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キンタロスが講師の良太郎の強くなるための特訓が続く。その頃、侑斗は桜井に再度変身するよう迫られていた・・。コハナの管理の下、良太郎の特訓が続くのだがサッカーボールやハリセンを使ったコハナの突っ込みが楽しい。コハナになってもイマジン<<<<ハナの強さの構図は変わる事がないらしく正座させられるモモとウラの絵も微笑ましい。キンタロスの間の抜けた特訓はご愛嬌だが心のこもった台詞が胸を打つ(「必要ないやろ・・良太郎はメチャメチャ強いやないか・・俺が消えそうになったときお前の中にいれてくれたやろ・・そんなんできひん。俺もむりや・・大体強くなかったらあのモモの字たちが大人しくついて来んやろ・・強い思うけどな・・あかんのか・・」)。一方侑斗は未来の自分・桜井に戦うことを強要される。自分を他人が忘れてしまうのが代償の戦い・・それに何の意味があるのか?自問する侑斗だが良太郎のピンチに戦うことを決意する。消える運命とひきかえに侑斗の選んだものは何なんだろうか?ゼロノスの鬼神のような戦いぶりが印象的でモールイマジン(アックス、声は桐井大介。あとの二体がヤバイバの坂口候一、ディアッカ笹沼晃・・)の斧がぼろぼろと刃こぼれして壊れていくダイナミックな描写(「割れちゃうよ」「割ってるんだよ」)には侑斗の決意がこもった凄まじい迫力の戦いになっていた。3体の奇妙な漫才トリオモールイマジンはあと2体。時間は既に飛んでしまったのでこの1年前(のど自慢大会の勝敗今回のタイムリープ程しょうもない理由は・・イマまでありましたっけ・・こういうのは好きですが)での戦い・・はともかく・・・・。あと・・桜井の懐中時計。前回は8時半過ぎと記憶するが今回は7時13分。しかも戦いの最中とラストの夜のシーンでも同じ時間・・秒針は正常に動いていたので戻っているわけではなさそうなんだけれど・・意味はあるのか気になるところ・・。↑正座コンビ
2007.09.30
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http://www.youtube.com/watch?v=9j-WJTInBw8まず最初のこれはよくできた「仮面ライダー電王」のMAD作品。電王各キャラクターの性格を上手く掘り下げて美しい影絵アニメにしている逸品であハナの暴力ぶりはややソフトだが彼女の孤独を癒そうとするモモ・ウラ・キン・リュウタ・デネブ・ジークそれぞれの個性的な行動がおかしくて切ない。あとオーナーの旗倒しの再現ぶりがなかなか・・・ http://www.youtube.com/watch?v=_R8f6kWUHXgこちらは「仮面ライダー電王」のOPテーマ(しかもフルサイズ)にのせた「涼宮ハルヒ」という「時間もの」作品ふたつが出会ってしまった異色作。ハルヒを知っていればかなり面白いがラストのおなじみ「画面四方のダンスシーン」の再現だけでも観る価値があると思う。
2007.09.26
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「仮面ライダーSPIRITS」の13巻が発売になっている。現在の展開は仮面ライダーV3文字通りの「最後の戦い」、四国編の完結。前巻で斃れたドクトルG、カニレザーに続き残る三幹部の最期も見どころであろうが何といってもV3・26の秘密の最強最後の技である火柱キックの描写に尽きるだろう。リアルタイムで「26の秘密」に心躍らせたものならばみたかった幻の技を村枝賢一は思い入れ強くまさに最強の技として描出しておりまさに「仮面ライダーSPIRITS」と呼ぶべき名場面になっている。また腕のアタッチメントを残して(ここでの風見との友情の証というべきしっかりと握られた右腕が泣かせる)バダンの(というよりも大首領の)もとへ向かった結城丈二の真意は如何に?最も普通の人間に近い本作の影の主人公といってもよいライダーマンの今後の動向が気になるところだ。歴代のライダーに変身、進化するJUDOとZXの戦いが続いているがむしろアマゾンとストロンガーの動向が気になって仕方が無い、というのは前巻読了後と同じ感慨である。本巻のもうひとつの読みどころは巻末のTVマガジン編集、田中利雄氏と村枝氏の特別対談であろう。この対談中のキャラクター掲載権を巡る攻防が面白い。仮面ライダーXの小学館雑誌掲載事件、がそれで、それを逆手にとっていく田中氏の辣腕ぶりが興味深い。なるほど、これで講談社が掲載叶わなかったゲッターロボとロボコンが何故TVマガジンに載ることになったのかがよく分かった。当時ロボコンは小学館(とテレビランド)が掲載権を持っていたのだがこれが堂々表紙になったのはこの「仮面ライダーX」事件がヒントだったのだなあ・・。ロボコンとタイホウバッフアローの懸賞ページでの奇妙な共演をよく覚えている。
