KUROうさぎの『コンサートを聴いて』
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鑑賞日:2019年12月01(日)14:00開演入場料:5,500円(S席 1階18列) 【主催】(財)藤沢市みらい創造財団藤沢市民オペラ2018-2020シーズンオペラ「湖上の美人」(演奏会形式)ロッシーニ作曲全2幕(イタリア語上演/日本語字幕付)会場:藤沢市民会館 大ホール指 揮:園田隆一郎管弦楽:藤沢市民交響楽団合 唱:藤沢市合唱連盟出演:エレナ :森谷真理マルコム :中島郁子ウベルト/ジャコモ5世:山本康寛ロドリーゴ:小堀勇介ダグラス :妻屋秀和アルビーナ:石田 滉セラーノ :渡辺 康ナビゲーター:朝岡 聡 感想: ロッシーニ「湖上の美人」が演奏会形式ながら日本初演とのことで、少し暖かい晴天の冬空の下、藤沢まで出かけた。 藤沢市民オペラは、1973年指揮者・故福永陽一郎のもと、プロのソリストと地元市民のアマチュア・オーケストラと合唱団でスタートした市民オペラの草分け。紆余曲折を経て、今も続いていることに地元市民の熱意を感じる。 今回演奏会形式のため、場面転換時に朝岡氏のナレーションで場面説明が入るのは、音楽に入りやすく助かる。2015年METライブビューイング鑑賞時の映像を思い出しながら聴くことが出来た。 METライブビューイング鑑賞時にも思ったが、本オペラは主要役4人に優れた歌手が揃わないと良さが出てこない作品で、ディドナート、フローレス、バルチェッローナ、オズボーンだったが、今回の4人も負けず劣らず、素晴らしい歌声。題名役は全体的に中音域が多くMETではメゾ・ソプラノのディドナートが歌っていたので、森谷真理にとってはお得意の超高音域がほとんど無かったものの、アジリタの一音一音丁寧に歌い、最後のアリア「胸の思いは満ち溢れ」は素晴らしい。マルコム役の中島郁子も、如何にも男性将校の勇ましい歌声。ウベルト/ジャコモ5世役の山本康寛も、度々出るハイCを見事に歌っていた。 それにも増してロドリーゴ役の小堀勇介は、低音から超高音域までシラクーザ張りのよく通る歌声で、長いアジリタも余裕で歌い圧巻、全体が1ランク上がったような印象。この歌声を聞けただけで入場料の元を取り、得をした気分に。 今回会場が1300人ホールであり、ベルカントオペラにはピッタリの大きさであったことも、良かったのでしょう。 管弦楽もほんの少し管楽器が外れた所もあったが、全体的にまとまっており、特にバイオリンは素晴らしい音色でアマチュアとは思えない出来。どんどん盛り上がり早くなるロッシーニクレッシェンドも良かった。 合唱団も違和感ある歌声はなく、よくまとまっていた。全体的にロッシーニの素晴らしい音楽を表現できており、指揮者の功績でしょう。 所属の劇団に関係なく、優秀な歌手を並べられるのは地域オペラの特権であり、来年の「ナブッコ」も楽しみ。End
2019.12.01
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