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鑑賞日:2018年03月18日(日)14:00開演入場料:¥10,000 (S席:1階25列) 【主催】(財)東京二期会/Bunkamura二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉歌劇「ノルマ」作曲:ヴィンチェンツォ・ベッリーニ 全2幕(イタリア語上演/字幕付)会場:Bunkamuraオーチャードホール 指 揮 :リッカルド・フリッツァ 演 出 :菊池裕美子 映 像 :栗山聡之 照 明 :大島祐夫 舞台監督:幸泉浩司 合 唱 :二期会合唱団 管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団 出演:ポリオーネ :樋口達哉 オロヴェーゾ:狩野賢一 ノルマ :大村博美 アダルジーザ:富岡明子 クロティルデ:大賀真理子 フラーヴィオ:新海康仁 感想: ようやく暖かさを感じられ、近所の桜の木に花が一輪咲いているのを見つけた曇り空の中、渋谷へ向かった。 受付でチケットを切られ、その横に掲示物があり嫌な予感が・・・。見ると「ノルマ役で出演を予定しておりました 大隅智佳子 は、諸事情により出演いたしません。同役には 大村博美が出演を予定いたします。」との表示。今回は大隅さんのノルマを聴くことを第1目的に、奮発して1階S席を購入したのだが。 一瞬帰ろうかとも思ったが、二期会が通常公演困難な作品を演奏会形式で取り上げる第一弾の公演との前宣もあり、気を取り直して客席へ。客席は後方に空席があり7~8割程度の入。 舞台は張り出しが出され、反響板前一番奥の高い台に合唱、その前の台に場面毎に歌手が登場、その前にオケが座り、張り出し舞台に指揮者。場面によっては、その張り出し舞台で歌手が歌う所もあった。 反響板には、場面毎に合わせた森や湖等の自然の風景、馬が草原を走る映像等が映し出されたが、歌の場面ではほとんど動きの無い映像で音楽を邪魔することはない。 但しオーチャードホールの大きな反響板は四角い凹凸があるため、映像が綺麗に映らず中途半端感はあり。 合唱は歌う部分で立って譜面を持ち、特に演技など無し。歌手の方は、譜面を持たず、場面や歌詞に合わせた動きをしていたが、子供や小道具等は全く用いず。 歌手の衣装は、男性は燕尾服、女性はドレスでノルマは場面に合わせドレスの色を変えて登場。こちらも中途半端感あるものの、歌手の動きは物語をより解りやすくする効果あり。 この辺りはサントリーホールオペラの演出をしている菊池裕美子氏の功績でしょう。 歌手の皆さんは揃ってよく歌えており良かった。まずはタイトルロールの大村博美さんは2日続けての歌唱にもかかわらず、安定した歌声で、超高音も問題なく、細かな音符も含め大変丁寧に歌われている印象で、ブラヴァー。アダルジーザ役の富岡明子さんもメゾ・ソプラノにも関わらず、伸びのある高音で特にノルマとの二重唱は素晴らしかった。男性陣も皆さん安定した歌声で、この辺りは演奏会形式でより歌に集中できる環境が影響しているのではと思われた。 オーケストラの方は、同じ舞台にいることもあり、歌の部分では抑え気味に聞こえたが、管弦楽だけの部分では大音量となりダイナミックの大きな演奏。全体的にバランスが良く、指揮者の功績でしょう。 「ノルマ」は歌手の負担が大きな作品で日本での公演は滅多になく、今回の演奏会形式でも十分に音楽の素晴らしさを実感することが出来た。 機会があれば大隅さんで「清教徒」辺りを聞きたい。 End
2018.03.18
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鑑賞日:2018年3月10日(土)14:00開演入場料:¥5,832 (C席:4階2列) 【主催】新国立劇場新国立劇場 開場20周年記念2017/2018シーズンオペラ「ホフマン物語」ジャック・オッフェンバック作曲5幕(フランス語/字幕付)会場:新国立劇場オペラパレス指 揮 :セバスティアン・ルラン演出・美術・照明:フィリップ・アルロー衣 裳 :アンドレア・ウーマン振 付 :上田遙再演演出:澤田康子舞台監督:斉藤美穂合 唱 :新国立劇場合唱団管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団出演:ホフマン :ディミトリー・コルチャックニクラウス/ミューズ:レナ・ベルキナオランピア :安井陽子アントニア :砂川涼子ジュリエッタ:横山恵子リンドルフ/コッペリウス/ミラクル/ダペルトゥット:トマス・コニエチュニーアンドレ/コシュニーユ/フランツ/ピティキナッチョ:青地英幸ルーテル/クレスペル:大久保 光哉ヘルマン :安東玄人ナタナエル :所谷直生スパランツァーニ:晴 雅彦シュレーミル:森口賢ニアントニアの母の声/ステッラ:谷口睦美感想: 漸く寒さが緩み、春の訪れを感じる中、今年初めて初台へ出かけた。 