2007.09.25
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ピアニストの願いが叶うとき「時間」の真実があきらかになる。記憶がある限り時間は戻るが記憶のない時間は戻らない今回の一番の注目すべき点が電王における「時間」の構造の解明である。つまり過去での歴史改変(破壊や殺人)において失われたものは現在においてそれを記憶する人がいる限り失われることはない・・・瞬時消滅しても永遠に消滅することがない・・という構造であるらしい。「現在」(これはイマジンが飛んだ時点ということか)で誰の記憶にもない人間は消えてしまうのだが今回のピアニストのように憶えている誰かが思い出す可能性がある場合「時の電車」で旅をすることになる・・ということか。以前の回で電ライナーに乗っていた人たちもそうなんだろうか?この説明で基本的に時間を改変できない、過去で人を殺しても今現在人が消えることがないことが明らかになった。イマジンがやろうとしていること(過去の改変?この世界の消滅・・はできないよね)の目的がますますわからなくなったような気がする。意図的にこの世界の忘れられた人間を葬ろうとしているとか・・。それなら今現在でその人を消すだけでもいいような・・。平成ライダを観てきた過去の経験からすると「人が憶えているならばその人は消えることがない」、という甘い、ロマンチックな論理が勝ってその先がない、というのも十分に考えられる。なんとか「桜井さん」に動きのありそうな次回、その先に期待しよう。今回気になったのだけど桜井さんの懐中時計の時間には意味あるんでしょうか?だんだん進んでいるとか戻っているとか。チェックしてる人いるだろうか。あとコハナの「いかにもハナ」な部分が好調だ。「ちょっと、やりすぎ!」とか「なんで女の子限定なのよ」、などのツッコミもよいがからかうモモへの顔面パンチ、鳩尾パンチ(顔いじりがいい)と強い意志を秘めた眼差しがハナの骨頂といえるだろう。次回以降も期待したい。
2007.09.23
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「遊星より愛をこめて」や「狂鬼人間」、「ブラックジャック単行本未収録作品」「ノストラダムスの大預言」などを扱った前作に続く安藤健二の労作「封印作品の謎2」が加筆されて大和書房から文庫(だいわ文庫)として発売された。タイトルは「封印作品の闇」。だいわ文庫は実用関係書の多い文庫なので見過ごし勝ちで表紙もぱっと見ではそういう作品なのがわかりにくいのだが是非とも書店で探して読んで頂きたい。今回収録されているのは「キャンディ・キャンディ」「サンダーマスク」「ジャングル黒べえ」「オバケのQ太郎」の4作品である。メジャーな2作品(キャンディ・キャンディとオバQ)とマイナーな2作品の印象であるがリアルタイムで観た(読んだ)作品の価値は当時はどれも同じくらい好きな作品であった。勿論前者と後者はその時点でもタイトルの大きさには格段の差があり子供でもわかっていたのだけれど面白かったのは間違いない。新編集である文庫版の最大の読みどころは単行本刊行時には解けなかったなぜ「オバケのQ太郎」が「封印」されているのか、の謎の理由がはっきりと判明する点にある(!!)。それがなんであったかは実際に本書を手にして頂きたいのだが最後に添えられた文章を読んでいて胸に迫るものがあったことを記しておきたい。その他「キャンディ・キャンディ」ではひとつのボタンの掛け違いが「封印」へと発展していく様が、「サンダーマスク」では作品を取り巻く環境の変化とめぐり合わせが丹念な取材の中で興味深く綴られている。「キャンディ・キャンディ」では登場人物が戦場で撃墜されるエピソードの描き方を巡る原作者と漫画家(作画者)のすれ違いは漫画原作者と漫画家の今も続く相克の典型に思える。