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2024.10.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類

〇某日、乾いたカンカチの出し昆布を噛んでいて、
歯が砕け抜けてしまいましたが、

小倉百人一首でお馴染みの藤原定家も歯の治療を
受けていた事に親近感を覚えたのでした。


  <歯取りの老嫗を喚(ヨ)び、歯を取らしむ>

 建暦2(1212)年、51歳になると彼にも
老いの様相が出てきます。

元日の宴から退出した折、階段でよろめき刀を損
じた事が後鳥羽院にも伝わり哄笑を買ってしまっ
た事や、


1月21日には弱くなった足腰ながら有馬温泉ま
で湯治に出かけたものの効果なく、

2月に脚気、咳、きつい腹痛(膀胱結石?)など
惨憺たる日々が続いていたようです。


神経痛や腹痛に対し漢方薬「大黄」や「鹿の角」
などを服してみたり、身体の7ケ所に灸をすえた
り・・・。
そしていよいよ8月22日には上記の抜歯の記述
に至ります。

 当時は歯科医など居なく、歯取り専門の老婆が
居たらしく、

その手法は18年後の日記(寛喜2年4月4日)
から察するに、
<苧(カラムシ)を付け、少年嬰児の如くに引落し了
んぬ>

苧(イラクサ科の多年草つまり麻の一種)の頑
丈な皮で作った糸で歯を抜き取ったようです。

麻だから麻酔効果があったのかも知れませんし、
巻きつけて置き自然に抜けるのを待つ方法だっ
たのかも知れません。

(参考・ 堀田善衛著『 定家明月記私抄 』続編)





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Last updated  2024.10.08 08:17:47
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