しぐれ茶屋おりくの部屋

しぐれ茶屋おりくの部屋

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

しぐれ茶屋おりく

しぐれ茶屋おりく

Calendar

Comments

やすじ2004 @ Re:大念寺の阿弥陀さん(11/13) こんばんは お寺の歴史や由来に触れると…
やすじ2004 @ Re:吉田すばるの句(10/10) こんにちは!! 台風後の青空は特別ですね…
やすじ2004 @ Re:ヒ素が不老不死の妙薬?(09/15) ヒ素についての記事は興味深いですね か…
やすじ2004 @ Re:懐から小判ばらつかす封印切(09/04) お疲れ様です! 大雨警戒中でも、台風一過…
やすじ2004 @ Re:紫蘇ジュースクレオパトラに招かれてby星子(08/25) こんにちは!! 残暑の厳しさの中でも、朝…
2025.10.23
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

​〇童門冬二著『これは知っておきたい 日本の歴史 
名場面100』を繰っていると、

剛健な源氏武者の熊谷直実と、貴族化して軟弱に陥
った平家の若武者の劇的なシーンが記されていまし
た。

中学生時代父のお供で旧歌舞伎座の「一谷 ​嫩軍記​」
尾上松緑翁が演じた熊谷の名セリフ

緞帳の下りた舞台袖で「夢だ、夢だ」といった場
面を覚えています。

紅葉の名所、乙訓・粟生光明寺は熊谷直実によっ
て建てられました。

また明治維新前、会津藩の屯所、殉死者を祀る墓
地のある金戒光明寺も直実の建立寺、

世に知れわたる「直実鎧かけの松」の伝承地とも
なっています。

一谷合戦が源氏の圧勝となり、敗れた平家一門は
福原を捨て、海上へと難を逃れていました。

波打ち際で馬を走らせていた直実は、何とか手柄
を立てたいと内心思っていた所、

<鶴を縫った直垂に、萌黄ぼかしの鎧を着て、鍬
形打った冑の緒を締め、

黄金づくりの太刀を腰に差し、切斑(斑な鷹羽)
の矢を負って

重藤の弓を持ち、連銭葦毛に金覆輪の鞍に乗馬す
る若武者に出遭いました。>

こちら名乗ったのに相手は名乗らず、この首を見
せれば、見知る者がいる筈と言いました。

今となっては戦の形勢は変わることもないから、
見逃そうと迷っていると、

味方の軍勢が近づいて来るゆえ、止むを得ず、首
を取り、ずっと供養して遣ろう思いました。

腰に差した錦繍の袋には笛が入っていた。
少年の
祖父忠盛



この若武者かと心底から嘆いたのでした。   





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.10.23 10:03:39
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: