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鑑賞日:2021年4月30日(金)19:00開演入場料:6,000円(A席 I列)【主催】(財)水戸市芸術振興財団小曽根真 60th Birthday SoloOZONE 60CLASSIC×JAZZ会場:水戸芸術館コンサートホールATM曲目<第1部>・Gotta Be Happy・Need To Walk・モーツァルト:小さなジグ K.574 ト長調・Struttin'In Kitano・モシェコフスキ:20の小練習曲 第8番 Op.91-8 ロ短調・プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番「戦争ソナタ」より 第3楽章 Op.83<第2部>・ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調より第2楽章・The Puzzle・Listen・・・・O'berek・For Someone<アンコール>・Always Together感想 小曽根真の水戸でのコンサート、当初発売5/1公演は所要があり残念に思っていた所、早々にSOLD-OUTになり、4/30に公演が追加され、会館メンバーズの早期発売でチケット確保し、仕事を定時で切り上げ、水戸芸術館へ出掛けた。 水戸芸術館も入り口のカメラで体温測定し、アルコールで手を消毒。チケット半券を自ら切り取ってボックスへ。プログラム、チラシを受け取り、客席へ。プログラムは小曽根真のインタビュー記事のみで曲目等は無し。 客席は前後左右に空席を設ける千鳥格子配列。600人強の客席数なので、入場者数は半分以下の300人程度。 還暦記念CD録音は、今回のコンサート会場でホールのスタインウェイに加え、小曽根真所有のYAMAHAピアノを持ち込んで行われたとのこと。 開演時間となり、赤い燕尾服、黒のズボンで登場。客席に「今日は楽しんで行って下さい」とマイク無しで挨拶し、いきなり「Gotta Be Happy」演奏で一変に気分はJazzに。 今回のコンサート曲目も還暦記念CDから選曲され、副題「CLASSIC×JAZZ」にあるように、クラシックをアレンジした曲も演奏され、プロコフィエフ「戦争ソナタ」は迫力満点。 ほぼ2曲毎にマイクでMCが入り、CD録音のこと、コロナ渦での50日の演奏配信のことなど、更に演奏を楽しめる内容。 15分休憩中、Jazzでウイスキーを飲みたい気分だったが、ドリンクサービスはなく、持参した缶コーヒーを飲むだけで残念。 休憩後は、白っぽいシルバーの燕尾服で登場。ラベルのピアノコンチェルト第2楽章はクラシックとJazzの良いとこ取りで、これだけでも来た価値あり。東京都内で中止にならなくて良かった。 素晴らしい生演奏を聞くことは、けして不要不急でなく、生きて行く上での必要な行為でることを、改めて認識させられたコンサートだった。End
2021.04.30
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4/25から5/11まで東京都、大阪府、京都府、兵庫県対象に3度目の緊急事態宣言が発令コンサートは、中止又は無観客公演に。公立の新国立劇場、東京文化会館、東京芸術劇場等は休館、営業休止サントリーホール 無観客公演のみ(ほとんど中止、延期)オペラシティーホール 無観客公演のみ(ほとんど中止、延期)オーチャードホール 主催公演中止新国立劇場オペラ「ルチア」は4/25千秋楽公演が中止。東京春音楽祭は4/23に全公演終了しており、影響なし。ラ・フォル・ジュルネは、GW中に1日特別公演予定してたが「まん延防止」で中止とのアナウンスが先にあり影響なし。クラシック音楽、オペラ公演でクラスターの発生はこれまで無いが、一斉に中止とのことでGW中に鑑賞は不可能に。関係者にすれば、ホールキャンセル料は取られないにしても、当日ギャラは無論のこと、既に発生している事前宣伝費、プログラム印刷、リハーサル代は誰も保証してくれない。キャンセル料支援制度(上限2500万円)が出来たが、困難な付帯条件あり(延期・中止となった公演に関する内容のPR動画を制作し、海外向けに配信すること)、大手しか対応出来ない?益々コンサートは開けにくくなる。なお4都府県のみのため、その他の地域は対象外で、神奈川県のミューザ川崎、神奈川県民ホール、音楽堂は今の所予定通り。明日は水戸芸術館で小曽根真のコンサート鑑賞予定。End
2021.04.29