「ジャングル黒べえ」封印はある種の団体とソレに対する過剰な自主規制の産物なのだがこういう状況は早く打破していって欲しい。漫画もそうだが破天荒なドタバタ作品であるアニメ版をもう一回観てみたいのだ。あ、「新オバケのQ太郎」アニメ版もね、勿論。加えるならば本書でも触れてある通り原作の「新オバQ」は半端じゃなく面白い。今回、再読して気付いたこと。個人的なことになるが私(大阪)は「ウルトラマンエース」の後半や「ウルトラマンタロウ」を本放送当時ほとんど観ていなかった。これは何故なんだろうと考えていたのだがそれは金曜7時からの「ジャングル黒べえ」を観ていたからだと本書の記述で気付いた。「旧「ドラえもん」(日曜夜7時)もそうだが実は当時の私(小学1~3年生位)はウルトラやマジンガーZよりも藤子不二雄の方を選択していた・・のである。・・・ 怪獣好きじゃないじゃん ・・。あと岩佐陽一の「70年代カルト図鑑」(単行本のほう)からの写真の引用で珍しい魔獣ゲンシロンのスチールが掲載されていること。カルト図鑑は昔読んだはずなのだがこれは忘れてました・・。という点も含めて興味のある方は是非一読を乞う。
2007.09.17
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侑斗、桜井の記憶が多くの人から消える・・。ハナが子供に戻り新しい路線が生まれつつあった・・。ハナとコハナ・・「コハナちゃん、かわいいお名前ね」、あるいは「ちっちゃーい!」「うそでしょ・・・」「ごめん、ちょっと来てくれないかな、変なことになっちゃって」運の悪い、チンピラに絡まれやすいという良太郎の半ば忘れられつつある設定をつかってハナ→コハナの転生をうまく伝わるように描いた流れが秀逸だ。何よりもハナがチンピラの鳩尾にパンチをぶち込む描写がこの少女がハナ以外のなにものでもないことを物語っている(生卵はどこから出したか気になったが)。さすが「拳で語る男前な女」・・・だなあ。「良太郎逃げるよ!」「大丈夫?ケガない?」にみる不器用な中にみせる気遣いと心優しさ「(差し出されたミルクに)ちょっと!子供じやないんだから!」コハナという良太郎の安易なネーミングに睨みながら腕を抓る、にみる気の強さなどのハナ(=白鳥百合子)らしい言葉遣い、行動を丁寧にトレースしていて好感がもてる。コハナを演じているは1999年生まれで8歳の松元環季。ハナの気の強さと不器用さを上手く演じているので(睨むときの「眼力」がいい)しばらくはコハナの活躍を楽しみにしよう。↓松元環季、「カッパのクウ・・」が観たくなってきたぞhttp://www.theatre.co.jp/talent/pickup/matsumototamaki.html クラーケンイマジンとカウボーイハットハリーやトロンペの人、そしてデカマスターな稲田徹が声を演じたイカのイマジン。「かなり強いイカ」といえばイカデビルを想起するがテンガロンハット(でいいのかな)を直すような細かい描写が嬉しい彼はその点でむしろ555のバットオルフェノク(ガンマン風怪人、二挺拳銃でしたっけ)に近いか。カウボーイハットを怪人の動物デザインの中に取り込む、というのは面白い。そういう怪人他にいましたっけ?テンガロンハットに拘らないならライオン丸のジェンマ(そのままの名前だな)とかネズガンダーもいたけれど・・。当初からの予定とはずれたのかもしれないが追い詰められた侑斗とハナ、こちらに伸びつつある新しい路線・・という線路の使い方はビジュアル的にも展開的にも面白いかもしれない・・。今後の展開に期待してみよう。オオハナ(抓られそうだ)の復活もあわせて。
2007.09.16
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http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2007/09/12/20070912010001951.html突然ですがそういうことらしいです。映像制作会社ティー・ワイ・オーという会社は知らなかったのですがアニメ製作会社やCF製作会社の複合体みたいなものらしいですね。グループ企業のなかにはビオランテを製作したビルドアップや佐藤順一監督のハルフィルムメーカーの名前もみえます。↓ティー・ワイ・オーhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC円谷プロは近年も多くの作品を作ってきたわけですが内情は大変だった・・ということでしょうか。この「身売り」が今後の作品製作にどう関ってくるのか気になるところです。「ウルトラセブンX」、「ウルトラ兄弟の映画」が控えているわけでこれがプラスの方向に働いてくれるのを祈るばかりです。
