真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2015年01月07日
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その主目的は、神宮の境内に鎮座する「要石(かなめいし)」を訪ねることにあった。この件については、昨年末の「秋の周遊(16)」⇒( リンク )にも記したが、高千穂神社の「鎮石」と鹿島神宮の「要石」が・・・どのような経緯で据えられたのか・・・双方の現地を訪れることで、それを知る手懸りを得たいと考えていた。

さて上の画像は、神宮境内の「要石」を祀った区域の全体を撮影したものである。この下の画像のように、「要石」は囲いの中心部の土から少しだけ突出した円形状に見える石であり、その石の中央部が凹んでいるところが特徴と伝わる。

ここで、とある研究家の「要石」に関する解釈を、以下に簡単に記しておきたい。

・タケミカツチ神は、雷神として聞こえている。
・雷と地震は、共に「震」の卦によって象徴されるが、それは両方ともに「木気」であることを意味する。
・そこで雷神としてのタケミタツチ神は地震の神でもある。
・鉱物としての「石」は「金気」。金剋木の理によって、「木気」の地震神は石によって容易に鎮められる。



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そこで、上記の高千穂の「鎮石」と鹿島の「要石」の関連を探っていると、双方を結ぶ軸線上に「富士山」があることを指摘するサイトに遭遇・・・その双方の軸線上には、他にも「皇居」「明治神宮」「伊勢神宮」「吉野山」「高野山」「剣山(四国)」が並ぶそうだ。これはやはり、かなり歴史的にも濃い軸線と言えよう。

そして、この高千穂神社の「鎮石」と鹿島神宮の「要石」を結ぶ軸線は、「太陽信仰」という観点から察するに、「立秋(立夏)の日の出」と「立春(立冬)の日の入」を示していることが分かったことも、深い意味がありそうだ。

下の画像は、鹿島神宮の「要石」に関する解説が書かれた、現地の立て看板を撮影したものである。

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ところで、今回の東国行脚では、二本の軸線・・・つまり日立の「御岩山」と薩摩の「野間岳」を結ぶ軸線と、鹿島の「要石」と高千穂の「鎮石」を結ぶ軸線の二本だが、その二本の軸線が「富士山」で交差する点が実に興味深いところだ。加えて同行の知人が、もう一本の軸線を独自に見出していたが、その軸線もまた「富士山」で交差するのだった。

ちなみに、鹿島神宮の参道は「富士山」の方向に向いているとのことだが、もしかするとこの参道は、「富士山」を経由して「高千穂」まで繋がることを意識して成形されたのかもしれない・・・。

ここまでくると、やはり太古から「富士山」こそ日本列島全体の「中心」として、測量をはじめとする様々な基準となる「扇の要」とされてきたはずだと、これまでの考察も加味すると私にとって揺るぎのない確信となった。

※関連記事⇒ リンク

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鹿島神宮の参道の突き当たりには奥宮(祭神 武甕槌大神の荒魂)があり、その背後の森にひっそりと鎮座する「要石」を護るように配置されている。

最後の画像は、その奥宮に参拝の折、丁度ご神殿の真上から朝日が差し込んできて、神々しく荘厳な雰囲気に包まれた瞬間を撮影したものである。





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最終更新日  2015年01月07日 22時17分13秒


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