開演前、舞台幕の前の椅子に白い上着と山高帽、ステッキが置かれている。序曲終わり、幕が上がると、ミューズがその衣装を羽織ってニクラウスに代わったことを印象づける。 1幕では、暗い舞台上に白の手袋だけが浮かび上がり、酒を酌み交わし、酒場の雰囲気を上手く表す。 2幕のオランピアは大きなスカートの仕掛けの中でくるくると回転、人形としての動きが面白い。コッペリウスは下半身に目玉を沢山付けて登場で目を売っていることが一目瞭然。 3幕は舞台上に長方形の大きな箱が置かれ、その蓋が上部へ上がり、クレスペルの屋敷となる。楽器が吊るされて置かれ、音楽一家であることが判る。 大掛かりな装置では無いものの、衣装含め細部までデザインされており、素晴らしいセンスある演出。 歌手はタイトルロールのコルチャック始め、皆さんよく通る歌声で素晴らしい。特にオランピア役の安井陽子とアントニア役の砂川涼子が各役にピッタリの歌声と演技で楽しむことが出来た。 残念ながら所用があり、3幕終了時点で後ろ髪を引かれる思いで退席。4幕の舟歌の演出、歌も良かったようで残念。 新国立劇場は既に2018-2019シーズンは大野和士氏が芸術監督に就任し、既にプログラムが公表されている。新制作の増加、日本人作曲家への委託、他劇場とのコラボレーション等の新しい方針が出されており、開幕のウィリアム・ケントリッジ演出の「魔笛」初め今から楽しみ。End
2018.03.10
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鑑賞日:2018年3月4日(日)14:00開演入場料:¥5,000 (E席:4階RA列)【主催】滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールびわ湖ホールプロデュースオペラワーグナー作曲 『ワルキューレ』<新制作>(ドイツ語上演・日本語字幕付)会場:びわ湖ホール 大ホール指 揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)演 出:ミヒャエル・ハンペ美術・衣裳:ヘニング・フォン・ギールケ照 明:齋藤茂男音 響:小野隆浩(びわ湖ホール)演出補:伊香修吾管弦楽:京都市交響楽団コンサートマスター:ハルトムート・シル出演:ジークムント :望月哲也フンディング :山下浩司ヴォータン :青山 貴ジークリンデ :田崎尚美ブリュンヒルデ:池田香織フリッカ :中島郁子ゲルヒルデ :基村昌代オルトリンデ :小川里美ワルトラウテ :澤村翔子シュヴェルトライテ:小林昌代ヘルムヴィーゲ:岩川亮子ジークルーネ :小野和歌子グリムゲルデ :森 季子ロスワイセ :平舘直子感想: びわ湖ホール主催の指輪四部作は、昨年「ラインの黄金」に続き、「ワルキューレ」の公演があるとのことで、マラソン当日のびわ湖ホールまで出かけた。 演出は読み替え等なくオーソドックスで、各場面毎に変わり解りやすい。第1幕のフンディングの館から一瞬で森の中に転換したのは鮮やか。第3幕1場のワルキューレは白天馬の映像を使い、2場の岩山では舞台前の紗幕と背景に炎の映像を写し、炎に包まれる場面を上手く表現していた。カーテンコールで「ブー」を出していたお客がいたが、意味不明。 前日は、ジークムント、ヴォータン、ブリュンヒルデが、外国人歌手だったが、本日は全員日本人と純国産。ワルキューレ達の中では若干のばらつきがあったものの、皆さんオーケストラの大音量の中でもホール4階席まで届く歌声だった。 特にジークリンデ役の田崎尚美は、素晴らしい声量で最後まで歌いきり、驚かされた。 重すぎず、急ぎすぎず、安定した演奏で、歌手とのバランスも良く、指揮者の功績でしょう。 来年のジークフリートも今から楽しみだ。End
2018.03.04
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