2007.09.12
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『サンダーマスク』の魅力は登場人物の「ボケ」にある。『サンダーマスク』のほとんどの登場人物はひたすらボケまくる。しかしながらツッコミする人間がいない。なので観る方がツッコミを入れていかないと収拾がつかなくなっていく。そういう意味ではボケとツッコミの概念が一般にも広く理解された今でこそ『サンダーマスク』は観る価値があるのだ。今回紹介するのは第6話『東京砂漠だハカイダー』。脚本は上原正三、監督は田中進。タイトルからしてツッコミたい・・まるで内山田洋とクールファイブが歌いだしそうなムード歌謡を連想させる・・・しかもハカイダーって・・。(ただし『人造人間キカイダー』※注)の37話でハカイダーが初登場したのは73年3月24日。サンダーマスクの最終回の3日前。本話から5ヶ月先の話である・・念のため。)※注)考えて観るとキカイダーもハカイダーもビジンダーもワルダーも・・・魔獣ハカイダーのネーミングセンスと何らかわる所ないんだよね。魔王デカンダの命令でサンダーマスク抹殺と東京の砂漠化を使命として地球へむかった魔獣ハカイダー。原色怪獣怪人大百科(第2巻)によると出身地は鳥取砂丘なんだけども・・。手足頭を隠し卵状の金属の塊として地球に到着する。早速宇宙考古学研究所と科学パトロール隊が現場に急行する。何故このメンバーなのか・・はいってもしょうがない。ガイガーカウンターみたいな機械で金属塊を調べる命光一。地球上の物質ではない事を看破し爆破を進言する。この際、科学パトロール隊の藤隊長は光一のやりとり。「地球上の物質じゃない」「どうすりゃいいんだ」「爆破するしかないでしょう」「爆破か!」この会話、科学パトロールが専門分野の宇宙考古学研究所に意見を求めて従っているようにみえるが実は以降にも頻出するとおりこの藤隊長は基本的に主体性がなく人の意見にいいなりである。で変なところに依怙地で次回では状況を悪化させるのだがそれはまた別の話。ダイナマイトで爆破される金属塊。しかし金属塊は巨大化しハカイダーとなる・・・。・・・ってこの一連の金属塊偽装の流れ、良く考えると偽装の必要すらない。とっとと暴れたらよろしい。光一、ずっと手にしていた(置けばいいのに)機械を藤隊長に押し付けるように渡しちょっと前にすすんで変身・・・砂嵐の中とはいえ正体ばれそうなんだけど・・ハカイダーと対峙する。ハカイダーの第一形態はフットボール状の鉄塊の股間に顔があり脚だけが生えている姿。実は亀のように上部の頭と両手を隠しており油断したサンダーマスクの頭と脚両方に噛み付く。この噛まれているサンダーマスクの唸り声が痛くて痛くて堪らないという感じ。この件り噛み付かれ押されただけで倒されたようにみえて情けない。 サンダーマスクのいなくなった東京をハカイダーは蹂躙。噴出す砂とバリバリビルを食うことでで街は一夜にして砂漠と化していた。「やつはビルが好物なんだ」「冗談じゃない東京には何万というビルがあるんだ!」・・・・ビルが好物というのも微妙な表現だけどコンクリや鉄を食べて砂にするという所からすると妙に説得力のある会話だ。重傷を負った光一は病院に運ばれるが医師は「クスリが効かないので責任を負いかねる」と匙を投げる。サンダー星人にはクスリが効かないらしいのだがこの台詞、第一話で矢野警部が警護を放棄して責任を負いかねると言う件を思い出させる・・・上原正三は警察や医師の無責任ぶりを弾劾したかった・・・んだと思う・・どうだろ・・。光一は高瀬姉弟に頼んでタイムカプセルで傷を癒す事を選択する。「大分時間がかかりそうだ・・」という台詞がまた1万年位眠りそうで不安を掻きたてる。姉弟が宇宙考古学研究所に戻るとスクリーンにデカンダが映し出されてハカイダーの餌にちょうどいいからサンダーマスクの死体を差し出せ、さもないと東京を砂漠にする、と脅迫する。デカンダはこの後差し出された死体のはずのサンダーマスクが生き返ってたいそう驚く姿も描かれるのだが・・デカンダがいる限り地球征服が上手くいくとはとても思えないなあ。 