる輪宝は、現在では失われています。
平成31年(2019年)3月 北上市教育委員会



これだけの古仏であっても、特に秘仏ではないので、実際に目にすることが出来ちゃうんですなんと嬉しい事でしょうか、これだけの古仏を見られるなんて!各時代で修復され、現在まで連綿と引き継がれてきた優れた仏像に、心奪われてしまう事間違いなしです



説明書きのクリアな画像も載せておきましょう。生々しい表情と頭髪の表現が特に優れていると思います。肉付きの良い四肢や頬も、現今の仏像とは比較にならない程の力の入れようだと思うのです。一体どんな思いでこの仏像は作られたのでしょうか。



堂内には藤原八弥氏によって寄贈された仏画が懸けられています。
これは不動明王でしょうか。かなり動的な構図です。体もなぜか女性的ですね。



位牌堂には鬼子母神。母の慈愛を象徴しています。



そして面白いのがこちらの屏風絵。もとは襖絵だったんですが、見やすいように屏風に写されたようです。ここには国見山霊場の最盛期の姿が描かれています。
山頂の大悲閣を中心に、周辺の峰々や麓に多数の堂宇があったみたいです。一応この屏風絵の中にも、如意輪寺や​ 安楽寺 ​が描かれていますよ。探してみてください。



斜めから。
国見山霊場の歴史を受け継ぐ古刹でした。やはり一度は秋口に参拝して、曼殊沙華で満たされた境内を散策してみたいです。もはや東北は気軽に戻れる場所では無くなってしまいましたが、いつかは見に行きたいですねぇ。




いのれただ おもきしょがんもにょいりんじ しゅじょうなければ すくいつくさん

本尊:如意輪観音 चिन्तामणिचक्र

今回貰った御朱印です。



以上です。

次の記事
・三番札所:上台山 安楽寺 国見山 極楽寺の塔頭の裔、安楽寺

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最終更新日  2026年04月26日 11時16分03秒
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