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鑑賞日:2016年10月23日(日)14:00開演入場料:¥5,000 (E席:4階RA列) 【主催】びわ湖ホール、ニッセイ文化振興財団、日本オペラ振興会、日本センチュリー交響楽団沼尻竜典オペラセレクション歌劇「ドン・パスクワーレ」ドニゼッティ作曲 全3幕(イタリア語上演/字幕付)会場:びわ湖ホール・大ホール指 揮:沼尻 竜典演 出:フランチェスコ・ベッロット美 術:マッシモ・ケッケット衣 装:クリスティーナ・アチェーティ照 明:クラウディオ・シュミット合 唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル、藤原歌劇団合唱部管弦楽:日本センチュリー交響楽団出演:ドン・パスクワーレ :牧野 正人マラテスタ :須藤 慎吾エルネスト :アントニーノ・シラグーザノリーナ/ソフローニア:砂川 涼子公証人 :柴山 秀明 感想: 公演機会が少ないドニゼッティ「ドン・パスクワーレ」をシラグーザを迎えて、沼尻ドラゴンが指揮をするとのことで、びわ湖ホールまで出掛けた。 本公演は日生劇場、びわ湖ホール、藤原歌劇団、日本センチュリー交響楽団の4団体共同製作となっており、7月に既に日生劇場で3回上演されており、今回演出は同じだが、タイトルロールの牧野正人以外の出演者、指揮者、オケまで変わっての公演となっている。 客席は7割程度の入り。S、A席以外は売り切れのはずなので、チケットを入手したが当日来なかったお客がいた事になり残念。 時間となり、客席暗転、指揮者登場し、軽快な序曲を演奏。客席から拍手が入り、第1幕の幕が開く。斜めに配置された壁に大きな複数枚の絵画が飾られ、如何にもお金持ちの邸宅の居間となっている。1、2幕は同じ設定で、3幕は壁の絵がなくなり灰色の壁がむき出しに。ソファーや家具なども運びざされ、ソフローニアが散財し全て交換する事になっているとの設定。ドニゼッティ歌劇場の全面協力を得たとのことで、読み替えなど無くオシャレで解りやすい演出となっていた。 歌手は、何と言ってもエルネスト役アントニーノ・シラグーザのいつものピンと張ったテノールの輝かしい歌声。2幕冒頭のアリアや裏歌も含め、素晴らしく、これだけで来た甲斐がある。1回だけの公演とは勿体無い(東京でソロリサイタルはあったようだが)。 タイトルロールの牧野正人初め、日本人の皆さんもベテラン揃いで、安定した歌声で良かった。ただ、喜劇にしては少々重めの歌声が多く、もう少し軽めの方が良かったか。 指揮者の沼尻竜典はベルカントものはこれまでほとんど振ったことがないとWebページに書かれていたが、テンポ良く、ダイナミックもあって、オケを引っ張っていた印象。 びわ湖ホールは、JR最寄り大津駅からも少々遠く不便を感じるが、びわ湖畔に建てられ、ロビーからの眺めも素晴らしく、オペラの別世界にゆっくりと浸れることが出来る。 来年3月からワーグナーのリング4部作をスタートさせるとのことで、今から楽しみだ。 End
2016.10.23
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鑑賞日:2016年10月2日(日)14:00開演入場料:¥4,860 (D席:4階1列) 【主催】新国立劇場2016/2017シーズンオープニング公演楽劇「ニュールベルングの指輪」第1日「ワルキューレ」リヒャルト・ワーグナー作曲全3幕(ドイツ語上演/字幕付)会場:新国立劇場オペラパレス指 揮 :飯守泰次郎演 出 :ゲッツ・フリードリヒ美術・衣裳:ゴットフリート・ピルツ照 明 :キンモ・ルスケラ演出監修:アンナ・ケロ舞台監督:村田健輔管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団出演ジークムント :ステファン・グールドフンディング :アルベルト・ペーゼンドルファーヴォータン :グリア・グリムスレイジークリンデ :ジョゼフィーネ・ウェーバーブリュンヒルデ:イレーネ・テオリンフリッカ:エレナ・ツィトコーワゲルヒルデ :佐藤 路子オルトリンデ :増田 のり子ヴァルトラウテ:増田 弥生シュヴェルトライテ:小野 美咲ヘルムヴィーゲ:日比野 幸ジークルーネ :松浦 麗グリムゲルデ :金子 美香ロスヴァイセ :田村 由貴絵 感想: 新国立2016/2017シーズンのオープニング公演、芸術監督の飯守泰次郎氏が指揮するとのことで、少し涼しく感じる曇り空の下、初台まで出掛けた。 指輪4部作の1作目「ラインの黄金」は前シーズンに公演され、2、3作目を今シーズン、4作目を来シーズンオープニングに公演が既に予定されている。 演出のゲッツ・フリードリヒは2000年に亡くなっており、生前演出したフィンランド国立歌劇場プロダクションを持ってきたもの。 第1幕は舞台上に直方体の部屋が傾いて設置され、背面が抜けて森に場面転換。第2幕は長い台形の板が傾いて置かれ回転することで、神の世界と現世とを瞬時に転換。第3幕は滑走路の上をドーム上で覆い基地の様で音楽に合わせ滑走路のラインのランプが点滅する。この滑走路が四角切り取られ、その周囲を炎で囲み、岩山となる。幕中の場面転換は音楽を途切れさすこと無く瞬時に行われ、衣装を含め納得できる演出となっている。 3幕冒頭ワルキューレたちが死んだ戦士を復活させる場面ではセックスを連想させ、ヴォータンとブリュンヒルデのやり取りも男女の恋愛を連想させる演出となっていた。 歌手は総じて素晴らしい歌声。特にジークムント役ステファン・グールドは、現在のヘンデンテノールを代表するだけのことがあり、大音量のオケの中でも最後まで余裕を持った強く、よく通る歌声を聞かせてくれた。 本シリーズ「ラインの黄金」ではミーメを次回「ジークフリート」ではタイトル・ロールを歌うとのこと。ヴォータン役グリア・グリムスレイヴィータン、新国立前リングシリーズでもフリッカ役だったエレナ・ツィトコーワも良かった。日本人のワルキューレ達も皆さん良かったです。 飯守泰次郎の指揮は、大きくテンポ変えること無く、ゆっくり目に進める。オケも1幕で若干危ない所があったが、場面が進むに従って熱気を帯び、第3幕は盛り上がって幕。 2回の休憩含み、5時間超えの長丁場。当方座席周囲の影響でトラブル有ったが、劇場側スタッフの適格な判断で第3幕は快適に聴くことが出来た。さすが国立劇場だけあってリスク管理が行き届いていることに感謝。 来年春の3作目が今から楽しみ。End
2016.10.02
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