「サンダーマスクでも敗れた相手だ。どうやってやっつけるんだ・・」相変わらず何も考えてない藤警部。研究所員であるお調子者の六本が考えた「ハカイダーに風船をつけて海にとばして爆破してしまう・・という作戦(といってよいのか悩む)」にとすぐさま賛同。「ひょっとするとうまくいくぞ」「旧日本軍は昔アメリカに風船爆弾をとばしたことがあるんだ」大分違う気がするのだけれど・・・。あっという間にハカイダーに5個ほどの大型気球をくくりつけるという作戦が実行されるのだった・・・ああ。おとなしく気球を括りつけられるハカイダーもハカイダーだが。空にプカプカ浮いた(ハカイダーの体重は前掲書によると6万1千トンで他の魔獣に比べて頭抜けて重いのだが・・)のも束の間大方の予想を裏切らずジェット推進で戻ってくるハカイダーなのだった。翌朝。サンダーマスクは死体のふりをしてデカンダを油断させ変身。ハカイダーと組み合うもその怪力に苦戦する。その戦いの最中藤隊長がひとこと「駄目だ、勝ち目がない・・」何てあきらめがいいというか役に立たないんだ、パトロール隊。せめて努力の跡をみせてほしいぞ。サンダーマスクも懸命に戦っているのに。苦闘の末等身大になったサンダーマスクはハカイダーの口に飛び込み体内で二段変身することで強敵を葬る。体内での巨大化で内側から弾けるハカイダーと出現するサンダーマスクという図が中々カッコいい描写になっている。発砲スチロールが舞ってる?それがいいんだって。最後に藤警部が光一に今までどこに行っていたのか尋ねるシーンがある。この騒ぎの最中、なおかつ死にかけていた人間が信州の山奥の温泉にいっていたという光一の答えもどうかと思うが「のんきだなー」で済ます警部も・・どっちもどっちだな・・。特撮ヒーロー作品において防衛組織は役に立たないものと相場が決まっているがせめて武器の強化とそれ以上にしっかりした人材の確保が急務ではないかと考えさせられる。やっぱり「パトロール」じゃ怪獣を相手には出来ないなあ・・・。次回「地球の油を吸いつくせ」では依怙地になった藤警部が大暴れ。ニトログリセリンで魔獣を吹き飛ばす「恐怖の報酬」ばりのサスペンスが展開・・しない・・・こいつはスゲエぜ。
2007.09.10
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侑斗は遂に「回数券」を使い果たす。記憶を取り戻しかけた愛理だけでなく皆の記憶から侑斗が消えた・・。実は切実で過酷な条件下にあった侑斗の変身の代償、だった訳だけどその仕組みはどういうものだったのだろうか?変身するためのカードを使いきると皆がその人間の存在を忘れる=消えるという仕組みはかなり難しい理屈・・いや・・ひとこと「時の列車の掟」で済む可能性が大・・かもしれない。侑斗がどういう理由から時の電車を所有し変身方法を手に入れたのかにも関ってきそう。次回「タイムトラブラー・コハナ」(モトネタはひょっとして「ガバリン2タイムトラぶラー」?)から劇場版の「コタロウ」からヒントを得たと思しい「コハナ」が登場する。白鳥百合子が欠場の中、窮余の一策、だが面白い展開だと思う。沢田由香=満島ひかり再登場らしいので何とか持ち直してくれることを期待しよう。
2007.09.09
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「ふしぎなメルモ」は手塚治虫が性教育を目的としたアニメの企画から生まれた作品である。手塚はこの時期「やけっぱちのマリア」とか「アポロの歌」などの同テーマの作品を上梓しているが知名度ではアニメ化されたこの作品が一番だろう。性教育を目的とした手塚作品はその意に反してPTAに有害な作品として問題にされたのだが「ふしぎなメルモ」が実際エロティックなのは間違いない。そのものずばりな裸が云々もあるのだろうけれど大人になったメルモがグラマーでスラリとした脚をもつ大人に変身しながら子供の際と同じ衣装をきてチンチクリンな姿(パンツ丸見え)はフェティッシュなエロティシズムが色濃く感じられる。故に手塚作品としては代表作とはいえないのだが「ふしぎなメルモ」は子供たちの心に強い印象を残し高い知名度を誇る作品である。ママを事故でなくしたメルモ姉弟。天国にいったママは間違いで死んでしまったことを盾に神様に子供たちを大人にして欲しいと頼む。そこで作り出されたのが「ふしぎなメルモ」の特異な小道具「不思議なキャンディー」である。