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鑑賞日:2021年4月4(日)14:00開演入場料:4,950円(D席 3階L3列)【主催】(財)新国立劇場2020/2021シーズンオペラ『夜鳴きうぐいす』 ストラヴィンスキー作曲 全3幕(ロシア語上演/日本語及び英語字幕付)オペラ『イオランタ』 チャイコフスキー作曲 全1幕(ロシア語上演/日本語及び英語字幕付)会場:新国立劇場オペラパレススタッフ指 揮 :アンドリー・ユルケヴィチ →高関 健演出・美術・衣裳:ヤニス・コッコスアーティスティック・コラボレーター: アンヌ・ブランカール照 明 :ヴィニチオ・ケリ映 像 :エリック・デュラント振 付 :ナタリー・ヴァン・パリス管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団合 唱 :新国立劇場合唱団出演<夜鳴きうぐいす>夜鳴きうぐいす:ハスミック・トロシャン → 三宅理恵料理人 :針生美智子漁 師 :伊藤達人中国の皇帝:ニカラズ・ラグヴィラーヴァ → 吉川健一侍 従 :ヴィタリ・ユシュマノフ僧 侶 :志村文彦死 神 :山下牧子三人の日本の使者たち:高橋正尚/濱松孝行/青地英幸<イオランタ>ル ネ :妻屋秀和ロベルト :ユーリ・ユルチュク →井上大聞ヴォデモン伯爵:ヴィクトル・アンティペンコ →内山信吾エブン=ハキア:ニカラズ・ラグヴィラーヴァ →ヴィタリ・ユシュマノフアルメリック :村上公太ベルトラン :大塚博章イオランタ :エカテリーナ・シウリーナ →大隅智佳子マルタ :山下牧子ブリギッタ :日比野幸ラウラ :富岡明子感想 これまで観たことのないロシアもののダブルビルでのプレミエ公演とのことで、桜が散り始めた中、初台まで出掛けた。 入場までは、これまで通りのカメラによる体温測定、来場者カード提出、手のアルコール消毒、チケット半券もぎり、チラシ、プログラムは、来場者自身でピックアップ。ドリンクサービスは無し、レストランは予約した上での利用となっていた。 緊急事態宣言解除後のチケット売出しのため、舞台前3列除いた全席発売と思われるが、客席は1階席左右、奥、2階席左右に結構空席があり、6~7割程度の入り。コロナ過とポピュラーでない作品のためでしょう。 オケピットは深く設置、ピアノ、ハープ2台、ティンパニは見えるものの、「夜鳴きうぐいす」で使われる多彩なパーカッションは見えない。どうやらコロナ過対策で舞台袖での遠隔での演奏だったらしい。 時間となり場内暗転、チューニング、指揮者登場で序曲が始まると紗幕となって、影絵風の大きな木の森が表れ、そのの木の枝が動くところまで表現されている。舞台奥には場面に合わせた映像が投影され、照明含め、正にアンデルセン原作のおとぎ話の世界に入り込んだ印象。これらの演出はすべて海外からのリモートで作り上げたとのことで、かなり大変だったと思われる。 「夜鳴きうぐいす」は幕を閉めることなく連続でストラビンスキーらしい、派手な音楽が次々演奏されたが、歌唱部分は単調で、盛り上がりを余り感じる間もなく50分で幕。 コロナ過で指揮者、歌手も来日できず大幅に変更。その中でもタイトルロール役の三宅理恵のコロラトゥーラが良かった。 40分の休憩を挟んで「イオランタ」の公演。 「イオランタ」は打って変わって、チャイコフスキーらしい叙情豊かな旋律満載の作品。 まずは父ルネ王が盲目の娘イオランタを心配し苦悩して歌うアリオーソを妻屋秀和がその心情を込めて高音から超低音まで歌い上げ素晴らしい。 なんと言ってもタイトルロールの大隅智佳子が圧巻! 目の見えない時の辿々しい動きの中に、侍女達と遊ぶ少女の心を歌い、ヴォデモン伯爵から光の世界を教えられた時の戸惑いから互いに惹かれ合う2重唱の素晴らしさ。そして最後に治療が成功し光の世界を知った歌はホール中を振るわせる高音の歌声に。 1幕もの約100分程の演奏だったが、十分に楽しむことが出来た。久しぶりに歌声の響きにに圧倒され、これだから劇場鑑賞はやめられない。 カーテンコールでは、大型TVモニターが登場し、海外にいる演出、照明、振付のスタッフがLiveで映され、笑顔で拍手されていた。 コロナ過で世界中の劇場が閉まっている大変な状況の中で新作オペラを上演できた新国立劇場関係者の努力に感謝を。 東京・春・音楽祭は、ラ・ボエームは中止となったものの、ムーティ、ショルテスの来日が叶い、「マクベス」「モツレク」が演奏されるとのことで、スタッフ皆さんの努力があってこそ。 きっとこの日本の実績が世界の音楽界に評価され、素晴らしい音楽家、歌手たちがより多く来日しくれることに期待。End
2021.04.04
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