私訳・源氏物語

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July 30, 2006
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 お患いなされて、藤壺の宮がお里下がりなさいました。
 ところが、思い当たるふしがおありなので、宮は気が気ではありません。
 三ヶ月になりますと、もうはっきりと傍目にも分かるようになります。

 そうこうするうち、宮は無事に男皇子をお生みになり、源氏のお子とはご存じない帝はたいそうなお喜びようで、源氏の君を後見として若宮を春宮に、また藤壺の宮を中宮にお立たせになるのでした。

 けれども中宮は、帝や世間を欺いておいででもあり、「わが身はさるものにて、春宮の御ために かならず よからぬこと出で来なん」と、執拗に逢瀬をお求めになる男君から逃れ給うため、ご祈祷をおさせになり、なんとか思いとどまらせようと手を尽くしておいでなのです。





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最終更新日  March 9, 2017 07:11:36 PM
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