このキャンディー、アニメではEDアニメにあるとおり火の鳥が生む卵から作られているらしい。青を飲むと10歳年をとり赤を飲むと逆に10歳若くなる、このキャンディーを使ってのメルモの「子供たちだけで日常を生きる」冒険が始まるのだった。このキャンディー、魔法のためか初期には幾らつかっても減らない。メルモはこのキャンディーを濫用していろんな事をするのだが中には卵子にまで遡り人間どころか魚になったりする荒業も披露していた・・。さてメルモのアニメ版の最終回。今回放送されたのは98年に作られた音楽・アフレコを一新したリニューアル版である。キャストはメルモ:武藤礼子→川村万梨阿トトオ:松島みのり→松本さちママ:北浜晴子→石井直子ワレガラス:北村弘一→西村智博に変更されている。メルモを演じた武藤礼子はこの前に「ムーミン」のノンノンなどを演じているが子供の役よりも「ど根性ガエル」などの大人の女性やの印象が強い。また主題歌も歌手が一新されておりリメイクでもなくここまで旧作に拘ってリニューアル処理を行った作品というのは非常に珍しいのではないだろうか。最終回のストーリーを紹介しておこう。ふしぎなキャンディーが増えなくなり赤と青が1個ずつになってしまう。メルモはキャンディーを使ってしまう事は母親と本当に別れてしまう事だと考え以後それれを使うことは無かった・・。15年の時が流れ・・・メルモは女の子を出産する。さらに1年の時が流れる。1歳になった娘がキャンディーの入った箱を開けて飲んでしまう、大きくなる娘は10歳・・どころかさらにに大きくなりメルモのママになるのだった・・・それは神様にママが頼んだ1分間だけの奇跡だった・・。私はキャンディーはなくなるのまでは憶えていたのだがいきなり15年後になる展開は憶えておらずメルモの母が第1話で願ったとおりその時点でメルモたち姉弟がキャンディーを使って大人になると記憶していた。しかしながらこの「母親になったメルモとママとの別れ」こそが親から子へ受け継がれていく生の意味を描いているという点で納得のいく結末といってよいと思う。ただひとつ言わせていただければメルモが母親になっても相変わらず子供の頃の「あの衣装」なのはある種特殊なコスプレにみえてエロティツクに見えてしょうがないのだが・・・。↓全話解説つき動画ページhttp://douga.nifty.com/cs/pack/title/42800019/1.htm
2007.09.07
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嘘をつくのが性である女教師・ひとみの嘘が周囲の人間を混乱させる倉島圭のギャグ漫画「24のひとみ」が秋山莉奈主演でドラマ化される・・と聞いたら倉島ファンの9割は嘘なのか本当なのか結構迷うにちがいないが「本当」らしい。↓http://www.tbs.co.jp/program/24hitomi.htmlしかも放送形態が月ー水深夜3時台に「1分30秒劇場」としていつはじまるか判らないゲリラ放送・・ってどうなんでしょうか?「メグミックス」が下ネタに特化したキレのいい漫才、「24のひとみ」は嘘の連続で何がなんだかわからなくなるシュールな漫才と特殊な才能を発揮している倉島作品の映像化だけに出来がきになるところだけれど・・・。
2007.09.06
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「新世紀エヴァンゲリオン」が1997年「Air/まごころを君に」で完結してから10年まさかこのようなかたちで新作に出会うことが出来ようとは・・そしてそれにここまで興奮させられようとは思わなかった・・正直な感想である。今なぜエヴァなのか・・・そんな疑問が愚かしく思えるような作品、それが「エヴァンゲリヲン新劇場版・序」である。今回の新劇場版を観る前に前作の1-6話を観返したのだが確かに面白いのだが画が意外にも古く感じられるのとキャラクターの描写に若干統一感がないのを感じていた。画のことをいうならば実際TV版6話のラストなどは2年後の劇場版DEATHで別物にかきかえられていたりするのは周知のことだと思う。また後者ではミサトが第一話で車のローンが・・というようなシーンやミサトに醒めた態度をとるシンジの一連の件(第4話相当部分)が違和感があるなとかを感じた。劇場版のクライマックスにあたるヤシマ作戦は画もそうだが意外にあっさりしていると感じたのもそうだ・・。面白いのは間違いないのだがこれが圧倒的な面白さに感じられない・・そんな軽いフラストレーションを抱えたまま劇場版を観た。新劇場版は前半部分(1~3話)においてはオリジナルとそう違いがあるわけではない。時制を通常の時間の流れにしてテンポよく繋いでいる事と幾つかの新らしいシーンが加わっているのが違いだが大筋ではあまり大きな違いはない。ただ作画は同じシーン同じ構図でも12年前よりも高いレベルで作りなおされ統一感にとれたものになっている。(ここで思い出されるのが「新訳機動戦士Zガンダム」3部作だが・・あれはやはり・・どうなんだろうね・・)ただもしあらかじめ旧作を観直していないとしたらエヴァンゲリオンというイメージが膨らんでいることも手伝って大きな差異はかんじないかもしれない。だがその差は歴然としている。新劇場版の4話にあたる部分は完全に別ものになっている。「雨、逃げ出した後」の印象的な駅のシーンもなくなり展開は大幅に異なる。以後のヤシマ作戦及び第6使徒の描写はらゆる意味において前作とは全く別ものである。以下の部分は劇場映画のクライマックスと呼ぶにふさわしい重厚で緻密な描写の連続である。圧倒的な・・・という言葉はまさにこの一連のシーンのためにあるといってよいかもしれない。今ひとつ付け加えるならば本作はシンジとミサトの物語という点が前作以上に色濃く出ている。新たに付け加えられたあるシーンでのミサトと碇司令のやり取りが殊更印象的であるがこの辺りをみていると今回のエヴァンゲリヲンが前回にやれなかった事をやれるのかもしれないと思える。迷える主人公シンジは今回それでも逃げずに前に進んでいく。その行く道がぬか喜びと自己嫌悪の連続であったとしても・・・進んでほしいと心から切に願うばかりだ。あと長いエンディングテーマ(長いテロップがこの「圧倒的」を支えているんだろうね)のあとまで必ず見届けていただきたい。実はここが・・。やめておこう。今回の映画、アニメにあるいはエヴァンゲリオンに興味がある方ならば旧作のエヴァを未見の方も何回も見返したという方にも是非とも観ていただきたい。あとこの新劇場版を既存作品よりも先に観たという人の意見が是非聞いてみたい。一言文句をいわせてもらえば・・2日目にパンフレットが売り切れなのはどうかと思うぞ・・。
2007.09.02
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愛理が保証人になって1000万円の負債を抱える・・・って「仮面ライダー」のあらすじなんでしょうか?今回はイマジンが2種登場する珍しい展開となった。ラビットイマジンは以前登場したトータスイマジンの色違いバージョン(白)。ということは同じ「ウサギとカメ」を連想したらああなるわけでスーツの再利用もありって事ですね。予算の都合かもしれないけれど特撮番組の楽しみのひとつにスーツの改造による再利用、怪人再登場があるわけで今回のこれはちょっと嬉しかった点。メインのアントホッパーイマジンはトータスイマジンと同じく二人で一体、今回は得物以外は同じ姿ながらアリとキリギリス(キリギリスは「みつばちマーヤ」のフィリップなみに跳ねてます、どっこい!)さながらに動きが違うのが面白い。しかも何気に強いですな。アントホッパーイマジンの声は鳥海浩輔&関智一。キリギリスをハイテンションに演じている関智一サンはご存知の通りの特撮好き。去年出た「関智一の勝手に祝うライダー35周年」・・・この全ライダーコスプレ、好きだなあ・・こういうの。私事ですがWF2007では関さんの初の萌えフィギュア(?)なクィーンホークを購入した際、無理矢理捕まえられて(?)サインをして頂きました。ありがとうございました関さん。と思いっきり(意図的に)脱線しましたが・・・シリアスな2つの問題の顛末が全て次回預かりになっているのでそれはまた次回に・・・・。今回最大のポイント・・・それはハナが出ていないこれに尽きてしまう・・終わりっ!※追記白鳥百合子は週刊文春9/6号のグラビア「原色美女図鑑」にまで登場しています。ここまで露出の多かったライダーヒロインは今までいなかったのではなかろうかと。白鳥嬢の前途に幸多からんことを・・と心から思うばかりです。
2007.09.02
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日本映画専門チャンネルで「夏休み!手塚治虫アニメシアター」として放映されていた5本の作品が夏休みの終わりに合わせていっせいに終了した。「海のトリトン」「どろろと百鬼丸」「鉄腕アトム(新)」「ふしぎなメルモ」「ワンサくん」の5本である。手塚作品というよりも「機動戦士ガンダム」の(というより「無敵超人ザンボット3」の)富野喜幸監督作品の色が濃い「海のトリトン」の悪と正義が逆転する最終回、途中で終わってしまった「どろろ」を完結させた「どろろと百鬼丸」の最終回は恥ずかしながら今回初めて観た。「海のトリトン」については言い尽くされた感があるので「どろろと百鬼丸」について触れておこう。主人公の百鬼丸は生まれる前に父・醍醐景光の野望のため48の魔神に身体の大半を奪われるが医師寿海に拾われ不足した48の部位を義手・義足などで補い一種のサイボーグとして育てられることになる。どろろは百鬼丸の刀を狙う孤児の泥棒だがふしぎな縁で結ばれた二人は一緒に旅することになる。妖怪を倒すと身体の一部を取り戻せるという魅力的で面白い設定をもつ本作であるが原作では戦いの旅の途中でどろろと百鬼丸が別れるかたちで終了する。アニメシリーズは「どろろ」および改題した「どろろと百鬼丸」の全26話からなる。前半の「どろろ」では数回に渡るエピソードが多くまた当然ながら26話では48の妖怪を倒すのには足りない。それではどうなったかというと・・・。アニメ最終話「最後の妖怪」では一揆を控えた村で百鬼丸がどろろと別れる。1年間の間どろろは残った妖怪(合体妖怪の鵺など数十体と思われる)を倒し、どろろは一揆に加勢する。百姓たちは新たに領主となった醍醐景光により捕らえられ殺されてゆく。47匹目の妖怪を倒し村に戻った百鬼丸は荒れ果てた村を目の当たりのして父である醍醐景光のもとへ向かう。景光は仕官したいといって現れた百鬼丸にどろろを殺せと命ずるのだった。母縫の方が百鬼丸を庇って斬り殺されると錯乱した景光は魔神に救いを求めるが魔神たちは嘲笑うばかりであった。醍醐景光も既に48匹目の妖怪だったのである・・・。冷酷な父親、深い愛情を持つ母親。そして百鬼丸の言う「俺の父親は育ててくれた寿海だけだ」という台詞に血のつながりではない親子の情愛の有り方が描出されている。原作では描かれなかったがまさにこうでなくてはならなかった最終回だといえるだろう。柴崎コウ主演(いきなりネタバレか)で実写映画になったのは記憶に新しいがもうひとつの完璧版というべき作品が2004年に発売されたPS2のアクションゲーム「どろろ」である。私は所持しながら最初しかやっていないが(という事が非常に多いのです)このゲームでは48の妖怪が全て登場し48の部位が戻ってゆく描写がある。最初の妖怪一角を倒すと声帯、二番目のぬらりひょんを倒すと左目といった具合で目が戻ると景色がカラーになる。キャラクターデザインに「無限の住人」の沙村広明、妖怪のデザインが平成ガメラの前田真宏、キャストもアニメと比較しても遜色ない※非常に豪華なこのゲーム今更ながらやってみたい気がする・・。(※百鬼丸・・杉田智和、どろろ・・大谷育江、景光に大塚明夫、寿海に小林清志。その他草尾毅、関智一、立木文彦、青野武、柴田秀勝、鶴ひろみ、小野大輔・・・・凄いなあ。)↓PS2版発掘レビュー、「どろろ」公式、攻略ページ攻略ページでは登場する妖怪のリストもありhttp://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050118/doro.htmhttp://dororo.sega.jp/http://homepage3.nifty.com/shinjuku/aeris/dororo/あともう一点付け加えておくならば主題歌の「どろろの歌」。私の好きな藤田淑子(ジェリーというかマライヒというかキテレツというか泪姉さんというか・・)さん18歳の頃の歌で奇妙な擬態語(ホゲタラピン!)が続くアニメソング史上でも風変わりな曲。一転してこれ以上ない位カッコいい曲に転調するところがまた素晴らしい。↓アニメ「どろろ」OP。右の関連動画で最終回も観られますね。http://jp.youtube.com/watch?v=SHO6P1ll-A4は私のカラオケのオハコなのですが入っていないところも多いので悔しい思いをすることが多いです。
2007.09.01
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